2012. 07. 31  
笹原を突き抜けて高く成長したゴマノハグサ、画面では分かりにくいですが後方にも沢山生えてます。

ゴマノハグサ

多少湿っぽい場所を好むそうですがここでは山頂に沢山生えていました。午前中はあいにくの曇り空靄もかかって見通しが悪い。この方が日焼けしなくていいんですけどね。

ゴマノハグサ

超地味な壺型の花、淡褐色の雄しべの葯が見えてます。その上側に見えているのは仮雄しべだそうです、シソ科の花にこういうのが見られますね。

ゴマノハグサ

まだ開いていない花から白いのが突き出ているが雌しべでしょうか。

ゴマノハグサ

こちらは別の場所ドリーネ(正確にはウバーレ)の中、こちらの方が湿っぽいと思うけどあまり多くはありません。

ゴマノハグサ

雄しべと曲がって突き出ている雌しべ。

ゴマノハグサ

こちらでも開いていない花から雌しべが突き出ている。なんだかパイプをくわえた人形のようだ。

ゴマノハグサ

ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属

(7月23日撮影)
2012. 07. 31  
開くぞ~

カワラナデシコ

開いてるぞ~

カワラナデシコ

開いたぞ~

カワラナデシコ

ナデシコジャパンもこのように花開いて貰いたいものです。

ナデシコ科ナデシコ属

(7月23日撮影)
2012. 07. 31  
笹原から何か変なものが生えていると思ったらヤマハタザオでした。

ヤマハタザオの実

細長い実が茎に寄り添うように生ってます。種はどうやって散布するんだろ、昆虫が食べてかな。

ヤマハタザオの実

アブラナ科ヤマハタザオ属

(7月23日撮影)
2012. 07. 30  
ドリーネの中に群生したオオシシウド、でも藪が深くて近寄れない。

オオシシウド

何とか接近できそうなのがあったので藪の中を突進、夏場の藪の中を突き進むのは少々辛い。

オオシシウド

大きなシシウドには夏空と入道雲が似合う。

オオシシウド

草刈りされた空き地に何故かオオシシウドが残されていた、草丈2m程あまりの見事さに残したのかな。全身像を撮るチャンスは滅多にないのでパチリ。

オオシシウド

真夏の空に打ち上がる花火。

オオシシウド

図体は大きいが花は小さい。5本の雄しべが突き出ているがこの時点では雌しべはまだそれ程伸びていない。

オオシシウド

雄しべが脱落すると2本の雌しべが伸びてきます。雄性先熟。

オオシシウド

カニ、カニ、カニとカニの目玉のようだ。

オオシシウド

花は昆虫に大人気ですが時には危険なのも。どうやら蜘蛛のようです。

オオシシウド

セリ科シシウド属

(7月23日撮影)
2012. 07. 30  
これからが夏本番ですが秋の花も少しずつ目にするようになってきました。季節は着実に進んでいます。

オミナエシ

緑の高原に咲くオミナエシ、これも笹原から突き出て黄色い花を咲かせるから目立ちます。

オミナエシ

この日見つけたのはこれだけ、開いている花もまだ少ない。

オミナエシ

雄しべが突き出ている。花弁も花糸も葯も黄色でコントラストに乏しい。

オミナエシ

雌しべが突き出ているが雄しべの葯は落ちている。雄性先熟でしょうか、でも花序全体としてはバラバラのようです。

オミナエシ

オミナエシ科オミナエシ属

(7月23日撮影)
2012. 07. 30  
まだ咲いていたヤブジラミ。

ヤブジラミ

打上花火か線香花火か、セリ科によくある複散形花序。

ヤブジラミ

開きかけた赤っぽい花から下側右側と時系列に並んだ花。

ヤブジラミ

花の割に葯が大きい。

ヤブジラミ

既に実が生っている。花盤や雌しべが残っている辺りがいかにもシラミっぽい。

ヤブジラミ

セリ科ヤブジラミ属

(7月23日撮影)
2012. 07. 29  
秋吉台でもすっかり少なくなっているヒオウギですが笹原を突き抜けて咲かせているとオレンジ色の花が目立ちます。

ヒオウギ

雄大な台地を背景に。クズが巻き付いていたのでほどいておいた。

ヒオウギ

一番状態がよさそうだったので深い笹藪を10m程入ってパチリ。

ヒオウギ

午前中に開くけどこれは10時頃の撮影、開いたばかりのようです。

ヒオウギ

開くと花弁が水平に。雄しべが鎌のようです。雌しべの先端はまだあまり開いてない。

ヒオウギ

こちらは柱頭がばっくり開いている。雄性先熟でしょうか。

ヒオウギ

青空を背景に。この日も暑い日でした。

ヒオウギ

花後の絞った雑巾。子房に栄養を絞り出しているようです。

ヒオウギ

アヤメ科アヤメ属

(7月23日撮影)
2012. 07. 29  
7月13日アップしたのは雄でしたが今回は雌、前翅端が黒くなっていて中に白い斑紋があるのが特徴だとか。

オオウラギンヒョウモン(雌)

羽の裏の模様。

オオウラギンヒョウモン(雌)

2匹戯れていたから雄と雌かと思ったが両方雌だった。この辺りで随分飛んでいましたが殆ど雌だったような。

オオウラギンヒョウモン(雌)

長い口吻を伸ばしてノギランの蜜を吸っているけど体の向きはあまり気にしないのかな。

オオウラギンヒョウモン(雌)

タテハチョウ科

(7月23日撮影)
2012. 07. 29  
今年初めて見かけたと思ったら続けて見つけた、と言っても2度目だけど。前とはかなり離れた場所。

コイケマの実

花序の中に変な物があるので最初は虫こぶかと思ったけどこれが実のようでこれからどんどん長くなっていくようです。もっと長くなった状態を見られるかどうか分からないので今の内にアップしておこ。ガガイモ科はあまり実をつけないけどこれも多くの花の中で一つだけなのかな。

コイケマの実

ツルをたどっていって見たけどやはりこれ一つだった。葉と花序が同じ場所から出ているようです。

コイケマの実

ガガイモ科カモメヅル属

(7月23日撮影)
2012. 07. 28  
もうヒナノキンチャクが咲いていた。例年なら9月になってからだから早すぎる。周りに5株ほど確認できました。

ヒナノキンチャク

柔らかな色合いの赤桃色の花、雛の名に相応しい。

ヒナノキンチャク

花は総状につける、下から咲き上がっていく。

ヒナノキンチャク

黄色く見えているのが竜骨弁でその上も花弁、先端が分かれているので2枚と分かります。花弁は合計3枚、両側のは側萼片。

ヒナノキンチャク

竜骨弁の中に花糸が合着した雄しべが8本あるそうだ。左側の蕾を見ると両側に開きかけているのが側萼片かな、その下にも2枚の萼片が見えているようです。上側にも1枚あるようで萼片は全部で5枚。

ヒナノキンチャク

上から見ても上側の萼片は分かりませんね、もう落ちているのかな。

ヒナノキンチャク

下から咲き上がっていくので時系列的に見ると上から下へと花が変化していきます。最初黄色かった竜骨弁も濃い赤色に、側萼片も白くなっていく。

ヒナノキンチャク

下の方はもう実がなりはじめている。これが名前の巾着の由来。

ヒナノキンチャク

ヒメハギ科ヒメハギ属

(7月23日撮影)
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平家蟹

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