2022.
11.
17
晩秋から咲き始めるサツマイナモリ、10月下旬に蕾を見ていたのでもう咲いているだろうと思いましたがさすがにまだ少なかった。

真っ白な花、花冠には腺毛が密生。

花筒内部に蕊が見当たりません、正面から撮ってないから花筒奥まで見えてませんが普通はまず雄しべか雌しべが見えています。

別の花、形は悪いですが赤く見えているのが雌しべの柱頭で2裂しています、長花柱花と短花柱花がありこれは長花柱花なので雄しべは奥にあり短い。

これは横から見ても柱頭が見えています。

花冠が真っ白なので淡赤色でもなんとかわかります、しかし真っ先に撮ったのが変な花だったとは。今シーズンはこれで野草は終了かな、近所散策くらいはするでしょうが。

アカネ科サツマイナモリ属
(11月12日撮影)

真っ白な花、花冠には腺毛が密生。

花筒内部に蕊が見当たりません、正面から撮ってないから花筒奥まで見えてませんが普通はまず雄しべか雌しべが見えています。

別の花、形は悪いですが赤く見えているのが雌しべの柱頭で2裂しています、長花柱花と短花柱花がありこれは長花柱花なので雄しべは奥にあり短い。

これは横から見ても柱頭が見えています。

花冠が真っ白なので淡赤色でもなんとかわかります、しかし真っ先に撮ったのが変な花だったとは。今シーズンはこれで野草は終了かな、近所散策くらいはするでしょうが。

アカネ科サツマイナモリ属
(11月12日撮影)
2022.
11.
17
多分野生だろうビワ、少なくとも植栽ではない、中国原産だそうだが諸説あり早い話がよくわかってないんでしょうね。

晩秋から初冬にかけて花を咲かせる、葉が大きいので花序があまり目立たないような。

5枚の花弁、バラ科なので蕊は多数、と言っても極めて多いと言うほどでもなく20本程度か。

内側に曲がっている雄しべはかれから広がっていくんでしょうか。

萼片に褐色の綿毛が密生する、これがあるので花序がますます地味になっている。

花序全体が褐色になっていますが一つだけ咲き残っています、残り物に福がある、かな。

雄しべが開いて奥の柱頭が見えていました、私には福があった(笑)、柱頭は6裂しているようです。

冬場に咲く貴重な花なのでいろんな昆虫が来ていました、葉にはハエ、飛んでいるのはアブの仲間。

バラ科ビワ属
(11月10日撮影)

晩秋から初冬にかけて花を咲かせる、葉が大きいので花序があまり目立たないような。

5枚の花弁、バラ科なので蕊は多数、と言っても極めて多いと言うほどでもなく20本程度か。

内側に曲がっている雄しべはかれから広がっていくんでしょうか。

萼片に褐色の綿毛が密生する、これがあるので花序がますます地味になっている。

花序全体が褐色になっていますが一つだけ咲き残っています、残り物に福がある、かな。

雄しべが開いて奥の柱頭が見えていました、私には福があった(笑)、柱頭は6裂しているようです。

冬場に咲く貴重な花なのでいろんな昆虫が来ていました、葉にはハエ、飛んでいるのはアブの仲間。

バラ科ビワ属
(11月10日撮影)
2022.
11.
16
疎林の林床に咲いていたキッコウハグマ

日陰に咲くことが多いですがここは疎林で木漏れ日が当たっていていい雰囲気でした。

3つで1つの花、各小花は花弁が5枚、蕊は一つ、手前の2つは葯筒から柱頭が出始めていますが奥のはまだ出ていません。

柱頭が突き出てぱっくり開いています、柱頭が僅かに色づいていますが多分花粉の色

葯筒下部に雄しべの花糸が見えています、キク科の花糸が見られることは少ない。

小花が一つだけ咲いているのがありました、3姉妹で協力しないと目立たないぞ。

こちらは別の場所、7年前大群生していたんですがだんだん減ってきています。

それでも他の場所と比べればまだ群生していると言える。

これはまだ柱頭が出ていない雄性期

葯筒から花粉が押し出されています、オレンジ色なんですね、下のはまるでチューブから押し出されたもみじおろし、そんな物あるのかなと思って検索してみたら実際にあった。

まだ開放花の果実はありませんでしたが閉鎖花の果実がありました、それ程多くはなかった。

キク科モミジハグマ属
(11月10日撮影)

