2023. 02. 04  
池に一面に広がった赤っぽい葉、フトヒルムシロのようです。
フトヒルムシロ(果実)

フトヒルムシロは葉の縁が波打つことが多いがこれはそうでもない、ヒルムシロは葉がもう少し細長いようです、最終的には沈水葉の葉柄を確認する必要がありますが。
フトヒルムシロ(果実)

問題はこの緑の葉、シロツメクサだと思うけどこんな水の中で生えることはない、シロツメクサが生えている場所に水が流れ込んだとしたらフトヒルムシロが生えることもないだろうし、葉柄がちぎれているのもあるからどこかから流れてきたのかな、その割にはいきいきしてますが。
フトヒルムシロ(果実)

これは花ではなく果実、水中に太い果柄が見えています、さすがに果実が水中ではまずいか。
フトヒルムシロ(果実)

色の悪いとうもろこし、昆虫が食べるには大きいだろうし鳥が食べるのかな、それとも水に流れるだけか。
フトヒルムシロ(果実)

色の悪いのをあげてみました。
フトヒルムシロ(果実)

前のが未熟な状態、こちらが熟しているんでしょうか。
フトヒルムシロ(果実)

種子なのかな、果実なのかな、大きさは3,4mm、特に模様もない。
フトヒルムシロ(果実)

ヒルムシロ科ヒルムシロ属

(4月23日撮影)
2022. 03. 30  
細い山道に咲いていたシハイスミレ、人があまり通らないとは言えど真ん中に咲いていて大丈夫か。
シハイスミレ

この山道ではシハイスミレを点々と見かけましたが他のスミレは見当たらず、まだ時期が早いのかあまり伸びていません。
シハイスミレ

距も赤っぽい、長からず太からず標準的でしょうか。
シハイスミレ

柱頭は扁平でやや突起があるようだ、側弁は無毛。
シハイスミレ

葉はやや艶がある、艶の程度も様々。
シハイスミレ

葉の裏は赤紫、これはやや薄いかな、総合的判断でシハイスミレ。
シハイスミレ

スミレ科スミレ属

(3月20日撮影)
2022. 03. 29  
南向きの堤斜面に咲いていたカンサイタンポポ、岡山ではよく見かけます、側に生えている細長い葉のロゼットはオオアレチノギクでしょうか。
カンサイタンポポ

上から見てもセイヨウかどうかはわかりません、ただセイヨウタンポポの方が舌状花が多く華やかに見えるのが多いような気がします。ここはセイヨウタンポポは全く見かけませんでした。
カンサイタンポポ

総苞はほっそりで外片は内片の1/2以下です、先端に角状突起は殆ど見られません。
カンサイタンポポ

こちらの総苞はやや太めですが他の特徴は前のと一致。
カンサイタンポポ

花粉にまみれた2裂した柱頭、長すぎるのでヨレヨレしています。
カンサイタンポポ

根本に蕾を幾つも用意しています。
カンサイタンポポ

まだ花茎が殆ど伸びていない蕾、何日くらいで咲いてくるんでしょうか。
カンサイタンポポ

これは花後、花茎は一度倒れますが果実をつける頃はまた伸びてきて花より高くなります、なので花茎はまだ枯れずしっかりしています。
カンサイタンポポ

キク科タンポポ属

(3月20日撮影)
2022. 03. 28  
これは正真正銘古墳の上に咲いていたコバノミツバツツジ、遠くの山並みを見ると結構高い場所なのが分かるかと思います、標高180m程の場所。
コバノミツバツツジ

岡山県では割と多くよく見かけます、この古墳の上でも何本か生えていたが花が咲いていたのはこれだけでした。花と葉が同時に展開するそうですがこれは葉は出ていなかった。
コバノミツバツツジ

5枚の花弁の上唇に斑紋があります、ミツバツツジはないそうです。
コバノミツバツツジ

雄しべは10本、長短5本づつあります、雌しべは更に長い。
コバノミツバツツジ

柱頭は赤くなっているが膨らんではいない、短い雄しべの花糸は長い方に比べて細い。長い方の葯は内側、短いのは外側を向いている、相手にする昆虫が違うんでしょうか。
コバノミツバツツジ

葯の先端に穴が開いて花粉が出ているのが分かります、まるでおたまじゃくしの目玉のよう。
コバノミツバツツジ

ツツジ科ツツジ属

(3月20日撮影)
2022. 03. 27  
古墳遠征で岡山に行ってきたのでその時序でに撮った花を幾つかアップ。
山の上の古墳に生えていたヤマザクラ、奥が古墳で手前が元の地形、カットして古墳を造っています。
ヤマザクラ

