2016.
03.
31
この辺りに群生していたキビシロタンポポ、吉備の名が付いていますが西日本一帯に広く分布しているようです。

花茎はあまり伸びず10-20cm程度、確かにこの辺りのはそうでした。シロバナタンポポは30cm以上に伸びるそうですが短いのも見かけるけどな。

キビシロタンポポの葉はあまり立ち上がらないがシロバナタンポポは他のタンポポに比べて立った感じがするそうです。

キビシロタンポポは黄色が強いそうでですがこれは白っぽい。

やはり一番の違いは総苞外片でしょうか、シロバナタンポポが反り返るのに対してこちらは反り返らない。先端の角状突起もシロバナタンポポが目立つのに対してこちらは無いか目立たない。

こちらは突起が多少目立つかな。キビシロタンポポでも4月後半になると外片が反り返り突起も大きくなってくるそうでややこしい。ここのは全般的な特徴からキビシロタンポポでいいかな。

キク科といえばやはり蕊を撮らなくちゃ

恒例の青空バック

キク科タンポポ属
(3月24日撮影)

花茎はあまり伸びず10-20cm程度、確かにこの辺りのはそうでした。シロバナタンポポは30cm以上に伸びるそうですが短いのも見かけるけどな。

キビシロタンポポの葉はあまり立ち上がらないがシロバナタンポポは他のタンポポに比べて立った感じがするそうです。

キビシロタンポポは黄色が強いそうでですがこれは白っぽい。

やはり一番の違いは総苞外片でしょうか、シロバナタンポポが反り返るのに対してこちらは反り返らない。先端の角状突起もシロバナタンポポが目立つのに対してこちらは無いか目立たない。

こちらは突起が多少目立つかな。キビシロタンポポでも4月後半になると外片が反り返り突起も大きくなってくるそうでややこしい。ここのは全般的な特徴からキビシロタンポポでいいかな。

キク科といえばやはり蕊を撮らなくちゃ

恒例の青空バック

キク科タンポポ属
(3月24日撮影)
2016.
03.
31
別の花を見に来た序に訪問してみたチャルメルソウ

茎は伸ばしているけどまだ蕾ばかりで咲いてないだろうなと思ったけど

咲いていました。萼片は閉じているけど魚の骨のような花弁が出ているから咲いたと言っていいだろう、随分早く咲くものです。

こちらは萼片も開いていました。萼片や茎に腺毛が生えている。よく似たコチャルメルソウは萼片が平開する。

花弁もコチャルメルソウのほうが7-9深裂と多そうです。それにしても肉眼でもかなり薄暗い場所、ボケ写真量産してしまった。

ユキノシタ科チャルメルソウ属
(3月24日撮影)

茎は伸ばしているけどまだ蕾ばかりで咲いてないだろうなと思ったけど

咲いていました。萼片は閉じているけど魚の骨のような花弁が出ているから咲いたと言っていいだろう、随分早く咲くものです。

こちらは萼片も開いていました。萼片や茎に腺毛が生えている。よく似たコチャルメルソウは萼片が平開する。

花弁もコチャルメルソウのほうが7-9深裂と多そうです。それにしても肉眼でもかなり薄暗い場所、ボケ写真量産してしまった。

ユキノシタ科チャルメルソウ属
(3月24日撮影)
2016.
03.
30
日当たりの良い斜面に群生していたイチリンソウ

この日は天気もよくいい雰囲気

葉は深裂、ニリンソウに比べて花も大きいが葉の違いのほうがハッキリ。この日ニリンソウも咲いていましたがまだ咲き始めたばかりでした、イチリンソウの方が少し早いのかな。

花弁はなく白いのは萼片

萼片は5枚だけどこれは3枚、と思ったがよく見たら4枚、それでも1枚少ない。

萼片の裏は赤っぽくなることもあります。

多数の球状になった雌しべ、その周囲に多数の雄しべ。

キンポウゲ科イチリンソウ属
(3月24日撮影)

この日は天気もよくいい雰囲気

葉は深裂、ニリンソウに比べて花も大きいが葉の違いのほうがハッキリ。この日ニリンソウも咲いていましたがまだ咲き始めたばかりでした、イチリンソウの方が少し早いのかな。

花弁はなく白いのは萼片

萼片は5枚だけどこれは3枚、と思ったがよく見たら4枚、それでも1枚少ない。

萼片の裏は赤っぽくなることもあります。

多数の球状になった雌しべ、その周囲に多数の雄しべ。

キンポウゲ科イチリンソウ属
(3月24日撮影)
2016.
03.
30
初めての場所のヤマルリソウ、以前の場所は林の中で猪が荒らしていたりして撮りにくかったけどここなら大丈夫そう。

