2023. 03. 17  
ウマノアシガタ(白矢印)を撮っていて周りにシロバナタンポポも多く咲いていましたがその中に混じって変わり物が咲いていたのに気が付きました(青矢印)、しかしウマノアシガタも記録的に遅かった、この日も咲いていたのはこれ一つだけ。
黄白タンポポ

あまりきれいに咲いていませんが勝手命名の黄白タンポポだ、同じく勝手命名の2色タンポポとも。16年ぶり、以前見たのは2007年3月、全く同じ場所なのでひょっとして継続的に咲いていたのか、ここはちょくちょく来ているけど花が開いている時に来ないと出会えなさそう。
黄白タンポポ

白い舌状花は普通にシロバナタンポポですが
黄白タンポポ

半分は黄色い舌状花です、シロバナタンポポは中央部の舌状花は黄色ですが周辺部は白色です。
黄白タンポポ

横から見てもやはり外側の舌状花が半分黄色半分白色です。
黄白タンポポ
(3月8日撮影)

2日後もう一度行ってみました、同じ株ですが黄色い舌状花が広がってきていました、白い方は変わらず。
黄白タンポポ

1枚の舌状花が黄白に分かれています、先端の突起が5つあるから2つの舌状花が合着したのではなく1枚が染め分けられているようです。
黄白タンポポ

横から見ても黄白半々
黄白タンポポ

改めてシロバナタンポポを見てみました、中央部が黄色い舌状花と思っていましたがそれ程たいしたことなく白い舌状花も多い、むしろ花糸や花粉が黄色で中央部が黄色く見えていたような。
シロバナタンポポ

キク科タンポポ属
2022. 08. 31  
コバノセンダングサを撮っていて変わった花に気が付きました、5つくらいの頭花が横に合わさって並んでいます、左下のは正常のようにみえるけどやはり2つ並んでいるようだ。
コバノセンダングサ(帯化)

こちらも4,5個の頭花が連なっています。
コバノセンダングサ(帯化)

茎を見ると平べったくやはり帯化しているようです、退化した野草は何度か見ていますが花自体が連なっているのは初めて見ました。
コバノセンダングサ(帯化)

横から見ると平べったくまさしく帯
コバノセンダングサ(帯化)

下の方はさすがに帯にはなっていませんが異常に太い、普通のと比べて4,5倍はありそうです。
コバノセンダングサ(帯化)

ここにまとまって生えていましたがどれも大なり小なり帯化していました、遺伝するのか来年観察して見なくては。
コバノセンダングサ(帯化)

キク科センダングサ属

(8月25日撮影)
2022. 08. 28  
山道を歩いていてちょっと変わったキキョウを見つけました、普通花冠が5裂しますがこれは4裂です。
キキョウ(4裂)

当然柱頭も4裂、雄しべも4本、少し異常なのか下側の柱頭が短い。
キキョウ(4裂)

これも4裂、この山道沿いに幾つも見かけました。
キキョウ(4裂)

蕾も多分4裂、この株全体が4裂の花なのかもしれない。
キキョウ(4裂)

これは2つとも4裂、当然株全体もそうでしょうね。この頃から雲が切れ太陽が顔を出し始めた、滑る山道、草は雨に濡れズボンはビッショリ、蒸し暑さも増してもう大変。
キキョウ(4裂)

キキョウ科キキョウ属

(8月13日撮影)
2022. 05. 31  
違和感を感じて撮ってみたヘビイチゴ
ヘビイチゴ

普通5弁の花が4弁です、花弁隙間から見えている萼片が四角く見える。
ヘビイチゴ

横から見ると4弁とは分からない。
ヘビイチゴ

もう一つありました。
ヘビイチゴ

後は通常と同じ撮り方
ヘビイチゴ

副萼片は萼片より小さい、萼片に毛が生えているが副萼片はあまり生えていない。
ヘビイチゴ

もう一つありました、完全に白飛び
ヘビイチゴ

正常のとのツーショット、ここのは全体に花が小さく7,8mmくらいしかありませんでした。
ヘビイチゴ

バラ科キジムシロ属

(5月18日撮影)
2022. 05. 16  
ちょっと変わった感じのヤマブキがあったので撮ってみました。
ヤマブキ(多弁)

花弁は本来5弁ですがこれは7弁あります、雄しべが花弁化したヤエヤマブキがありますがこれはそれ程でもなく。花弁の数が変化するのはよくありますがヤマブキではあまり見たことがありません。
ヤマブキ(多弁)

花糸が僅かに残っているが初めからこんなだったのか落ちたのか、緑色の子房が見えています。
ヤマブキ(多弁)

萼片も当然7枚。
ヤマブキ(多弁)

近くにも同様のがありました。
ヤマブキ(多弁)

これも花弁は7枚、雄しべは残っている。
ヤマブキ(多弁)

これも7枚、雌しべは見えているかな。
ヤマブキ(多弁)

開く途中の花、まるで薔薇、これも5枚じゃなく多そう。
ヤマブキ(多弁)

