2015. 02. 18  
未だ残っているオオオナモミの実、人の背丈ほどの高さになっていますが動物にくっつくには高すぎるような。こんな背の高いのばかりじゃないですけどね。ただ種が水に流されて散布することもあるとか。

オオオナモミの実

この棘棘は総苞から出たものだとか。先端に2本形の違う突起がありますがこれは花柱の跡のようです。

オオオナモミの実

横割りにしてみました。大小2つの部屋があリそれぞれに種が1つずつ入っています。次の年には大きい方の種から発芽し小さいのは2年目に芽をだすそうです。

オオオナモミの種

縦割り

オオオナモミの種

黒い種皮に包まれた種、外側が頑丈だから種自体は脆くても大丈夫。

オオオナモミの種

キク科オナモミ属

(2月6日撮影)
2015. 02. 17  
こちらは暖かいせいかソテツが植えられているのをよく見かけます。これは公園に植えられていた雌株、雄株はこちらから。

ソテツの実

内側にオレンジ色の実が沢山生ってます。

ソテツの実

大きさは1.5cm程、表面に毛が密生しています。

ソテツの実

実の形から種が二つ入っているかと思ったけど扁平なのが一つでした。

ソテツの実

もう一つの実を真っ二つに割ってみました、中は空っぽ、どうやら不稔だったようです。

ソテツの実

最初のと並べてみました。一番内側の茶色い部分の外側の白い部分が左側の種にあたります。種と書いたけどこれも核果ですね。ちなみに左側のも中は空っぽでした。

ソテツの実

一番内側の茶色いのが種皮かな、その外側白いのが内果皮、オレンジ色のが中果皮、外外側が外果皮でしょうか。これで胚乳があったら理想的な果実モデルになりそう。

ソテツの実

ソテツ科ソテツ属

(2月6日撮影)
2015. 02. 16  
何時でも何処でも咲いているハキダメギク、よく似たコゴメギクを見てみたいが考えてみればコゴメギクも外来種なんだよね。やはり少ないものは見てみたくなるマニアの心理。

ハキダメギク

筒状花がきれいに出ていれば可愛い花だけどあまりいいのがなかった。

ハキダメギク

コゴメギクは舌状花に殆ど冠毛がないそうだが分解してみないと分からないな。

ハキダメギク

花柄に毛が多い、これはどちらも同じ。腺毛も多いようだがこの写真ではちょっと分かりにくい。

ハキダメギク

葉柄や葉にも毛が多い。

ハキダメギク

茎にも毛、コゴメギクは全体に毛が少ないそうだ。

ハキダメギク

キク科コゴメギク属

(2月6日撮影)
2015. 02. 15  
ムラサキケマンが咲いていた、以前1月に咲いていたこともあるけどさすがに早いな。
(追記)どうやらムラサキケマンではないようなのでタイトル変更、詳細は3月1日にアップします。

