2016.
11.
22
やっと咲いたツルグミ、去年の開花は10月16日だから一月くらい遅れた、10月半ば来た時は蕾も無かったから今年は咲かないのかなと思っていたよ。

ただ花の数は例年より多かった、例年と言っても今年で3年目ですが。

しかも普通なら斜面の上に登って撮らなければいけないのに今年は下まで垂れ下がってきていてその分楽だった。背後に蔓状に見えているのが枝です。

葉腋に数個の花をつけぶら下がるように下向きに花を咲かせる、まだ十分開いていないようだ。

4個の雄しべと1個の雌しべ、柱頭は普通透明だがこれは灰褐色、花が十分開いてないこともあってまだ未熟なのかな。

葉は長楕円形または卵状長楕円形、表は艶がある。グミ属の中で常緑なのは本種の他にナワシログミ、マルバグミ(オオバグミ)の3種だそうです。

葉の裏は赤褐色の鱗状毛が密生して赤っぽい。

グミ科グミ属
(11月20日撮影)

ただ花の数は例年より多かった、例年と言っても今年で3年目ですが。

しかも普通なら斜面の上に登って撮らなければいけないのに今年は下まで垂れ下がってきていてその分楽だった。背後に蔓状に見えているのが枝です。

葉腋に数個の花をつけぶら下がるように下向きに花を咲かせる、まだ十分開いていないようだ。

4個の雄しべと1個の雌しべ、柱頭は普通透明だがこれは灰褐色、花が十分開いてないこともあってまだ未熟なのかな。

葉は長楕円形または卵状長楕円形、表は艶がある。グミ属の中で常緑なのは本種の他にナワシログミ、マルバグミ(オオバグミ)の3種だそうです。

葉の裏は赤褐色の鱗状毛が密生して赤っぽい。

グミ科グミ属
(11月20日撮影)
2016.
11.
22
黄葉したムクロジ

黄葉を撮りにきたわけではなく果実を撮りたかったんだけど一つも残ってなかった。花はこちらから。

反対側から。

もう落葉も始まり一番綺麗な頃だった、晴れだったらな。

右奥のと2本並んでます、早朝は濃霧でガッカリ。

ムクロジ科ムクロジ属
(11月20日撮影)

黄葉を撮りにきたわけではなく果実を撮りたかったんだけど一つも残ってなかった。花はこちらから。

反対側から。

もう落葉も始まり一番綺麗な頃だった、晴れだったらな。

右奥のと2本並んでます、早朝は濃霧でガッカリ。

ムクロジ科ムクロジ属
(11月20日撮影)
2016.
11.
21
海岸の岩の割れ目に生えているハマボッス、こちらでは多く見かけます、花はこちら、若い果実はこちらから。

葉も枯れ茎も茶色になっているけどしっかり立ってます、種子を散布する為には立っておく必要があるんでしょうね。後方に見えている緑の葉は多分ハマゴウ

すっかり干からびて茶色くなった果実

まだ花柱が残っているのもありました。

中に種子を埋め込んでいる胎座があるそうだが流石に外からでは無理だな。

花柱が取れ果実上部が開いて種子を散布します、これも風に揺られて少しずつでしょうね。

黒い多数の種、茶色いのは胎座かと思ったけどそれは球形だそうなのでこれは受精しなかった果実かもしれない。

種子の大きさは1mm程度、何とか3稜形なのが分かるかな。

種子の表面には網目状の凹み、拡大してもボケるだけなのでこの大きさが限度

サクラソウ科オカトラノオ属
(11月5日撮影)

