2014. 04. 30  
アケビが巻き付いていた同じ木にミツバアケビも巻き付いていた。これでは自然交雑種のゴヨウアケビも出来やすいはずだ。名前の通り小葉が3枚ではっきりした鋸歯もあります。

ミツバアケビ

雌雄異花でブドウの房のようにぶら下がっているのが雄花で基部に雌花があります。雌花を咲かせない雄花序もあります。

ミツバアケビ

雌花はアケビより色が濃い。

ミツバアケビ

短枝の先から葉柄や花柄が出てくる。下に伸びているのが花柄

ミツバアケビ

正面から見ると萼片から出てきているようにも見える。

ミツバアケビ

アケビ科アケビ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 30  
台地上や林道沿いに普通に見られるアケビ

アケビ

雌雄異花でこれは雄花、雄しべの葯がまるでロボットの爪のようです。

アケビ

透過光で。雌花よりは小さいがミツバアケビの雄花よりは大きい。

アケビ

雌花を透過光で、柱頭は普通6本。

アケビ

開花直前の様子、まるで風船のようです。

アケビ

背後から見ると萼片であることが分かります。

アケビ

内側に小さな萼片のようなのがありました。これが花弁なんでしょうか、先祖返りして出てきたのかな。

アケビ

小葉は全縁で5枚、でもゴヨウアケビというのがあるからややこしい。ゴヨウアケビの小葉は鋸歯がある、と言っても波打つような感じですけどね。

アケビ

アケビ科アケビ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 29  
数が多いのでこの時期目立つサルトリイバラ

サルトリイバラ(雄花)

茎が丈夫なので他に巻きつかなくても水平に蔓を伸ばせるけどやはり巻きつくほうが有利なんだろうな。

サルトリイバラ(雄花)

雌雄異株でこれは雄花、花自体は地味だけど黄金色に輝く様子が好み

サルトリイバラ(雄花)

光に透かしてみました。

サルトリイバラ(雄花)

こちらは雌花、違いがはっきりしていてわかりやすい

サルトリイバラ(雌花)

柱頭は3本、お互い痕跡がなく雌雄の違いがはっきりしているのも潔いな(わかりやすいともいう)

サルトリイバラ(雌花)

開く前の花を見るとかってはユリ科と分類されていたのも納得

サルトリイバラ(雌花)

サルトリイバラ科サルトリイバラ属もしくはシオデ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 29  
キバナシロタンポポというのがあって同じ株から白と黄色の花が咲くそうだがさすがにこれがそうだとは思わなかったけど同居しているのも珍しいと思って撮っておいた。

タンポポ

白はシロバナタンポポだし

タンポポ

黄色はセイヨウタンポポ、根本を見てもわかりづらかったけど別の株のようです。

タンポポ

1枚目の写真からここは圧縮された土の表面、野草が育ちにくい場所で偶々割れ目に両者の種が飛んできて発芽したようです。どちらかが少しでも早く成長するともう一方は成長できなかっただろうから全く同じように成長してきたんだろうな。

キク科タンポポ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 29  
一面に咲いたノヂシャ、秋吉台では初めてなので撮ってみた

ノヂシャ

他にもヒメオドリコソウにオオイヌノフグリ、畑の側は外来種の添加ですね。

ノヂシャ

2,3mm程度の小さな花、小ささは集団でカバー。多数の花が集まっているとピントも合わせやすい。

ノヂシャ

一応ノヂシャが主役だけどここのヒメオドリコソウは随分赤いな。

ノヂシャ

スイカズラ科ノヂシャ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 28  
林縁に真っ白な花を多数つけていた、初めはオオシマザクラかと思ったけどさすがにこの時期こんなに満開状態ということはないだろう。

ヤマナシ

樹皮が縦に裂けていてこれはもうサクラではありません。いろいろ考えてヤマナシかな、だとすると初めてだ。

ヤマナシ

下の方には全く咲いていないので望遠で撮影、こういう時コンデジの望遠の限界を感じるな。

ヤマナシ

短枝の先に散房花序で5-10個の花をつける。花柄が結構長そう。

ヤマナシ

葉は卵形または狭卵形、芒状の鋸歯があるそうだがこれではわからないな。秋に実が生ったらもう一度確認してみよう。栽培ナシの原種だそうだけど確かにこんなに高木に生ったら栽培用としては不向きだな。

ヤマナシ

バラ科ナシ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 28  
鳥の糞かと思ったらタイリンアオイの蕾だった(^^;)

タイリンアオイ

この辺りに沢山咲いていた。

タイリンアオイ

ミヤコアオイと違い花は上向きだから撮りやすい。

タイリンアオイ

下部に丸く見えているのが萼筒

タイリンアオイ

時々葉の模様が全く違うのを見かけますが同じ場所だしこれもタイリンアオイなんだろうな。この模様の葉で花を咲かせているのはまだ見たことがない。

タイリンアオイ

花内部の白い特機があまりないのがありました。

タイリンアオイ

花弁の形も随分違う。ミヤコアオイとタイリンアオイとの交雑種ナガトカンアオイというのがあるそうだがこれがそうかどうかはわからない。帰ってからその名前を知ったしな。

タイリンアオイ

ウマノスズクサ科カンアオイ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 28  
一面に群生したカテンソウ、今年初めての場所だが今までで(と言っても3カ所目だが)一番群生していた。

カテンソウ

雌雄異花で雄花は茎を長く伸ばして花を咲かせる。花粉を飛ばすのに都合がいいんでしょうね。

カテンソウ

赤い花被片に包まれた雄花が開いてきて1本ずつ雄しべが発条仕掛けのように出てきて花粉を飛ばします。

カテンソウ

2本目、花粉を飛ばす瞬間を見てみたいな。

カテンソウ

最終的には5本出てきて花らしく見えます、花には違いないんですけどね。

カテンソウ

葉腋に咲く雌花、特機のように見えているのが雌しべでしょうか。地味な花も多いけどこれはトップクラスかな。

カテンソウ

イラクサ科カテンソウ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 27  
去年とは別の場所で見つけたムサシアブミ、三小葉の葉が大きいから目立ちます。

ムサシアブミ

ここは初めて通る林道、他の花も期待したけどムサシアブミやマムシグサばかりだった。

ムサシアブミ

内部が撮りにくい花、咲いたばかりだと先端の上下がくっついてないみたい。

ムサシアブミ

花は不気味だけど上部の縦縞は大変美しい。

ムサシアブミ

出始めたばかりの花、既に開いた状態で花が出てきます。

ムサシアブミ

サトイモ科テンナンショウ属

(4月19日撮影)
2014. 04. 27  
前回の記事で雌株を撮り忘れたと書きましたがやっと見つけました。来年の宿題にならなくてよかったと思ったけど既に雌花は撮っていました(^^;)

クロモジ(雌株)

カニの目玉のような雄しべが見えていないので雌花なのは明らか

クロモジ(雌株)

正面から見ると分かりにくいですが左にややずれて雌しべの柱頭が見えています、黄色いのは腺体。

クロモジ(雌株)

横から見ると扁平な柱頭が突き出ています。基部の子房も見えている。

クロモジ(雌株)

クスノキ科クロモジ属

(4月19日撮影)
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平家蟹

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