2015. 10. 04  
保護された場所に咲いているタコノアシ、去年見かけた場所には出てきませんね。

タコノアシ

茎の頂部に総状花序をつけそれを蛸の足に例えてタコノアシ

タコノアシ

葉が螺旋状に付く、これで花が咲いてなければキク科と間違えそう。APG分類ではタコノアシ科と独立していますが色んな説があるようです。

タコノアシ

雌しべは5本に雄しべは10本、花弁はなく萼片5枚で先端が赤くなっている。

タコノアシ

花序の下から咲いていくようで左の花はもう柱頭も雄しべの葯も茶色になっている。

タコノアシ

花柄には腺毛があるようです。

タコノアシ

葉は互生で狭披針形、細かな鋸歯がある。

タコノアシ

タコノアシ科タコノアシ属

(9月23日撮影)
2015. 10. 04  
初めてのミヤコミズ、京都で最初に発見されたのでこの名がつきました。県の準絶滅危惧種ですが生えている場所はかなり限定されていそう。

ミヤコミズ

接近困難であまり来たくないような場所なんですよね。

ミヤコミズ

葉腋に集散花序をつける。

ミヤコミズ

茎は斜上、下から見ると節ごとに茎が細くなっているような。葉柄も下の葉程長くなっていて葉の高さを揃える工夫なんですかね。

ミヤコミズ

雌雄異花で時には雌雄が混生、赤っぽく見えているのが雄花で緑色のが雌花のようです。

ミヤコミズ

雄花の花被片は4、イラクサ科らしい雄しべが4本出ています。

ミヤコミズ

少し離れた場所に何株かあったけどこちらはどれも雌花ばかりのようでした。花被片は5だそうですが分かりにくいな。2本突き出ているのが花柱でしょうか。

ミヤコミズ

葉は対生し狭卵形~長楕円形、先端が尾状に尖り基部は楔型、はっきりした鋸歯がある。こちらは有柄ですが同じような場所に生えるヤマトキホコリは無柄だそうです。

ミヤコミズ

イラクサ科ミズ属

(9月23日撮影)
2015. 10. 04  
ヒキオコシは8月下旬辺りから咲き始めているが今が一番きれいな頃なので撮り直してみました。

ヒキオコシ

よく似たヤマハッカよりは大きくなるようだ。

ヒキオコシ

下唇にそって雄しべが長短2組ずつ出ていますがそれ程長さの違いはないもよう、葯から黄色い花粉が出ています。雌しべも見えているが雄しべの半分ほどで先端もまだ2裂していない。

ヒキオコシ

花粉の放出が終わり上向きだった雄しべは下向きになっている。雌しべが伸びてきて先端が2裂している。雄性先熟なんですね。

ヒキオコシ

隣り合った花でも左は雄性期、右は雌性期と違いが分かる。

ヒキオコシ

鋸歯のある広卵形の葉、葉柄には翼がある。葉っぱを齧ってみました、噛み砕いてもそれ程苦味は感じない、なんだ大したことないなと思って吐き出して唾きを飲み込んだら強烈な苦味が襲ってきた。そうだ苦味は舌の奥で感じるんだよ(^^;)

ヒキオコシ

シソ科ヤマハッカ属

(9月23日撮影)
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