2015.
02.
28
テイカカズラの実が地面に落ちていた。頭上を見てもテイカカズラは見当たらず、莢ごとだからそれ程遠くから飛んできたとも思えなかったけどね。花は幾らでも見かけるけど実は滅多に見られないので撮ってみました。

細長い莢に細長い種や細くまとまった綿毛(種髪)が整然と並んでいます。

種を取り出してみたら綿毛がバネ仕掛けのようにあっという間に開いて飛び立つ準備をします。

種が痩せているかなと思ったけど片側に溝があるそうです。

キョウチクトウ科テイカカズラ属
(2月14日撮影)

細長い莢に細長い種や細くまとまった綿毛(種髪)が整然と並んでいます。

種を取り出してみたら綿毛がバネ仕掛けのようにあっという間に開いて飛び立つ準備をします。

種が痩せているかなと思ったけど片側に溝があるそうです。

キョウチクトウ科テイカカズラ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
27
オケラの綿毛が未だ残っていた、親離れしないにも程がある(笑)。少しずつばら撒いていくのも戦略の一つなんでしょうか。

魚の骨のような苞葉は次の年の花期まで残っていることがあリます。

まるで傘の骨のような太い冠毛、中央に突き出ているのが花柱の跡でしょうか。

冠毛には綿毛が生えている。冠毛は萼片が変化したものだそうなのでこの綿毛は萼片に生える毛が変化したものでしょうか。

痩果には上向きの毛が密生。

キク科オケラ属
(2月14日撮影)

魚の骨のような苞葉は次の年の花期まで残っていることがあリます。

まるで傘の骨のような太い冠毛、中央に突き出ているのが花柱の跡でしょうか。

冠毛には綿毛が生えている。冠毛は萼片が変化したものだそうなのでこの綿毛は萼片に生える毛が変化したものでしょうか。

痩果には上向きの毛が密生。

キク科オケラ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
26
今年は木の実がほんと残っていない。アオキも普段なら次の年の花の時期まで残っていることもあるのだけど全然見かけないな。これは色が悪いせいか僅かに残っていた、種を見るにはこれで十分だけどね。

二つ割りにしてみました、もう殆ど種子で占められていますね。鳥さんからすれば偽装果実と言いたくなりそうなレベル。

この薄い部分が果肉でしょうか。

どんぐり型の艶やかな種子、右側扁平な方が褐色になっています。

縦割りにしてみました。殆ど胚乳が占め胚は随分小さい。それほど固くないからこれなら鳥の消化管を通ると消化されてしまうのもあるような気がする。

アオキ科アオキ属
(2月14日撮影)

二つ割りにしてみました、もう殆ど種子で占められていますね。鳥さんからすれば偽装果実と言いたくなりそうなレベル。

この薄い部分が果肉でしょうか。

どんぐり型の艶やかな種子、右側扁平な方が褐色になっています。

縦割りにしてみました。殆ど胚乳が占め胚は随分小さい。それほど固くないからこれなら鳥の消化管を通ると消化されてしまうのもあるような気がする。

アオキ科アオキ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
25
小さなヤクシソウが花を咲かせていた。寒さのせいではないだろうけど葉が赤黒くなってるな。

草丈は5cm程、時には1mを越す高さにもなるけどそれに比べれば随分小さい。動物と植物の違いは色々あるけど植物は小さな個体でも子孫を残す能力があるというのも大きな違い。

個体が小さいと花も小さい種類もありますが(ナガミヒナゲシなど)これは大きさ自体は変わりなし、さすがに花の数は少ないけどね。

花が少なければ当然種も少ないだろうし子孫を残す確率も小さくなるだろうけどゼロよりは遥かにまし。

キク科オニタビラコ属
(2月14日撮影)

草丈は5cm程、時には1mを越す高さにもなるけどそれに比べれば随分小さい。動物と植物の違いは色々あるけど植物は小さな個体でも子孫を残す能力があるというのも大きな違い。

個体が小さいと花も小さい種類もありますが(ナガミヒナゲシなど)これは大きさ自体は変わりなし、さすがに花の数は少ないけどね。

花が少なければ当然種も少ないだろうし子孫を残す確率も小さくなるだろうけどゼロよりは遥かにまし。

キク科オニタビラコ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
24
このロゼットが一番可愛いかなと思うミチタネツケバナ

