2016. 08. 14  
田圃に群生していたこれ、初めはヒメミソハギかと思ったのですが

ナンゴクヒメミソハギ

葉腋から派手な花が咲いています、ヒメミソハギではありません。

ナンゴクヒメミソハギ

ホソバヒメミソハギかなと思ったのですが花柄が長い、ナンゴクヒメミソハギのようです。秋吉台では初めて、と言うか久しぶりに見かけました。

ナンゴクヒメミソハギ

花弁は4枚で橙赤色、花糸も赤く葯は黄色とカラフル

ナンゴクヒメミソハギ

花柱も見えていて色は花糸と同じだがやや太い、柱頭は扁平。よく見ると前の写真でも花柱が見えていました。

ナンゴクヒメミソハギ

葉は対生で基部が半ば茎を抱く、対生するのを合わせると完全に茎を抱いている。茎には稜があり稜上に低い翼が発達する。

ナンゴクヒメミソハギ

確かに翼があるように見えます、花柄の長さとともにホソバヒメミソハギとの区別点。

ナンゴクヒメミソハギ
(7月31日撮影)

前回は咲いていた花は僅かでしたが4日後来てみたら満開状態でした、今の所見られるのはこの田圃だけのようです。少々群生し過ぎだけど来年見られるかな。

ナンゴクヒメミソハギ
(8月3日撮影)

ミソハギ科ヒメミソハギ属
2016. 08. 14  
水田周りでよく見かけるクサネム

クサネム

この時期稲より高く伸びてきます。

クサネム

淡黄色の花、旗弁基部に赤い斑紋

クサネム

花の大きさは1cm程、相対的に旗弁が大きい。

クサネム

旗弁の背後、色がやや薄いのが萼で下側にも見えています。緑色のは小苞、更にその基部に小さく見えているのが苞です。

クサネム

果実が伸び始めている、先端に萎れた花弁が被さっている、基部には萎れた雄しべも残っている。

クサネム

葉柄基部に托葉、茎は無毛だが葉柄や花柄に突起のようなのが見えている。

クサネム

マメ科クサネム属

(7月31日撮影)
2016. 08. 14  
田圃脇に咲いていたマルバハッカ、近寄って撮影していたらハッカらしい匂いが漂ってきました。初めはオランダハッカかと思ったけどマルバハッカのようです。

マルバハッカ

穂状に咲く花、下から咲き上がっていく。マルバは長穂状、オランダは短穂で最下の花輪が離れるそうです。

マルバハッカ

花は輪生状に密につける、一つ一つの花を切り取るのは難しい。雄しべは4本、シソ科らしい2裂した柱頭、萼筒の歯も区別点になるようだが写すのが難しい。

マルバハッカ

葉は対生し楕円形で無柄、縮緬状のデコボコがある、縮緬状になるのはオランダとマルバのようだ。

マルバハッカ

茎や葉柄に毛が密生、葉の表面にも毛が生える。オランダはほぼ無毛のようでこれが一番の識別点かな。

マルバハッカ

シソ科ハッカ属

(7月31日撮影)
2016. 08. 14  
遊歩道のガードパイプに絡みついているマルバルコウ、この辺りはツル植物の天下です。

マルバルコウ

繁殖力が強く普通に見られます。

マルバルコウ

花筒が細く長く花冠がパッと開く。

マルバルコウ

正面から見ると5角形、花冠は朱赤色で奥の方は黄色

マルバルコウ

雄しべは花冠から突き出ている、雌しべは出てないかな。

マルバルコウ

花に比べて額は小さく、左の蕾を見るとどれだけ伸びてくるんだか。

マルバルコウ

葉は卵形で先が尖り基部は心形、角ばった鋸歯があるが全縁のもあります。

マルバルコウ

葉は互生、葉柄は長く茎も無毛。

マルバルコウ

ヒルガオ科サツマイモ属

(7月31日撮影)
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平家蟹

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