葉も枯れ茎も茶色になっているけどしっかり立ってます、種子を散布する為には立っておく必要があるんでしょうね。後方に見えている緑の葉は多分ハマゴウ

すっかり干からびて茶色くなった果実

まだ花柱が残っているのもありました。

中に種子を埋め込んでいる胎座があるそうだが流石に外からでは無理だな。

花柱が取れ果実上部が開いて種子を散布します、これも風に揺られて少しずつでしょうね。

黒い多数の種、茶色いのは胎座かと思ったけどそれは球形だそうなのでこれは受精しなかった果実かもしれない。

種子の大きさは1mm程度、何とか3稜形なのが分かるかな。

種子の表面には網目状の凹み、拡大してもボケるだけなのでこの大きさが限度

サクラソウ科オカトラノオ属
(11月5日撮影)
2016.
11.
20
海岸の岩場に生えていたハマナデシコ、まだ緑色の葉が残っていますが真っすぐ伸びた茎と茶色の果実が残っています。花の様子はこちらから。

まだたくさん残っていました。

すっかり枯れた状態だと果実と言った感じがしませんね。

果実の先端が4裂して種子を散布します、右下のには中にまだ種子が残っている。風で散布されるんでしょうが少しずつ散布されるようです。

種子を取り出してみました、黒く大きさは2,3mmくらい。

種子はやや扁平で周囲が翼のようになっている、翼と言うには厚いけどこれでも多少風にのるんでしょうね。

種子の表面には細かな筋や突起があります。

ナデシコ科ナデシコ属
(11月5日撮影)

まだたくさん残っていました。

すっかり枯れた状態だと果実と言った感じがしませんね。

果実の先端が4裂して種子を散布します、右下のには中にまだ種子が残っている。風で散布されるんでしょうが少しずつ散布されるようです。

種子を取り出してみました、黒く大きさは2,3mmくらい。

種子はやや扁平で周囲が翼のようになっている、翼と言うには厚いけどこれでも多少風にのるんでしょうね。

種子の表面には細かな筋や突起があります。

ナデシコ科ナデシコ属
(11月5日撮影)
2016.
11.
19
花のネタが無くなってきたので撮りためておいた果実と種子をアップしていきます。
海岸の岩場で見かけたこれ、普段行かない場所なので全く見当がつかず、細長い葉からユリ科かと思いそれならハマカンゾウかと思ったけど全く違っていた。

花序がユリ科らしくないです。色々検索してツルボの果実と判明、えーっこれがツルボかと驚いた、場所といい花序といいツルボは想像できなかった。

果実と言ってももう殆ど殻の状態

種子は結構残っていました。

3分果なので種子も3個

取り出してみました、長さは4mmくらい、意外と細長い。

表面に細かな筋と突起があります。

キジカクシ科ツルボ属
(11月5日撮影)
海岸の岩場で見かけたこれ、普段行かない場所なので全く見当がつかず、細長い葉からユリ科かと思いそれならハマカンゾウかと思ったけど全く違っていた。

花序がユリ科らしくないです。色々検索してツルボの果実と判明、えーっこれがツルボかと驚いた、場所といい花序といいツルボは想像できなかった。

果実と言ってももう殆ど殻の状態

種子は結構残っていました。

3分果なので種子も3個

取り出してみました、長さは4mmくらい、意外と細長い。

表面に細かな筋と突起があります。

キジカクシ科ツルボ属
(11月5日撮影)
2016.
11.
18
赤く熟した果実がありました、茎はすっかり枯れているから去年のかもしれません。

まるで梅干状態(笑)

真っ黒な種子が1個入っていました、ここのはどれも1個だけでしたが普通2,3個入るようです。

表面は艶々、種子にはこのように艶々なのと皺や突起が目立つのがありますが役割が違うんでしょうか。艶々なら動物の消化管を速やかに通り抜けられるかな、皺があると水分や酸素が透過しやすそう、どちらも何らかの利点があるだろうから両者があるんでしょうね。どちらか一方だけが有利だったら不利な方は淘汰されるだろうしな。

キジカクシ科キジカクシ属
(11月5日撮影)

まるで梅干状態(笑)

真っ黒な種子が1個入っていました、ここのはどれも1個だけでしたが普通2,3個入るようです。

表面は艶々、種子にはこのように艶々なのと皺や突起が目立つのがありますが役割が違うんでしょうか。艶々なら動物の消化管を速やかに通り抜けられるかな、皺があると水分や酸素が透過しやすそう、どちらも何らかの利点があるだろうから両者があるんでしょうね。どちらか一方だけが有利だったら不利な方は淘汰されるだろうしな。

