2014.
06.
30
秋吉台では初めてのヤマアジサイ、暫く前から見ていましたがようやく中央の両性花が咲き始めたので撮ってみました。

周りの装飾花があってこそのアジサイですがやはり両性花が咲いて雄しべが出てないとさまになりません。

装飾花の萼片は普通4枚。

装飾花に比べて地味な生殖花ですが花糸が青くて結構華やかです、葯が丸いのも可愛い。

雄しべは10本、雌しべは4本、左の花には小さな花弁も見えてます。

葉は薄く縁に鋸歯があリ光沢はない、ガクアジサイは葉の幅が広く光沢があるそうだ。

アジサイ科アジサイ属
(6月19日撮影)

周りの装飾花があってこそのアジサイですがやはり両性花が咲いて雄しべが出てないとさまになりません。

装飾花の萼片は普通4枚。

装飾花に比べて地味な生殖花ですが花糸が青くて結構華やかです、葯が丸いのも可愛い。

雄しべは10本、雌しべは4本、左の花には小さな花弁も見えてます。

葉は薄く縁に鋸歯があリ光沢はない、ガクアジサイは葉の幅が広く光沢があるそうだ。

アジサイ科アジサイ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
30
今秋吉台で一番多く見られる樹木の花クマノミズキ、数が多いだけでなく1本の木でも花序ごとに多少ずれて咲くから長く見ることが出来ます。

花序の中央が一段高くなるとか、確かにその傾向があるような。

ピンと伸びた4枚の花弁に4本の雄しべ、花柱の基部には肌色の花盤、ここから蜜が出ます。近くで見ると白い花ですが遠目で見ると黄色がかって見えます。

花粉を付けた葯が外を向いています、自家受粉を少しでも防ぐ工夫か。

時間が経つに連れて花弁が強く反り返る。

ミズキ科ミズキ属
(6月19日撮影)

花序の中央が一段高くなるとか、確かにその傾向があるような。

ピンと伸びた4枚の花弁に4本の雄しべ、花柱の基部には肌色の花盤、ここから蜜が出ます。近くで見ると白い花ですが遠目で見ると黄色がかって見えます。

花粉を付けた葯が外を向いています、自家受粉を少しでも防ぐ工夫か。

時間が経つに連れて花弁が強く反り返る。

ミズキ科ミズキ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
30
林道脇に咲いていたユキノシタ、植えられることも多いからなるべく人里から離れた場所で撮影、そこまで拘る必要もないんだけどね。

花を色で分けるならこれは間違いなく白い花

でも近寄ってみるとこんなにカラフル、初心者の頃花を色で分類しようかと思ったけどこんなのを見てさっさと断念(笑)

黄色いのは花盤、こんなのまでカラフル。

2本の長い雌しべが下向きに突き出る、花柄や萼片には毛が生える、腺毛のようです。

ユキノシタ科ユキノシタ属
(6月19日撮影)

花を色で分けるならこれは間違いなく白い花

でも近寄ってみるとこんなにカラフル、初心者の頃花を色で分類しようかと思ったけどこんなのを見てさっさと断念(笑)

黄色いのは花盤、こんなのまでカラフル。

2本の長い雌しべが下向きに突き出る、花柄や萼片には毛が生える、腺毛のようです。

ユキノシタ科ユキノシタ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
29
群生したヤナギバヒメジョオン

右側の一回り大きいのがヘラバヒメジョオン

ヤナギバの頭花は12,3mm、ヘラバは一回り大きい17,8mmくらいでした。

頭花自体は変わりなく

総苞片の先端が茶色くなっているが特に特徴ということはなさそう、ヘラバの方も茶色だったりそうでないのもありました。

頭花をつける茎が細くナヨナヨしていました、全体にとりとめが無いですね。

葉は細く鋸歯がない。

上部の葉は更に細く。
「日本帰化植物写真図鑑」に載っているのとはだいぶ違う、ネットで調べてもいまいちハッキリしないところもありますが一応ヤナギバヒメジョオンとしてアップ。

キク科ムカシヨモギ属
(6月19日撮影)

右側の一回り大きいのがヘラバヒメジョオン

ヤナギバの頭花は12,3mm、ヘラバは一回り大きい17,8mmくらいでした。

頭花自体は変わりなく

総苞片の先端が茶色くなっているが特に特徴ということはなさそう、ヘラバの方も茶色だったりそうでないのもありました。

頭花をつける茎が細くナヨナヨしていました、全体にとりとめが無いですね。

葉は細く鋸歯がない。

上部の葉は更に細く。
「日本帰化植物写真図鑑」に載っているのとはだいぶ違う、ネットで調べてもいまいちハッキリしないところもありますが一応ヤナギバヒメジョオンとしてアップ。

