2012. 07. 10  
シオデの丸い花序が顔を覗かせていた。いろんな蔓植物が絡み合ってますがやや大きい葉脈のはっきりしたのがシオデ、右側ハート形のがオニドコロ、左上がアオツヅラフジかな。

シオデ(雌花)

雌雄異株でこれは雌花。

シオデ(雌花)

丸い子房の先に参列した雌しべが出ている。

シオデ(雌花)

普通雌花の花被片も反り返るのですがこれは全然反り返ってないな。

シオデ(雌花)

こちらは石灰岩の窪みに生えた雄株、切れ込みのある葉はエビヅルのようです。

シオデ(雄花)

雄しべが突き出ていて雌花よりずっと目立つ。

シオデ(雄花)

花被片が反り返って丸くなってます。雄しべの葯は普通袋状になっているんですがこれは線形、それでもしっかり花粉を出している。

シオデ(雄花)

雄しべを広げた様子はまるで獲物に襲いかかるタコのよう。

シオデ(雄花)

サルトリイバラ科シオデ属

(6月29日撮影)
2012. 07. 10  
珍しくもないですが秋吉台では初めてだったのでパチリ。

エビヅル(雄花)

雌雄異株でこれは雄花。雌花を探してみたけど見つからなかった。

エビヅル(雄花)

まだつぼみも多く咲き始めたばかりのようです。

エビヅル(雄花)

蕾の時は花弁がありますが開くとそうそうに脱落して雄しべだけのシンプルな花になります。

エビヅル(雄花)

巻ひげがササの葉にからみついている。赤紫色がちょっと不気味なゾンビを思わせる。

エビヅル(雄花)

葉は普通ふつう3~5浅裂~中裂するがこれはかなり深裂している。こういうタイプのをキクバエビヅルというそうで西日本に多いそうだ。ちなみにノブドウでもこういうタイプのがあるがこちらはキレハノブドウという。なんか統一感がなくてややこしい。

エビヅル

ブドウ科ブドウ属

(6月29日撮影)
2012. 07. 10  
この日の最後で見かけたアケビコノハの幼虫、帰り道を急いでいたけどこいつを見逃すわけにはいかないな。

アケビコノハの幼虫

すぐ威嚇モードに入ったけど人間から見れば剽軽顔にしか見えない。

アケビコノハの幼虫

すっかり気に入った真上からのアングル、やはりイカのお化けだ。

アケビコノハの幼虫

ヤガ科

(6月29日撮影)
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平家蟹

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