キジカクシ科キジカクシ属
(11月5日撮影)
2016.
11.
18
海岸に生えていたオオバスギカズラ、蕾がついてますが本来の花期は5-6月なので花が開くとは思わなかった、確か昨年も同じ時期に開いていない花を見ていたような。

既に青い実が生っています。

大きさ7,8mmくらい、黄色いのもありますがこれは小さいな、熟すと赤くなります。

(11月5日撮影)
8日後もう一度来てみました、1枚目と同じ株です、花が開いていた、多年草で左上の実が生っているのに比べて葉の色が薄く今年生えてきたんでしょうか。

それにしても秋に花を咲かせるとはね。

雌雄異株でこれは雌花、3裂した柱頭が見えています、小さな雄しべも残っているようだ。

ハマタマボウキとは花柄の関節の位置で区別するそうでこちらは花のすぐ下にあるがハマタマボウキは中程にある。

もう1枚、花の直下の花柄が少し太くなっているのが分かるでしょうか。花柄自体もこちらの方が短そうだが必ずしもそうとも言えないようです。

花柄比較、左上が昨年ここで撮ったオオバスギカズラ、左下が別の場所のハマタマボウキ、右2枚がキジカクシ、関節の違いが分かるでしょうか。

針状の葉の様に見えるのは枝が変化したもので葉状枝と言います。

キジカクシ科キジカクシ属

既に青い実が生っています。

大きさ7,8mmくらい、黄色いのもありますがこれは小さいな、熟すと赤くなります。

(11月5日撮影)
8日後もう一度来てみました、1枚目と同じ株です、花が開いていた、多年草で左上の実が生っているのに比べて葉の色が薄く今年生えてきたんでしょうか。

それにしても秋に花を咲かせるとはね。

雌雄異株でこれは雌花、3裂した柱頭が見えています、小さな雄しべも残っているようだ。

ハマタマボウキとは花柄の関節の位置で区別するそうでこちらは花のすぐ下にあるがハマタマボウキは中程にある。

もう1枚、花の直下の花柄が少し太くなっているのが分かるでしょうか。花柄自体もこちらの方が短そうだが必ずしもそうとも言えないようです。

花柄比較、左上が昨年ここで撮ったオオバスギカズラ、左下が別の場所のハマタマボウキ、右2枚がキジカクシ、関節の違いが分かるでしょうか。

針状の葉の様に見えるのは枝が変化したもので葉状枝と言います。

キジカクシ科キジカクシ属
2016.
11.
17
海岸でグミの仲間を見つけました。(追記:花友さんの情報でマルバグミとナワシログミとの雑種大ナワシログミかもしれないとのことなのでアカバグミからタイトル変更)

初めはマルバグミかなと思ったのですが

マルバグミは萼筒基部が急に括れて子房に続くそうでこれはちと微妙

葉がマルバグミは広卵形で縁は大きく波打つそうですがこれは長卵形のような、マルバグミとツルグミの交雑種アカバグミでしょうか。

葉の裏は銀白色、アカバ組は主脈の下部1/3程度が赤褐色だそうでそれにあっているかな。葉は卵状長楕円形だそうです(葉の形はややこしい)。

子房が膨らみ始めているのもありました。

同じ場所に全く違った枝ぶりがありました、葉が全く生えていない。別物かと思いましたが同じ木から出ています。鱗状毛が生え赤褐色をしている、マルバグミは若い枝は灰褐色だそうです。

グミは普通葉腋から花柄を伸ばすんですがこれは枝から直接出ているように見えます。

よく見ると棘のようなところから出ています、棘があるのはツルグミの特徴、やはり雑種を思わせます。

この時期咲くグミ属としてはナワシログミがありますが葉が長楕円形で縁は波打ち裏側にまくそうな、と思いつつナワシログミかもしれない・・・花だけでは区別がつかないから厄介。