茎はまだあまり伸びてないが既に花を咲かせていた。

もう果実も出来始めている、あまり開出せず茎に沿って伸びるのが特徴だけどさすがにこんな状態では分かりにくいな。

雄しべは4本なのが6本のタネツケバナとの一番の違い、でも例外的に6本のもあったりするからややこしい。

アブラナ科タネツケバナ属
(2月14日撮影)

茎はまだあまり伸びてないが既に花を咲かせていた。

もう果実も出来始めている、あまり開出せず茎に沿って伸びるのが特徴だけどさすがにこんな状態では分かりにくいな。

雄しべは4本なのが6本のタネツケバナとの一番の違い、でも例外的に6本のもあったりするからややこしい。

アブラナ科タネツケバナ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
23
田圃脇の水路に咲いていたタネツケバナ

ミチタネツケバナとの区別が難しいがタネツケバナのほうがまとまって生えてくるような雰囲気。ミチタネツケバナは花期にも根生葉が残るせいかあまりまとまって生えてこないような。

花もそっくりですが

雄しべがタネツケバナは6本、ミチタネツケバナは4本、これは6本だからタネツケバナですね。ただ絶対的ではなさそう。

果実は茎に対して開き気味につく。

これは根生葉のようです。花期にはなくなるけどまだ早いせいか残っていた。頂小葉は側小葉より少し大きい。

アブラナ科タネツケバナ属
(2月14日撮影)

ミチタネツケバナとの区別が難しいがタネツケバナのほうがまとまって生えてくるような雰囲気。ミチタネツケバナは花期にも根生葉が残るせいかあまりまとまって生えてこないような。

花もそっくりですが

雄しべがタネツケバナは6本、ミチタネツケバナは4本、これは6本だからタネツケバナですね。ただ絶対的ではなさそう。

果実は茎に対して開き気味につく。

これは根生葉のようです。花期にはなくなるけどまだ早いせいか残っていた。頂小葉は側小葉より少し大きい。

アブラナ科タネツケバナ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
22
そろそろノミノフスマが咲いているかなと思ってきてみたら案の定咲いていました。

幾つも咲いていたけどやはりまだ寒いせいか十分開いていないのばかりだった。

対生する葉茎は無毛、よく似たコハコベやウシハコベは有毛です。

萼片も無毛、コハコベやウシハコベは有毛です。

やっと開いているのを見つけた。花自体はコハコベとよく似ています。花の小さいノミノコブスマという外来種があるそうでそちらは花弁より萼片のほうが長いそうです。

これは雄しべが6本あるけど普通5本、柱頭は三裂細かな毛が生えています。

ナデシコ科ハコベ属
(2月14日撮影)

幾つも咲いていたけどやはりまだ寒いせいか十分開いていないのばかりだった。

対生する葉茎は無毛、よく似たコハコベやウシハコベは有毛です。

萼片も無毛、コハコベやウシハコベは有毛です。

やっと開いているのを見つけた。花自体はコハコベとよく似ています。花の小さいノミノコブスマという外来種があるそうでそちらは花弁より萼片のほうが長いそうです。

これは雄しべが6本あるけど普通5本、柱頭は三裂細かな毛が生えています。

ナデシコ科ハコベ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
21
休耕田に赤い花が見えていた、カラスノエンドウを見た直後だったのでここもそうかなと思ったけど近づいてみたらなんとレンゲでした、さすがに早すぎる。(カラスノエンドウも画面最上部やや左に見えてます)

本名ゲンゲ、別名レンゲ、レンゲソウですがこれもカラスノエンドウと同じく別名のほうが一般的ですね。

上から撮影するのがデフォ、これは花の数が少ないですがそれでもリングになってます。

花一輪を見ればマメ科そのもの、リング状の花序がなければ可愛さも半減かな。

もう緑肥として使われることもないだろうけど稲作が行われなくなった田圃ではしつこく出てきますね。

青空バックも花の数が少なくいまいちでした。

マメ科ゲンゲ属
(2月14日撮影)

