2013. 07. 31  
初めてのタカトウダイ、一週間前にもここを通っているんだが気がついてないな、なんたる注意不足。

タカトウダイ

トウダイグサ属の中でも背が高いからタカトウダイ、そのまんま。これで7,80cmくらいだったでしょうか。

タカトウダイ

当然杯状花、その中にやや黄色くなった楕円形のが腺体、それから出ているのが雄しべ、まだ小さいが子房が同じ場所から出ていてその先端に雌しべ。中央のは大きくなった子房で突起が出ている。

タカトウダイ

右が雌しべで左が雄しべ、微妙に形が違う。雄しべは葯が見えているがまだ熟す前、雌しべ先熟です。

タカトウダイ

雌しべ拡大、花柱3本で先端二裂。

タカトウダイ

これが総苞葉でしょうか、ここから茎が枝分かれして先端に花序をつける。

タカトウダイ

長楕円形の葉、基部に小さな葉がついているが検索してもこんなの出てこなかったな。ただ葉に限らずタカトウダイは変異が大きいそうだ。

タカトウダイ

トウダイグサ科トウダイグサ属

(7月26日撮影)
2013. 07. 31  
初めてのチダケサシ、でももう殆ど終わっていた。秋吉台に来はじめた頃ここは大抵通っていたのだがだんだん通らなくなっていたな。その頃は真夏の7,8月なんて来ることなかったからまず出会わなかっただろうけどね。

チダケサシ

数株あったけど皆花は終わり、これがなんとか花が見られる状態だった。

チダケサシ

花が密集して一つだけ切り出すのが難しい。花弁は5枚なのが何とか分かる。雄しべは10本だそうだ。

チダケサシ

中央に見えているのが雌しべかな、特に柱頭が膨らんでいるとかいうことはなさそうだ。雄しべは熟するに連れて淡紅色から青紫色に変化する。

チダケサシ

2-4回羽状複葉の葉、重鋸歯を持つ。これでは分かりにくいですが元の画像だとなんとか重鋸歯が分かります。

チダケサシ

ユキノシタ科チダケサシ属

(7月26日撮影)
2013. 07. 30  
やっと出会えたホンゴウソウ、去年花後の状態を見ているので驚きはないけどやはり花を見ることが出来て嬉しかった。1年が待ち遠しかったよ。

ホンゴウソウ

写真では結構赤っぽく写っていますが実際はもっと暗赤色、立った状態で見てもまず分かりません。白く見えているのがヒナノシャクジョウ、どちらも秋吉台では超レア物だけどこれが同じ場所で見られると言うなんと贅沢。

ホンゴウソウ

顔を地面に近づけないとほんとわかりません、これでもまだ分かりやすい状態。

ホンゴウソウ

下の方に雌花、上の方に雄花をつける。これは雌花。雰囲気はヒメコウゾと似てますね、大きさも種類も全然違いますが。

ホンゴウソウ

中央に見えているのが雄花かな。なんせ薄暗いからドアップ失敗、と言い訳(^^;)

ホンゴウソウ

高さは2cmくらいでしょうか。緑色の苔に赤いホンゴウソウが妙に似合ってます。

ホンゴウソウ

ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属

(7月26日撮影)
2013. 07. 30  
初めてのヒナノシャクジョウ、湿っぽい暗い林内に咲いていますが白く見えているのがそれ。この中にホンゴウソウも咲いていますが殆ど分かりませんね。

