2017.
03.
31
去年撮ったのと同じ株、ここは来やすいし花も多く咲かせるので撮りやすい。

雌雄異株、去年はお株と思って撮ったけど実が盛大になったので間違いなく雌株(笑)、

とは言え外側から見ても雄しべしか見えず雄株と思うのも無理はない(^^;)

奥に緑色に見えているのが子房、と言っても撮影時には全く気がついてない。

花を切断してみました、奥の方に子房と雌しべがあって間違いなく雌株です。雄しべは6本、しかし雌株なのに随分立派、花粉も出ているようにみえるけどね。

緑色の子房に丸い柱頭、花柱はごく短いようです。今年は間違いなく雄株と思えるのを探さなくては。

ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
(3月17日撮影)

雌雄異株、去年はお株と思って撮ったけど実が盛大になったので間違いなく雌株(笑)、

とは言え外側から見ても雄しべしか見えず雄株と思うのも無理はない(^^;)

奥に緑色に見えているのが子房、と言っても撮影時には全く気がついてない。

花を切断してみました、奥の方に子房と雌しべがあって間違いなく雌株です。雄しべは6本、しかし雌株なのに随分立派、花粉も出ているようにみえるけどね。

緑色の子房に丸い柱頭、花柱はごく短いようです。今年は間違いなく雄株と思えるのを探さなくては。

ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
31
林縁に生えていたシキミ、多数の花を咲かせていた。こういう場所は自生なのか植えられているのか悩む、近くに墓地もあったしね。

どう見ても雑木林だから野生だと思うけど植えられた後に放置されて雑木林が広がってきた可能性もあるし、どちらでも同じだからいいけどね。

葉腋に幾つかの花をつける、周りの葉がキク科の総苞のように広がっています、これも花を目立たたせる工夫でしょうか。

多数の花被片、真っ白でなく少し緑がかっているように見えます。

花被片は10-20枚、雄しべもそれと同じ数くらいのようです。雌しべは中央に寄り添っています、茶色くなった先端が柱頭でしょうか。

こちらは雌しべが外側に開いています、8本あるようです。雄性先熟なんでしょうか。

全縁で長楕円形の葉、主脈が浮き出て側脈はあまり目立たない。

シキミ科シキミ属
(3月17日撮影)

どう見ても雑木林だから野生だと思うけど植えられた後に放置されて雑木林が広がってきた可能性もあるし、どちらでも同じだからいいけどね。

葉腋に幾つかの花をつける、周りの葉がキク科の総苞のように広がっています、これも花を目立たたせる工夫でしょうか。

多数の花被片、真っ白でなく少し緑がかっているように見えます。

花被片は10-20枚、雄しべもそれと同じ数くらいのようです。雌しべは中央に寄り添っています、茶色くなった先端が柱頭でしょうか。

こちらは雌しべが外側に開いています、8本あるようです。雄性先熟なんでしょうか。

全縁で長楕円形の葉、主脈が浮き出て側脈はあまり目立たない。

シキミ科シキミ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
30
もう咲いていたヤマルリソウ、ここは昨年知りましたがいち早く咲くようです。

色は淡青色からピンク色まで色々だけど瑠璃はちとオーバー、ルリソウに似ているからヤマルリソウと名づけられたようですがこの”山”は本来の山の意味ではなくルリソウに比べて粗野だから山と名づけられたようです。

ビーズのリングのような副花冠、内部に5つの雄しべ、黄色い葯も見えています。

葉の表側にも毛が生えていますが

裏側は毛むくじゃら状態

こちらは何時もの場所、でも咲いていたのはこれだけ、他は蕾もつけていない状態でした。

ここは樹木が伐採されてすっかり明るくなり環境激変、今年がどうなるか心配です。

ムラサキ科ルリソウ属
(3月17日撮影)

色は淡青色からピンク色まで色々だけど瑠璃はちとオーバー、ルリソウに似ているからヤマルリソウと名づけられたようですがこの”山”は本来の山の意味ではなくルリソウに比べて粗野だから山と名づけられたようです。

ビーズのリングのような副花冠、内部に5つの雄しべ、黄色い葯も見えています。

葉の表側にも毛が生えていますが

裏側は毛むくじゃら状態

こちらは何時もの場所、でも咲いていたのはこれだけ、他は蕾もつけていない状態でした。

ここは樹木が伐採されてすっかり明るくなり環境激変、今年がどうなるか心配です。

ムラサキ科ルリソウ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
30
林内や林縁で普通に見られるセントウソウ、これも春早くから咲き始めます。やや湿っぽい場所を好むのか日当たりの良い場所ではあまりお目にかからない。

