2015. 04. 30  
林道脇の日当たりの良い斜面に咲いていたフデリンドウ

フデリンドウ

本家リンドウよりは好きなんですが普通に見られるから少々飽きた面もある、と贅沢なことを言っている。ハルリンドウやコケリンドウを見てみたいな。

フデリンドウ

たくさん咲いている場所もあります。この日は何故か最初はポツポツと咲いているのを見かけて後にいくほど多く咲いている場所に出会った。最初からこんな場所を見ていたらチマチマ咲いているような場所は撮らなかっただろうにな。

フデリンドウ

花束のように豪華に咲いているのもあります。

フデリンドウ

先端が反り返る花もある、大きな花にこの傾向があるような印象

フデリンドウ

まずは雄しべが熟し

フデリンドウ

その後で雌しべの柱頭が開く雄性先熟

フデリンドウ

リンドウ科リンドウ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 30  
林道脇の斜面に咲いていたショウジョウバカマ、ここはやや湿っぽい場所ですが麓の水辺にも咲いているし台地上の乾燥した場所にも咲いているし適応範囲は広そう。

ショウジョウバカマ

かなりの斜面なんですが写真だと分かりませんね。

ショウジョウバカマ

右側の明るい場所が林道の水平面、斜面の様子が分かるかなと思います。

ショウジョウバカマ

思いがけない場所に咲いているとちょっとドキッとするような花

ショウジョウバカマ

こちらはまだ開いたばかりのようで葯に花粉が出ていません。柱頭は三裂しているようだ。

ショウジョウバカマ

花茎の付け根から突き出ているのが今年出てくる根生葉だそうです。

ショウジョウバカマ

シュロソウ科ショウジョウバカマ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 30  
オランダミミナグサが多く咲いている中でこういうのを見かけると迷ってしまう(後ピンになっているな)

ミミナグサ

頭花が一つ二つと少ないのでミミナグサかな。

ミミナグサ

花弁と萼片が同長

ミミナグサ

花柄が長くミミナグサのようです。手前の閉じた花から花弁が出てないのもミミナグサの特徴、オランダミミナグサは半分くらい出てくる。

ミミナグサ

茎は紫色、オランダミミナグサも紫色のがあるしな。

ミミナグサ

茎に開出毛、葉の両面に立毛、これも同じ。

ミミナグサ

ナデシコ科ミミナグサ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 29  
林道斜面に咲いていたオトメスミレ、ここに咲いているのをすっかり忘れていた。

オトメスミレ

やや湿っぽい場所、普通のタチツボスミレと一緒に咲いていた。

オトメスミレ

真っ白な花

オトメスミレ

距だけ紫色が残るタチツボスミレの変種。乙女とは何の関係もなく乙女峠で見つけられての命名だけどいい名前を貰ったなと思う。

オトメスミレ

柱頭や側弁の無毛など他は変わりなし。

オトメスミレ

タチツボ系らしい櫛歯状の托葉

オトメスミレ

スミレ科スミレ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 29  
比較的分かりやすいシハイスミレ

シハイスミレ

紅紫色の花、あまり姿はよくなかった。

シハイスミレ

カマキリの頭型の柱頭、側弁はほぼ例外なく無毛。よく似たヒナスミレは有毛だそうだが多分ここにはない。

シハイスミレ

距はやや長め

シハイスミレ

披針形から長卵形の葉、形より艶と厚み感があって識別しているような。

シハイスミレ

名前の由来となった葉の裏は紫色、でもシハイスミレの専売特許ではない。

シハイスミレ

スミレ科スミレ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 29  
田圃の畦に白い花が沢山咲いていたので車を止めて見てみました。

アリアケスミレ

アリアケスミレでした。

アリアケスミレ

やはり白いスミレは目立ちますね。

アリアケスミレ

ほぼ真っ白、アリアケスミレはもっと紫色に近いのもあるけど見かけるのは白っぽいのばかりだな。

アリアケスミレ

柱頭はカマキリの頭型、側弁は有毛、これくらいたくさん生えていると分かりやすい。

アリアケスミレ

ポッテリした短い距

アリアケスミレ

ヘラ型の葉、葉柄より葉の方が長い。丸い葉はノチドメのようだ。

アリアケスミレ

スミレ科スミレ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 28  
初めてのサンヨウアオイ、この仲間は葉だけでは区別できませんね。

サンヨウアオイ

こんなに模様の違うのもあります。これはミヤコアオイにも見られる。

サンヨウアオイ

これでもかと思い切り下向きに咲く花。

サンヨウアオイ

ミヤコアオイとそっくりで本を見ていても違いがよく分からなかったのですが

サンヨウアオイ

ミヤコアオイと比べて萼筒が扁平なようです。この場所はサンヨウアオイだけと聞いていたのでそのせいもありますが見てもすぐ萼筒が違うなと思いました。

サンヨウアオイ

花を正面から。花弁じゃなく萼片ですが意外と赤っぽい。

サンヨウアオイ

萼筒の中に何か見えてます、雌しべの柱頭でしょうか。この仲間でここまでハッキリ写っていたのは初めてでした。

サンヨウアオイ

ウマノスズクサ科カンアオイ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 28  
林内で割と見られるタイリンアオイ、林の中よりは林縁のような多少明るい場所に多く見られる。

タイリンアオイ

この仲間の中では珍しく上向きに花を咲かせる。

タイリンアオイ

不気味だけど割とお気に入り。

タイリンアオイ

大きさは4cmくらいとやはり大きい。

タイリンアオイ

これが食虫植物だと地獄への入り口、実際はそんなことはないですけどね。

タイリンアオイ

プックラ膨らんだ萼筒。中を見るには切ってみないと駄目だな。

タイリンアオイ

ウマノスズクサ科カンアオイ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 28  
林道脇の斜面に咲いていたヒメハギ。これは大抵他の花を見ていて気が付きますね、ここもフデリンドウを見ていて気がついた。それだけ普通に見られるということでしょうか。

ヒメハギ

モジャモジャの付属体は出ていたけど左右の羽のような萼片は開いてなかった、でも一応開花だろうな。

ヒメハギ

左右の萼片が開いてないと正面から見るとまた違った印象、付属体上の紫色に見えているのが花弁先端、その上にわずかに見えているのが萼片でこの後左右に開きます。

ヒメハギ

一番開いた状態でまだやっとこの程度だった。

ヒメハギ

茎や葉柄に微毛が生えている、葉にはごく短い葉柄がある。

ヒメハギ

ヒメハギ科ヒメハギ属

(4月12日撮影)
2015. 04. 27  
初めてのザイフリボク、まだ咲いている花は少なかった。普通高木になるけどこれはまだそれ程でもなく斜面に生えていたので間近で花を見ることが出来た。

ザイフリボク

細長い5弁の花が10個ほどまとまってつきます。

ザイフリボク

バラ科なんですね、多数の雄しべ、でも他のバラ科に比べると少ないかな。雌しべはまだ見えてないようだ。

ザイフリボク

萼片は細く尖り反り返っている。

ザイフリボク

浅い鋸歯のある葉、若葉の裏には毛が密生。

ザイフリボク

こちらは旅行中岡山で見つけたザイフリボク、ただひょっとするとアメリカザイフリボクかもしれない。アメリカの方は葉の展開前か同時に花が咲くそうだ。見る限り花が多く咲いている割には葉が十分展開してないような。ザイフリボクの実は黒、アメリカの方は赤だそうです。

ザイフリボク

バラ科ザイフリボク属

(4月12日撮影)
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平家蟹

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