2014. 08. 31  
8月上旬にこの場所で見つけていたヤマニガナ、その時は花は一つだけだったのでもっと咲いてからと思って来てみたらもう大分綿毛になっていました。でも蕾も多く花は長くゆっくり咲かせるみたいです。

ヤマニガナ

アキノノゲシに似ていますがそれより黄色が濃く花のつき方も違うので間違えることはないでしょう。

ヤマニガナ

クルンとカールした雌しべが可愛い、この手のはこればっかりや。

ヤマニガナ

集葯雄蕊から雌しべが花粉を押し出している様子が分かります。

ヤマニガナ

総苞はホッソリ系で基部が膨らむ。

ヤマニガナ

綿毛の様子。

ヤマニガナ

上部の葉は線形ですが下部の葉は十字槍のようになっています。秋吉台のはこういうのが多いですがネットで見ると変異が大きいみたいですね。

ヤマニガナ

キク科アキノノゲシ属

(8月23日撮影)
2014. 08. 31  
オミナエシと違って台地の上だけでなく林道沿いにも咲くオトコエシ、同じ道の上りでなく下りで見つけた、左後方に見えているヒヨドリバナとイメージが似ていて見逃したみたい(汗)

オトコエシ

とは言え違いは明らかなんですけどね、やはり注意不足。

オトコエシ

オミナエシを白くしたような花。

オトコエシ

4本の雄しべが突き出ています、まだ雌しべは見えていない。

オトコエシ

こちらは雌しべが雄しべを避けるようにして出ています、柱頭が扁平。

オトコエシ

花筒内部に毛が密生、小さな昆虫防御でしょうか。

オトコエシ

スイカズラ科オミナエシ属

(8月23日撮影)
2014. 08. 31  
林道沿いなどでよく見かけるウド、同じ仲間のタラノキは背が高いから撮りにくいけどこちらは低いから容易。そう言えば今年はタラノキは撮ってないな。

ウド

花自体は超地味だけど見事な球形花序を多数つけるから目立つこと目立つこと。

ウド

上部に両性花、下部に雄性花をつけるそうでこれは両性花なんだけど雄性期雌性期で分けたほうがよさそうな。

ウド

こちらは花弁や雄しべが散った雌性期

ウド

中間の状態は見かけたことないな。

ウド

右側は雄性期、左側は雌性期の花ばかりでした。

ウド

ウコギ科タラノキ属

(8月23日撮影)
2014. 08. 30  
2年ぶりのナンバンギセル、去年は不作で以前見つけていた場所で全く見つけられなかったからな。とは言え今年も笹薮を何度もかき分けやっとこれ一つ見つけた。

ナンバンギセル

花としては十分きれいな状態なんですが

ナンバンギセル

残念、まだ開いてなかった。

ナンバンギセル

ハマウツボ科ナンバンギセル属

(8月23日撮影)
2014. 08. 30  
一番安易な場所で撮ってしまったカワラケツメイ

カワラケツメイ

葉はいかにもマメ科ですが花はマメ科の蝶形花ではなく5枚の花弁がほぼ同じ形をしています。

カワラケツメイ

雄しべは4本、雌しべは1本

カワラケツメイ

雄しべは結構複雑な形をしています、先端に孔の空いたパイプのような。雌しべは割と花柱が太い、その下、毛の生えて緑色の部分は子房でしょうか。

カワラケツメイ

マメ科カワラケツメイ属

(8月23日撮影)
2014. 08. 30  
ノギクがポチポチ咲いているけどまだ本格的には程遠く、これはシロヨメナ

シロヨメナ

シラヤマギクに似ているけど舌状花が多い分華やかに見えます。

シロヨメナ

咲き始めの頃は筒状花が黄色でまだいいんだけど

シロヨメナ

終わりの頃は灰色っぽくなって楽さが大きい、これであまり好きになれない。

シロヨメナ

冠毛は3-5mmあるそうだがばらさないと見えないかな。

シロヨメナ

総苞は筒状のホッソリ系、短毛が生えている。

シロヨメナ

キク科シオン属

(8月23日撮影)
2014. 08. 29  
秋吉台では去年始めて見つけたカラスノゴマですがその後あちこちで見かけここも初めての場所でした。以前はシノノキ科でしたがこの科自体がそっくりアオイ科に移っています。

カラスノゴマ

下向きに咲く黄色い花、雄しべの中から雌しべがちょっと突き出ている。花柄基部にあるのは線形の托葉、中間にあるのは小苞で3本ある。

カラスノゴマ

正面から見るとスクリューのように捻れてますね。

カラスノゴマ

雌しべの周りにあるのは仮雄しべですが花粉がたっぷり出ていますね。その周りにある短いのが雄しべでこちらも花粉を出しています。

カラスノゴマ

もう一つ咲いていた。

カラスノゴマ

こちらも雄しべも仮雄しべも花粉を出しています。花粉に違いはあるのでしょうか、同じならあまり意味ないよね。

カラスノゴマ

前のは8時頃の撮影ですが2時間半後にもう一度撮ってみるとどちらの花粉もすっかりなくなっていました。雌しべの基部に毛の生えた子房が見えています。萼片もすっかり反り返っています。

カラスノゴマ

もう一つの方は仮雄しべの花粉は少なくなっているがまだ残っている。雄しべの花粉はなくなっているような。

カラスノゴマ

ヒラタアブの仲間が接近中、この子は空中でホバリング停止するから撮りやすい。

カラスノゴマ

アオイ科カラスノゴマ属

(8月23日撮影)
2014. 08. 29  
絡む相手がいないので地面を這いまわっていたアマチャヅル

アマチャヅル

おかげで花の撮りづらいこと

アマチャヅル

その分光を透過してみるのでガラス細工のように見えています。

アマチャヅル

雌雄異株でこれは雄花、雌花を探したけど見かけなかった。

アマチャヅル

花弁が緑色をしていると萼片かなと思いますが背後から見ると小さな萼片が見えています。

アマチャヅル

花柄や茎に開出毛が目立つ。

アマチャヅル

特徴的な鳥足状複葉、普通小葉は5枚。

アマチャヅル

葉の表には毛が生える。ヤブガラシの葉に似ていますがヤブガラシには毛がありません。

アマチャヅル

ウリ科アマチャヅル属

(8月23日撮影)
2014. 08. 29  
ウバユリが終わる頃交代するように咲いてくるタカサゴユリ、もう至るところで見られますね。

タカサゴユリ

ほっそり色白の美人系なんだけどやはり数が多すぎて価値を下げてるな。

タカサゴユリ

赤い筋が入っているのもあり変異がありそう。

タカサゴユリ

ほんと楚々としたなかに華やかさがあるんですけどね。

タカサゴユリ

花粉をこぼして行儀悪いよ、横向きに咲くユリ属の花はどうしてもこうなりますね。

タカサゴユリ

ユリ科ユリ属

(8月23日撮影)
2014. 08. 28  
去年まで水田だった場所にダイズが植えられていた、他でも見かけたな。一応三小葉なんだけど葉が大きくてマメ科らしく感じられません。

ダイズ

葉腋にマメ科らしい花を咲かせている。しかし茎が随分毛深いな。

ダイズ

翼弁が随分大きい。

ダイズ

花柄も短く茎にくっつくように咲いてます。ツルマメがダイズの原種だそうだけど随分イメージが違う。

ダイズ

マメ科ダイズ属

(8月18日撮影)
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平家蟹

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