2016.
09.
30
咲き始めていたホソバワダン、この頃から初冬まで咲いてくれます。島根山口の日本海側から東シナ海沿岸、南西諸島にかけて分布。

潮のかかるような岩場に生えている、右の根生葉と1枚目の花序直下の葉では形が随分違う。

茎先に散形花序を付ける、同じ頃咲くヤクシソウと似ていますが間違えることはないでしょう。

舌状花だけの花、筒状花がないとシンプルだけどスッキリ。

葯筒から2裂した柱頭が出ている、キク科はやはりこれだよね(笑)

総苞は壷型、下部が少し膨らんでいる。

キク科アゼトウナ属
(9月24日撮影)

潮のかかるような岩場に生えている、右の根生葉と1枚目の花序直下の葉では形が随分違う。

茎先に散形花序を付ける、同じ頃咲くヤクシソウと似ていますが間違えることはないでしょう。

舌状花だけの花、筒状花がないとシンプルだけどスッキリ。

葯筒から2裂した柱頭が出ている、キク科はやはりこれだよね(笑)

総苞は壷型、下部が少し膨らんでいる。

キク科アゼトウナ属
(9月24日撮影)
2016.
09.
30
久しぶりに近所の海岸に行ってみました、目新しい花はなかったけど秋吉台では見られない花ばかりなので目に新鮮だった。
まだ咲いていたハマゴウ、砂浜の海岸にたくさん咲いています。盛期は夏でしょうけど結構花期は長い。

真上から眺めていますがこれでも小低木

この辺りで高さ3,40cm程度、枝先に幾つもの花をつけます。

如何にもシソ科らしい花、花冠は5裂、一応上唇2裂下唇3裂と言っていいんだろうけど花はほぼ水平、下唇中央裂片が特に大きい。

中央裂片に白斑、そこにだけ毛が生えている。蜜標兼昆虫の着陸場所でしょうか。

雌しべ1本雄しべ4本、柱頭が2裂、雄しべも直立する2本と雌しべに沿う2本があるようだ。

広卵形または楕円形の葉、表面に微毛が生えているので白っぽく見える、裏側はもっと白いようだ。

シソ科ハマゴウ属
(9月24日撮影)
まだ咲いていたハマゴウ、砂浜の海岸にたくさん咲いています。盛期は夏でしょうけど結構花期は長い。

真上から眺めていますがこれでも小低木

この辺りで高さ3,40cm程度、枝先に幾つもの花をつけます。

如何にもシソ科らしい花、花冠は5裂、一応上唇2裂下唇3裂と言っていいんだろうけど花はほぼ水平、下唇中央裂片が特に大きい。

中央裂片に白斑、そこにだけ毛が生えている。蜜標兼昆虫の着陸場所でしょうか。

雌しべ1本雄しべ4本、柱頭が2裂、雄しべも直立する2本と雌しべに沿う2本があるようだ。

広卵形または楕円形の葉、表面に微毛が生えているので白っぽく見える、裏側はもっと白いようだ。

シソ科ハマゴウ属
(9月24日撮影)
2016.
09.
29
前回とは別の場所のキバナアキギリ、今年は花の数が少ない、まだこれからかもしれないけどこの近くでもっと咲く場所は全く咲いてなかった。

ここも薄暗いけど前の場所よりは撮りやすい。

複雑な、そして巧みな構造の雄しべ

下側のは仮雄しべ、太い花糸が途中で左右の長さが違うT字型になっています、蜜を求めて昆虫がここを通ると上から雄しべが降りてくる、長さから見て葯が降りてくるより花粉をふりかけるんでしょうか。

紫色の部分は葯というより花糸の先端が色づいているような。

こちらが本物の雄しべ、長い葯に花粉がたっぷり。でも花粉はふりかければいいけど雌しべの方は下に曲がらないと昆虫の背中に付いた花粉を受粉できないかな。

シソ科アキギリ属
(9月21日撮影)

ここも薄暗いけど前の場所よりは撮りやすい。

複雑な、そして巧みな構造の雄しべ

下側のは仮雄しべ、太い花糸が途中で左右の長さが違うT字型になっています、蜜を求めて昆虫がここを通ると上から雄しべが降りてくる、長さから見て葯が降りてくるより花粉をふりかけるんでしょうか。

紫色の部分は葯というより花糸の先端が色づいているような。

こちらが本物の雄しべ、長い葯に花粉がたっぷり。でも花粉はふりかければいいけど雌しべの方は下に曲がらないと昆虫の背中に付いた花粉を受粉できないかな。

シソ科アキギリ属
(9月21日撮影)
2016.
09.
29
たくさん咲いていたヤマジノホトトギス、6月頃から咲き始めますがやはり本格的に咲くのは秋になってからですね。

