花盗人の花日記

暗い林の中で咲いていたヒトリシズカ、台地の上でも見かけますがこんな場所の方が似合う気がする。



いい雰囲気で咲いていました。



フタリシズカの場合１本から時には三つも四つも五つも咲くことがあるけどヒトリシズカは例外なく一つですね。



最上部の対生する葉が殆ど輪生状に見えます。咲き始めの頃は花がこれに包まれていて花弁代わり。



花とも思えない花ですがこうやってドアップすると雌しべは一応雌しべらしく見える。白いのは雄しべの葯隔だそうで基部に黄色い葯が見えてます。言われてみると花粉らしい黄色い粒々が見えてますね。



センリョウ科チャラン属

（３月３０日撮影）

薄暗い林の中に生えていたコショウノキ、昨年まで見つけたのもみな林の中で日陰に強いんでしょうか。



５０ｃｍ位の高さだけど花を咲かせている。元々あまり背が高くならないようです。



真上からパチリ、小低木だからこんな撮影が可能。



こちらは渓流の側に咲いていた、いい雰囲気。



コショウノキと言っても香辛料の胡椒とは全く関係なくジンチョウゲ科、ジンチョウゲの原種だそうでこの花を見ると納得。真っ白な花弁に黄色い雄しべの葯がアクセントになってます。



雌雄異株でこれは雄花かな、この日雌花は見かけなかった。



ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属

（３月３０日撮影）

秋吉台では初めてのヤマルリソウ、去年根生葉を見つけていたので予定通り、こういうのは安心はするけど驚きや感動が薄れますね。



隣の山では大分咲いていたけどこちらは標高が低いにも関わらず遅い。この辺りは猪が出没するようでかなり掘り返されてる影響もあるのかな。



ここの花は色が薄いのが殆どで瑠璃色にはほどとおかった。



ヤマルリソウの魅力は中心部のこれだよね、と私的には思ってる。鱗片だそうです。



中に雄しべが５本見えてます。やはり拡大するとぼやけてくるな。



ムラサキ科ルリソウ属

（３月３０日撮影）