2017.
09.
27
稲刈り後の田圃に咲いていたキクモ、これも稲刈り前に咲いていますがゆっくり観察するには後が正解、写真左上に見えているのはアゼトウガラシ、どちらもあまり農薬を使わない田圃で見られます

葉は細かく裂け花は濃いピンク色なので目立ち探しやすい

葉腋に花をつけ概ね上向き、萼片に毛が生えている

撮影時には気が付かなかったけど左に見えているのはアブノメのようです、これも探したのだけど稲刈りと同時に刈られたのか花は見つからなかった

写真は逆ですが下側が上唇で浅く2裂、上側が下唇で3裂、もっとも上向きに咲くからあまり意味はありませんが、奥に見えているのは雄しべでしょうか

シソ科の花は下唇に毛が生えますがこちらは上唇側に生えています、何か意味があるんでしょうか

茎にも毛が生えている

こちらは別の田圃、仲間のシソクサと同じ田圃に咲いていました

これは蕾ではなく花後、柱頭が残っています、萼片に毛が生えている

オオバコ科シソクサ属
(9月23日撮影)

葉は細かく裂け花は濃いピンク色なので目立ち探しやすい

葉腋に花をつけ概ね上向き、萼片に毛が生えている

撮影時には気が付かなかったけど左に見えているのはアブノメのようです、これも探したのだけど稲刈りと同時に刈られたのか花は見つからなかった

写真は逆ですが下側が上唇で浅く2裂、上側が下唇で3裂、もっとも上向きに咲くからあまり意味はありませんが、奥に見えているのは雄しべでしょうか

シソ科の花は下唇に毛が生えますがこちらは上唇側に生えています、何か意味があるんでしょうか

茎にも毛が生えている

こちらは別の田圃、仲間のシソクサと同じ田圃に咲いていました

これは蕾ではなく花後、柱頭が残っています、萼片に毛が生えている

オオバコ科シソクサ属
(9月23日撮影)
2017.
09.
27
稲刈り後の田圃に生えていたキカシグサ、茎や花が赤いので目立ちます、割と普通に見られるので稲刈り前よりも後に見る方が正解、でも同じ田圃に生えているミズマツバは少ないせいか稲刈り後では見つからなかった

葉腋に花を付ける、大きさは2mm程度、小さな花大好き人間としては写欲を刺激する(笑)

先端が尖っているのが萼片で白っぽい楕円形のが花弁、雄しべも4本見えている

中央に扁平な柱頭が見えている

葯がボヤッとしていて花粉が出ているでしょうね、花粉自体も赤いんでしょうか

花の下に2個の小苞があるそうです、左側に見えているのがそれでしょうか

倒卵状楕円形の葉

ミソハギ科キカシグサ属
(9月23日撮影)

葉腋に花を付ける、大きさは2mm程度、小さな花大好き人間としては写欲を刺激する(笑)

先端が尖っているのが萼片で白っぽい楕円形のが花弁、雄しべも4本見えている

中央に扁平な柱頭が見えている

葯がボヤッとしていて花粉が出ているでしょうね、花粉自体も赤いんでしょうか

花の下に2個の小苞があるそうです、左側に見えているのがそれでしょうか

倒卵状楕円形の葉

ミソハギ科キカシグサ属
(9月23日撮影)
2017.
09.
27
溜池に生えていたイボクサ、この溜池は水が満杯の頃は殆ど見かけなかったのですが水を落とされて泥濘地が広がったことでイボクサが生えてきました(他の野草も色々生えてますが)

グラデーションのある花は本当に綺麗、なのでこの名前が一層可愛そうです

雄しべは6本、花糸が長く葯が大きい雄しべと花糸が短く葯も小さい仮雄しべが3本づつ、葯の色も違います、扁平な柱頭を持つ雌しべも見えています

雄しべの葯から花粉が出ているけど仮雄しべの方は出ていない、花糸基部に長毛が生える

葉は互生で基部は葉鞘となり茎を抱く

こちらは田圃に咲いていたイボクサ、仲間のツユクサと一緒に咲いていた、ツユクサより葉が細いのが分かります

普通葉腋に一つの花を咲かせますが偶に2つ咲いているのもあります、しかもこれは花弁が4枚、これも偶にあります

花弁が4枚だと雄しべも仮雄しべも4本づつ

ツユクサ科イボクサ属
(9月23日撮影)