日陰に咲くことが多いですがここは疎林で木漏れ日が当たっていていい雰囲気でした。

3つで1つの花、各小花は花弁が5枚、蕊は一つ、手前の2つは葯筒から柱頭が出始めていますが奥のはまだ出ていません。

柱頭が突き出てぱっくり開いています、柱頭が僅かに色づいていますが多分花粉の色

葯筒下部に雄しべの花糸が見えています、キク科の花糸が見られることは少ない。

小花が一つだけ咲いているのがありました、3姉妹で協力しないと目立たないぞ。

こちらは別の場所、7年前大群生していたんですがだんだん減ってきています。

それでも他の場所と比べればまだ群生していると言える。

これはまだ柱頭が出ていない雄性期

葯筒から花粉が押し出されています、オレンジ色なんですね、下のはまるでチューブから押し出されたもみじおろし、そんな物あるのかなと思って検索してみたら実際にあった。

まだ開放花の果実はありませんでしたが閉鎖花の果実がありました、それ程多くはなかった。

キク科モミジハグマ属
(11月10日撮影)
2022.
11.
16
いつもの場所のキチジョウソウ、枯れ草が被さっているのでやばいかなと思いましたが左の方に葉が見えています。

無事花が咲いていました、上まで咲き上がっているのでもうだいぶ前に咲いていたようです。

上の方の花は雄しべだけの雄花

中間辺りでも雌しべは見当たらない、これも雄花かな。

一番下辺り、左の花で花糸より太い花柱と柱頭が見えているので両性花のようです、でも普通は花柱はもっと色が濃いんですが。

枯れ草を取り除いてみるとそこでも花が咲いていました、ここはたいてい他の野草に隠れるように咲くことが多いからこれが普通か。

一番下辺りでも雌しべが見当たらない、雄花なのかな、ここともう一ヶ所でも12月に見に行ったことがありますが果実はまだ見たことがありません。

キジカクシ科キチジョウソウ属
(11月10日撮影)

無事花が咲いていました、上まで咲き上がっているのでもうだいぶ前に咲いていたようです。

上の方の花は雄しべだけの雄花

中間辺りでも雌しべは見当たらない、これも雄花かな。

一番下辺り、左の花で花糸より太い花柱と柱頭が見えているので両性花のようです、でも普通は花柱はもっと色が濃いんですが。

枯れ草を取り除いてみるとそこでも花が咲いていました、ここはたいてい他の野草に隠れるように咲くことが多いからこれが普通か。

一番下辺りでも雌しべが見当たらない、雄花なのかな、ここともう一ヶ所でも12月に見に行ったことがありますが果実はまだ見たことがありません。

キジカクシ科キチジョウソウ属
(11月10日撮影)
2022.
11.
08
多くの果実をならせていたムラサキシキブ

赤紫色の果実が青空に映えています、蜘蛛があったけど。植物の世界で紫色の花や果実は多くありますが純粋に紫色というのはあまりないと思う。

果実のつき方がいいのでコムラサキかなと思いましたが果序が葉腋から出ているのでムラサキシキブでした。

一緒になっている緑色のはスイカズラの果実、熟すと黒くなります、2個セットでなることが多い。

シソ科ムラサキシキブ属
(10月22日撮影)

赤紫色の果実が青空に映えています、蜘蛛があったけど。植物の世界で紫色の花や果実は多くありますが純粋に紫色というのはあまりないと思う。

果実のつき方がいいのでコムラサキかなと思いましたが果序が葉腋から出ているのでムラサキシキブでした。

一緒になっている緑色のはスイカズラの果実、熟すと黒くなります、2個セットでなることが多い。

シソ科ムラサキシキブ属
(10月22日撮影)
2022.
11.
08
たくさんの果実をつけていたマルバノホロシ、まだ緑色のが多い、ここで見てきた中では今までで一番多かったかな。

一つの果序の中に赤黄緑と信号状態(笑)、熟し方が揃わないのも野性の証明。

まん丸真っ赤に熟した果実、中の種子が透けて見えます、ナス科の種子はあまり面白くないのでパス。

ヒヨドリジョウゴとは果柄基部の形が違います、こちらは窄まっていますがヒヨドリジョウゴは末広がりになっています。

ナス科ナス属
(10月19日撮影)

一つの果序の中に赤黄緑と信号状態(笑)、熟し方が揃わないのも野性の証明。

まん丸真っ赤に熟した果実、中の種子が透けて見えます、ナス科の種子はあまり面白くないのでパス。

ヒヨドリジョウゴとは果柄基部の形が違います、こちらは窄まっていますがヒヨドリジョウゴは末広がりになっています。

ナス科ナス属
(10月19日撮影)
2022.
11.
08
森内に生えていたこれ、ウドだなと思いましたが今までは専ら林道や林縁で見ていたからこんな薄暗い場所でも生えるのかと思いました。

花序は当然多くつけたでしょうが果実が生っているのはこれだけでした。

黒く熟していますがまだ花柱の跡が残っています、大きさ3mm程。

中に種子が5個入っていました、殆ど種子で占められています。

ウコギ科タラノキ属
(10月19日撮影)

