2017.
04.
30
雌雄異株のコクサギ、これは雄株、雌株に比べて花の数が置いので近づかなくても雄株と分かります。

前年枝の葉腋から総状花序を出す。

4本の雄しべが突き出ている、花弁は緑色でなんとも地味な花、匂いで昆虫を惹きつけるんでしょうか。

花弁の間に小さな萼片

こちらは雌株、一見して花の数が少ないのがわかります。

前年枝の葉腋から出るのは同じですが雌花は単生、花柄に細かな毛が生えている。雌花ですが雄しべが残っています。

柱頭が4裂、子房も4室、萼片は雄花と比べて大きいようです。葉が2枚ずつ互生するコクサギ型葉序ですが撮るのをすっかり忘れていた。

ミカン科コクサギ属
(4月19日撮影)

前年枝の葉腋から総状花序を出す。

4本の雄しべが突き出ている、花弁は緑色でなんとも地味な花、匂いで昆虫を惹きつけるんでしょうか。

花弁の間に小さな萼片

こちらは雌株、一見して花の数が少ないのがわかります。

前年枝の葉腋から出るのは同じですが雌花は単生、花柄に細かな毛が生えている。雌花ですが雄しべが残っています。

柱頭が4裂、子房も4室、萼片は雄花と比べて大きいようです。葉が2枚ずつ互生するコクサギ型葉序ですが撮るのをすっかり忘れていた。

ミカン科コクサギ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
30
崖面に咲いていたヤマブキ、去年は頭上遥か上、手じゃなくてカメラが届かなかったけど今年は下の方にまで下がってきていました。

茎は細く柔らかいのでこのような場所に生えると先端が垂れ下がってきます、写す分には都合がいい。

5弁花で隙間はない。

花弁はほぼ平開、バラ科らしく雄しべは多数。果実がなるそうなので見なくては。

葉は先端が尖り葉脈が窪む、重鋸歯がある。

葉柄基部に線状の托葉

バラ科ヤマブキ属
(4月19日撮影)

茎は細く柔らかいのでこのような場所に生えると先端が垂れ下がってきます、写す分には都合がいい。

5弁花で隙間はない。

花弁はほぼ平開、バラ科らしく雄しべは多数。果実がなるそうなので見なくては。

葉は先端が尖り葉脈が窪む、重鋸歯がある。

葉柄基部に線状の托葉

バラ科ヤマブキ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
30
ヤマブキを撮ったのでヤエヤマブキも撮ってみました、去年と同じ場所ここしか知らないけど。

雄しべが花弁化した八重咲きの園芸品種、雌しべも退化して結実しない。当然誰かが植えたんでしょうけどなんでこんな所にといった場所です。

中央部の花弁が細くて如何にも雄しべが花弁化したような。他の花で雄しべが花弁化しているのを見たことありますがやはり細かったですね。

花はゴチャゴチャしているけど萼片は5枚でスッキリ

倒卵形または長卵形の葉で重鋸歯がある。

葉柄基部に細い托葉がある。

バラ科ヤマブキ属
(4月19日撮影)

雄しべが花弁化した八重咲きの園芸品種、雌しべも退化して結実しない。当然誰かが植えたんでしょうけどなんでこんな所にといった場所です。

中央部の花弁が細くて如何にも雄しべが花弁化したような。他の花で雄しべが花弁化しているのを見たことありますがやはり細かったですね。

花はゴチャゴチャしているけど萼片は5枚でスッキリ

倒卵形または長卵形の葉で重鋸歯がある。

葉柄基部に細い托葉がある。

バラ科ヤマブキ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
30
この仲間の中では一番普通に見られるヤエムグラ、群生することが多い、と言うより群生状態のしか見たことない。初め3,40cmくらいの頃は自立しているけど花の咲く頃には6-90cmにもなりさすがにこの頃は他のものに寄り掛かるように伸びています。

茎の頂きや葉腋に花をつける、葉腋のは花柄を伸ばすけど頂部のはあまり伸ばさない。

アカネ科らしい花、でも大きさは極小で2mm程度、雄しべは4本、雌しべの柱頭が2岐している。

既に果実が出来ていました、柱頭が2岐しているのに対応して2分果

葉は6-8枚輪生、でも本物の葉は2枚で他は托葉が変化したもの、縁や裏面に棘がある。

茎は4稜で下向きの棘がある、刺すほどではないが服などに引っかかりまくります。

アカネ科ヤエムグラ属
(4月19日撮影)