花は3,4mmと小さいですがまとまってさくしこの時期他の花は少ないので目に入りやすい。葯が白いですがまだ未熟で咲いたばかりなのでしょうか。

この日は晴天の朝、花に朝露がかかっていました。

複散形花序、雄しべが突き出ています。

花弁は5枚、雄しべも5本だけど脱落しやすいのかまとまってあるのは少ない。中央に雌しべが見えていますがまだ開いていません。

左右の花のように雄しべと花弁が脱落して雌しべが伸びてきます、柱頭は2裂

1-3回3出複葉の葉、パセリの葉に似ています。

セリ科セントウソウ属
(3月17日撮影)

花は3,4mmと小さいですがまとまってさくしこの時期他の花は少ないので目に入りやすい。葯が白いですがまだ未熟で咲いたばかりなのでしょうか。

この日は晴天の朝、花に朝露がかかっていました。

複散形花序、雄しべが突き出ています。

花弁は5枚、雄しべも5本だけど脱落しやすいのかまとまってあるのは少ない。中央に雌しべが見えていますがまだ開いていません。

左右の花のように雄しべと花弁が脱落して雌しべが伸びてきます、柱頭は2裂

1-3回3出複葉の葉、パセリの葉に似ています。

セリ科セントウソウ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
29
一面に花を咲かせたスズシロソウ、3月中旬なのにもう沢山の花を咲かせていた。今の所秋吉田で見ているのはここだけ、こんなに沢山でなくていいから他でも少しずつさかせてくれないかなとは個人的感想。

茎を長く伸ばしていますがヤマハタザオ属のイメージはないですね。

頂部に多くの花を付ける、萼片は花期でもあまり開かない。

スズシロは大根の別名、大根の花に似ているからスズシロソウ。でもアブラナ科の花はどれも似ているからな、ただアブラナ科の野菜は黄色い花を咲かせることが多いからその点大根でもいいかも。因みにダイコンソウだと別の花になります。

花弁4枚、花はアブラナ科としては大きいかも。

雄しべ6本、雌しべ1本と標準的

茎葉は茎を抱かない、葉や茎に微毛が生えているようだ。

アブラナ科ヤマハタザオ属
(3月17日撮影)

茎を長く伸ばしていますがヤマハタザオ属のイメージはないですね。

頂部に多くの花を付ける、萼片は花期でもあまり開かない。

スズシロは大根の別名、大根の花に似ているからスズシロソウ。でもアブラナ科の花はどれも似ているからな、ただアブラナ科の野菜は黄色い花を咲かせることが多いからその点大根でもいいかも。因みにダイコンソウだと別の花になります。

花弁4枚、花はアブラナ科としては大きいかも。

雄しべ6本、雌しべ1本と標準的

茎葉は茎を抱かない、葉や茎に微毛が生えているようだ。

アブラナ科ヤマハタザオ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
29
田起し前の田圃に生えていたアブラナ、広い田圃なのに生えていたのはこれだけ

日陰に生えていて背後が明るいと非常に撮りづらい場面

葉の基部が茎を抱くのがアブラナ、抱かないのがカラシナ、問題はセイヨウがつくかどうかだ。

下部の葉は深裂、と言っても頂部の葉が大きく他は小さい。

アブラナ科の花は十字形花とも言いますがこれは十字と言うより上下2枚のような。雄しべは6本、雌しべ1本

花柱の下部は太く脂肪になっている、柱頭は2裂

セイヨウの方は萼片が閉会するそうだけど微妙、区別は困難という話もあり無難にセイヨウアブラナにしておこう。

アブラナ科アブラナ属
(3月17日撮影)

日陰に生えていて背後が明るいと非常に撮りづらい場面

葉の基部が茎を抱くのがアブラナ、抱かないのがカラシナ、問題はセイヨウがつくかどうかだ。

下部の葉は深裂、と言っても頂部の葉が大きく他は小さい。

アブラナ科の花は十字形花とも言いますがこれは十字と言うより上下2枚のような。雄しべは6本、雌しべ1本

花柱の下部は太く脂肪になっている、柱頭は2裂

セイヨウの方は萼片が閉会するそうだけど微妙、区別は困難という話もあり無難にセイヨウアブラナにしておこう。

アブラナ科アブラナ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
28
タチツボスミレは一番普通に見られる種ですが仲間も多く区別が厄介な種、スミレ全般に言えることですが。これはナガバノタチツボスミレ。

花弁の幅が広くタチツボスミレよりは華やかかと思う。

柱頭は柱状で下向き、側弁は無毛とタチツボスミレと同じ

花柄が無毛なのも同様、距は長からず短からず

托葉は櫛歯状ですがごちゃごちゃしていますね。裂け方がタチツボスミレより粗いそうでそれでごちゃごちゃしているんでしょうか。

タチツボスミレの葉は丸っぽいですがこちらは名前の通り長く三角状楕円形

葉の裏は紫色、初夏にかけてだんだん薄くなるそうです。

スミレ科スミレ属
(3月17日撮影)