ヒナノシャクジョウ

金平糖の破片を散らしたよう。黒い地面に白い花、かなりマイナス補正したけどそれでも白飛びしてしまった。

ヒナノシャクジョウ

細い茎を伸ばして先端に数個の花を咲かせます。筒状の花の長さは4,5mmくらい、写真で見ていたよりずっと小さかった。

ヒナノシャクジョウ

茎には鱗片状になった葉がついている。光合成はしない腐生植物。

ヒナノシャクジョウ

3枚の外花被片とその間に小さな内花被片、花の内側が黄色く色づいている。朝雨が降ったので水が溜まっているな。

ヒナノシャクジョウ

花筒の内側にも三つほど何かがありますが雄蕊でしょうか。

ヒナノシャクジョウ

ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属

(7月26日撮影)
2013. 07. 29  
台地の上ではカセンソウが花盛りですがこちらは麓の川の側湿っぽい場所を好むホソバオグルマ

ホソバオグルマ

花はカセンソウとよく似てる

ホソバオグルマ

オグルマは頭花の大きさが最大で2.5cmくらいだそうでカセンソウは4cmくらい、でもそんなに違いがあったかな。

ホソバオグルマ

総苞片がハッキリ違い、こちらは細長く数も多い。

ホソバオグルマ

名前の通り葉は細い、と言うより細長いと言ったほうが正確なような。

ホソバオグルマ

ハチだかアブが訪問、触覚で探っているよう、後ろ足に花粉を付けていますね。

ホソバオグルマ

キク科オグルマ属

(7月20日撮影)
2013. 07. 29  
こちらも休耕田にたくさん生えていたアゼナの仲間

アメリカアゼナ

葉に明瞭な鋸歯があるからアメリカアゼナでしょうか、でも1枚目の写真下の方の葉ははっきりした鋸歯がないから迷うんだよね。

アメリカアゼナ

4本の雄しべの内2本は仮雄しべで葯がない。これも葯が二つしか見えてないからやはりアメリカアゼナかな。

アメリカアゼナ

突き出た下唇先端は昆虫の着地場でしょうか。

アメリカアゼナ

内部に小さな昆虫(ハエ?)がいるがこれは花粉の媒介をしてくれるかな。

アメリカアゼナ

オオバコ科(アゼナ科とも)アゼナ属またはアゼトウガラシ属

(7月20日撮影)
2013. 07. 29  
休耕田にたくさん生えたトキンソウ

トキンソウ

花を探したけど下の方の大きなのは既に実になっているようです。中間のに花が咲いているような。

トキンソウ

一見花のようですがこれはまだ蕾、中央の紫褐色のが両性花で廻りに多数の雌花

トキンソウ

黄色く見えているのが咲き始めのようです。

トキンソウ

キク科トキンソウ属

(7月20日撮影)
2013. 07. 28  
前回は咲いていたのを撮っただけ状態だったので撮り直し。

カワラナデシコ

藪の中に咲く様は野草界の園芸種のよう(意味不明)

カワラナデシコ

雄しべ先熟で何本かの雄しべが直立しているけど雌しべはまだ見えてません。

カワラナデシコ

雄しべが周囲に倒れかかり中央に雌しべが伸び始めている。

カワラナデシコ

雌しべが伸びた雌性期状態。

カワラナデシコ

雌しべの花柱は2本だが変わった形をしてますね、毛が生えているようだ。花弁の基部にも毛が生えている。

カワラナデシコ

ナデシコ科ナデシコ属

(7月20日撮影)
2013. 07. 28  
オトギリソウの仲間と言えば湿っぽい場所に咲く感じだがこれは台地の上に咲いたオトギリソウ、でもドリーネの縁だから植物的には多少は湿っぽいのかな。下の白い花はヒメジョオン、秋吉台でも最も普通に見られる花かも、なので殆ど無視。

オトギリソウ

暑い日差しの下で撮るのは大変だけど写真は綺麗に写る・・・ような気がする。

オトギリソウ

直立した多数の雄しべは基部が合着、雌しべは3本で柱頭が赤く雄しべと区別しやすいのはご愛敬。

オトギリソウ

葉には黒点が多数。

オトギリソウ

オトギリソウ科オトギリソウ属

(7月20日撮影)
2013. 07. 28  
ハチが蜂の巣らしい巣作りをしていた。

キボシアシナガバチ

一応蜂だから怖々と近づく。調べてみるとキボシアシナガバチのようで蛹部屋の蓋が黄色くなっているのが特徴だとか。今まで巣は割と見かけたがこいつだったのね。

キボシアシナガバチ

4匹いますがこの中に女王蜂がいるんでしょうか。

キボシアシナガバチ

部屋の中に卵が産み付けられています。大きくなった幼虫も見えています。結構攻撃性の強い蜂のようで知らなかったとは言えよく近づいたな(^^;)

キボシアシナガバチ

アシナガバチ科

(7月20日撮影)
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平家蟹

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