グラデーションのある花は本当に綺麗、なのでこの名前が一層可愛そうです

雄しべは6本、花糸が長く葯が大きい雄しべと花糸が短く葯も小さい仮雄しべが3本づつ、葯の色も違います、扁平な柱頭を持つ雌しべも見えています

雄しべの葯から花粉が出ているけど仮雄しべの方は出ていない、花糸基部に長毛が生える

葉は互生で基部は葉鞘となり茎を抱く

こちらは田圃に咲いていたイボクサ、仲間のツユクサと一緒に咲いていた、ツユクサより葉が細いのが分かります

普通葉腋に一つの花を咲かせますが偶に2つ咲いているのもあります、しかもこれは花弁が4枚、これも偶にあります

花弁が4枚だと雄しべも仮雄しべも4本づつ

ツユクサ科イボクサ属
(9月23日撮影)
2017.
09.
26
草むらの中に咲いているヒナノキンチャク、秋吉台では何ヶ所かで見ていますが大抵こんな場所です、その中でもここは一番行きやすく時間がない時はここで観察

10cm程度の花軸を伸ばして総状に花を付ける、先端まで咲き上がり下の方は果実になっていてそろそろ花期も終わりのようです

花は花軸の片側に偏ってつく

基本ピンク色に黄色や赤がアクセントとして混じって雛の名にふさわしく本当に可愛い、キンチャクはちと可哀想だけど今は殆ど使うこともないからそれ程でもないか

中央に黄色き見えているのも花弁で花後には赤くなります、その上のも花弁で2枚、計3枚あります、左右にあるのは側萼片です

花の上側に白く見えているのも萼片、下側にも2枚ありますがこれは目立たない、蕊は見えていないかな

果実が巾着に似ていることから名付けられた、未熟な果実は見ているけど熟したのは見てないな

葉は卵状楕円形で短い葉柄がある、縁に毛が生えている

ヒメハギ科ヒメハギ属
(9月23日撮影)

10cm程度の花軸を伸ばして総状に花を付ける、先端まで咲き上がり下の方は果実になっていてそろそろ花期も終わりのようです

花は花軸の片側に偏ってつく

基本ピンク色に黄色や赤がアクセントとして混じって雛の名にふさわしく本当に可愛い、キンチャクはちと可哀想だけど今は殆ど使うこともないからそれ程でもないか

中央に黄色き見えているのも花弁で花後には赤くなります、その上のも花弁で2枚、計3枚あります、左右にあるのは側萼片です

花の上側に白く見えているのも萼片、下側にも2枚ありますがこれは目立たない、蕊は見えていないかな

果実が巾着に似ていることから名付けられた、未熟な果実は見ているけど熟したのは見てないな

葉は卵状楕円形で短い葉柄がある、縁に毛が生えている

ヒメハギ科ヒメハギ属
(9月23日撮影)
2017.
09.
26
遊歩道脇の藪の中に咲いていたナンバンギセル、藪の中にほんの少し入った場所という微妙な位置に咲いていることが多い

直ぐ側にも何株か咲いていた、大抵幾つもの株がまとまって生えています

花冠は浅く5裂、それにしてもいい色合いです

花の奥に大きな柱頭、下に黒く見えているのは昆虫、こんなに大きく開いていれば入り放題、昨年切断して花の内部を撮ったからもう無理してドアップすることもないな

開く直前の花、こういうのはあまり見ないから急速に開いてくるんでしょうか

別の場所

更に別の場所、大急ぎで以前咲いていた場所を周りましたが例年通りの咲き方のようです

ハマウツボ科ナンバンギセル属
(9月23日撮影)