苔の広がる斜面に生えていた一株、花や根生葉の様子がよく分かります。

茎は普通斜上するけどこれは真っ直ぐ立っている。

名前の通り瑠璃色の花、という程瑠璃色ではないかな。赤っぽいのや白っぽいのもあります。

ビーズ状の副花冠の中に雌しべの柱頭が見えている、周りに葯も見えているようです。

茎や葉に開出毛が密生

根生葉はへら状。

ムラサキ科ルリソウ属
(3月24日撮影)

苔の広がる斜面に生えていた一株、花や根生葉の様子がよく分かります。

茎は普通斜上するけどこれは真っ直ぐ立っている。

名前の通り瑠璃色の花、という程瑠璃色ではないかな。赤っぽいのや白っぽいのもあります。

ビーズ状の副花冠の中に雌しべの柱頭が見えている、周りに葯も見えているようです。

茎や葉に開出毛が密生

根生葉はへら状。

ムラサキ科ルリソウ属
(3月24日撮影)
2016.
03.
29
センボンヤリが台地上の日向の妖精ならこちらは麓の日影の妖精ヤマエンゴサク

淡青色の花がなんとも魅力的です。

正面から、花が大きいので撮りやすい。

真上から、これで目玉模様があったらお茶目な顔に見えそう。

苞葉の先端は細かく裂ける。

葉は大きく広げていたんですが咲いている花は少なく

狭い範囲ですが見かけたのは3ヶ所程度でした。

初めてみた蕾、これが伸びていくんですね。

ケシ科キケマン属
(3月24日撮影)

淡青色の花がなんとも魅力的です。

正面から、花が大きいので撮りやすい。

真上から、これで目玉模様があったらお茶目な顔に見えそう。

苞葉の先端は細かく裂ける。

葉は大きく広げていたんですが咲いている花は少なく

狭い範囲ですが見かけたのは3ヶ所程度でした。

初めてみた蕾、これが伸びていくんですね。

ケシ科キケマン属
(3月24日撮影)
2016.
03.
29
秋吉台の春の開始となる山焼きの後真っ先に咲き始めるセンボンヤリ、この日は割と咲いていました。

山焼きの後なので枯れ草が黒く焦げこれがズボンを汚すんだよね。小さくて座って撮影するから尚更。

山焼きの後まだ20日しか経ってないせいかあまり茎を伸ばしていなかった、右側のは出始めたばかりだけどもう花を開き始めている。

これなんか高さ2cm程、それでも花が開いてる。

中央の筒状花はそれ程多くなく、中央が両性花で周囲のは雌花のようで二裂した柱頭が見えています。

センボンヤリの名は秋の閉鎖花の様子からつけられたものでこの時期は別名のムラサキタンポポの方がふさわしいかな。

キク科センボンヤリ属
(3月24日撮影)

山焼きの後なので枯れ草が黒く焦げこれがズボンを汚すんだよね。小さくて座って撮影するから尚更。

山焼きの後まだ20日しか経ってないせいかあまり茎を伸ばしていなかった、右側のは出始めたばかりだけどもう花を開き始めている。

これなんか高さ2cm程、それでも花が開いてる。

中央の筒状花はそれ程多くなく、中央が両性花で周囲のは雌花のようで二裂した柱頭が見えています。

センボンヤリの名は秋の閉鎖花の様子からつけられたものでこの時期は別名のムラサキタンポポの方がふさわしいかな。

キク科センボンヤリ属
(3月24日撮影)
2016.
03.
28
道路脇に生えていたヒイラギナンテン、どう見ても逸出ですね。

総状に黄色い花をつける。

周りのが萼片で中央のが花弁と結構複雑な構造。上には花弁と萼片が子房と柱頭が残っています。

花弁先端には切れ込みがある、雄しべは6本ですが花糸も黄色くて分かりにくい。

基部に平開しているのも萼片でこれは3枚、前部で萼片は9枚あります。花柄基部にあるのは苞葉なのかな。

奇数羽状複葉、小葉鋸歯先端は棘状になっている。

メギ科ヒイラギナンテン属
(3月13日撮影)

総状に黄色い花をつける。

周りのが萼片で中央のが花弁と結構複雑な構造。上には花弁と萼片が子房と柱頭が残っています。

花弁先端には切れ込みがある、雄しべは6本ですが花糸も黄色くて分かりにくい。

基部に平開しているのも萼片でこれは3枚、前部で萼片は9枚あります。花柄基部にあるのは苞葉なのかな。

奇数羽状複葉、小葉鋸歯先端は棘状になっている。

メギ科ヒイラギナンテン属
(3月13日撮影)
2016.
03.
27
ここは初めての場所でのユリワサビ、葉は下の方に見えている丸いのがそれで殆どはセントウソウの葉ですね。

