2015. 10. 31  
民家脇に咲いていた、初めはソバかなと思ったけどどうもシャクチリソバのようだ。

シャクチリソバ

去年まで見ていた場所は軒並み茎が切られて花が咲いていなかったので調度良かった。

シャクチリソバ

ピンク色の葯がとても綺麗、タデ科なので花弁のように見えているのは萼片。

シャクチリソバ

柱頭は3裂、雄しべは8本と言うあたりもタデ科ですね。黄色く見えているのは蜜腺なんでしょうか。

シャクチリソバ

5角形の葉

シャクチリソバ

3角形の葉もあります。

シャクチリソバ

托葉鞘は短く膜質、縁毛は無い。しかし植物としてのソバを検索すると花は何とか出てきても葉や茎はあまり出てきませんね。

シャクチリソバ

タデ科ソバ属

(10月23日撮影)
2015. 10. 31  
秋吉台では初めてのヒメツルソバ、多分今まででも見ていただろうけどわざわざ撮ることもなかったかな。

ヒメツルソバ

1年中花を咲かせているけどやはり冬場が綺麗かな、さすがヒマラヤ原産。

ヒメツルソバ

球形花序が可愛い、葉と言い花序といいイヌタデ属のイメージではないですね。

ヒメツルソバ

卵形の葉にはV字型の斑紋がある、この点はイヌタデ属らしい。色は黒でなく紫色ですが。

ヒメツルソバ

綺麗に紅葉している。

ヒメツルソバ

小さな花、これもイヌタデ属らしい。柱頭は3裂しているかな。

ヒメツルソバ

タデ科イヌタデ属

(10月23日撮影)
2015. 10. 30  
初めてのフランスギク、ヨーロッパ原産で庭園などに植えられていましたが各地で野生化しています。

フランスギク

今まででも見かけてはいたのですがあまり撮る気にはなれず。秋も深まり花が少なくなってきた中でまだ咲いているんだと撮ってみました。

フランスギク

頭花はマーガレットに似ています。

フランスギク

筒状花の部分が丸く盛り上がっている。柱頭は殆ど突き出ないようだ。

フランスギク

総苞は皿形、これはもう平べったい。総苞片は3.4列。

フランスギク

ヘラ型の葉、鋸歯があるがこれは随分疎ら。基部は半分程茎を抱く。マーガレットは葉が羽状に切れ込む。

フランスギク

キク科フランスギク属

(10月23日撮影)
2015. 10. 30  
朝8時前、視界100m程度の濃霧

チカラシバ

朝露に濡れたチカラシバが綺麗だったので撮ってみました。

チカラシバ

無風状態だったので朝露がビッシリ

チカラシバ

ウ~ン綺麗、朝露は歩く時は邪魔者だけど時にはこんなに綺麗な姿を見せてくれる。

チカラシバ

自然の芸術品

チカラシバ

宝石のような水玉を紡ぐ芒

チカラシバ

イネ科チカラシバ属

(10月23日撮影)
2015. 10. 29  
沢山の花を咲かせていたキッコウハグマ、白く見えているのがみなそうです。2週間前来た時は全く咲いてなかったのにな。

キッコウハグマ

少し近づけるとキッコウハグマらしい花の様子が分かります。

キッコウハグマ

それにしてもこんなに沢山咲いているのは初めてみました。

キッコウハグマ

横方向から。

キッコウハグマ

あまりに多く咲いていたので目移りして花のドアップはあまり撮ってなかった(汗)

キッコウハグマ

既に綿毛が出ています、これは閉鎖花からでしょうか。閉鎖花なのか蕾なのかそれだけなら8月頃から見られますね。

キッコウハグマ

シンプルだけどキリッとした花、これはお気に入りなので毎年撮りたいし比較的多く見られます。シンプルと言っても頭花は小花3つからなるからそれ程シンプルでもない。

キッコウハグマ

葯筒から開いた柱頭が突き出ているけどこういうのを見るのは初めてかな。

キッコウハグマ

茎の下部に5角形をした葉が集まる。この仲間はキッコウハグマしかないし、あまり下草が生えない斜面に生えているので花を咲かせる前から目につきます。

キッコウハグマ

キク科モミジハグマ属

(10月23日撮影)
2015. 10. 29  
秋吉台では初めてのエビスグサ、熱帯アメリカ原産だけど江戸時代に薬用として中国から入ってきて各地で野生化しています。