直ぐ側にも何株か咲いていた、大抵幾つもの株がまとまって生えています

花冠は浅く5裂、それにしてもいい色合いです

花の奥に大きな柱頭、下に黒く見えているのは昆虫、こんなに大きく開いていれば入り放題、昨年切断して花の内部を撮ったからもう無理してドアップすることもないな

開く直前の花、こういうのはあまり見ないから急速に開いてくるんでしょうか

別の場所

更に別の場所、大急ぎで以前咲いていた場所を周りましたが例年通りの咲き方のようです

ハマウツボ科ナンバンギセル属
(9月23日撮影)
2017.
09.
26
草むらの中に咲いていたヒメシオン、全国的に少ないようで本県でも絶滅危惧II類に指定されています、秋吉台ではこの付近だけに咲いているけど割と目にすることも多い、野菊は秋のイメージですが春や夏の頃から少数ですが咲き初めいてこれが最終ランナーあたりでしょうか

ヒメの名にふさわしく野菊の中でも頭花が小さく1cm程度

野菊によくありますが花の終わりの頃筒状花が茶色くなる、ヒメシオンはその程度が大きい感じ

葯筒から出た花柱が縫い針の穴のように見えています、周りのは冠毛かと思ったが開いた柱頭だった

舌状花から出た柱頭、キク科の一般的な性質からこれは雌花でしょうね

もっとも普通に見られるシラヤマギクとのツーショット、頭花の大きさの違いが分かります

キク科シオン属
(9月23日撮影)

ヒメの名にふさわしく野菊の中でも頭花が小さく1cm程度

野菊によくありますが花の終わりの頃筒状花が茶色くなる、ヒメシオンはその程度が大きい感じ

葯筒から出た花柱が縫い針の穴のように見えています、周りのは冠毛かと思ったが開いた柱頭だった

舌状花から出た柱頭、キク科の一般的な性質からこれは雌花でしょうね

もっとも普通に見られるシラヤマギクとのツーショット、頭花の大きさの違いが分かります

キク科シオン属
(9月23日撮影)
2017.
09.
26
時には2mを越す高さになるヒメムカシヨモギ、群落をなして深い藪となることもしばしばです、よく似たオオアレチノギクと比べてこちらの方が花序の上の方が大きくなる傾向があるようです、記録を見るともう10年以上撮ってないな

オオアレチノギクとの一番の違いは舌状花の有無、これはもう凄くハッキリしていたので撮ってみました

目立つ舌状花、オオアレチノギクにもあるそうですが総苞に隠れて目立たないそうです

舌状花から2裂した柱頭が出ている、冠毛も見えています

総包片は線形で3-5列

葉は線形で裂けない

茎や葉の縁に長毛が生える、この毛がないのをケナシヒメムカシヨモギと言う

キク科ムカシヨモギ属
(9月23日撮影)

オオアレチノギクとの一番の違いは舌状花の有無、これはもう凄くハッキリしていたので撮ってみました

目立つ舌状花、オオアレチノギクにもあるそうですが総苞に隠れて目立たないそうです

舌状花から2裂した柱頭が出ている、冠毛も見えています

総包片は線形で3-5列

葉は線形で裂けない

茎や葉の縁に長毛が生える、この毛がないのをケナシヒメムカシヨモギと言う

キク科ムカシヨモギ属
(9月23日撮影)
2017.
09.
25
道端に生えていたイヌコウジュ、ヒメジソとは違う感じがしたので撮ってみました

上部で枝分かれして花をつける

長い花穂に下から花を咲かせる、花期の終わりの頃には先端の花だけ残っていて随分違う印象を受けます

一義的には花序直下に広卵形の葉があることでヒメジソと区別しています

花序軸に毛が多い、ヒメジソはほぼ無毛

萼上唇が3裂して尖る、曖昧なのもありますがこれはハッキリしている

花の外側には微毛、下唇には長毛が生えている、上唇に沿って完全な雄しべ、下唇には不完全な雄しべ、毛と紛れていますが両端にやや太く見えているのがそれのようです、黒いのは訪問した昆虫、私にとっては文字通りお邪魔虫

上側雄しべの間に2裂した柱頭が見えている、下唇には黄色い斑紋

シソ科イヌコウジュ属
(9月23日撮影)

