2012. 12. 31  
今年も残すとこ後1日、ブログも総括の日になりました。

今年アップした記事総数778,うち花は499,新規の花は48。
やはり新規は年々少なくなってきていますね。
今年は花に関しては一度も県外に出なかったしな。
その分全精力の7,8割は秋吉台に注ぎ込んだかなと思います。
秋吉台関連の記事は389,意外と少なくもっとあるかと思ったんだけどね。
秋吉台での新規の花は33種類、やはり新規の大半はここでした。
今年から始めたシダは71、その内新規は55(若干怪しいのもあるけど)
来年以降新規は激減しそう。

秋吉台での新規の花は野草見学会や教えて貰ったのが多いですが
自力で見つけたのも幾つかあります、その内4種紹介。

ヒメナズナ
一見ナズナのように見えるけどアブラナ科、外来種ですが変わった花でした。

ヒメナズナ

コカモメヅル
あてにしていた場所では見つからなかったけど別の場所で見つけてドッキリニッコリ。

コカモメヅル

ハグロソウ
珍しい花は場所も見つけにくいんだろうなとつい思ってしまう。これはそんな思いこみを覆してくれた場所でした。

ハグロソウ

クモキリソウ
自力で見つけられるとは思ってもいなかったから見つけたときは飛び上がるほど嬉しかった。今年一番かな。

クモキリソウ

来年も秋吉台をメインに廻るかと思いますが県外も行ってみたいな(と去年も思っていたんだけど(^^;))
今年も訪問いただきありがとうございました。
それではよいお年をお迎えください。
来年も頑張るぞ(p^-^)p


2012. 12. 30  
渓流脇の岩の割れ目に生えていた、イブキシダと聞いたけど聞き間違えたかだんだん自信がなくなってきたな。

イブキシダ

羽片の様子。

イブキシダ

最下位羽片、イブキシダなら更に下に痕跡のような羽片があるはずだが見あたらない。勿論撮影時はイブキシダと知らなかったからそんなの確認してないけど。

イブキシダ

ソーラスは随分不規則。

イブキシダ

包膜は円腎形かな。中軸や羽軸に毛が多い。

イブキシダ

包膜がなくなったのか黒っぽくなったのもありました。

イブキシダ

ヒメシダ科ヒメシダ属

(9月12日撮影)
2012. 12. 29  
大きく葉を広げたオオバノハチジョウシダ

オオバノハチジョウシダ

横から見るとかなり背が高くなるのも分かります。

オオバノハチジョウシダ

最下羽片後部第1小羽片が大きくなる。動物で特定の器官が巨大化することがありますがシダの場合どんな利点があるんでしょうね。

オオバノハチジョウシダ

羽片上部は頂羽片となる。

オオバノハチジョウシダ

小羽片は柄がなく羽軸に流れて付く。

オオバノハチジョウシダ

葉縁に沿って付く偽包膜、まだ胞子は出来ていないもよう。

オオバノハチジョウシダ

イノモトソウ科イノモトソウ属

(6月1日撮影)
2012. 12. 28  
割と普通に見られるイワガネソウ、でも秋吉台ではイワガネゼンマイの方が多いとか。

イワガネソウ

艶やかな葉、イワガネソウは羽片先端がなだらかに細くなるがこれはむしろイワガネゼンマイのように急に細くなっているような。こういうのがあるからシダはややこしい。

イワガネソウ

網目状になった側脈、この点でイワガネゼンマイではない。側脈は鋸歯に到達しないそうだがこういうのを見ると微妙。でも1枚目の写真で羽片は5対くらいだからイワガネソウで間違いないだろうな。

イワガネソウ

中軸の緑色がとても綺麗です。鱗片は例えは悪いが剥がれ落ちかけている皮膚片のような。

イワガネソウ

葉柄基部では鱗片が更に密生。鱗片を見るのはやはり春先に限るな。

イワガネソウ

イノモトソウ科イワガネゼンマイ属

(6月1日撮影)
2012. 12. 27  
何となく名前にひかれるけど姿も美しいキヨスミヒメワラビ。

キヨスミヒメワラビ

最下位羽片は下向きハの字型。

キヨスミヒメワラビ

中軸に白い鱗片、それで別名シラガシダ。中軸や羽軸に毛も生えている。

キヨスミヒメワラビ

ソーラスはやや中肋寄り。6月でまだ早いのか白いですね。

キヨスミヒメワラビ

葉柄基部も鱗片がビッシリ、鱗片も美しいかなと思う。

キヨスミヒメワラビ

オシダ科オシダ属

(6月23日撮影)
2012. 12. 26  
名前も姿もちっともシダらしくないけど正真正銘のシダ。岩を覆い尽くすように生えているのをよく見かけます。

マメヅタ

丸い葉が栄養葉で細長い葉が胞子葉、胞子葉は立ち上がって裏にソーラスがあるからシダらしく見えます。

マメヅタ

他のシダのソーラスと比べるとあまりソーラスっぽくないかな。

マメヅタ

すり切れた毛糸と言った感じ。

マメヅタ

実はこれを撮ったのには分けがあってこの岩にミヤマウズラが生えていたんですよ。それを楽しみに夏に登っていったら花どころか葉もすっかりなくなっていた。ちょうど登っていた地元の方に聞いたら以前はこの山にはミヤマウズラが多く咲いていたけど盗掘ですっかり見られなくなったらしいです。

ウラボシ科マメヅタ属

(6月14日撮影)
2012. 12. 25  
白い実がなるので分かりやすいイズセンリョウ、これも前日のオオアリドオシも秋吉台にあるそうなので来年は見つけてみたいな。

イズセンリョウの実

これも花柱が残って棘のようになっています。薄暗い林の中なので手ぶれ写真を量産してしまった。

イズセンリョウの実

ヤブコウジ科イズセンリョウ属

(12月19日撮影)
2012. 12. 24  
これも福岡の山のでよく見かけます。

オオアリドオシの実

葉の大きさに比べて棘が小さいところからオオアリドオシのようです。

オオアリドオシの実

小さな実が沢山生ってます。

オオアリドオシの実

これは5mmくらいと少し大きかった。花が付いていた跡が棘のように残っています。

オオアリドオシの実

アカネ科アリドオシ属

(12月19日撮影)
2012. 12. 23  
暗い林内で生えていたカラタチバナ、別名ヒャクリョウ(百両)。

カラタチバナの実

今回ここで2回目、昨シーズンも見ているけど地元で見てみたいんだけどな。

カラタチバナの実

鮮やかな赤い実、実が少ないのが一層美しさを引き立てているような。

カラタチバナの実

葉の縁には腺点が並ぶ。

カラタチバナの実

ヤブコウジ科ヤブコウジ属

(12月19日撮影)
2012. 12. 22  
この時期福岡の野山に行くとハナミョウガの実をよく見かけます。よくと言ってもまだ2度目だけど特にこれを目当てに行っているわけではないのでやはりよく生えているのかな。

ハナミョウガの実

薄暗い林の中でも赤い実がよく目立ちます。出来れば地元の山で見たいけど見たことないのよね。

ハナミョウガの実

わかりやすいよう杉の木をバックに。実が生ってなくても大きな葉が分かりやすい。

ハナミョウガの実

先端に長い花柱の跡が残っています。実の表面にも短毛がはえているんですね。

ハナミョウガの実

ショウガ科ハナミョウガ属

(12月19日撮影)
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平家蟹

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