花序は当然多くつけたでしょうが果実が生っているのはこれだけでした。

黒く熟していますがまだ花柱の跡が残っています、大きさ3mm程。

中に種子が5個入っていました、殆ど種子で占められています。

ウコギ科タラノキ属
(10月19日撮影)
2022.
11.
08
キッコウハグマが咲いていないかと探してみましたが全く見当たらず、今年は遅いようです。

綿毛が出来ていました、これは当然閉鎖花の果実。

閉鎖花でも花柱が残っています、冠毛には枝毛がある、森内や林縁など風の弱い場所に生えるのでこの方が遠くへ飛ぶんでしょうか。

開放花だと3個の果実ですが閉鎖花でも3個のようです、植物に寄っては開放花と閉鎖花では大きさなど性質が異なることがありますがこれはどうなんでしょうか。

キク科モミジハグマ属
(10月19日撮影)

綿毛が出来ていました、これは当然閉鎖花の果実。

閉鎖花でも花柱が残っています、冠毛には枝毛がある、森内や林縁など風の弱い場所に生えるのでこの方が遠くへ飛ぶんでしょうか。

開放花だと3個の果実ですが閉鎖花でも3個のようです、植物に寄っては開放花と閉鎖花では大きさなど性質が異なることがありますがこれはどうなんでしょうか。

キク科モミジハグマ属
(10月19日撮影)
2022.
11.
07
初めてのフナバラソウの果実&種子、以前空の果実を見たことがありますが種子が入っているのは初めてでした、ただこれは誰かが茎の上部を切って捨てたようです、切るくらいなら持ち帰ってもよさそうなのに捨てているという心理がわからない、貴重品なんだから切るなよ。因みに”フナバラソウ 果実”で検索するとマイブログが2番目に出てきた、これだけでも余程希少なんだなと思う(笑)

花は各葉腋ごとに多数咲かせますがこれを見る限り果序ごとに一つの果実しかつけてないようです。

裂け目があったので広げてみると種子が整然と並んでいました、大きさは5,6mmくらい。

種子拡大、周辺に短い翼がありその内側は肥厚、更に中央部は窪んで盛り上がるという他の種子でも見られる構造です、肥厚部分は小さな突起がある、中央部の実質種子部分はかなり小さい。

横から見ると薄っぺらです、肥厚部分の役割はなんでしょう、海岸に生えることもあるから浮きの役割があるんでしょうか、未熟な種子をなんで並べたんだか。

種髪、まだ十分乾燥してないので開いていません、キク科の冠毛とは起源となる器官が異なります。

種子を飛ばした跡が船のように見えるから船腹草、まだ開いていない果実も発芽能力はありそうなのでこの辺りにばらまいておきました。

キョウチクトウ科カモメヅル属
(10月22日撮影)

花は各葉腋ごとに多数咲かせますがこれを見る限り果序ごとに一つの果実しかつけてないようです。

裂け目があったので広げてみると種子が整然と並んでいました、大きさは5,6mmくらい。

種子拡大、周辺に短い翼がありその内側は肥厚、更に中央部は窪んで盛り上がるという他の種子でも見られる構造です、肥厚部分は小さな突起がある、中央部の実質種子部分はかなり小さい。

横から見ると薄っぺらです、肥厚部分の役割はなんでしょう、海岸に生えることもあるから浮きの役割があるんでしょうか、未熟な種子をなんで並べたんだか。

種髪、まだ十分乾燥してないので開いていません、キク科の冠毛とは起源となる器官が異なります。

種子を飛ばした跡が船のように見えるから船腹草、まだ開いていない果実も発芽能力はありそうなのでこの辺りにばらまいておきました。

キョウチクトウ科カモメヅル属
(10月22日撮影)
2022.
11.
07
この辺りにほそぼそと生えているノブキ、今年も咲いたようで果実がなっていました、マムシグサの左側斜めに伸びているのがノブキです。

周囲の雌性花だけが果実をつけ中央部の両性花は果実をつけないので全体が円状になっています。

果実の長さは1cm程、上部に腺毛が生えています。

カビの生えたキュウリ(笑)、小さな突起があるようでそれも腺かもしれない。

そんなに薄暗い場所でもないんですがどうしてもぶれます、マクロで接近して撮るとブレ防止機能はそれ程効果はないような。

腺毛ドアップ

これは小さな花ですが無理をして5つも果実をつけています、そのせいか長さは5mmくらいと半分程度。

キク科ノブキ属
(10月19日撮影)

周囲の雌性花だけが果実をつけ中央部の両性花は果実をつけないので全体が円状になっています。

果実の長さは1cm程、上部に腺毛が生えています。

カビの生えたキュウリ(笑)、小さな突起があるようでそれも腺かもしれない。

そんなに薄暗い場所でもないんですがどうしてもぶれます、マクロで接近して撮るとブレ防止機能はそれ程効果はないような。

腺毛ドアップ

これは小さな花ですが無理をして5つも果実をつけています、そのせいか長さは5mmくらいと半分程度。

キク科ノブキ属
(10月19日撮影)