2011. 10. 31  
岡山遠征シリーズ4カ所目ラスト、ここは国の天然記念物になっていますが湿地にイネ科の植物が生い茂って環境が悪くなってきています。花も殆ど終わってた。

今の所ここでしか見かけてないコウヤボウキ。

コウヤボウキ

ナガバノコウヤボウキと違い一年枝に花を咲かせる。やはりイメージが大分違います。

コウヤボウキ

後方の松は樹木、当たり前だけど。手前のコウヤボウキだって樹木、違いすぎる。

コウヤボウキ

キク科コウヤボウキ属

(10月10日撮影)
2011. 10. 31  
初めはアザミのつもりで撮ったけど

ミヤコアザミ

トウヒレン属だよな、調べてみたらどうやらミヤコアザミのようでした。

ミヤコアザミ

やはりアザミに比べるとずっとシンプル。

ミヤコアザミ

上の方の葉は細長く全縁、下の方の葉は大きく羽状深裂する。

ミヤコアザミ

葉の基部は茎を抱く。

ミヤコアザミ

キク科トウヒレン属

(10月10日撮影)
2011. 10. 30  
初めてのトリカブト、見つけたのはいいけれどあまりに細かな種類が多くて少々閉口。

タンナトリカブト

この兜のようなのが花弁でなく萼片ということにもビックリ。

タンナトリカブト

花柄に屈毛、西日本で花柄が有毛なのはほぼタンナトリカブトと思っていいとか。

タンナトリカブト

葉は三深裂、ほぼこの2点でタンナトリカブトと判断。

タンナトリカブト

正面から見ると蕊がよく見えます。

タンナトリカブト

大分ぼけてますがちょうどハナアブの仲間が訪れたところ、この後花の奥まで入っていきました。

タンナトリカブト

中央に3本の雌しべその周りに雄しべが取り囲んでいる。

タンナトリカブト

変種のサンインヤマトリカブトは雌しべが勇猛だとか。

タンナトリカブト

偶々蕊がないのがあって奥まで見ることができました。これが花弁だと言うことにもまたまたビックリ、初め見た時はてっきりこれが雌しべだと思ったよ。

タンナトリカブト

隙間からパチリ。

タンナトリカブト

キンポウゲ科トリカブト属

(10月10日撮影)
2011. 10. 30  
初めこれを見たときは花がパラパラとしか咲いていなくて見当つかず

レモンエゴマ

シソ科だなというのは分かるけど

レモンエゴマ

でもこの萼の毛深さを見てレモンエゴマかなと。

レモンエゴマ

花の下に苞があるのが特徴だそうだ。花の時期に落ちていることも多いけど左側にそれらが見られます。

レモンエゴマ

赤っぽい花もありました。と言うか初めこれを見つけて花が一つしか残っておらずてっきり新規の花かと思ってつい深入りしてしまった(^^;)

レモンエゴマ

花の中まで毛だらけ。

レモンエゴマ

シソ科シソ属

(10月10日撮影)
2011. 10. 29  
同じコースの帰り道で見つけたけど危うく見逃すとこだった。他にも咲いてないかと周りを探してみたがこれだけ、やはり神様の忘れ物か。

マネキグサ

いかにもシソ科の花、初めてだけで名前はすぐ判明マネキグサでした。でもオドリコソウ属とはちょっと意外。

マネキグサ

花が手招きしているように見えるところから名付けられたそうだけどそう見えるかな。

マネキグサ

対生する葉の間から花が出ている。下の萼片を見ると葉腋から出るようだ。

マネキグサ

日当たりの悪い場所だったせいかもしれないけどヒョロヒョロした茎でした。

マネキグサ

シソ科オドリコソウ属

(10月10日撮影)
2011. 10. 29  
この場所で一番多く咲いていたヤマゼリ。

ヤマゼリ

セリ科らしい複散形花序。

ヤマゼリ

周辺の花が大きくなる種類もありますがこれはその傾向はなさそう。でも代わりに周囲の花が早く咲くようだ。

ヤマゼリ

5枚の花弁5本の雄しべ二つの花盤とセリ科らしい花。

ヤマゼリ

花弁が散った後膨らみ始めた子房。花盤が赤くなっている、よく見ると雌しべの花柱まで紅く染まっている。

ヤマゼリ

2,3回3出複葉。

ヤマゼリ

セリ科ヤマゼリ属

(10月10日撮影)
2011. 10. 28  
ここにもキバナアキギリがたくさん咲いていると思って撮ってみたけれど

キバナアキギリ

なんか変、赤い模様が見える。

キバナアキギリ

下唇弁に赤い班が、キバナアキギリの変種ミツバコトジソウ?