グミの仲間はそれだけでも区別が難しいのに雑種があるから更にややこしい。

グミ科グミ属
(11月13日撮影)

初めはマルバグミかなと思ったのですが

マルバグミは萼筒基部が急に括れて子房に続くそうでこれはちと微妙

葉がマルバグミは広卵形で縁は大きく波打つそうですがこれは長卵形のような、

葉の裏は銀白色、アカバ組は主脈の下部1/3程度が赤褐色だそうでそれにあっているかな。葉は卵状長楕円形だそうです(葉の形はややこしい)。

子房が膨らみ始めているのもありました。

同じ場所に全く違った枝ぶりがありました、葉が全く生えていない。別物かと思いましたが同じ木から出ています。鱗状毛が生え赤褐色をしている、マルバグミは若い枝は灰褐色だそうです。

グミは普通葉腋から花柄を伸ばすんですがこれは枝から直接出ているように見えます。

よく見ると棘のようなところから出ています、棘があるのはツルグミの特徴、やはり雑種を思わせます。

この時期咲くグミ属としてはナワシログミがありますが葉が長楕円形で縁は波打ち裏側にまくそうな、と思いつつナワシログミかもしれない・・・花だけでは区別がつかないから厄介。

グミの仲間はそれだけでも区別が難しいのに雑種があるから更にややこしい。

グミ科グミ属
(11月13日撮影)
2016.
11.
16
海岸の岩場に生えていたイワレンゲ、もう殆ど絶壁なので全く近寄れません。

まだ花は咲いていなかった、基部から枝も出ているようです。

近くに群生している場所もありました、ここも遥か上で全く近づけませんが花が咲いているのが分かります。

こんな場所、岩塊が落ちたら道連れになりそう、右側の直線状になった藪の中にも生えてます、やはり種が引っかかるような場所が必要なんでしょうか。

(11月5日撮影)
8日後もう一度来てみました、群生していた場所は花序の先まで咲き上がっていて丁度いい時期でした。

周りにロゼットも見えています、多年草ですが花を咲かせると枯れるそうです。

下側に目の高さに咲いていた株もありました、前回見逃しているな、でもこれを見ていたら再訪はまずなかっただろうからまーいいか。

1枚目の写真と同じ株、下の方の花がやっと開き始めていた、株自体は大きいのにね。

前回見逃していたけどこれは花を咲かせていた、これも崖面だけどなんとか接近可能でマクロで撮れた。

一つ一つの花は地味、花序で見る花ですね。

基本的には花弁5枚、5心皮で雄しべは10本

同じ花序の中に心皮が6のも割とあります、雄しべも12本、4-7と割と変化があるようだ。

子房から雌しべが伸びて小さな柱頭も見えています、雄性先熟でしょうか。

ダルマギクの下に見えているのがロゼット、右のがダルマギクのロゼット、科はまるで違うのに割と似ているような。

ベンケイソウ科イワレンゲ属

まだ花は咲いていなかった、基部から枝も出ているようです。

近くに群生している場所もありました、ここも遥か上で全く近づけませんが花が咲いているのが分かります。

こんな場所、岩塊が落ちたら道連れになりそう、右側の直線状になった藪の中にも生えてます、やはり種が引っかかるような場所が必要なんでしょうか。

(11月5日撮影)
8日後もう一度来てみました、群生していた場所は花序の先まで咲き上がっていて丁度いい時期でした。

周りにロゼットも見えています、多年草ですが花を咲かせると枯れるそうです。

下側に目の高さに咲いていた株もありました、前回見逃しているな、でもこれを見ていたら再訪はまずなかっただろうからまーいいか。

1枚目の写真と同じ株、下の方の花がやっと開き始めていた、株自体は大きいのにね。

前回見逃していたけどこれは花を咲かせていた、これも崖面だけどなんとか接近可能でマクロで撮れた。

一つ一つの花は地味、花序で見る花ですね。

基本的には花弁5枚、5心皮で雄しべは10本

同じ花序の中に心皮が6のも割とあります、雄しべも12本、4-7と割と変化があるようだ。

子房から雌しべが伸びて小さな柱頭も見えています、雄性先熟でしょうか。

ダルマギクの下に見えているのがロゼット、右のがダルマギクのロゼット、科はまるで違うのに割と似ているような。

ベンケイソウ科イワレンゲ属
2016.
11.
15
先日雑種かもしれないと思ったのをアップしましたがその時は十分観察してなかったので再度探してみました。あの株自体は見つからなかったけど最初に見つけたのがこれ、色がかなり薄いムラサキセンブリかと思ったけど