エビスグサ

マメ科だけど蝶形花にはならず花弁はほぼ同型同大、大きさはだいぶ違うけど雰囲気はカワラケツメイに似ている。

エビスグサ

雄しべは10本でしょうか、雌しべがグニャッと曲がって柱頭が雄しべと向かい合っている。自家受粉でもするんでしょうか。曲がっている部分は花柱ではなく子房。

エビスグサ

萼片は緑色で5枚、雄しべは花冠から出ていないようだ。

エビスグサ

果実になる頃には真っ直ぐになるようです。先端部分がやや細くそこが花柱でしょうね。

エビスグサ

花はマメ科らしくないけど葉はマメ科らしい。偶数複葉で小葉は3,4対、倒卵形~楕円形。

エビスグサ

葉柄に蜜腺があります。

エビスグサ

マメ科センナ属

(10月23日撮影)
2015. 10. 28  
私的にはキチジョウソウは11月それも後半の花、なので葉を見つけても今年も出ていると思うだけで花を探そうともしなかった。

キチジョウソウ

でも秋吉台日記には10月上旬に開花報告があるのでここかどうかは分からないけど奥の方を見てみたら花が咲いていた。

キチジョウソウ

開いているのは花序の下の方だけですがもっと前に咲いていたようだ。

キチジョウソウ

日陰なのでホワイトバランスがおかしくなっています。

キチジョウソウ

日が当たっているのを撮ってみたら白飛び。例年キチジョウソウを撮ったらシーズン終了なんだけどさすがにまだ早いな。

キチジョウソウ

キジカクシ科キチジョウソウ属

(10月23日撮影)
2015. 10. 28  
一昨日のスミレ、昨日のオオジシバリに続いて気の早い花を3種。
オドリコソウが咲いていた。秋吉台では去年11月に咲いているのを見つけたけど更に早まった。

オドリコソウ

年を越しても多分冬場でも咲いているだろうな、6月頃まで咲いているからもう真夏の7,8,9月以外は咲いているんじゃなかろうか。

オドリコソウ

日陰だったのでまだ朝露を被っています。

オドリコソウ
シソ科オドリコソウ属

田圃の畦に咲いていたキランソウ、去年は9月に咲いているのを見ているからこれも真夏以外は咲いているんだろうな。

キランソウ

稲刈りが終わった後の畦道なのでもう歩く人も殆どいないだろうし踏み荒らされる心配も少ない。

キランソウ

葯が3角形なんですね、間に雌しべも見えている。

キランソウ
シソ科キランソウ属

同じ場所にコナスビも咲いていた、もう何をか言わんや。オオイヌノフグリやホトケノザはもう当たり前過ぎて撮る気にもなれず。

コナスビ
サクラソウ科オカトラノオ属

(10月23日撮影)
2015. 10. 27  
秋吉台では初めてのマルバアサガオ、江戸時代に観賞用として入ってきて今は各地で野生化しているそうです。

マルバアサガオ

野生のアサガオは青系のを多く見かけていましたがこの鮮やかな赤色が目を引きました。紅紫色を中心に赤青白などいろんなが色があるようです。

マルバアサガオ

雄しべの中から雌しべが長く突き出ている。

マルバアサガオ

萼片には長毛が密生、基部の線状のは苞葉のようです。この日は見かけませんでしたが果実が下向きになって他のアサガオと区別出来るとか。

マルバアサガオ

心形の葉、先端が急に尖る。

マルバアサガオ

ヒルガオ科サツマイモ属

(10月16日撮影)
2015. 10. 27  
ツルグミが咲き始めていた。ツルと名が付いているがちっともツルらしくない。他の木に寄り掛かるように成長していくようでこれは垂れ下がっていた。一段高い場所に登らなくてすんでホッ、でもここは藪になった山道を通らなくてはいけないので朝露とくっつき虫で大変。

ツルグミ

葉の表側は殆ど無毛で艶があリあまりグミらしくない。

ツルグミ

葉の裏が赤っぽいのが特徴。

ツルグミ

赤褐色の鱗状毛が密生しているそうだがコンデジでは無理だな。

ツルグミ

グミのどれもよく似ている。同じ頃咲くナワシログミと比べて筒の部分が細い。

ツルグミ

花冠は4裂、中に4本の雄しべと丸い柱頭を持つ雌しべが見えている。

ツルグミ

グミ科グミ属

(10月16日撮影)
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平家蟹

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