2017.
05.
31
林縁に生えているシナアブラギリ、規則正しく枝を伸ばしている樹形がよくわかります、高さ10mくらいですがその割に幹は細い。

枝先に円錐花序を出す。

雌雄異花でこれは雌花序のようです。雌花は単生または少数だそうだけどこれは幾つもついているようだ。

上の方の花には手が届かないが一番下の枝に花をつけていた、これも雌花序のようだ。

白い花で花の奥が赤い。

花柱は3-5本、これは5本あるようで先端が2裂、子房から直接花柱が出ているように見えるのがトウダイグサ科らしい。

萼片も赤い。

葉は互生で卵形~広卵形、上部が3浅裂するのもある。

葉身基部表側に2個の蜜腺、なんとも艶めかしい色。アブラギリの蜜腺は柄がある。

トウダイグサ科アブラギリ属
(5月17日撮影)

枝先に円錐花序を出す。

雌雄異花でこれは雌花序のようです。雌花は単生または少数だそうだけどこれは幾つもついているようだ。

上の方の花には手が届かないが一番下の枝に花をつけていた、これも雌花序のようだ。

白い花で花の奥が赤い。

花柱は3-5本、これは5本あるようで先端が2裂、子房から直接花柱が出ているように見えるのがトウダイグサ科らしい。

萼片も赤い。

葉は互生で卵形~広卵形、上部が3浅裂するのもある。

葉身基部表側に2個の蜜腺、なんとも艶めかしい色。アブラギリの蜜腺は柄がある。

トウダイグサ科アブラギリ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
31
林縁に生えていたタカノツメ、右側に見えているのが幹で枝が柔らかいのか垂れ下がり気味。

短枝の先に散形花序を出す、雌雄異株でこれは雌株

花序は疎らで枝分かれしているようだ。

花弁は落ちているようです、雌花に雄しべはなく花柱は2裂

同じ場所に雄株もありました、枝はまるで蔓のようです。

近くに雄株がありました、枝が垂れ下がっている様子が分かります。

目の高さに咲いているけど足場が悪い。

雄花序は雌花序に比べて随分密集、枝分かれもしていないようです。

4枚の花弁は反り返り雄しべは突き出る、雄花だが1本の雌しべがある。

葉は互生で短枝の先に集まって付く、3出複葉。

ウコギ科タカノツメ属
(5月17日撮影)

短枝の先に散形花序を出す、雌雄異株でこれは雌株

花序は疎らで枝分かれしているようだ。

花弁は落ちているようです、雌花に雄しべはなく花柱は2裂

同じ場所に雄株もありました、枝はまるで蔓のようです。

近くに雄株がありました、枝が垂れ下がっている様子が分かります。

目の高さに咲いているけど足場が悪い。

雄花序は雌花序に比べて随分密集、枝分かれもしていないようです。

4枚の花弁は反り返り雄しべは突き出る、雄花だが1本の雌しべがある。

葉は互生で短枝の先に集まって付く、3出複葉。

ウコギ科タカノツメ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
31
休耕地に咲いていた白い花、ソバのようです、花を撮るのは初めてでした。

雑然と咲いているしスイバなど雑草も多く以前栽培されていたのが勝手に咲いてきたようです。

真っ白な花に雄しべの赤い葯が映えてとても綺麗、因みに花弁はなく萼片です。

葯の色が薄いのもありました、萼片が淡紅色のもあるようです。

雄しべは8本、外側に5本内側に3本とこれもタデ科らしい、3岐した柱頭も見えています。

直立した雄しべ、短い雌しべも見えています。秋に咲くシャクチリソバは長花柱花と短花柱花がありますがこちらはどうなんでしょう。

奥に見えている黄色いのは腺体それとも蜜腺

葉は心臓系で先が尖る。心臓系というより五角形ですね。

茎は赤みを帯びることもある。

タデ科ソバ属
(5月17日撮影)

雑然と咲いているしスイバなど雑草も多く以前栽培されていたのが勝手に咲いてきたようです。

真っ白な花に雄しべの赤い葯が映えてとても綺麗、因みに花弁はなく萼片です。

葯の色が薄いのもありました、萼片が淡紅色のもあるようです。

雄しべは8本、外側に5本内側に3本とこれもタデ科らしい、3岐した柱頭も見えています。

直立した雄しべ、短い雌しべも見えています。秋に咲くシャクチリソバは長花柱花と短花柱花がありますがこちらはどうなんでしょう。

奥に見えている黄色いのは腺体それとも蜜腺

葉は心臓系で先が尖る。心臓系というより五角形ですね。

茎は赤みを帯びることもある。

タデ科ソバ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
31
4月24日アップしたのと同じ場所、ミズタビラコが大分咲いてきました。点々と白く見えているのが花、明るい3小葉の葉はヘビイチゴです。