花弁が落ちて萼片と花糸が残っている、萼片は6枚だからこれも多弁だったようです。
ヤマブキ(多弁)

これが正常なヤマブキ
ヤマブキ

花弁は水平に開く。
ヤマブキ

バラ科ヤマブキ属

(4月25日撮影)
2021. 10. 10  
ちょっと変わった感じだったので撮ってみたススキ、これは穂が赤っぽいムラサキススキのようです。
ススキ(異型)

花穂が随分クネクネしています。
ススキ(異型)

まるでパーマをかけたよう
ススキ(異型)

よく見ると蕊が全く見当たりません。
ススキ(異型)

黒っぽいのが隠れているように見えるがこれが雌しべなのかな。
ススキ(異型)

同じ株立のもう一つも同様でした。
ススキ(異型)

クネクネしすぎ、でも赤っぽい色が綺麗だった。
ススキ(異型)

花穂の基部に一つだけ小穂がポツンとあった、雌しべが隠れているかな。
ススキ(異<br>型)

同じ株立の中の他のはみな普通に蕊が出ていました、でもよく見ると蕊が出てなくて他より太いのが1本あるような。
ススキ

雄しべの葯がぶら下がっている。
ススキ

ブラシ状の雌しべ、普通は出てくるのですがこれはあまり出ていない。
ススキ

イネ科ススキ属

(9月26日撮影)
2021. 09. 20  
流石にこれは驚いたピンク色のツユクサ、前の淡青色のとは別の場所です。
ツユクサ(ピンク色)

花弁の形が少しおかしいですが紛れもなくピンク色、青系の花を咲かせるキランソウやムラサキサギゴケでもピンク色のモモイロキランソウモモイロサギゴケがあるので青系統の花だと起こりうるのでしょうか。
ツユクサ(ピンク色)

色以外は変わりなし、長い2本の雄しべ、3本の仮雄しべ、中間に中間タイプの雄しべ。
ツユクサ(ピンク色)

長い雄しべの間に雌しべも見えています。
ツユクサ(ピンク色)

もう一つ咲いています、右の花弁は正常だけど左のはちょっと変形。
ツユクサ(ピンク色)

1本の御しべが嫌にまっすぐ、さて来年も咲いてくれるでしょうか。
ツユクサ(ピンク色)

ツユクサ科ツユクサ属

(9月12日撮影)
2021. 09. 20  
普通のツユクサに混じって淡青色のツユクサが咲いていました、以前にもこの辺りで見たことがあります、この辺りは重金属に耐性のあるヘビノネゴザが多く生えているので土壌に重金属が含まれているせいなのでしょうか。
ツユクサ(淡青色)

淡青色の花弁、青い筋模様が綺麗です。
ツユクサ(淡青色)

色以外は変わりなし。
ツユクサ(淡青色)

今年はまだツユクサを撮ってなかったのでこれでドアップ、長い2本の雄しべ、短い3本の仮雄しべ、その間に中間タイプ、花粉を出している葯、装飾用の葯、花糸も中間と何から何まで中間、長い雌しべも見えています。
ツユクサ(淡青色)

一つの苞から2つの花、下のは普通に丸いかべんだが上のは四角い形。
ツユクサ(淡青色)

下の花は長い雌しべだが上のは短い雌しべが見えている、雌しべがないのもあり3タイプあるんでしょうか。
ツユクサ(淡青色)

普通のツユクサとのツーショット。
ツユクサ(淡青色)

もう1枚、どちらも淡青色の方が花弁が小さい。
ツユクサ(淡青色)

ツユクサ科ツユクサ属

(9月12日撮影)
2021. 06. 02  
センダンは5弁花ですが8弁のがありました。
センダン(多弁)

これは7弁
センダン(多弁)

これは9弁
センダン(多弁)

こちらも9弁
センダン(多弁)

筒状の花糸も太いように感じます。
センダン(多弁)

センダン科センダン属

(5月23日撮影)
2020. 11. 09  
2週間前殆ど咲いてなかったコースをもう一度歩いてみたら昨年並みにたくさん咲いていました、どこに隠れていたのやら。
そうなると探すのは多弁の花、まずは4弁(多弁じゃないけれど)、これはもう普通に見ることが出来ます。これは一株の中に少なくとも5つの4弁花が見られます。
センブリ

5弁に見慣れると4弁はちと寂しい。
センブリ

4弁程ではないですが6弁も割と見られます。
センブリ

6弁だと雄しべも6本、蜜線の数は12個でリング感がより強く出ます。
センブリ

6弁が対で咲いていた。
センブリ

こちらも対、今年は6弁まで、7弁以上は見つからず。
センブリ

6弁のセンブリと4弁のムラサキセンブリ、異型同士のツーショット。
センブリ
リンドウ科センブリ属

おまけ、タカサゴソウが咲いていた、さすがにこれはびっくり、春の花なんですけどね、秋に見たのは初めて。
タカサゴソウ
キク科ニガナ属

(11月1日撮影)
プロフィール

平家蟹

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  • 花盗人の花日記
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