キバナアキギリ

ただミツバコトジソウを調べてみると葉の事は多く書かれていたが(葉の基部が大きく張り出すとか三深裂するとか)班の書かれているのは少なかったな。これだけでは断定できないのかな。

キバナアキギリ

葉はキバナアキギリと変わらず、と言うかキバナアキギリだと思ってたから全然撮ってなかった(^^;)

キバナアキギリ

それはともかく雄しべの構造がよく分かるのがありました。

キバナアキギリ

極端に非対称なT字型といいましょうか。昆虫が蜜を求めて奥にはいる時下側の紅い部分を押す、すると上側の葯が下がってきて昆虫の背中に花粉を付けます。

キバナアキギリ

基部を拡大、こうやってみると上の葯と下側が付け根から分かれているのでなく1本の棒のようになっています。

キバナアキギリ

(追記)やっぱりキバナアキギリのようなのでタイトルをミツバコトジソウからキバナアキギリに変更

シソ科アキギリ属

(10月10日撮影)
2011. 10. 28  
秋吉台でも咲いているそうだがあそこで見つけるのは困難だろうなと思っていたからここで見かけて嬉しかった。

ミツバベンケイソウ

名前の通り葉が3輪生しています。花も珍しそうだけどこのような葉の付け方をするのもかなり珍しいんじゃなかろうか。

ミツバベンケイソウ

複散房花序の花。

ミツバベンケイソウ

一つ一つは地味だけど集団でアピール、結構目立ちました。

ミツバベンケイソウ

一つの花の大きさは5,6mm、5枚の花弁、雄しべは花弁の付け根と間から出ていて計10本、大きな5個の子房の先端から小さな雌しべが突き出ている。

ミツバベンケイソウ

生えているのはこんな環境。石灰岩の崖の割れ目に根付いて細い茎を伸ばしている。

ミツバベンケイソウ

3輪生する葉が特徴だけど対生のもありました、むしろ対生の方が多かった。

ミツバベンケイソウ

並べてみると随分印象が違うけど同じ植物なんだろうな。

ミツバベンケイソウ

ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属

(10月10日撮影)
2011. 10. 28  
身近ではコメナモミばかりでメナモミは滅多に見かけないがここでは多く生えていた。

メナモミ

コメナモミの方が小柄と言うがそれ程違いがあるとは思えず

メナモミ

やはり茎の開出毛が一番の特徴でしょうか。

メナモミ

中には迷うのもあるけどここまで毛深いと遠目でもすぐ分かる。

メナモミ

花は特に違いはないような。

メナモミ

基部に翼がある葉。

メナモミ

キク科メナモミ属

(10月10日撮影)
2011. 10. 27  
湿っぽい岩陰に咲いていたジンジソウ、これも初めての花。

ジンジソウ

細い茎に不釣り合いな大きな花を多数咲かせる。

ジンジソウ

ユキノシタに似てるけどあちらは初夏に咲くから間違えることはない。上3枚の花弁がもう少し長く伸びるとダイモンジソウとなります。

ジンジソウ

上側の花弁基部には黄色い斑紋、長い花糸の先端には赤茶色の葯、子房は黄色と多少アクセサリー過多な花。

ジンジソウ

開きかけの花、既に下側の長い花弁が出ている。

ジンジソウ

ユキノシタの葉はあまり切れ込みがないけどこちらは多少切れ込みがある。

ジンジソウ

ユキノシタ科ユキノシタ属

(10月10日撮影)
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