だいぶ先上がってきていますがまだ先端までは咲いてないもよう、一月以上かかってゆっくり咲き上がっていくようです。

言わゆくサソリ型花序、茎の先から1-5本の花序が出る、これは2本。

これは基部で別れていますが一株なのかな。

花序の中で花の咲いている場所が一番高くなっているように見えます。やはりその方が目立つんでしょうか。

花の内部を撮るのはさすがに難しい。

ムラサキ科キュウリグサ属
(5月17日撮影)

だいぶ先上がってきていますがまだ先端までは咲いてないもよう、一月以上かかってゆっくり咲き上がっていくようです。

言わゆくサソリ型花序、茎の先から1-5本の花序が出る、これは2本。

これは基部で別れていますが一株なのかな。

花序の中で花の咲いている場所が一番高くなっているように見えます。やはりその方が目立つんでしょうか。

花の内部を撮るのはさすがに難しい。

ムラサキ科キュウリグサ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
30
溜池に葉を広げているフトヒルムシロ、今まで別の溜池で一度だけ見ていましたが全く近寄れず、あまり足を運ぶこともありませんでした。

水面に浮かんでいる浮葉、水中には枕水葉があり区別にはそちらの方が肝心のようだ。浮葉は楕円形で縁が波打ち赤みを帯びているのも多い。

水面から花穂を直立させる。

この日は無風で水面が鏡のよう、反射して写っています。

望遠で撮ってみましたが何とか花が咲いているのは分かる。かなり特異な構造をしているようでマクロで撮ってみたいよ~。

手を伸ばして何とか一株引き上げてみました、沈水葉はついてなかった。

これが托葉でしょうか、長さ4-8cm,やや固く宿存する傾向が強いそうです。ヒルムシロの托葉は膜質で腐朽しやすいそうです。

花穂だと思ったけど果実に生っていました、昨年のが残っているんでしょうか。

画面上部に見えるのが果実かな、4つあり花柱が残る、翼のある果実のようにみえるのは葯隔かもしれない。発芽率は悪く殆どシードバンクを形成するとか。

ヒルムシロ科ヒルムシロ属
(5月17日撮影)

水面に浮かんでいる浮葉、水中には枕水葉があり区別にはそちらの方が肝心のようだ。浮葉は楕円形で縁が波打ち赤みを帯びているのも多い。

水面から花穂を直立させる。

この日は無風で水面が鏡のよう、反射して写っています。

望遠で撮ってみましたが何とか花が咲いているのは分かる。かなり特異な構造をしているようでマクロで撮ってみたいよ~。

手を伸ばして何とか一株引き上げてみました、沈水葉はついてなかった。

これが托葉でしょうか、長さ4-8cm,やや固く宿存する傾向が強いそうです。ヒルムシロの托葉は膜質で腐朽しやすいそうです。

花穂だと思ったけど果実に生っていました、昨年のが残っているんでしょうか。

画面上部に見えるのが果実かな、4つあり花柱が残る、翼のある果実のようにみえるのは葯隔かもしれない。発芽率は悪く殆どシードバンクを形成するとか。

ヒルムシロ科ヒルムシロ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
30
荒れ地に生えていたイヌタデ属、さすがにイヌタデはまだ早いだろ、でももうそろそろですね。春に咲くから春蓼だけど花期は4-10月と長い。

これで草丈20cm程度

もう一株ありました、ここは他の野草があまり生えていなかったので分かりやすかった。

葉に黒紫色の斑紋があります、イヌタデはこれがあっても薄く目立ちません。

托葉鞘の縁に短い毛が生える、イヌタデは長毛

この仲間は花はどれを撮っても同じですがドアップを撮るのはもう性(笑)、柱頭が2岐しているのが分かります。雄しべは外側のは大抵5本ありますが内側のは数が不定かな、これは2本あるようだ。

タデ科イヌタデ属
(5月17日撮影)

これで草丈20cm程度

もう一株ありました、ここは他の野草があまり生えていなかったので分かりやすかった。

葉に黒紫色の斑紋があります、イヌタデはこれがあっても薄く目立ちません。

托葉鞘の縁に短い毛が生える、イヌタデは長毛

この仲間は花はどれを撮っても同じですがドアップを撮るのはもう性(笑)、柱頭が2岐しているのが分かります。雄しべは外側のは大抵5本ありますが内側のは数が不定かな、これは2本あるようだ。

タデ科イヌタデ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
30
フランスギクを背景に咲いているヤナギハナガサ、人の背丈ほどあるんですが写真だと分かりづらいですね、肉眼だとすぐ分かるんですが。左側に高く伸びているのはスイバ。

