花盗人の花日記

秋吉台の夏を代表するヒオウギ、代表というほど多くはなくあちこちでポツリポツリ咲いている程度ですが。これは花は一つしか咲いていませんが蕾や咲き終わったのも幾つも見えています。一つの花の寿命は短そう。



６枚の花被片には大小があり濃いオレンジ色の斑紋がある。



雄しべは３本で葯が長い。



先端ほど大きくなっている雌しべ、細くなるのはよくあるけど太くなるのは珍しいかも。



夏の青空にオレンジ色の花がよく映えています。



アヤメ科アヤメ属

（７月２５日撮影）

前回来た時頭が黄色くなった蕾があったのでもう咲いているだろうと思ってきてみたらまだだったスベリヒユ



諦めきれずに周りを探してみたら一つだけ咲いているのがありましたホッ。



まだ十分に開いていないので花弁の様子が分かりませんが雄しべの様子は分かります。外側上下に三角状に突き出ているのが萼片のようで２枚しかないそうです。



既に実が生っていて黒い種が見えています。上部が脱落する蓋果の様子がよく分かります。ただ閉鎖花もつけるようで右側のは果実なのかな閉鎖花なのかな。



一つだけでも咲いていればＯＫと車に戻ってみたらなんと足元にも咲いているのがありました。まさしく幸せの青い鳥状態（笑）



こちらはバッチリ開いていて花弁先端が凹んでいる様子もわかります。雄しべは１０本かな、柱頭は５裂するそうでオレンジ色に見えているのがそうでしょうか。



午前中だけ咲く花は他にも色々あり大抵は午後でも咲いているのを見ることがありますがその点スベリヒユは律儀で午後に見かけることはまずありません、しかも店仕舞いも結構早い。



スベリヒユというと地面にベタっと広がる印象がありますがこれは真っ直ぐ立っていました、１０ｃｍ以上はあったでしょうか。踏む圧力がなければこうなるのかな、でも周りのはみな低いままだったんですけどね。



スベリヒユ科スベリヒユ属

（７月２５日撮影）

道端に咲いていた紫色の花、初めはワルナスビだと思ったのですが



茎に棘がなくこりゃ普通のナスだよと、更に思ったのですが



葉が全然違う、調べてみたらジャガイモでした。それにしてもここ周辺数百ｍにはジャガイモ畑どころか普通の畑も見当たらないんですよ。ジャガイモは滅多に実が生らないそうだから種が運ばれたとも思えずジャガイモその物が転がり落ちて生えたと考えるのが妥当ですが道端と言ってもやや広い駐車スペース、わざわざこんなとこにジャガイモを積んだ車が止まるとも思えないし、謎だ。



花を見るとナスの仲間というのがよく分かります。ナスの花と違って花弁中央に黄色い斑紋があるようだ。色は白から紫まで様々のようです。



萼片や花茎に毛が密生、花弁の裏にも毛が生えている。



ナス科ナス属

（７月２５日撮影）