キク科ムカシヨモギ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
29
小さな丸い葉を段々につけた姿で分かりやすいキキョウソウ、別名ダンダンギキョウ

頂部に複数の花を咲かせる。頭花が一つのヒナキキョウソウはまだ見たことがない。

上の方の花は花弁も萼片も五裂

下の方は閉鎖花をつける、萼片は3-4裂、茎には稜があり毛が生える。

いかにもキキョウ科らしい可愛い花、雌しべの柱頭が三裂。

キキョウ科キキョウソウ属
(6月19日撮影)

頂部に複数の花を咲かせる。頭花が一つのヒナキキョウソウはまだ見たことがない。

上の方の花は花弁も萼片も五裂

下の方は閉鎖花をつける、萼片は3-4裂、茎には稜があり毛が生える。

いかにもキキョウ科らしい可愛い花、雌しべの柱頭が三裂。

キキョウ科キキョウソウ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
29
林道脇に生えていたクララ、今まで台地上でばかり見ていたけど林道は初めてかな、日当たりの良い場所ではあったけどね。

地味な花だから蕊でも出てないと撮る気がしない。

(6月19日撮影)
後日台地上で撮影

青空をバックにしても地味は地味

どの花も雌しべが突き出ています。

雄しべより突き出た雌しべ、先端が若干扁平

山のてっぺんにも咲いていた。ここからは秋吉台らしい風景が見られるけど往復に時間がかかってしまう。その割に花の種類が少ないのが難点。

(6月25日撮影)
マメ科クララ属

地味な花だから蕊でも出てないと撮る気がしない。

(6月19日撮影)
後日台地上で撮影

青空をバックにしても地味は地味

どの花も雌しべが突き出ています。

雄しべより突き出た雌しべ、先端が若干扁平

山のてっぺんにも咲いていた。ここからは秋吉台らしい風景が見られるけど往復に時間がかかってしまう。その割に花の種類が少ないのが難点。

(6月25日撮影)
マメ科クララ属
2014.
06.
28
秋吉台では初めてのマタタビ、花の時期に葉が白くなるのですぐわかります。でも5月下旬には白くなっているのを見ましたから蕾かその前から白くなってきているようです。

まるで粉を吹いているようですが多分ハンゲショウと同じで葉緑素が分解されて白くなっているんでしょうね。

葉の裏に多くの花を咲かせる。ハンゲショウの花は地味だから葉を白くして目立たせるのは分かるけどマタタビの花はそんなに地味でもないけどね。でも遠くからでも目立つのは確か。

雄花と両性花があリこれはもう一目で両性花と分かる。シマサルナシとそっくりだがあちらは葯が茶色、またウラジロマタタビは葯が黒色。

こちらは花柱の数がやや少なくあまり広がっていない。

こちらは雄しべの数が少ない。両性花だけど花粉は受精能力がなく実質雌花だと言われています。

これは雌花だと言われていた花だけど花弁と雄しべが早くに脱落したものだそうです。

左に両性花、右に雌しべだけの花、が同じ蔓に花をつけています。

これは雄花、雌花は1個ずつだけだけど雄花は1-3個の花をつける。

花柱がないのでスッキリ雄花と分かりやすい。

奥に雌しべの痕跡が残っているようです。

マタタビ科マタタビ属
(6月19日撮影)

まるで粉を吹いているようですが多分ハンゲショウと同じで葉緑素が分解されて白くなっているんでしょうね。

葉の裏に多くの花を咲かせる。ハンゲショウの花は地味だから葉を白くして目立たせるのは分かるけどマタタビの花はそんなに地味でもないけどね。でも遠くからでも目立つのは確か。

雄花と両性花があリこれはもう一目で両性花と分かる。シマサルナシとそっくりだがあちらは葯が茶色、またウラジロマタタビは葯が黒色。

こちらは花柱の数がやや少なくあまり広がっていない。

こちらは雄しべの数が少ない。両性花だけど花粉は受精能力がなく実質雌花だと言われています。

これは雌花だと言われていた花だけど花弁と雄しべが早くに脱落したものだそうです。

左に両性花、右に雌しべだけの花、が同じ蔓に花をつけています。

これは雄花、雌花は1個ずつだけだけど雄花は1-3個の花をつける。

花柱がないのでスッキリ雄花と分かりやすい。

奥に雌しべの痕跡が残っているようです。

マタタビ科マタタビ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
28
年々少なくなってきていたホザキザクラ、とうとう今年はこの一株だけでした。