高さは10m以上、古墳を撮りたかったけどヤマザクラが邪魔をしている(^^;)
ヤマザクラ

この枝は割と花を咲かせていますがまだ全く咲いていない枝もありました。
ヤマザクラ

花と一緒に葉が出てきます、赤っぽい葉、花序に2-5個の花を咲かせますがこれは2個ばかりのようです。
ヤマザクラ

淡赤色の花ということですが白に近い、もっと多く咲くと赤っぽく見えてきます。
ヤマザクラ

雄しべと雌しべは同じくらいの長さ、花糸は白で花柱は緑色。
ヤマザクラ

これは花糸がピンク色、花の終わりの頃ということでもなさそう、柱頭は3裂か。
ヤマザクラ

萼片や花柄は無毛、花柄は割と長く太い。
ヤマザクラ

バラ科サクラ属

(3月20日撮影)
2021. 04. 27  
湿原周辺にたくさん咲いていたコバノミツバツツジ
コバノミツバツツジ

秋吉台では意外と少なく花期も短いので撮ってみました。
コバノミツバツツジ

これも春早く咲く、樹木のスプリングエフェメラル
コバノミツバツツジ

花弁の斑紋は殆ど目立ちません。
コバノミツバツツジ

雄しべは10本、はっきり長短2組に別れています、短い方が花糸も細い。ミツバツツジは雄しべが5本。
コバノミツバツツジ

子房には毛が生えている、花柱の色は花糸よりやや濃いようだ。
コバノミツバツツジ

名前のとおり葉は枝先に3輪生する、花と同時か後から展開してくる、これはだいぶ開いてほうでした。
コバノミツバツツジ

水面の反射の煌めきをバックに撮影
コバノミツバツツジ

いい雰囲気でした。
コバノミツバツツジ

ツツジ科ツツジ属

(4月19日撮影)
2021. 04. 27  
沢山の花をつけていたナガバモミジイチゴ、秋吉台でも普通に見られますがこんなに大きく沢山の花をつけているのはあまりないので撮ってみました。
ナガバモミジイチゴ

ランプをぶら下げたような姿が好み
ナガバモミジイチゴ

青空バック、白い花が映えています。
ナガバモミジイチゴ

普通花弁は5枚ですがこれは4枚
ナガバモミジイチゴ

これも4枚、他の写真を見ても4枚のが幾つかありました、気が付かなかったな。
ナガバモミジイチゴ

彫りの深い若葉、茎や葉柄に棘が多い。
ナガバモミジイチゴ

バラ科キイチゴ属

(4月19日撮影)
2021. 04. 26  
鯉が窪湿原の中で唯一咲いていたリュウキンカ、湿原の花は全般に遅いですがここまで咲いていないとは思わなかった。
リュウキンカ

一番手前に咲いていたのを望遠で撮ってもこの程度。
リュウキンカ

木橋の下に咲いているのがあってこれなら手が届く、水が溜まっているのでカメラを落とさないように慎重に撮影。
リュウキンカ

朝日が当たっていたのでまさしく黄金のように輝いていました。
リュウキンカ

花自体はキツネノボタンに似ている、と言ったら身も蓋もないですが。
リュウキンカ

円心系の葉、長い葉柄を持つ。
リュウキンカ

キンポウゲ科リュウキンカ属

(4月19日撮影)
2021. 04. 26  
林縁の斜面に咲いていたショウジョウバカマ、野草は殆ど咲いてなかったけど巡回コースの最後で見かけました、逆周りで行ってたら最初に見かけただろうけど。
ショウジョウバカマ

ここは浅い谷状地形で湿っぽく多く咲いていました。
ショウジョウバカマ

茎の先端に総状に花をつける、花の向きが片側に偏っている。
ショウジョウバカマ

白っぽい花が多かったけどこれは淡紫色
ショウジョウバカマ

これは赤褐色
ショウジョウバカマ

光に透かしてみました。
ショウジョウバカマ

花が密集しているので個々の花が撮りにくい、花被片6枚、雄しべは6本、雌しべ1本、花柱は太さに変化がなくまるで棍棒。
ショウジョウバカマ

柱頭が3裂しているのがわかります、それに対応して子房も3室
ショウジョウバカマ

雌性先熟、前の写真だと花粉が出てないがこれは花粉が出始めているので移行期。
ショウジョウバカマ

シュロソウ科ショウジョウバカマ属

(4月19日撮影)
プロフィール

平家蟹

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  • 花盗人の花日記
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    ホームページ秋吉台の花々を開設しました。
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