茎の頂きや葉腋に花をつける、葉腋のは花柄を伸ばすけど頂部のはあまり伸ばさない。

アカネ科らしい花、でも大きさは極小で2mm程度、雄しべは4本、雌しべの柱頭が2岐している。

既に果実が出来ていました、柱頭が2岐しているのに対応して2分果

葉は6-8枚輪生、でも本物の葉は2枚で他は托葉が変化したもの、縁や裏面に棘がある。

茎は4稜で下向きの棘がある、刺すほどではないが服などに引っかかりまくります。

アカネ科ヤエムグラ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
29
林内に生えていたタイリンアオイ、この仲間は住み分けているようでここに生えていたのはタイリンアオイだけです。

秋吉台で咲くカンアオイ属3種の中では一番気に入っている。

小さな穴から内部を覗くのは無理なので切断してみました。開口部が狭いのは内部に虫を閉じ込めて花粉をタップリつける戦略でしょうか。

萼筒内部は網目状構造、強度を増しているのかな。

この突起が雌しべのようで6本あります、先端がハート形に見えているのが柱頭でしょうか。

雌しべの間に雄しべの葯、花粉が出始めているようですが咲き始めたばかりのせいかあまり出ていない。

(4月19日撮影)
これは3月下旬出始めたばかりの蕾、三角錐になった萼片やその下の丸い萼筒、葉は両側にありますがまだ殆ど伸びていない。

(3月23日撮影)
1枚目の同じ場所、三角錐の萼が地面から出てきています。

丸い萼筒、咲く寸前

(4月19日撮影)
一週間後来てみたらこの蕾も咲いていました。

蕾2枚目の写真と同じ株、まとまって咲いていました。

(4月25日撮影)
ウマノスズクサ科カンアオイ属

秋吉台で咲くカンアオイ属3種の中では一番気に入っている。

小さな穴から内部を覗くのは無理なので切断してみました。開口部が狭いのは内部に虫を閉じ込めて花粉をタップリつける戦略でしょうか。

萼筒内部は網目状構造、強度を増しているのかな。

この突起が雌しべのようで6本あります、先端がハート形に見えているのが柱頭でしょうか。

雌しべの間に雄しべの葯、花粉が出始めているようですが咲き始めたばかりのせいかあまり出ていない。

(4月19日撮影)
これは3月下旬出始めたばかりの蕾、三角錐になった萼片やその下の丸い萼筒、葉は両側にありますがまだ殆ど伸びていない。

(3月23日撮影)
1枚目の同じ場所、三角錐の萼が地面から出てきています。

丸い萼筒、咲く寸前

(4月19日撮影)
一週間後来てみたらこの蕾も咲いていました。

蕾2枚目の写真と同じ株、まとまって咲いていました。

(4月25日撮影)
ウマノスズクサ科カンアオイ属
2017.
04.
29
林内の石灰岩の岩場に生えていたジャニンジン

背後のコケのはえた石灰岩がかげになっていて木漏れ日が当たった様子はとてもいい雰囲気、地味な花ですがこの瞬間だけはスターのように輝いていた。

頂部に総状花序、周囲から花を咲かせている。時には花弁が退化した花もあるようです。

アブラナ科らしい十字花、雄しべ6本、雌しべ1本

葉は羽状に裂け裂片は更に細かく裂ける、頂小葉と側小葉の大きさの違いはあまりない。右と左の葉で随分イメージが違いますが上の方の葉ほど裂片が細かくなる。

葉柄基部が茎を抱く、撮ってなかったので何とか写っているのをアップしてみました。

アブラナ科タネツケバナ属
(4月19日撮影)

背後のコケのはえた石灰岩がかげになっていて木漏れ日が当たった様子はとてもいい雰囲気、地味な花ですがこの瞬間だけはスターのように輝いていた。

頂部に総状花序、周囲から花を咲かせている。時には花弁が退化した花もあるようです。

アブラナ科らしい十字花、雄しべ6本、雌しべ1本

葉は羽状に裂け裂片は更に細かく裂ける、頂小葉と側小葉の大きさの違いはあまりない。右と左の葉で随分イメージが違いますが上の方の葉ほど裂片が細かくなる。

葉柄基部が茎を抱く、撮ってなかったので何とか写っているのをアップしてみました。

アブラナ科タネツケバナ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
29
こんなとこにも咲いていたのかサツマイナモリ、秋吉台で3ヶ所目(内1ヶ所は見られず)探せばもっとあるんでしょうけどね。

ここは比較的涼しい場所だけどさすがにそろそろ終わりのようでした。

細長い漏斗型の花、花柄が意外と長い。

雄しべの黒い葯が見えている短花柱花

こちらは長花柱花、赤い柱頭が印象的、二裂しているようです。こちらの方が少ないように感じる。

アカネ科サツマイナモリ属
(4月19日撮影)

