2014. 09. 30  
休耕田に咲いていたアゼナ、沢山咲いていた撮り放題でした。画面にカヤツリグサの仲間も写っているけどそちらはパス。

アゼナ

葉に鋸歯がないのでアゼナですね、アメリカアゼナは鋸歯がある。

アゼナ

葉腋から長い花柄を伸ばして花を咲かせる。

アゼナ

5枚の萼片は細長い。

アゼナ

ここのは赤色が濃いのが多く青空に映えていた。

アゼナ

これくらいが普通の色でしょうか。

アゼナ

かなり白っぽいのもありました。

アゼナ

雄しべは完全なのが4本、上唇に沿って見えています。左右の棍棒状のは雌しべなのかな。

アゼナ

両側に突き出ているけどなんだか違うような気もする。

アゼナ

アゼナ科アゼナ属

(9月16日撮影)
2014. 09. 30  
畑に植えているんじゃないかと思うほど群生していたオオオナモミ、秋吉台では初めてで撮るのも8年ぶり。去年もここで見ていたけど既に実が生っていたので今年は注意していました。

オオオナモミ

雌雄異花で上(画面右)に雄花、その下に雌花をつける。

オオオナモミ

球状の雄花、まだ蕊が出始めたばかり。

オオオナモミ

花糸が合着した雄しべが突き出る、花粉も出ているようです。

オオオナモミ

雄花序の下の雌花、柱頭が出ています。

オオオナモミ

総包片が合着して壺状になり中に2つの雌花が入る、確かに柱頭も2ヶ所から出ているような。果実を割ってみると種が2個入ってますね。

オオオナモミ

大きな葉、浅く3-5裂。これは外来種で在来種のオナモミは殆ど見られないとか。

オオオナモミ

キク科オナモミ属

(9月16日撮影)
2014. 09. 30  
去年稲刈り後の田圃で僅かに咲いているのを見つけましたが別の場所のあぜ道で群生していました。ここはよく来るとこだけど微妙に通らないあぜ道、花が咲いていても気がついたかどうか分かりませんが。

ナガエフタバムグラ

花は殆ど終わり実が生っていました。

ナガエフタバムグラ

それでも僅かに花が咲いていた、葉は線形で対生。

ナガエフタバムグラ

花柄を伸ばして上向きに咲く花、タバコのパイプのようです。既に子房が膨らみ始めているような。

ナガエフタバムグラ

上向きなので花は比較的撮りやすい、花冠は四裂、雄しべは4本で葯も柱頭も白色。

ナガエフタバムグラ

アカネ科フタバムグラ属

(9月16日撮影)
2014. 09. 29  
今まで淡い色のヤブランは見たことがあるが白花は初めて、左が普通のヤブランで右が白花

ヤブラン(白花)

片方だけ影になって都合が悪かったけど真っ白でした。

ヤブラン(白花)

花だけでなく茎も白色、突然変異で今年になって出たのか毎年咲いていたのか、来年注意して見てみなくては。

ヤブラン(白花)

花は特に変わりなし

ヤブラン(白花)

白飛びしてはいけないのでかなりマイナス補正して撮影

ヤブラン(白花)