カラクサケマン

まだ早いせいか花序も花自体も小ぶり、こちらでは全体に色が薄いのが多いな。

カラクサケマン

何時もは同じ公園の別の場所で見ているけどそちらは未だだった。

カラクサケマン

2-3回3出複葉、こちらもまだ早いせいかあまり裂けていなかった。

カラクサケマン

ケシ科カラクサケマン属

(2月6日撮影)
2015. 02. 14  
コウゾリナのロゼットは主脈の基部が赤っぽくなるなど分かりやすい。

コウゾリナの芽生え

この辺りでロゼットが沢山あったので芽生えを捜索、これは既に本葉が伸びていて子葉は見当たらない。

コウゾリナの芽生え

これも多分コウゾリナで間違いないかな。左下と上に伸びているのが子葉でしょうか、既に枯れかかっている。

コウゾリナの芽生え

これもそうかな、子葉はやはり枯れかけている。

コウゾリナの芽生え

こちらも本葉はまだ2,3mmの大きさなのに子葉は枯れかけている。キク科は早い段階で子葉が枯れてなくなるので芽生えがあまり目につかないのかな。

コウゾリナの芽生え

キク科コウゾリナ属

(2月1日撮影)
2015. 02. 13  
砂浜に出ていた軍配型子葉、これはてっきりヒルガオ科と思い海岸なのでハマヒルガオだと思ったのですが

ハマダイコンの芽生え

伸び始めた本葉を見るとどうも違う

ハマダイコンの芽生え

ここまで伸びてくると明らかに違う。

ハマダイコンの芽生え

葉が羽状に深裂、下の方ほどその度合が大きい。

ハマダイコンの芽生え

ロゼットもありました。これは大根の葉そっくり、なのでハマダイコンと判断しました。軍配型の子葉がヒルガオ科だけではなかったことにちょっと驚き。

ハマダイコンの芽生え

アブラナ科ダイコン属

こちらはハマダイコンロゼットの側で芽生えたハマウド。これは去年ここで見ていたので分かったけどすぐ側に異なるのが芽生えると迷います。

ハマウドの芽生え

セリ科シシウド属

(2月1日撮影)
2015. 02. 12  
前回センダンの種としてアップしたのは実は核果という果実だったようなので種子を見るべく再挑戦してきました。まずは落ちていた実から核果を取り出してみました。ちなみに核果は内果皮にあたり、中果皮が果肉外果皮が皮になるそうです。

センダンの種

稜は4-6と色々、一番多かったのは5稜でした、7個だけからの結果ですが。

センダンの種

現場で割ろうとしましたがカッターでは文字通り刃がたたないので持ち帰ってニッパで切断してみました。それでも非常に固くかなり力がいりました。

センダンの種

各稜毎に種子が出来るようですが中には不稔のもあって全く出来ていないのもあります。

センダンの種

縦割りにもしてみました、暗褐色の種皮を被った細長い種子が見えています。種子自体は脆くてきれいに取り出すのは難しかった。

センダンの種

長さ8,9mm程の細長い種。これ自体は脆くても核果に入ったまま芽が出るんだろうから構わないか。そういう意味でも素人的には核果を種子と思ってもあながち間違いではないかな、と言い訳(^^;)

センダンの種

センダン科センダン属

(2月1日撮影)
2015. 02. 11  
1月13日に僅かに咲いたシナマンサクが半月程経ってほぼ満開状態になりました。

シナマンサク

前は3本植えられていると書きましたがもっとありましたね。これが一番撮りやすいし枯れ葉の残り具合も少ない。

シナマンサク

青空に映える黄色い花はほんと春の先駆けですね。

シナマンサク

満開状態の木全体を見るのもよし個々の花を見るのもまたよし。

シナマンサク

雄しべが4本、仮雄しべが4本、雄しべは黄色い葯が僅かに見えているからわかるけど仮雄しべはどこだろ。中央に花柱が2本見えてます。実は見たことないな、ここは冬場しか来ないからもう残ってないのかな。

シナマンサク

マンサク科マンサク属

(2月1日撮影)
2015. 02. 11  
キク科の芽生えを探しているが全然見つからない、ロゼットは幾らでも見かけるんですけどね。これはセイタカアワダチソウのロゼット、その側に芽生えがあったのでひょっとしてと思ったのだが

アメリカフウロの芽生え

調べてみるとアメリカフウロの芽生えでした、残念。既に中央に本葉の膨らみが見えています。

アメリカフウロの芽生え

すぐ側に本葉が出ているのもありました。こういう風に本葉と子葉が同時に出ていないと判別は難しい。左下のは多分スズメノエンドウ。

アメリカフウロの芽生え

第一葉は掌状で5-7中裂、柄は赤く毛が生えている。もう大分大きくなっているのに第二葉はまだですね。
以前カキドオシの芽生えとしてアップしたのはアメリカフウロだったので訂正しました。

アメリカフウロの芽生え

フウロソウ科フウロソウ属

(1月24日撮影)
2015. 02. 10  
まだ青い葉を持っているアマチャヅル、ここだけでなく他の場所でもそうでひょっとして常緑、実も最近生ったばかりのように緑色ですね。

アマチャヅルの実

熟すと少しずつ黒っぽくなっていきます。周りのリングのようなのは萼や花冠の跡、その内側の3つの点はなんでしょうね、花柱の跡なのかな。

アマチャヅルの実

3つの点を頂点に三つ又状に溝が出来ています。ここから裂けていきます。

アマチャヅルの実

内側に捲れるように三角状に裂けて内部に種子が見えています。

アマチャヅルの実

種子を見るためにとってきました。

アマチャヅルの実

これはあまり開いていませんがやはりあの内側の3点を頂点に開いています。あの点はストッパー的な役割をしているのかな。

アマチャヅルの実

種子は3個入っていました。表面は突起で覆われています。

アマチャヅルの種

白い実もありましたが秕でしょうか。

アマチャヅルの実

一見種子があるように見えますが取り出してみると中は空っぽ、やはり秕でした。指で摘むと粉々になってしまいました。

アマチャヅルの種

ウリ科アマチャヅル属

(1月24日撮影)
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平家蟹

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