2013. 09. 30  
初めはギョウギシバが蕊でも出しているのかなと思って近寄ってみたが

アゼガヤツリ

カヤツリグサ科でした。せっかく近寄ったんだから撮影

アゼガヤツリ

アゼガヤツリかコアゼガヤツリか迷ったけどアゼガヤツリかな。茎頂に花序より長い2~4個の苞葉をつけ(これはちぎれて短いですが)少数の花序枝を出す。コアゼガヤツリは花序枝が7-10と多い。

アゼガヤツリ

10前後の小穂をつける、コアゼガヤツリは3-8個と少ない。小穂は著しく扁平で、鋭頭、鈍い金属光沢があるそうだけど見比べてみないとわかりづらいな。

アゼガヤツリ

カールした白いのが花柱で黄色い葯を持った雄しべも出ています。

アゼガヤツリ

アゼガヤツリは柱頭が2岐、コアゼガヤツリは3岐だそうです。

アゼガヤツリ

カヤツリグサ科カヤツリグサ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 30  
この前はイヌタデとボントクタデを間違えたけどこれは正真正銘のボントクタデ

ボントクタデ

花は疎らにつく、なんでこの前間違えたかな(^^;)

ボントクタデ

葉には黒斑がある、100%あるとは限らないが。ヤナギタデと比べると幅が広い。

ボントクタデ

柱頭は三裂、花柱の途中で分岐しているのを撮ったのは初めてだな。

ボントクタデ

筒型の托葉鞘、伏毛が見られる、縁毛は筒の1/2の長さ。

ボントクタデ

タデ科イヌタデ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 30  
ヤナギタデは葉がホッソリしてわかりやすいかなと思う、黒斑はなさそう。

ヤナギタデ

立ち姿もスラッとしてまさしく柳腰(違)

ヤナギタデ

雄しべは6本、雌しべ柱頭は二裂偶に三裂

ヤナギタデ

托葉鞘は筒型で縁に短い毛がある、でもこれは長いな。

ヤナギタデ

葉を囓ってみました、確かに辛かった。

ヤナギタデ

タデ科イヌタデ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 29  
春先はあちこちで葉を見かけていたのですが草刈などされて花の時期はあまり見かけなくなります。この日も花が咲いていたのはこれだけ。

ツルニンジン

下向きに咲く花、ツリガネニンジンより余程釣り鐘らしい。花冠の付け根に距があるそうで右側に僅かに見えています。

ツルニンジン

やはりこの花は下から撮りたい。

ツルニンジン

それも模様が同心円になるように撮りたい、これは何とかOK。柱頭が開いた雌性期のようですがまだ雄しべもしっかり残っていてなったばかりかな。

ツルニンジン

こちらは柱頭がそれ程開いてなくて雄性期のようです。

ツルニンジン

萼に包まれた蕾、咲くのは次の日くらいかな。

ツルニンジン

別の場所ですが4月にとっておいた葉。4輪生の葉が特徴的。

ツルニンジン

キキョウ科ツルニンジン属

(9月23日撮影)
2013. 09. 29  
秋の七草、6種までは撮ったけど最後のススキは忘れていたなと林道脇で撮影、七草の中で一番遅いですがそれでも8月下旬には咲いていましたね。

ススキ

出来れば台地の上青空の下で撮りたかったけどこの日は予定がなかったのでこの辺りでお茶を濁す。

ススキ

黄色い葯が鳴子のようにぶら下がってラブリー、ぶら下がる方が風で花粉が飛びやすいのかな。ブラシのような雌しべはまだ芒の中に隠れている。

ススキ

こちらは葯の色が変わっていて紫色の雌しべが出ています。やはり雄しべと雌しべの時期をずらしているんでしょうか。

ススキ

イネ科ススキ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 29  
田圃脇に沢山咲いていたけどカワラスガナでいいかな。

