2023. 11. 30  
花も終わったので撮りためた果実・芽生え等々冬ネタ様になってきます。
取り敢えずはダルマギクと同じ海岸で見かけたハマナタマメの果実。
ハマナタマメ

果実は2個セットのことが多かった。
ハマナタマメ

これで長さ4cm程、結構固いけど海流散布ならこれくらいの丈夫さが必要か。
ハマナタマメ

開いてみました、種子が4個入っていたけど開く際1個落ちてしまった。
ハマナタマメ

これは虫の卵かと思ったけど幼虫の糞かもしれない。
ハマナタマメ

種子の大きさは1cm程度。
ハマナタマメ

胎座に付いていた跡、へそと読んだほうが分かりやすいか、がま口あるいは口だけのお化け(笑)
ハマナタマメ

中に幼虫がいました、まだ動いていました。
ハマナタマメ

マメ科ナタマメ属

海岸に流れ着いていたヤシの実、多分ココヤシ
ココヤシ

これで大きさ20cmくらい、海岸で見るのは3度目か4度目か。
ココヤシ

外皮はもうボロボロ、でも条件のいい場所で植えたら芽生えるんだろうな、こんなものを持って帰るわけにもいかず、できればモダマの果実を見てみたい。
ココヤシ

ヤシ科ココヤシ属

(11月22日撮影)
2023. 11. 29  
海岸を通る道路脇に生えていたこれ、ヒロハスズメノトウガラシのようです、田んぼ以外で見たのは初めてかな、この日はスマホだけで撮るつもりだったけどこれを撮るにはスマホでは難しく結局全てデジカメで撮りました。
ヒロハスズメノトウガラシ

あんまり花が潰れてないけどやはりヒロハスズメノトウガラシのようです、秋吉台で見るのは白っぽいのが多いけどこれはだいぶ赤みが強い。
ヒロハスズメノトウガラシ

これはヒロハらしくだいぶ潰れている。
ヒロハスズメノトウガラシ

こういう時に限って上下長短2組の雄しべがよく見えている、柱頭も見えているかな。
ヒロハスズメノトウガラシ

葉の様子からもエダウチじゃなくヒロハのようです、この後自然公園に行きましたが花は見つからず、これで今シーズンの花は終わりかな。
ヒロハスズメノトウガラシ

アゼナ科スズメノトウガラシ属

(11月22日撮影)
2023. 11. 29  
潮を被るような岩場に咲いているホソバワダン、ここだけじゃなくこの辺りの海岸でよく見かけます、これだけなら近所の海岸で十分なんですけどね。
ホソバワダン

垂直の崖の遥か上の方にも咲いています。
ホソバワダン

岩の割れ目に生えていることが多い、これは崖ではないけど写真で見ると崖かそうでないかの違いがわかりにくい。
ホソバワダン

舌状花だけの花、蟻がたくさん来ていた。
ホソバワダン

そんなに多くの蜜を出しているとも思えないんですけどね、蜜を体内に貯めて巣に持ち帰るのかな。
ホソバワダン

これは頭花の数が多く帯化しているのかもしれない。
ホソバワダン

花自体は特に変わらず、全身黄色、葯筒まで黄色。
ホソバワダン

青空バックならぬ海をバックに。
ホソバワダン

花も海の方に向いていることが多い。
ホソバワダン

キク科アゼトウナ属

(11月22日撮影)
2023. 11. 28  
この日の一番の目的イワレンゲ、でも全然見当たらず、以前生えていた崖面は崩落したような跡があってそのせいかもしれないけどそれにしてもロゼットくらい多少は残っているだろうと思ったけど全く見当たらず、最後に来たのが2016年か、随分来てなかったんだ。復路でやっと一株見つけました、廻りも探してみたが全く見当たらず、周りのロゼットは多分ダルマギク。
イワレンゲ

もう子房が赤くなっていた果実期。
イワレンゲ

こういう状態のはまだ見てなかったからこれはこれで良かったんですが。
イワレンゲ

一番上の花で約から花粉が出ていてギリギリ花が開いている状態。
イワレンゲ

赤く色づいた子房、これはこれで綺麗でした。
イワレンゲ

子房の先端にまだ短い花柱が残っている。
イワレンゲ

根生葉の様子、左側のは前年の根生葉でしょうか、一稔性の野草で開花すると枯れるそうです、腋芽や走出枝を出して増えるそうですがこれはどうなるか。
イワレンゲ

ベンケイソウ科イワレンゲ属

(11月22日撮影)
2023. 11. 28  
海岸に咲くツワブキ、あまりいい状態のがなかった。
ツワブキ

蕊を撮るには問題ないかなと思って撮ってみました、蟻が来ている、花の少ない時期の貴重な食料源。
ツワブキ

太い総苞、虫さんが何を撮ってるのかなとこちらを見ている。
ツワブキ

日当たりのいい場所ではきれいに咲いているのがあった。
ツワブキ

こちらは内陸部の自然公園、海岸よりはきれいに咲いていたけどそれでも例年に比べて少ないかな。
ツワブキ

大きな花だと半日陰くらいの方が白飛びせずに撮りやすい。
ツワブキ

5角形の筒状から伸びた葯筒、舌状花の雌しべもあるようですが短そう。
ツワブキ

キク科ツワブキ属

(11月22日撮影)
2023. 11. 27  
陽気に誘われて郊外の海岸&自然公園に行ってきました、野草シーズンの終わり頃とは言え例年より花は少ないような。
海岸の岩場に咲くダルマギク、ここは海面から3,4m上の高さ、左上に打ち寄せる波が見えています。
ダルマギク

