2014. 12. 31  
今年の雉総数813、
その内花の記事は604,秋吉台関連は572
今年は殆ど秋吉台ばかり行ってましたからもっと多いかと思いましたがちょっと意外でした。
新規の花は71,内秋吉台のは63ですから殆どですね。
秋吉台での初めての花も60、これも秋吉台ばかり行っていた効果ですね。

今年一番の収穫はやはりベニバナヤマシャクヤクでしょうか、蕾から咲くまで時間が掛かるから何度も通いました。
ベニバナヤマシャクヤク

案内してもらったりヒントを貰ったりした花も多いですが独力で見つけたのも幾つか。
マツブサ
マツブサ

ハンカイソウ
ハンカイソウ

樹木の新規ヤマナシ、今年は意識的に樹木にも注意したこともあって特に春に多く見つけることが出来ました。
ヤマナシ

秋吉台で再発見といえるかなのアキノウナギツカミ
アキノウナギツカミ

今年一番悔しかったのが最近アップしたばかりですがやはりアオノリュウゼツランでしょうか、こればかりは来年またという訳にはいかないからな。
アオノリュウゼツラン

今年はシーズン最終盤腰痛で尻すぼみになりましたが新規の花も多く見られいいシーズンとなりました。
訪問してくれた方、コメントしてくれた方に感謝します。
それでは皆様良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願い致します。
2014. 12. 30  
すっかり葉を落とした樹木なので絡みついたツルウメモドキがよく分かります。

ツルウメモドキの実

実が沢山なっていますがここのは裂開しないので中の赤いのが見えないんですよね。

ツルウメモドキの実

すぐ側にもありますが黄色い実のまま

ツルウメモドキの実

全く裂開していません。

ツルウメモドキの実

極小数裂開しているのがありました。やはり赤いのが見えないとツルウメモドキらしくないな。

ツルウメモドキの実

せっかくなので実を割ってみました。赤いのは仮種皮、その内側の褐色のも仮種皮なのかな。僅かに種が覗いています。

ツルウメモドキの実

実の大きさに比べて種はだいぶ小さく2,3mm程。実の殆どが種で占められているとか数ばかり多いとか、の中でこれは比較的良心的かな(笑)

ツルウメモドキの種

ニシキギ科ツルウメモドキ属

(12月26日撮影)
2014. 12. 29  
初めて見つけた場所の近くで小さな群生をなしていたチチコグサモドキ

チチコグサモドキ

公園内だけどここは草刈りされることがないので堂々と伸びてます。属名を調べるとチチコグサモドキ属だったりウスベニチチコグサ属だったりハハコグサ属だったり色々出てきますね。

チチコグサモドキ

花は超地味、蜜は出しているのかな、匂いとかで昆虫を惹きつけないと寄ってこないよね。

チチコグサモドキ

白く見えているのは蕊でしょうか。

チチコグサモドキ

冠毛の付け根はリング状になっていて痩果が離れてもバラバラにならないそうです。今度その様子を撮ってみなくては、ピンセットがいるな。

チチコグサモドキ

葉の表に伏せ毛が密生

チチコグサモドキ

裏も同様だけどウラジロチチコグサほどには真っ白になりません。

チチコグサモドキ

キク科チチコグサモドキ属

(12月26日撮影)
2014. 12. 28  
今年解体された民家敷地跡に咲いていたベニバナボロギク、パイオニア的植物でこういう荒地に真っ先に咲いてきます。周りにはキク科のロゼットが多数見られますが他に咲いていたのはノゲシだけ。

ベニバナボロギク

この仲間としては珍しい紅色の花だから数さえ少なければ珍重されるんだろうにな。

ベニバナボロギク

下向きに咲く花、総苞内片は線形で行儀よく一列に並んでいます。

ベニバナボロギク

総苞外片は更に短く数も少ない。内片が緑色なのに対してこちらが紫色。

ベニバナボロギク

チューブから押し出されるように花柱が伸びてきて先端がクルッと二裂しています。

ベニバナボロギク

花柱があまり伸びてないとたんなるアフロヘアーだな。

ベニバナボロギク

キク科ベニバナボロギク属

(12月26日撮影)
2014. 12. 27  
ありふれたセイヨウタンポポですが茎の様子に注目して撮ってみました。

セイヨウタンポポ

寒い時期に咲いた花にしては割と茎が伸びています。花が終わるともう用がすんだとばかり茎が倒れて地面に寝そべります。別に倒れなくてもいいんでしょうがやはり現役の花を目立たせる工夫でしょうか。

セイヨウタンポポ

上側のは終わったばかりの花、まだ花の跡がついてます。下側のは白い綿毛が見えていて果実期に入りかけた状態、それとともに頭を持ち上げ始めています。

セイヨウタンポポ

綿毛をすっかり広げた状態では元の花の位置より遥か高く茎を伸ばしています。左側にはその途中の状態、右側には寝そべった状態の茎、中央には現役の花と一株で3つの状態が見られるのを探していたんだよね。