よく似たアレチハナガサが花は疎らなのに対してこちらは密集して花を咲かせるのでより華やかに見えます。

クマツヅラ科らしい花、これも花筒内部に毛があり蕊は見えていません。

花筒が長く伸びるのが特徴、アレチハナガサは短い。

花筒部を含めて長さ1cm程、花筒に毛が生えている。

葉の基部がやや広がり茎を半ば抱く、対生しているので抱え込んでいる状態になります。アレチは抱かないが茎を抱くダキバアレチハナガサがありますがまだ見たことはありません。

茎は四角く毛が多い、腺毛が混じる。

クマツヅラ科クマツヅラ属
(5月17日撮影)

よく似たアレチハナガサが花は疎らなのに対してこちらは密集して花を咲かせるのでより華やかに見えます。

クマツヅラ科らしい花、これも花筒内部に毛があり蕊は見えていません。

花筒が長く伸びるのが特徴、アレチハナガサは短い。

花筒部を含めて長さ1cm程、花筒に毛が生えている。

葉の基部がやや広がり茎を半ば抱く、対生しているので抱え込んでいる状態になります。アレチは抱かないが茎を抱くダキバアレチハナガサがありますがまだ見たことはありません。

茎は四角く毛が多い、腺毛が混じる。

クマツヅラ科クマツヅラ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
30
フランスギクと一緒に咲いているペラペラヨメナ、フランスギクはいたる所で咲いていますがこちらはそれ程見かけません。

紅白の花があるので分かりやすい、しかしペラペラヨメナでは可哀そう、紅白の花があるので別名源平小菊

頭花は白から赤に変化するようです、右下の花が遷移途中のはなでしょうか。

直径2cm程の頭花、同属のヒメジョオンとよく似ていますがさすがに間違えることはないでしょう。

赤くなった花、舌状花が立ち上がっているようにみえるので閉じかけているんでしょうか。

カップ型の総苞、先端が尖っている。

上部の葉は全縁で無柄、下部の葉は有柄で3-5裂

キク科ムカシヨモギ属
(5月17日撮影)

紅白の花があるので分かりやすい、しかしペラペラヨメナでは可哀そう、紅白の花があるので別名源平小菊

頭花は白から赤に変化するようです、右下の花が遷移途中のはなでしょうか。

直径2cm程の頭花、同属のヒメジョオンとよく似ていますがさすがに間違えることはないでしょう。

赤くなった花、舌状花が立ち上がっているようにみえるので閉じかけているんでしょうか。

カップ型の総苞、先端が尖っている。

上部の葉は全縁で無柄、下部の葉は有柄で3-5裂

キク科ムカシヨモギ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
29
草むらの中に咲いていたクマツヅラ、ここは草刈りされやすくこの日も直前まできれいに刈られていてだめかと思いましたが藪の中に咲いていました。

上部で枝分かれして花を咲かせる、これはまだ小さく30cm程度だったのであまり枝分かれしていません。

クマツヅラ科の代表、割と好きな花なんですが花の奥に毛が生えていて蕊は表に出てこないな、今度分解してみなくては&果実もね。何ヶ所かで見ていますがどこも草刈りされやすい場所ばかりなんですよ。

萼に腺毛が多い。

花軸にも腺毛がビッシリ

茎は四角、細かい毛が生える。

クマツヅラ科クマツヅラ属
(5月17日撮影)

上部で枝分かれして花を咲かせる、これはまだ小さく30cm程度だったのであまり枝分かれしていません。

クマツヅラ科の代表、割と好きな花なんですが花の奥に毛が生えていて蕊は表に出てこないな、今度分解してみなくては&果実もね。何ヶ所かで見ていますがどこも草刈りされやすい場所ばかりなんですよ。

萼に腺毛が多い。

花軸にも腺毛がビッシリ

茎は四角、細かい毛が生える。

クマツヅラ科クマツヅラ属
(5月17日撮影)
2017.
05.
29
道端に咲いていたイモカタバミ、昨年見つけたのは民家脇で植えられている可能性もあったけどここなら問題ないかな、南アフリカ原産の外来種です。

ムラサキカタバミに比べて色が濃く華やかです。

花の奥が濃い紫色、葯が白いムラサキカタバミと比べてこちらは黄色いのが一番の違い。

萼片や花柄に伏毛がある、萼片先端に黄色い小点がある。

カタバミ科らしい葉、根の上部に芋状の塊茎があるので芋傍食、ここなら掘って確かめればよかった。

カタバミ科カタバミ属
(5月17日撮影)

ムラサキカタバミに比べて色が濃く華やかです。

花の奥が濃い紫色、葯が白いムラサキカタバミと比べてこちらは黄色いのが一番の違い。

萼片や花柄に伏毛がある、萼片先端に黄色い小点がある。

カタバミ科らしい葉、根の上部に芋状の塊茎があるので芋傍食、ここなら掘って確かめればよかった。

カタバミ科カタバミ属
(5月17日撮影)