センブリでした、センブリにしても大分白っぽい感じ

緑色の楕円形の蜜腺溝があってやはりセンブリです。

花弁を1枚とってみました、雄しべがくっついているんですね。

蜜腺溝に生えている毛を取ってみました、楕円形で緑色少し盛り上がっているのが分かります。

おまけにムラサキセンブリの蜜腺溝、形がはっきり違うのが分かります。

更に探して変わり種を見つけました。これはムラサキセンブリだと思いましたが色がかなり薄い。

花弁も異様と思ったくらい細い、花弁の幅は結構変異がありますが今まで見たのは細くとも花弁基部に隙間はなかったけどこれは6弁なのに隙間があります。

更に観察していたら雄しべが無いのに気がついた、よく見ると痕跡のような雄しべがあります、でも普通の雄しべとは全く違う。

一応短い花糸と小さな葯がありますが雄しべとしては機能してないでしょうね。

他の花も同様、これなんか殆ど雄しべが見えません。雌雄がある植物でも両性花と雌花あるいは雄花を持つのがありますがムラサキセンブリもひょっとしてその方向に進化しつつあるんじゃないかと素人的な夢想をしてみるのも楽しい。

蜜腺溝もハッキリしないな、色は緑色のようだけど色だけではセンブリとの違いは言えないのかな。

近くに雄しべがかなり短いのもありました、このタイプのは時々見かけます。

普通濃紫色の葯がこちらは淡黄色、花粉も持っていないかな。過去の写真を見てみると花糸の短い雄しべの葯はみな淡黄色でした。

もう一つおまけ、これはセンブリですが草丈が4cmくらいしかないけど一人前に花を咲かせています。

リンドウ科センブリ属
(11月9日撮影)

センブリでした、センブリにしても大分白っぽい感じ

緑色の楕円形の蜜腺溝があってやはりセンブリです。

花弁を1枚とってみました、雄しべがくっついているんですね。

蜜腺溝に生えている毛を取ってみました、楕円形で緑色少し盛り上がっているのが分かります。

おまけにムラサキセンブリの蜜腺溝、形がはっきり違うのが分かります。

更に探して変わり種を見つけました。これはムラサキセンブリだと思いましたが色がかなり薄い。

花弁も異様と思ったくらい細い、花弁の幅は結構変異がありますが今まで見たのは細くとも花弁基部に隙間はなかったけどこれは6弁なのに隙間があります。

更に観察していたら雄しべが無いのに気がついた、よく見ると痕跡のような雄しべがあります、でも普通の雄しべとは全く違う。

一応短い花糸と小さな葯がありますが雄しべとしては機能してないでしょうね。

他の花も同様、これなんか殆ど雄しべが見えません。雌雄がある植物でも両性花と雌花あるいは雄花を持つのがありますがムラサキセンブリもひょっとしてその方向に進化しつつあるんじゃないかと素人的な夢想をしてみるのも楽しい。

蜜腺溝もハッキリしないな、色は緑色のようだけど色だけではセンブリとの違いは言えないのかな。

近くに雄しべがかなり短いのもありました、このタイプのは時々見かけます。

普通濃紫色の葯がこちらは淡黄色、花粉も持っていないかな。過去の写真を見てみると花糸の短い雄しべの葯はみな淡黄色でした。

もう一つおまけ、これはセンブリですが草丈が4cmくらいしかないけど一人前に花を咲かせています。

リンドウ科センブリ属
(11月9日撮影)