海をバックに撮影、意外と花と海両方を収めるのは難しい。
ダルマギク

これは海の様子はいいんだけど花がいまいち。
ダルマギク

晩秋だけどまるで春を思わせるような、四日前は強風が吹き荒れ海岸から離れた場所でも潮風が吹き込んでいました、ここも当然潮風を被っていたでしょうね。
ダルマギク

左下のは筒状花が全開、でも中央部がまだ開いてない状態のほうが野菊らしさを感じる。
ダルマギク

結局やることは同じ蕊ドアップ、右側で舌状花の雌しべが花弁化している。
ダルマギク

葉には毛が密生、柔らかそうなイメージがあります。
ダルマギク

腺毛も混じっていて触ると少しべとつきます、これも潮風対策でしょうか。
ダルマギク

これが一眼綺麗に咲いていたけど木陰で斑に日が当たっていて撮りにくかった。
ダルマギク

全体に白っぽい花が多かった。
ダルマギク

これはだいぶ青みが強い。
ダルマギク

ほぼ垂直の岩野替えの上の方にも咲いています。
ダルマギク

これは最近崩落した跡でしょうか露出面があまり風化していない、イワレンゲを探しに来たのですが崖が崩落したのか殆ど見当たらず(明日アップ)
ダルマギク

最後は青空バック、この日は1日中雲ひとつない天気でした。
ダルマギク

おまけ、イワレンゲを探してつい遠くまで来てしまった、行き着いた場所から来た方向を振り返って撮影、画面中央やや上白く見えている建物辺りが出発点です、あそこからここが見えていたのか、実際は無理だろうけど。右側遠くに霞んだ山塊がR山かな、だとすると中央遥か遠くの山塊がO山か、今度登ってこの辺りが見えるかどうか確かめてみよう。
海岸

キク科シオン属

(11月22日撮影)
2023. 09. 07  
海岸に大群生しているママコノシリヌグイ
ママコノシリヌグイ

生えているのはこんな場所、潮風が吹き付けるし波もかかるだろうに丈夫なものです。
ママコノシリヌグイ

これもマクロレンズ装着して撮影、この大きさだとピントが合わせにくい、露出時間はさすがに長く1/5000秒、それでも高速シャッターなんですけどね。
ママコノシリヌグイ

棘も撮ってみました、なんだか処理系が過剰に処理している感じがしないでもない。
ママコノシリヌグイ

タデ科イヌタデ属

(8月28日撮影)
2023. 08. 26  
海岸に生えていたアメリカタカサブロウ、田んぼだけじゃなくこんな場所でも生えることが出来るとは。
アメリカタカサブロウ

生えていたのはこんな場所、右は建物、左が堤防、その先は海です、ここではハマナデシコがまだ咲いていたがハマゼリタイトゴメハマボッスはすっかり終わっていた。
アメリカタカサブロウ

これは舌状花がよれよれだが筒状花がきれいに撮れていた。
アメリカタカサブロウ

こちらが普通の状態の舌状花。
アメリカタカサブロウ

総苞片がやや細いし頭花も小さかったのでアメリカタカサブロウでしょうね、花柄に生えている毛は上向きのようです。
アメリカタカサブロウ

果実がすっかり散った後の総苞もまるで別の花、花床から生えている毛はへその緒のようなものでしょうか。
アメリカタカサブロウ

キク科タカサブロウ属

(8月19日撮影)
2023. 07. 23  
海岸まで降りてみましたがここでも花は少なくハマナデシコもまだ多くなくハマヒルガオ、ハマゼリはまだでした、そんな中で撮ってみたヒメヒオウギズイセン、もう海岸から野山までいたる所で見られます。
ヒメヒオウギズイセン

朱赤色の花ですがこれは赤みがかなり強かった。
ヒメヒオウギズイセン

花被片基部は黄色くなり更に赤い斑紋がある、蜜標なんでしょうが意外と複雑。
ヒメヒオウギズイセン

これも当然蕊狙い、花は横や下向きですが大きく開くので撮りやすい、雄しべは3本、花柱は3裂、更に先端が2裂。
ヒメヒオウギズイセン

さすがに柱頭にピントを合わすのは難しい、微突起が生えているのがわかる。
ヒメヒオウギズイセン

当然青空バック、左上に果実が見えていますが結実率は悪く種子はあまりできないそうです、ここはどうだろう。
ヒメヒオウギズイセン

更にもう1枚、夏にしては珍しい抜けるような青空でした。
ヒメヒオウギズイセン

近くの海岸の崖にも生えていました、これが希少種なら無理してでも降りていくんだけど本種ではね、風景の一角として撮影。
ヒメヒオウギズイセン

アヤメ科ヒオウギズイセン属

(7月16日撮影)
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平家蟹

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