2017. 09. 26  
草むらの中に咲いているヒナノキンチャク、秋吉台では何ヶ所かで見ていますが大抵こんな場所です、その中でもここは一番行きやすく時間がない時はここで観察
ヒナノキンチャク

10cm程度の花軸を伸ばして総状に花を付ける、先端まで咲き上がり下の方は果実になっていてそろそろ花期も終わりのようです
ヒナノキンチャク

花は花軸の片側に偏ってつく
ヒナノキンチャク

基本ピンク色に黄色や赤がアクセントとして混じって雛の名にふさわしく本当に可愛い、キンチャクはちと可哀想だけど今は殆ど使うこともないからそれ程でもないか
ヒナノキンチャク

中央に黄色き見えているのも花弁で花後には赤くなります、その上のも花弁で2枚、計3枚あります、左右にあるのは側萼片です
ヒナノキンチャク

花の上側に白く見えているのも萼片、下側にも2枚ありますがこれは目立たない、蕊は見えていないかな
ヒナノキンチャク

果実が巾着に似ていることから名付けられた、未熟な果実は見ているけど熟したのは見てないな
ヒナノキンチャク

葉は卵状楕円形で短い葉柄がある、縁に毛が生えている
ヒナノキンチャク

ヒメハギ科ヒメハギ属

(9月23日撮影)
2017. 09. 26  
遊歩道脇の藪の中に咲いていたナンバンギセル、藪の中にほんの少し入った場所という微妙な位置に咲いていることが多い
ナンバンギセル

直ぐ側にも何株か咲いていた、大抵幾つもの株がまとまって生えています
ナンバンギセル

花冠は浅く5裂、それにしてもいい色合いです
ナンバンギセル

花の奥に大きな柱頭、下に黒く見えているのは昆虫、こんなに大きく開いていれば入り放題、昨年切断して花の内部を撮ったからもう無理してドアップすることもないな
ナンバンギセル

開く直前の花、こういうのはあまり見ないから急速に開いてくるんでしょうか
ナンバンギセル

別の場所
ナンバンギセル

更に別の場所、大急ぎで以前咲いていた場所を周りましたが例年通りの咲き方のようです
ナンバンギセル

ハマウツボ科ナンバンギセル属

(9月23日撮影)
2017. 09. 26  
草むらの中に咲いていたヒメシオン、全国的に少ないようで本県でも絶滅危惧II類に指定されています、秋吉台ではこの付近だけに咲いているけど割と目にすることも多い、野菊は秋のイメージですが春や夏の頃から少数ですが咲き初めいてこれが最終ランナーあたりでしょうか
ヒメシオン

ヒメの名にふさわしく野菊の中でも頭花が小さく1cm程度
ヒメシオン

野菊によくありますが花の終わりの頃筒状花が茶色くなる、ヒメシオンはその程度が大きい感じ
ヒメシオン

葯筒から出た花柱が縫い針の穴のように見えています、周りのは冠毛かと思ったが開いた柱頭だった
ヒメシオン

舌状花から出た柱頭、キク科の一般的な性質からこれは雌花でしょうね
ヒメシオン

もっとも普通に見られるシラヤマギクとのツーショット、頭花の大きさの違いが分かります
ヒメシオン

キク科シオン属

(9月23日撮影)
2017. 09. 26  
時には2mを越す高さになるヒメムカシヨモギ、群落をなして深い藪となることもしばしばです、よく似たオオアレチノギクと比べてこちらの方が花序の上の方が大きくなる傾向があるようです、記録を見るともう10年以上撮ってないな
ヒメムカシヨモギ

オオアレチノギクとの一番の違いは舌状花の有無、これはもう凄くハッキリしていたので撮ってみました
ヒメムカシヨモギ

目立つ舌状花、オオアレチノギクにもあるそうですが総苞に隠れて目立たないそうです
ヒメムカシヨモギ

舌状花から2裂した柱頭が出ている、冠毛も見えています
ヒメムカシヨモギ

総包片は線形で3-5列
ヒメムカシヨモギ

葉は線形で裂けない
ヒメムカシヨモギ

茎や葉の縁に長毛が生える、この毛がないのをケナシヒメムカシヨモギと言う
ヒメムカシヨモギ

キク科ムカシヨモギ属

(9月23日撮影)
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平家蟹

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