まとまって咲いているのであまりヤマジノホトトギスらしくないなと思ったら何本かの株がまとまって生えていました。

花自体は特に変わりなし。

花糸基部が合着して筒状になっていますが雄しべは雄しべ間違えることはないけど

雌しべの方はあまり雌しべらしくないですね。柱頭は3裂し更にその裂片先端が2裂します、斑紋があるのも雌しべらしくないな。

花被片基部に距が3つ、幅の大きい外花被片につきます。

花被片と雄しべが押して細長い子房がむき出しになっているけどまだ花柱が残っている。

ユリ科ホトトギス属
(9月21日撮影)

まとまって咲いているのであまりヤマジノホトトギスらしくないなと思ったら何本かの株がまとまって生えていました。

花自体は特に変わりなし。

花糸基部が合着して筒状になっていますが雄しべは雄しべ間違えることはないけど

雌しべの方はあまり雌しべらしくないですね。柱頭は3裂し更にその裂片先端が2裂します、斑紋があるのも雌しべらしくないな。

花被片基部に距が3つ、幅の大きい外花被片につきます。

花被片と雄しべが押して細長い子房がむき出しになっているけどまだ花柱が残っている。

ユリ科ホトトギス属
(9月21日撮影)
2016.
09.
29
アキチョウジは何時も開花の頃ばかり撮っているので花盛りの頃を撮り直してみました、前と同じ場所だけどあまり咲いてなかった。この近くで綺麗に咲いていたのがあったけどそちらは柵があって近寄れず。

長さ2cm程の筒状の花、短いのもあるけどこれから伸びていくのかな。

上唇は普通3裂だがこれは4裂している、下唇はヤマハッカより開いているがヒキオコシ程は開いてない。

雄しべが覗いていますが葯が青いのが珍しいかな、雌しべは奥に引っ込んでいるのか見たことはない。

シソ科ヤマハッカ属
(9月21日撮影)

長さ2cm程の筒状の花、短いのもあるけどこれから伸びていくのかな。

上唇は普通3裂だがこれは4裂している、下唇はヤマハッカより開いているがヒキオコシ程は開いてない。

雄しべが覗いていますが葯が青いのが珍しいかな、雌しべは奥に引っ込んでいるのか見たことはない。

シソ科ヤマハッカ属
(9月21日撮影)
2016.
09.
29
咲き始めたヤクシソウ、これが咲いてくるといよいよ本格的な秋ですね、今年はちっとも秋らしくならないけどね。

朝早く行くと半分くらい閉じた花によく出会います、夜間は多少閉じるんでしょうか。

舌状花だけの花、この時期返り咲きしたハナニガナを見かけることもありますがまず間違えることはないでしょう。

葯筒先端から二裂した柱頭が出ています、まだまだ伸びるはず。

総苞はホッソリ円筒形

葉は長楕円形または倒卵形で浅い鋸歯がある、基部が細まり茎を抱くのが特徴、これがあるので他と間違えることはまずないですね。

キク科アゼトウナ属
(9月21日撮影)

朝早く行くと半分くらい閉じた花によく出会います、夜間は多少閉じるんでしょうか。

舌状花だけの花、この時期返り咲きしたハナニガナを見かけることもありますがまず間違えることはないでしょう。

葯筒先端から二裂した柱頭が出ています、まだまだ伸びるはず。

総苞はホッソリ円筒形

葉は長楕円形または倒卵形で浅い鋸歯がある、基部が細まり茎を抱くのが特徴、これがあるので他と間違えることはまずないですね。

キク科アゼトウナ属
(9月21日撮影)
2016.
09.
28
今年はいつも群生している場所になかなか咲いてくれなかったがすぐ側の草むらの中に群生していたナガエフタバムグラ。咲いていた花は一つだけでしたが蕾は沢山ありました、右や左上に蕾が見えています。

5-8mmある長い花柄、フタバムグラは1-3mmと短い、でも中間型もあり区別することもない説もあるようです。

花の割に大きな額、先端が尖る、下の球形のが子房で果実期にも萼片が残る。

花冠は4裂、見えているのは雄しべでしょうか、4本あります。

葉は対生、幅1,2mmで長さ2cmくらいと非常に細長い。

アカネ科フタバムグラ属
(9月21日撮影)

5-8mmある長い花柄、フタバムグラは1-3mmと短い、でも中間型もあり区別することもない説もあるようです。

花の割に大きな額、先端が尖る、下の球形のが子房で果実期にも萼片が残る。

花冠は4裂、見えているのは雄しべでしょうか、4本あります。

葉は対生、幅1,2mmで長さ2cmくらいと非常に細長い。

アカネ科フタバムグラ属
(9月21日撮影)
2016.
09.
28
道端などで普通に見られるオオオナモミ、繁殖力が強いので要注意外来生物に指定、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。在来種のオナモミはすっかり減って各地で絶滅危惧種になっています。