ここは比較的涼しい場所だけどさすがにそろそろ終わりのようでした。

細長い漏斗型の花、花柄が意外と長い。

雄しべの黒い葯が見えている短花柱花

こちらは長花柱花、赤い柱頭が印象的、二裂しているようです。こちらの方が少ないように感じる。

アカネ科サツマイナモリ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
28
秋吉台では初めてのヤブタビラコ、通算でも3度目、モモイロキランソウと同じ場所に咲いていた。

舌状花が15-20、これは15枚あります。コオニタビラコは6-12枚と少ない

しかしこれは12枚、舌状花の数だけで判断するのは危険なようです。オニタビラコも似ていますが茎がまっすぐたつのに対してヤブタビラコは1枚目のように斜上したり倒れたりします。

総苞は円筒形、内片は7-8枚、右側のは果実ですが冠毛はないので綿毛にはなりません。

茎葉は小さく3cm程度

裏側は毛が生える。果実が見えていますが下向きになるのが特徴。

根生葉は羽状に深裂する。

キク科ヤブタビラコ属
(4月19日撮影)

舌状花が15-20、これは15枚あります。コオニタビラコは6-12枚と少ない

しかしこれは12枚、舌状花の数だけで判断するのは危険なようです。オニタビラコも似ていますが茎がまっすぐたつのに対してヤブタビラコは1枚目のように斜上したり倒れたりします。

総苞は円筒形、内片は7-8枚、右側のは果実ですが冠毛はないので綿毛にはなりません。

茎葉は小さく3cm程度

裏側は毛が生える。果実が見えていますが下向きになるのが特徴。

根生葉は羽状に深裂する。

キク科ヤブタビラコ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
28
去年と同じ場所、今年も多く咲いていたモモイロキランソウ、色が違うだけで他に特に違いはないけど葉の色も緑色が明るいような気がする。

こんな小さな株でも花を付けていた、花の大きさは変わらず数が少なくなるみたい。

シソ科は蕊が撮りにくいですがキランソウは上唇が小さいので撮りやすい、長短2組の雄しべがよくわかります。

先端が2裂した雌しべが伸びている。

普通のキランソウと同居しています。

色の違いがよくわかる。

赤と青のツーショット、普通ツーショットする時は片方を押して人為的に近づけることが多いですがこれはそのままの状態。

もう1枚、早朝なので朝露がかかっています。

シソ科キランソウ属
(4月19日撮影)

こんな小さな株でも花を付けていた、花の大きさは変わらず数が少なくなるみたい。

シソ科は蕊が撮りにくいですがキランソウは上唇が小さいので撮りやすい、長短2組の雄しべがよくわかります。

先端が2裂した雌しべが伸びている。

普通のキランソウと同居しています。

色の違いがよくわかる。

赤と青のツーショット、普通ツーショットする時は片方を押して人為的に近づけることが多いですがこれはそのままの状態。

もう1枚、早朝なので朝露がかかっています。

シソ科キランソウ属
(4月19日撮影)
2017.
04.
28
秋吉台では初めてのワサビ、この辺りに大群生していた。当然栽培種の逸出でしょうが近くにワサビ畑なんてなかったな。

ワサビは清流で育ちますが畑で育つように改良された畑ワサビというのもあるようでこれも当然それでしょうね。

アブラナ科らしい花、ユリワサビより少し大きいように感じました。

雄しべは6本、右側のまだあまり開いてない花の葯は茶色だが左のは黒くなっている。

茎葉の葉は三角形でこれだけ見るとユリワサビと区別しづらい

根生葉は大きく円形で6-12cm、艶がある。流石にこんな大きい葉はユリワサビにはないですね。

既に果実ができ始めていました、長角果は数珠状にくびれている。

アブラナ科ワサビ属
(4月19日撮影)

ワサビは清流で育ちますが畑で育つように改良された畑ワサビというのもあるようでこれも当然それでしょうね。

アブラナ科らしい花、ユリワサビより少し大きいように感じました。

雄しべは6本、右側のまだあまり開いてない花の葯は茶色だが左のは黒くなっている。

茎葉の葉は三角形でこれだけ見るとユリワサビと区別しづらい

根生葉は大きく円形で6-12cm、艶がある。流石にこんな大きい葉はユリワサビにはないですね。

既に果実ができ始めていました、長角果は数珠状にくびれている。

アブラナ科ワサビ属
(4月19日撮影)