(追記)マツモムシさんの指摘でアゼガヤツリのようです。カワラスガナからタイトル変更

アゼガヤツリ

花序は茎頂に一つだけつくそうだけど密生してるとわかりにくいな。

アゼガヤツリ

小穂を四方八方に伸ばしている。

アゼガヤツリ

蕊が出ているのを探したけどハッキリ出ているのはなかったな。

アゼガヤツリ

カヤツリグサ科カヤツリグサ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 28  
湿っぽい場所に生えていたカヤツリグサの仲間

ヒメクグ

初めはイヌクグかなと思ったけどちょっと違う、そもそもイヌクグは乾燥した場所に生えるしヒメクグのようです。

ヒメクグ

まるで十字形の葉のようだけど左右と上のは苞葉のようです。球形の花序、小穂に緑の筋が入って可愛い。

ヒメクグ

白い花柱やうす茶色の葯が出ています。カヤツリグサも蕊が出ていると撮る気になるな。名前がわからなくてボツにすることもあるけど。

ヒメクグ

よく似たのにアイダクグがあって鱗片の竜骨に棘があるそうだ。

ヒメクグ

更に拡大、緑色の部分が竜骨なんでしょうか。棘はなさそうだからヒメクグでいいかな。

ヒメクグ

カヤツリグサ科カヤツリグサ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 28  
別名アキノギンリョウソウ。昨年とは別の場所で咲いていました。と言っても50mくらいしか離れてませんが。昨年一昨年とこの下方でも花後の黒くなったのを見かけていましたが今年は咲いてなかったな。

ギンリョウソウモドキ

まだ出てきたばかりでしょうか、あまり伸びてません。

ギンリョウソウモドキ

さすがにこの高さでは中を覗くのは無理だな。

ギンリョウソウモドキ

こちらが昨年の場所、変わりなく咲いていた。周辺も探してみたが見つからずこの狭い場所だけ、環境はそんなに変わりないのにな。

ギンリョウソウモドキ

ギンリョウソウより伸びてくるかな。そう言えば秋吉台ではまだギンリョウソウを見かけていない、来年の宿題。

ギンリョウソウモドキ

ツツジ科シャクジョウソウ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 28  
秋吉台では初めてのノササゲ、昨年は見ていたけどここは別の場所、同じ場所で見かけたヤブマメはこの日あちこちで見ることが出来ましたがこちらは少ないかな。先週撮ったけどあまりいいのがなかったので撮り直し、でも咲いている花が少なくてたいして変わりはなかた。

ノササゲ

マメ科の旗弁は丸っぽい形をしていることが多いですがこれは四角っぽい。

ノササゲ

こちらは更に厳つい姿。

ノササゲ

細長い三小葉、長卵形だそうですがこれは長三角形に近いな。

ノササゲ

マメ科ノササゲ属

(9月23日撮影)
2013. 09. 27  
秋吉台では初めて県内でも初めてのキバナアキギリ、岡山県の山で飽きるほど見ていたけど是非秋吉台で見たかったんだよね。でも生えているのならここだろうと思ってきたら正解でした。

キバナアキギリ

側で草刈りされていてやばいかと思ったけど珍しそうな花が咲いていたので刈らずにおいたとか、感謝。珍しい花だから私からも刈らないよう頼んでおきました。

キバナアキギリ

赤い下を伸ばしたお化けが今晩は(昼間だけど)と出てきたような。

キバナアキギリ

正面から見ると意外と幅が狭い。

キバナアキギリ

三つ仲良く並んでいる。

キバナアキギリ

変わった構造の雄しべ、花糸がT字型になっていて上側は完全な葯、下側のは不完全な葯だとか。

キバナアキギリ

花柱の先端は紫色で二裂している。

キバナアキギリ

すぐ側で群生していた場所もあった。ここは草刈りされないかな。

キバナアキギリ

見つかるときは重なって見つかるものでここは更に別の離れた場所。花は少ないけどここの方が撮りやすいかな。去年この場所を知ったけど夏以降は暗くて来てなかったかな。

キバナアキギリ

シソ科アキギリ属

(9月23日撮影)
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