上部で枝分かれして花をつける

長い花穂に下から花を咲かせる、花期の終わりの頃には先端の花だけ残っていて随分違う印象を受けます

一義的には花序直下に広卵形の葉があることでヒメジソと区別しています

花序軸に毛が多い、ヒメジソはほぼ無毛

萼上唇が3裂して尖る、曖昧なのもありますがこれはハッキリしている

花の外側には微毛、下唇には長毛が生えている、上唇に沿って完全な雄しべ、下唇には不完全な雄しべ、毛と紛れていますが両端にやや太く見えているのがそれのようです、黒いのは訪問した昆虫、私にとっては文字通りお邪魔虫

上側雄しべの間に2裂した柱頭が見えている、下唇には黄色い斑紋

シソ科イヌコウジュ属
(9月23日撮影)
2017.
09.
25
毎年区別に頭を悩ますヒメジソとイヌコウジュ、これは林道沿いに多く咲いていたヒメジソ

花だけでは区別がつかない、と分かっていてもどうしても花をメインに撮ってしまう、シソ科らしい花、内部に毛が生えている

内部ドアップ、下唇は一部盛り上がり黄色い斑紋があります、雄しべは上下2本ずつで上のは完全で薬室が2つあるけど下のは不完全で葯がありません、上側の葯の間に柱頭が見えているかな

横から見ると上側の葯が僅かに花冠から突き出ている

萼の上唇は3裂しますが先があまり尖りません、ここがイヌコウジュとの違い

花軸は殆ど無毛、イヌコウジュは毛が多い

葉の鋸歯は4-6対と少ない、イヌコウジュは6-13対と多い

シソ科イヌコウジュ属
(9月23日撮影)

花だけでは区別がつかない、と分かっていてもどうしても花をメインに撮ってしまう、シソ科らしい花、内部に毛が生えている

内部ドアップ、下唇は一部盛り上がり黄色い斑紋があります、雄しべは上下2本ずつで上のは完全で薬室が2つあるけど下のは不完全で葯がありません、上側の葯の間に柱頭が見えているかな

横から見ると上側の葯が僅かに花冠から突き出ている

萼の上唇は3裂しますが先があまり尖りません、ここがイヌコウジュとの違い

花軸は殆ど無毛、イヌコウジュは毛が多い

葉の鋸歯は4-6対と少ない、イヌコウジュは6-13対と多い

シソ科イヌコウジュ属
(9月23日撮影)
2017.
09.
25
この時期林道沿いなどでよく見かけるオトコオミナエシ、オミナエシとオトコエシとの交雑種と推定されているが両者が混在している台地上で全く見られないのが不思議、しかし名前の付け方が直線的だな

時には2m以上になることもあります、両親よりもずっと高くなる

黄色い花と白い花が混在しています、なので遠目に見ると黄緑色に見えるので真っ黄色なオミナエシと真っ白なオトコエシとの区別は容易

白い花と黄色い花、既に果実がなっていて終わりの頃のようです

黄色い花はオミナエシほど真っ黄色ではない

白い花、朝露がビッシリ

既に翼を持った果実がなっています、この頃になるとオトコエシと区別がつかなくなる

下の方の葉は羽状に深裂するけど上の方は裂けていませ、葉腋にも少し花を咲かせているようだ

オミナエシ科オミナエシ属
(9月23日撮影)

時には2m以上になることもあります、両親よりもずっと高くなる

黄色い花と白い花が混在しています、なので遠目に見ると黄緑色に見えるので真っ黄色なオミナエシと真っ白なオトコエシとの区別は容易

白い花と黄色い花、既に果実がなっていて終わりの頃のようです

黄色い花はオミナエシほど真っ黄色ではない

白い花、朝露がビッシリ

既に翼を持った果実がなっています、この頃になるとオトコエシと区別がつかなくなる

下の方の葉は羽状に深裂するけど上の方は裂けていませ、葉腋にも少し花を咲かせているようだ

オミナエシ科オミナエシ属
(9月23日撮影)