それでなくても儚げだったのに花の数も少なく来年は大丈夫かな。

でも今までで一番綺麗に撮れたような気がする。花筒内側の雄しべや小さな柱頭もくっきり写ってます。

花柄や萼片に毛が多い、萼片のは腺毛のようです。

花が丸ごとそっくり落ちていました。花弁の基部や花筒の内部に細かな毛が生えてます。

これは多分葉かな、でも茎は伸びていない。1年草なので栄養を貯めて来年、というわけにはいかないしな。

サクラソウ科ホザキザクラ属
(6月19日撮影)

それでなくても儚げだったのに花の数も少なく来年は大丈夫かな。

でも今までで一番綺麗に撮れたような気がする。花筒内側の雄しべや小さな柱頭もくっきり写ってます。

花柄や萼片に毛が多い、萼片のは腺毛のようです。

花が丸ごとそっくり落ちていました。花弁の基部や花筒の内部に細かな毛が生えてます。

これは多分葉かな、でも茎は伸びていない。1年草なので栄養を貯めて来年、というわけにはいかないしな。

サクラソウ科ホザキザクラ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
28
林道沿いに咲いたホタルブクロ、秋吉台では意外と見かけず去年もこの辺りで撮ってるな。

夜の内に雨が降ったせいか水滴がついてます。鐘形の花を下向きに咲かせるのも雨による花粉の流失を防ぐため。

普通外側に斑点模様はないが左の花には見えてます。

よく見ると花弁が半透明になって内側の模様が透けて見えているようです。雨にやられたせいかな。

ガラス細工の花のようで綺麗

そのおかげで内側の長毛がよく分かります。

雄しべ先熟で上の花はもう柱頭が三裂した雌性期、下の花はまだの雄性期だが花粉は蕾のうちに出しているとか。

萼片の間の付属体が反り返る、萼片にも毛が生えるがこれは少ないですね。ヤマホタルブクロは萼片無毛で付属体の反り返りがなく膨らむだけだとか。

キキョウ科ホタルブクロ属
(6月19日撮影)

夜の内に雨が降ったせいか水滴がついてます。鐘形の花を下向きに咲かせるのも雨による花粉の流失を防ぐため。

普通外側に斑点模様はないが左の花には見えてます。

よく見ると花弁が半透明になって内側の模様が透けて見えているようです。雨にやられたせいかな。

ガラス細工の花のようで綺麗

そのおかげで内側の長毛がよく分かります。

雄しべ先熟で上の花はもう柱頭が三裂した雌性期、下の花はまだの雄性期だが花粉は蕾のうちに出しているとか。

萼片の間の付属体が反り返る、萼片にも毛が生えるがこれは少ないですね。ヤマホタルブクロは萼片無毛で付属体の反り返りがなく膨らむだけだとか。

キキョウ科ホタルブクロ属
(6月19日撮影)
2014.
06.
27
初めてのノハラナデシコ、草むらの中に隠れるように咲いていた。和風な名前だけどヨーロッパ原産の外来種。

真っすぐ立って頂部に花を咲かせる。

花は意外と小さく1cmくらいだった。

花弁には白い斑点、中央辺りに赤い斑点、縁が不規則に切れ込む。

頂部に複数の花、蕾や咲き終わったのもある。

花柱が突き出ている、雄性先熟のようです。花柱や花弁に毛が生えている。

裏から見ても花弁の毛が見えている、結構長そう。

花の大きさの割に長い萼筒。

細い葉が対生。

ナデシコ科ナデシコ属
(6月19日撮影)

真っすぐ立って頂部に花を咲かせる。

花は意外と小さく1cmくらいだった。

花弁には白い斑点、中央辺りに赤い斑点、縁が不規則に切れ込む。

頂部に複数の花、蕾や咲き終わったのもある。

花柱が突き出ている、雄性先熟のようです。花柱や花弁に毛が生えている。

裏から見ても花弁の毛が見えている、結構長そう。

花の大きさの割に長い萼筒。

細い葉が対生。

ナデシコ科ナデシコ属
(6月19日撮影)