本名ゲンゲ、別名レンゲ、レンゲソウですがこれもカラスノエンドウと同じく別名のほうが一般的ですね。

上から撮影するのがデフォ、これは花の数が少ないですがそれでもリングになってます。

花一輪を見ればマメ科そのもの、リング状の花序がなければ可愛さも半減かな。

もう緑肥として使われることもないだろうけど稲作が行われなくなった田圃ではしつこく出てきますね。

青空バックも花の数が少なくいまいちでした。

マメ科ゲンゲ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
20
年初から探していたカラスノエンドウがやっと咲いていた、今年は早いかなと思ったけどそれでも当地としては標準的な開花時期かな。本名ヤハズエンドウ別名カラスノエンドウだろうけどもう別名のほうが遥かに一般的ですね。

この時期白や黄色の花ばかりなのでこの赤い色が新鮮。

旗弁の赤い筋も魅力的

茎や葉萼片に毛が多い、葉の裏まで生えてます。葉の先端は窪み刺状突起がある。窪みがないホソバヤハズエンドウというのがあるそうだ。

以前はここや遠くの山がメインフィールドだったが秋吉台ばかり行くようになってからご無沙汰気味。もう新しい花も滅多に見かけなくなったしね。

この日は冬の当地には珍しく青空が広がった。気温も暖かくこの時期としては春の野草の収穫が多かった。

マメ科ソラマメ属
(2月14日撮影)

この時期白や黄色の花ばかりなのでこの赤い色が新鮮。

旗弁の赤い筋も魅力的

茎や葉萼片に毛が多い、葉の裏まで生えてます。葉の先端は窪み刺状突起がある。窪みがないホソバヤハズエンドウというのがあるそうだ。

以前はここや遠くの山がメインフィールドだったが秋吉台ばかり行くようになってからご無沙汰気味。もう新しい花も滅多に見かけなくなったしね。

この日は冬の当地には珍しく青空が広がった。気温も暖かくこの時期としては春の野草の収穫が多かった。

マメ科ソラマメ属
(2月14日撮影)
2015.
02.
19
2月半ばだから当然セイヨウタンポポだと思ったのですがこの日はここまでは花を殆ど撮ってなかったしセイヨウタンポポ自体も殆ど咲いてなかったので撮ってみました。
(追記)光田さんの指摘でトウカイタンポポだそうです。タイトルをケンサキタンポポからトウカイタンポポに変更

でも総苞を見ると反り返っていない、在来のニホンタンポポだよ。ならば場所からしてこれはケンサキタンポポ、しかしニホンタンポポがこんなに早く咲くとは思ってもなかった。

総苞片先端に角状突起、まるでマニキュアをした爪のよう。

茎は西洋に比べるとやや太い感じ、伏せ毛が生えています。

頭花はやや小ぶりだったけど綺麗に咲いていた。

セイヨウタンポポは寒い時期には茎を伸ばさず花を咲かせることが多いですが(例外もありますが)ニホンタンポポは寒い時期に咲くことはないのでそういうことはないですね。在来のシロバナタンポポも冬でも茎を長く伸ばしています。

近くにもう一つ咲いていました。

あまり開いていませんがやはり総苞は反り返っていません、角状突起もハッキリ。

更にもう一つ、この日は結局3つ咲いていました。萎れた花も見えているからもう少し前に咲いたようです。

キク科タンポポ属
(2月14日撮影)
(追記)光田さんの指摘でトウカイタンポポだそうです。タイトルをケンサキタンポポからトウカイタンポポに変更

でも総苞を見ると反り返っていない、在来のニホンタンポポだよ。ならば場所からしてこれは

総苞片先端に角状突起、まるでマニキュアをした爪のよう。

茎は西洋に比べるとやや太い感じ、伏せ毛が生えています。

頭花はやや小ぶりだったけど綺麗に咲いていた。

セイヨウタンポポは寒い時期には茎を伸ばさず花を咲かせることが多いですが(例外もありますが)ニホンタンポポは寒い時期に咲くことはないのでそういうことはないですね。在来のシロバナタンポポも冬でも茎を長く伸ばしています。

近くにもう一つ咲いていました。

あまり開いていませんがやはり総苞は反り返っていません、角状突起もハッキリ。

更にもう一つ、この日は結局3つ咲いていました。萎れた花も見えているからもう少し前に咲いたようです。

キク科タンポポ属
(2月14日撮影)