今まで見ていた場所は長く歩く必要があったけどここなら楽だ。

花はやや疎らに付く。下の方の花は随分花柄が長い。

4枚の十字型の花弁、6本の雄しべに1本の雄しべとアブラナ科の特徴満載、葉もユリ科とも思えないしなんでユリなんて名がついたんでしょうね。ワサビモドキなんて名が付くよりはいいですが。

花粉をたっぷり出してます。そう言えばまだ果実は見てなかったな、ここなら観察できそう。

葉は心形、基部も心形、下の方の葉ほど随分大きくなる。

上の方の葉は小さく切れ込みが目立つ、これはまだそれ程でもない。

アブラナ科ワサビ属
(3月13日撮影)

今まで見ていた場所は長く歩く必要があったけどここなら楽だ。

花はやや疎らに付く。下の方の花は随分花柄が長い。

4枚の十字型の花弁、6本の雄しべに1本の雄しべとアブラナ科の特徴満載、葉もユリ科とも思えないしなんでユリなんて名がついたんでしょうね。ワサビモドキなんて名が付くよりはいいですが。

花粉をたっぷり出してます。そう言えばまだ果実は見てなかったな、ここなら観察できそう。

葉は心形、基部も心形、下の方の葉ほど随分大きくなる。

上の方の葉は小さく切れ込みが目立つ、これはまだそれ程でもない。

アブラナ科ワサビ属
(3月13日撮影)
2016.
03.
26
ムラサキケマンも秋吉台では初めてだった。これには我ながらビックリ、今まで撮ってなかったかな。

この日咲いていたのを見かけたのはこれだけ。

キケマン属の花は珍しいのが多いですがこれは一番普通に見られます、普通過ぎて撮ってなかったかも。

正面から見ると何とも複雑な花、蕊を見るためには分解しなくちゃと思ったけどこの一株だけだったのでパス。

上から見ると概ね同じ方向を向いていますが大抵反対方向を向いたへそ曲がりな奴がいますね。

苞葉は細かく裂ける。この仲間の重要な識別ポイント、と分かっていたがシーズン初めでつい忘れてた(汗)。

2-3回羽状複葉、葉の縁に排出した水滴が付いています。早朝訪れた人へのサービスメニュー(笑)

ケシ科キケマン属
(3月13日撮影)

この日咲いていたのを見かけたのはこれだけ。

キケマン属の花は珍しいのが多いですがこれは一番普通に見られます、普通過ぎて撮ってなかったかも。

正面から見ると何とも複雑な花、蕊を見るためには分解しなくちゃと思ったけどこの一株だけだったのでパス。

上から見ると概ね同じ方向を向いていますが大抵反対方向を向いたへそ曲がりな奴がいますね。

苞葉は細かく裂ける。この仲間の重要な識別ポイント、と分かっていたがシーズン初めでつい忘れてた(汗)。

2-3回羽状複葉、葉の縁に排出した水滴が付いています。早朝訪れた人へのサービスメニュー(笑)

ケシ科キケマン属
(3月13日撮影)
2016.
03.
25
これも秋吉台では初めてだったヒサカキ、普通に見られるけど今まで撮っていなかったか。近所で撮っているけど花期が少し早いハマヒサカキだしな。

雌雄異株でこれは雄花、普通もっと花数が多い。

普通黄白色のはなだけどこれはややピンク色がかっている。

多数の雄しべ。雌雄異花でも雌しべや雄しべの痕跡が残っていたりするけどヒサカキはその点キッパリと分かれていて潔い。

葉は互生で浅い鋸歯がある。主脈が溝状に窪んでいる。ハマヒサカキの葉は艶があリ縁が裏側に巻き込む。

モッコク科ヒサカキ属
(3月13日撮影)

雌雄異株でこれは雄花、普通もっと花数が多い。

普通黄白色のはなだけどこれはややピンク色がかっている。

多数の雄しべ。雌雄異花でも雌しべや雄しべの痕跡が残っていたりするけどヒサカキはその点キッパリと分かれていて潔い。

葉は互生で浅い鋸歯がある。主脈が溝状に窪んでいる。ハマヒサカキの葉は艶があリ縁が裏側に巻き込む。

モッコク科ヒサカキ属
(3月13日撮影)