2013. 05. 31  
頭上に広げた葉の付け根辺りに花が咲いているのが見られました。

ニガキ(雄花)

横から望遠で撮ってみるとこんな感じ、帰ってから調べてみるとニガキのようでした。お初の花だ。

ニガキ(雄花)

雌雄異花は帰ってから分かったことだけど撮影している際も雌雄異花の雄花のような気がしていた。

ニガキ(雄花)

望遠では我慢できず枝を引っかけて撮影、奇数羽状複葉で小葉は4-6対。本年枝(色が緑色なので分かると思います)の葉腋から集散酸花序を出す。

ニガキ(雄花)

雄花ドアップ。緑色の花弁5に雄しべも5本、中央は花盤です。

ニガキ(雄花)

空中に浮かんだ雄花、蜘蛛の糸に引っかかっていたんですけどね。実はこれや地面に落ちている花に気がついて上を見上げたのが1番目の写真でした。

ニガキ(雄花)

幸運にもすぐ側には雌株があった、こちらも枝を引っかけて撮影。

ニガキ(雌花)

面白い姿をしていて写している最中から興味津々

ニガキ(雌花)

今まで見たことないような不思議な姿、こちらは花弁4枚で雌しべが1本突き出ていて柱頭は4,5裂。雄しべも4本ありますが機能してないようです。

ニガキ(雌花)

雄しべが機能してないと書いたが僅かに花粉も出ているような。花柱の付け根にあるのが4つの子房、その下が花盤です。雌しべが突き出ているので下にピントがあうと柱頭はピンぼけ。

ニガキ(雌花)

横から見ると長い花柄や雌しべが突き出ている様子が分かります。

ニガキ(雌花)

ニガキ科ニガキ属

(5月17日撮影)
2013. 05. 31  
ニガキの花の中に膨らんだのがありました、虫こぶのようです。雄花の方には見かけなかったから雌花専門かな。名前を調べてみましたがそれらしいのは見あたりませんでした。

ニガキの虫こぶ

(5月17日撮影)
2013. 05. 31  
シャクかと思ったけどハナウドでした。秋吉台では初めて、通算でも2度目。

ハナウド

複散形花序の周辺から花が開きはじめる。

ハナウド

一つの花序を見てもやはり周辺から開きはじめる。

ハナウド

更に花自体も外側向きの花弁が大きくなる。

ハナウド

5枚の花弁がハコベのように深く二裂する。シャクは裂けません。まだ雄しべがぜんまいバネのように丸まってます。

ハナウド

雄しべがすっかり伸びている。中央に雌しべの花柱も見えてます。

ハナウド

初夏の花火。

ハナウド

葉は3出複葉または単羽状複葉、細かく裂けるシャクとはこれも違いますね。

ハナウド

セリ科ハナウド属

(5月17日撮影)
2013. 05. 31  
台地上では決して多くはないけどなんせこの姿だから遠くからでも目立つジャケツイバラ

ジャケツイバラ

人間だけでなく昆虫にも目立つようでハナムグリが多く来ていました(黒っぽく見えているのがそれ)。花が大きいから撮影しやすいけどうっかり近づくと棘に引っかかる。

ジャケツイバラ

マメ科と言えばマメ科のような蝶形花、でもやはり典型的なマメ科ではないな。

ジャケツイバラ

マメ科の旗弁に当たる部分に赤い斑紋があります。これも蜜標なんでしょうね。

ジャケツイバラ

マメ科ジャケツイバラ亜科ジャケツイバラ属

(5月17日撮影)
2013. 05. 31  
この林道にはたくさんのコウゾが生えていましたがそれに混じって少数ながらヒメコウゾも生えていました。コウゾが雌雄異株なのにたいしてヒメコウゾは同株異花なので区別しやすい。

ヒメコウゾ

本年枝の基部に雄花序が腋生、先の方に雌花序が腋生します。

ヒメコウゾ

雌花序だけどとても花とは思えない。子房と花柱だけのような。

ヒメコウゾ

雄花序も花とは思えないけど雄しべの葯がある分花として認識できるな。

ヒメコウゾ

クワ科カジノキ属

(5月17日撮影)
2013. 05. 30  
この時期の台地上を飾るカノコソウ、至る所で見られます。

カノコソウ

色合いは結構幅がありますがこれはかなり紅っぽい。

カノコソウ

雄しべが3本、雌しべ1本、花筒から突き出ています。

カノコソウ

柱頭は三裂、雄しべと雌しべがそっぽを向いてますね。

カノコソウ

群生している場所もありますがこういう所は大抵ドリーネの底など窪んだ場所です。やはり湿っぽい場所が好みのようです。かといって麓のもっと湿っぽい場所は多くないんですよね。

カノコソウ

下から見上げてカノコソウの林。

カノコソウ

オミナエシ科カノコソウ属

(5月17日撮影)
2013. 05. 30  
排水路に咲いたキショウブ、初めてだったしここも一応秋吉台なのでパチリ

キショウブ

近寄れないので望遠で撮影

キショウブ

反対側に廻って真上から。

キショウブ

緑が茂る中で大きな黄色い花は新鮮に映りました。でも西アジア~ヨーロッパ原産の外来植物で繁殖力が強く要注意外来生物に指定されています。

キショウブ

アヤメ科アヤメ属

(5月17日撮影)
2013. 05. 30  
オニタビラコは普通軽くスルーするんですがこれは色が変わっていたのでパチリ

オニタビラコ(薄黄色)

黄色い花弁がかなり薄くなっていてアキノノゲシ似た感じ、もちろん大きさは随分違いますが。

オニタビラコ(薄黄色)

これで真っ白なら白花で登録するんだけど中途半端。でもこんなの見つけたおかげでスルーするはずのオニノノゲシもつい目が行くようになってしまった(^^;)

オニタビラコ(薄黄色)

キク科オニタビラコ属

(5月17日撮影)
2013. 05. 30  
秋吉台では3カ所にしか咲いてないそうなのでこれが3カ所目、記録のためアップ。自慢しているように聞こえるかもしれませんが・・・ハイ自慢しているんですヾ(^^;)。思えば最初に見つけた場所が一番行きづらい場所だったような。

サワハコベ

木の葉が茂ってすっかり薄暗くなりボケ写真量産(^^;)

サワハコベ

次はミヤマハコベを見つけなくては。

サワハコベ

ナデシコ科ハコベ属

(5月17日撮影)
2013. 05. 29  
杉に見事に巻き付いたツタのような植物、珍しい感じで撮ってみただけでこの時はそれ程期待したわけではなかったけど

ツタウルシ

周りの杉にも幾つもあったので下から葉を撮ろうと思ったら花が咲いていた。

ツタウルシ

となると俄然張り切る(笑)。調べてみたらどうやらツタウルシのようでした。勿論初めて。

ツタウルシ

斜面にあるから真横から撮っているけど全く近寄れず。

ツタウルシ

望遠で撮影するしかない。

ツタウルシ

拡大してやっとこの程度、雌雄異株でこれは雄花のようです。雌株は確認できず。

ツタウルシ

3出複葉の葉。この時はウルシの仲間とは知らず触ったけど特に被れることはなかった。

ツタウルシ

ウルシ科ウルシ属

(5月17日撮影)
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