セイヨウタンポポ

やはり少しでも高く伸ばしたほうが種の散布に有利なんでしょうね。

セイヨウタンポポ

キク科タンポポ属

(12月26日撮影)
2014. 12. 26  
こんなとこにリュウゼツランが咲いていた、多分アオノリュウゼツラン。咲いていたと書いたけどもう花後を通り越してすっかり枯れている。ここは以前は散歩コースで毎日のように通っていたのに近頃は通ってなかったから気が付かなかったよ。滅多に花を咲かせないのに千載一遇のチャンスを逃してしまった(泣)。

アオノリュウゼツラン

家の方が後方にありますが高さが分かるでしょうか、4,5mはあったと思います。

アオノリュウゼツラン

花後でも格好いいこの姿、花が咲いていればな。花を咲かせると枯れるのでこればっかしは来年期待というわけにいかないしな。

アオノリュウゼツラン

茎の太さは10cmくらいあったでしょうか、これでも草本なんだよね。ちょっと分かりにくいですが左下に見えている葉はすっかり枯れて白くなっています。

アオノリュウゼツラン

クサスギカズラ科リュウゼツラン属

(12月26日撮影)
2014. 12. 25  
トウワタの側に生えていたコセンダングサ、ありふれた野草だけどネタ不足の折撮ってみました。

コセンダングサの実

花が終わって実が生りかけている、既に刺が出ています。

コセンダングサの実

熟すと球状に広がってどの方向からでもくっ付くよという姿勢。正確には種子ではなく痩果という果実ですがやはり素人には種子と言われたほうがピンときますね。

コセンダングサの実

果実の先端の刺、2-4本くらいあります。冠毛というとタンポポの綿毛を思い浮かべますがこれも冠毛。ちなみにガガイモや昨日のトウワタも種子に綿毛を持ちますがあちらは種髪というそうで元となっている器官が違うとか。こちらの冠毛は萼片が変化したものだそうです。

コセンダングサの実

刺には逆向きの毛が生えていて抜けにくくなっています。人類が同様の道具を発明する遥か以前から巧妙な仕組みを生み出していたんですね。

コセンダングサの実

痩果丈夫の毛の基部は瘤状に膨らんでいます。

コセンダングサの実

キク科センダングサ属

(12月23日撮影)
2014. 12. 24  
裏の狭い空き地に生えているトウワタ、去年まではなかったから何処かから種が飛んできたみたい。意外にも初めての花でした、植えられていることも多いけどこれは間違いなく野良(笑)。ヤナギトウワタはアップしているけど今思うとあれはトウワタでないかなと思う、未だ初心者だった頃の話ヾ(^^;)

トウワタ

あまり耐寒性がないそうですが元気よく咲いています。葉は対生、ヤナギトウワタは互生だそうです。以前はガガイモ科でしたがガガイモ科そのものがAPG分類ではキョウチクトウ科ガガイモ亜科として移動しているのでこれもキョウチクトウ科になりました。

トウワタ

蕾もまだまだありますが綺麗に咲いていたのはこれ一つ、下に反り返っているのが花冠です。

トウワタ

こちらの黄色いのが副花冠

トウワタ

雄しべや雌しべはどこだろ。

トウワタ

花の大きさに比べて随分大きな実が生っています。裂開したらここから綿毛が飛び出てきます。

トウワタ

披針形の葉、上下方向であまりずれないので上から見ると十字形になってます。

トウワタ

キョウチクトウ科トウワタ属

(12月23日撮影)
2014. 12. 23  
ウメモドキの実をアップしたので序に樹皮もアップ、これはまだ若木のせいか少し緑がかっています。

ウメモドキの樹皮

成長してくると灰褐色になる。少し皮目があるが全体に滑らか。

ウメモドキの樹皮

変わった模様が付いていますが検索しても出てこずそれ程一般的ではなさそうだ。

ウメモドキの樹皮

モチノキ科モチノキ属

(12月9日撮影)
2014. 12. 22  
小さな実をたくさんつけたウメモドキ、冬場は落葉するので小さくても目立ちます。この辺りに10本くらい植えられているけど何故か実をつけていたのはこの1本だけ。雌雄異株だから他は雄株の可能性もあるけど以前はもっと実をつけていたよな。

ウメモドキの実

花や葉がウメに似ているから名付けられたそうだが葉はともかく花が似ているとは思えないな。ましてや実は全く違う、これはどうみてもモチノキ属ですね。

ウメモドキの実

3,4mm程の小さな実、味見はしてないけどあまり小さいと1個2個食べても味は感じにくいだろうな。

ウメモドキの実

先端に花の跡が残っています、視覚的にはこの方が可愛い。

ウメモドキの実

モチノキ科モチノキ属

(12月9日撮影)
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平家蟹

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