花弁の幅が広くタチツボスミレよりは華やかかと思う。

柱頭は柱状で下向き、側弁は無毛とタチツボスミレと同じ

花柄が無毛なのも同様、距は長からず短からず

托葉は櫛歯状ですがごちゃごちゃしていますね。裂け方がタチツボスミレより粗いそうでそれでごちゃごちゃしているんでしょうか。

タチツボスミレの葉は丸っぽいですがこちらは名前の通り長く三角状楕円形

葉の裏は紫色、初夏にかけてだんだん薄くなるそうです。

スミレ科スミレ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
28
野焼きの後に咲いていたスミレ、濃紫色なので無印のスミレかと思ったのですが

全体に丈が小さい、これは4,5cm程しかありませんでした。

いかにも菫色、スミレとノジスミレは毎度区別に悩みます。

わかりにくいですが柱頭はカマキリの頭形、側弁は無毛、スミレは普通有毛

花柄に微毛が生えています、スミレは無毛、距はやや細長い。

葉柄に翼があるがスミレほど目立たない、この辺りの違いは微妙。葉の裏は紫色なのが多い、これも多少紫色を帯びていた。

スミレ科スミレ属
(3月17日撮影)

全体に丈が小さい、これは4,5cm程しかありませんでした。

いかにも菫色、スミレとノジスミレは毎度区別に悩みます。

わかりにくいですが柱頭はカマキリの頭形、側弁は無毛、スミレは普通有毛

花柄に微毛が生えています、スミレは無毛、距はやや細長い。

葉柄に翼があるがスミレほど目立たない、この辺りの違いは微妙。葉の裏は紫色なのが多い、これも多少紫色を帯びていた。

スミレ科スミレ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
28
てっきりタチツボスミレと思って撮ったけど

花の様子もちょっと違うかな、この時は全く疑わず。

托葉は葉柄の毛が多い様子、新葉が巻き込むなどアオイスミレじゃないか。

花柄にも毛が多い、タチツボスミレは無毛、距もやや短い。

柱頭は細く下向き、側弁は無毛とこれはタチツボスミレと同じ。

葉の形である、円形や円心形、卵円形と違いが微妙

淡紫色のもありました、ここはアオイスミレとしては3ヶ所目、でもここは来づらい場所だ。

スミレ科スミレ属
(3月17日撮影)

花の様子もちょっと違うかな、この時は全く疑わず。

托葉は葉柄の毛が多い様子、新葉が巻き込むなどアオイスミレじゃないか。

花柄にも毛が多い、タチツボスミレは無毛、距もやや短い。

柱頭は細く下向き、側弁は無毛とこれはタチツボスミレと同じ。

葉の形である、円形や円心形、卵円形と違いが微妙

淡紫色のもありました、ここはアオイスミレとしては3ヶ所目、でもここは来づらい場所だ。

スミレ科スミレ属
(3月17日撮影)
2017.
03.
27
茶色く熟したナガミヒナゲシの果実、右後方には緑色の未熟なのがあります。

果皮が乾燥して縮み上部の蓋との間に隙間ができ風に吹かれて種子が飛び出てきます。これは隙間に種子が見えていてこれからの様子。これを見ると植物の巧みさが実感できます。

種子をばら撒いてみました、これは一つの果実だけ、ゆうに100個以上あるようです。

種子の大きさは1mm弱、ほぼ球形ですが片側が窪んでいるようです。表面に網目模様があり凸凹しているのが分かります。

中央のがナガミヒナゲシで周りのはマツバウンラン。種子は大きい方が発芽に有利ですがその分数が少なくなる。マツバウンランとの比較ですが大きくて数が多いとなるとそりゃ増えるわ。

ケシ科ケシ属
(5月21日撮影)

果皮が乾燥して縮み上部の蓋との間に隙間ができ風に吹かれて種子が飛び出てきます。これは隙間に種子が見えていてこれからの様子。これを見ると植物の巧みさが実感できます。

種子をばら撒いてみました、これは一つの果実だけ、ゆうに100個以上あるようです。

種子の大きさは1mm弱、ほぼ球形ですが片側が窪んでいるようです。表面に網目模様があり凸凹しているのが分かります。

中央のがナガミヒナゲシで周りのはマツバウンラン。種子は大きい方が発芽に有利ですがその分数が少なくなる。マツバウンランとの比較ですが大きくて数が多いとなるとそりゃ増えるわ。

ケシ科ケシ属
(5月21日撮影)