キジカクシ科ヤブラン属

(9月16日撮影)
2014. 09. 29  
去年は猛暑だったせいか殆ど見かけなかったけど今年は元気に咲いていたキツリフネ

キツリフネ

見れば見るほど面白い姿、花としての基本構造は変わりないんですけどね。距の先端がツリフネソウほど曲がらないようだ。

キツリフネ

花弁は3枚で上に1枚下に2枚、下のは大きくなり訪問昆虫の着地場になっているんでしょうか。

キツリフネ

花の内部の赤い斑紋は蜜標でしょうね。上側に雄しべと雌しべがあり大型昆虫でないと受粉には役に立ちそうにない。

キツリフネ

萼片の様子、その下側に見えているのが上側の花弁です。

キツリフネ

開く直前の花、既に距は伸びている。上に蕾が見えているがそれがこんなふうになるとは信じられません。

キツリフネ

楕円形の葉、丸まった粗い鋸歯がある。

キツリフネ

ツリフネソウ科ツリフネソウ属

(9月29日撮影)
2014. 09. 29  
咲き始めたキバナアキギリ

キバナアキギリ

前の場所はいい写真が撮れなかったので後日別の場所で撮影、右側に見える葉が基部が張り出した独特な姿。

キバナアキギリ

薄暗く湿っぽい場所に咲くので淡黄色の花が目立ちます。

キバナアキギリ

二裂した柱頭が飛び出ていてお化けのような姿

キバナアキギリ

花の奥に紫色のが見えていてワンポイントお洒落

キバナアキギリ

これは退化した雄しべで昆虫が蜜を求めて奥に行くとやじろべえの原理で上から雄しべが降りてきて虫の背中に花粉を付けます、巧みな工夫。

キバナアキギリ

シソ科アキギリ属

(9月16,21日撮影)
2014. 09. 28  
8月下旬に小さな蕾を見つけていたがやっと咲いていたツルニンジン、開くのに随分時間がかかるもんだ。大きな花に似合わない細いツル性の茎。

ツルニンジン

この花は模様が同心円状に撮るのがデフォ

ツルニンジン

柱頭が開き始めている、雄性から雌性へ変わる頃。外側に毛が随分生えている。柱頭の大きさに比べて花柱は随分細い。
(追記)毛でなく花粉だそうです。

ツルニンジン

こちらは花柱がすっかり開いています。大きな花には大きなアリが来るのか。

ツルニンジン

雄しべは二又のフォークのよう、花糸は板状なんですね。

ツルニンジン

開く寸前の蕾、花弁基部にコブのようにあるのが距でしょうか。

ツルニンジン

キキョウ科ツルニンジン属

(9月16日撮影)
2014. 09. 28  
新しい場所で生えていたギンリョウソウモドキ、今まで散発的に何ヶ所かで見ていますが毎年出てくるのは一ヶ所だけ、ここはどうだろ。中央の密集している所だけでなく周辺にも幾つか見えます。

ギンリョウソウモドキ

いつもの場所は狭くて撮りにくいけどここは大丈夫

ギンリョウソウモドキ

大きな柱頭が覗いています。

ギンリョウソウモドキ

序だから9月11日にアップした場所にも行ってきました。しっかり伸びています、例年より多く出ているような。

ギンリョウソウモドキ

石際にあるのがいつも長く伸びるような気がする。

ギンリョウソウモドキ

ツツジ科ギンリョウソウモドキ属

(9月16日撮影)
2014. 09. 28  
アキノノゲシの中で葉が切れ込まず全て細長い品種をホソバアキノノゲシといいます。この林道沿いで幾つも見かけました。これは茎が曲がっているけど花を咲かせているのはこれだけだった。

ホソバアキノノゲシ

細長い葉、普通のアキノノゲシでも上部の葉は切れ込まないのがあるから全ての葉というところがポイント。

ホソバアキノノゲシ

花はとくに変わらず。背景が暗いので色飛びしてしまった。

ホソバアキノノゲシ

キク科アキノノゲシ属

(9月16日撮影)
2014. 09. 27  
笹原から顔を出したムカゴトンボ、日当たりの良い湿地に生えますがとても湿地とは思えない。逆にこういうのが生えていることが秋吉台が湿地である証拠なんでしょうけどね。

ムカゴトンボ

こちらでは同じ場所から二株出ています、ムカゴトンボとしては贅沢な出方(笑)。今年は雨が多かったせいか例年に比べて多く出ているようです。と言っても絶対数は少ないですが。

ムカゴトンボ

長い茎を伸ばして緑色の花を総状につける。

ムカゴトンボ

これはまだあまり開いていない花

ムカゴトンボ

唇弁は三裂し中央裂片は舌状に垂れ下がり左右の裂片は糸状、左右に出ているのは側萼片。こういうのが見たかったのよね、去年はあまりいい状態のがなかったからな。

ムカゴトンボ

側萼片の間に見えているのが側花弁でその中央にちょっと突き出ているのが背萼片、距は棒状で垂れ下がる。

ムカゴトンボ

基部にある葉、普通大きなのが2枚で小さなのが数枚付く程度。

ムカゴトンボ

ラン科ミズトンボ属

(9月16日撮影)
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平家蟹

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