葉腋に短い花序をつける。

雌雄異花で上部に雄花序、下部に雌花を数個付ける。

球状の雄花序、雄しべが出ていますが一度に同時には出ないのかな。

仏具の独鈷に似ている雄しべ、白い部分が合着した花糸で上部のが葯。

既に果実の形に近い雌しべ、総苞片が合着して壺状になる、先端に白い毛のように見えているのが柱頭。

先端にくちばし状の突起が2本ある。

こちらは別の場所、既に果実になっているけど果実になるのがすごく早い。中に種子が2個入っている。

これも強力なくっつき虫だけど外すのはそれ程困難でない。先端にまだ萎れた柱頭が残っている。

葉は卵形または広卵形で3~5浅~中裂、長い柄がある。

キク科オナモミ属
(9月21日撮影)

葉腋に短い花序をつける。

雌雄異花で上部に雄花序、下部に雌花を数個付ける。

球状の雄花序、雄しべが出ていますが一度に同時には出ないのかな。

仏具の独鈷に似ている雄しべ、白い部分が合着した花糸で上部のが葯。

既に果実の形に近い雌しべ、総苞片が合着して壺状になる、先端に白い毛のように見えているのが柱頭。

先端にくちばし状の突起が2本ある。

こちらは別の場所、既に果実になっているけど果実になるのがすごく早い。中に種子が2個入っている。

これも強力なくっつき虫だけど外すのはそれ程困難でない。先端にまだ萎れた柱頭が残っている。

葉は卵形または広卵形で3~5浅~中裂、長い柄がある。

キク科オナモミ属
(9月21日撮影)
2016.
09.
28
湿っぽい場所に生えていたヤナギタデ、この仲間の中では数が少ないかな、地面の方にピントがあってしまった。

ボントクタデとよく似ています。

花はどれも似ていますがこれを撮らなくては話にならない(笑)

柱頭は普通2岐、3岐するのもある、雄しべは6本。

托葉鞘の縁に短い毛が生えるそうだがこれは長くボントクタデに似ているがそちらは基部に明瞭な伏毛がある。

披針形の葉、一番スマートな感じ。ボントクタデには黒斑があるがこちらにはない。齧ってみたら確かに辛かった。

タデ科イヌタデ属
(9月21日撮影)

ボントクタデとよく似ています。

花はどれも似ていますがこれを撮らなくては話にならない(笑)

柱頭は普通2岐、3岐するのもある、雄しべは6本。

托葉鞘の縁に短い毛が生えるそうだがこれは長くボントクタデに似ているがそちらは基部に明瞭な伏毛がある。

披針形の葉、一番スマートな感じ。ボントクタデには黒斑があるがこちらにはない。齧ってみたら確かに辛かった。

タデ科イヌタデ属
(9月21日撮影)
2016.
09.
28
6年ぶりに見かけたタマゴタケ

それにしても鮮やかな色ですね、まるでイースターエッグ、木の実ならこの色は熟した美味しい色なんだけどキノコでは逆に毒々しく見える。

6年前見た時は食べられるとは知っていたけどさすがにこの色では手が出ず、次に見つけたら食ってやるぞと思ってから6年経ちました(笑)。

傘が十分開くと色が薄くなります。

ベニテングタケに似ているので食べるのは自己責任で。

出始めた状態、まさしく卵だ!

左のは白身が剥けて黄身が露出した状態でこちらはゆで卵

持ち帰って卵スープにして食べてみました。煮るとこの色がすっかり落ちるしスープの色も赤くなるので駄目ですね。
味の方は期待感が大きかっただけにさほどでもなくガッカリ感も大きかった(汗)。
特に開いた傘や柄の部分はさほどでなくあまり開いていない1枚目くらいの方が美味しかったです。
でもわざわざ探して採るほどのものでもなかったな。
テングタケ科
(9月21日撮影)

それにしても鮮やかな色ですね、まるでイースターエッグ、木の実ならこの色は熟した美味しい色なんだけどキノコでは逆に毒々しく見える。

6年前見た時は食べられるとは知っていたけどさすがにこの色では手が出ず、次に見つけたら食ってやるぞと思ってから6年経ちました(笑)。

傘が十分開くと色が薄くなります。

ベニテングタケに似ているので食べるのは自己責任で。

出始めた状態、まさしく卵だ!

左のは白身が剥けて黄身が露出した状態でこちらはゆで卵

持ち帰って卵スープにして食べてみました。煮るとこの色がすっかり落ちるしスープの色も赤くなるので駄目ですね。
味の方は期待感が大きかっただけにさほどでもなくガッカリ感も大きかった(汗)。
特に開いた傘や柄の部分はさほどでなくあまり開いていない1枚目くらいの方が美味しかったです。
でもわざわざ探して採るほどのものでもなかったな。
テングタケ科
(9月21日撮影)