2018. 05. 16  
田起こし前の田圃一面に咲いていたトキワハゼ、点々と見えているのが全てトキワハゼの花です。滅多に撮ることはないですがあまりの見事さに思わずカメラを向けました。
トキワハゼ

年中咲いていますがやはり今頃が一番きれい、他の季節は花が小さいですがこれは割と大きく色も濃くてムラサキサギゴケに似ています。
トキワハゼ

上唇を取ってみると長短2組の雄しべ、葯が向かい合っている。
トキワハゼ

長い花柱は立ち上がっている。自然の状態だと当然上唇に押さえつけられているから上唇にピッタリくっつくようになっているんでしょうか。
トキワハゼ

根生葉が残っていました、ムラサキサギゴケと違い走出枝はありません。
トキワハゼ

別の田圃、ここも一面トキワハゼだらけでした。
トキワハゼ

前の所とは違いここは他の野草も繁茂していて下に広がるように咲いていました。
トキワハゼ

別の場所、白花もあります。
トキワハゼ白花

真っ白だけど斑紋だけはハッキリ残っています、やはり蜜標として大事なんでしょうか。
トキワハゼ白花

サギゴケ科サギゴケ属

(4月27日撮影)
2018. 05. 16  
広い田圃一面に群生しているナヨクサフジ、周りに幾らでも田圃があるのにここだけ群生しています。
ナヨクサフジ

この田圃は冬場麦を作付けする時もありますがその時は畦道などに退避して咲いている。休むととたんにこの状態になります。ナヨは弱だけど決して弱いことはなくむしろ強草藤だ(笑)
ナヨクサフジ

穂状に花を咲かせる、片側に偏ってつきます。
ナヨクサフジ

花の数が多いのでなかなか豪華
ナヨクサフジ

旗弁の爪部(花筒部分)の長さが舷部(立ち上がっている部分)の2倍あります。
ナヨクサフジ

旗弁は少し後方に反っているので細く見えます。
ナヨクサフジ

翼弁の間から雄しべが見えていました、撮影時には気が付かず。この花なら分解しても構わないな。
ナヨクサフジ

羽状複葉、小葉は10対程度
ナヨクサフジ

先端は巻きひげになる、仲間同士が絡まっているけど右側のは他のイネ科の草に巻き付いて本来の役割を果たしている。
ナヨクサフジ

葉柄基部に托葉、縁に毛が生えている。
ナヨクサフジ

マメ科ソラマメ属

(4月27日撮影)
2018. 05. 16  
休耕田に咲いていたケキツネノボタン、周りに見えている小さな花はトキワハゼ
ケキツネノボタン

茎は枝分かれし葉腋から花柄を伸ばして花を咲かせる。
ケキツネノボタン

ウマノアシガタに似ていますが花弁が細い傾向があるかな。ちょっと分かりにくいですが花弁基部が暗くなった色になっているのが蜜腺です。
ケキツネノボタン

花弁が反り返ることでウマノアシガタと区別できる、裏側に毛が生えているようだ。
ケキツネノボタン

花柄や葉柄に開出毛が密生、以前はこれだけでケキツネノボタンと判断していましたが必ずしもそうとは言えないようです、ややこしくなっているよ。検索表
ケキツネノボタン

果実先端がやや曲がり基部は幅広い、キツネノボタンは強く曲がり基部は細いそうだ。でもそれはあくまでも傾向だそうで断定は出来ないそうです。結局痩果の断面を見る必要があるようです。
ケキツネノボタン

1,2回3出複葉、小葉は更に3裂、裂片の幅が狭く重なり合わない傾向だそうだがそれも多分微妙だろうな。
ケキツネノボタン

キンポウゲ科キンポウゲ属

(4月27日撮影)
2018. 05. 16  
木陰などに群生しているカテンソウ、雌雄異花で雄花の咲く様子が面白いから毎年撮ってます。
カテンソウ

蕾の頃は赤褐色の花被片に包まれている、開くと折り曲げられた雄しべが出てくる。花被片は普通5枚だがこれは4枚のようだ、偶々撮ったのが例外的なのとはね。
カテンソウ

雄しべは1本ずつバネ仕掛けのように開いていきます、その反動で花粉を飛ばす、撮影中も花粉を飛ばしている様子を目撃しました、その瞬間を撮ってみたい。
カテンソウ

3本開いた状態、開く前の葯は花粉が詰まっているので乳白色ですが花粉を飛ばすと透明になっています。
カテンソウ

5本全部開き終わりました、花としてはこれで役目終了。
カテンソウ

雄花序は葉の上に出ますが雌花序は下の葉腋につきます、すごく地味、初めて見たような気がする。
カテンソウ

短い花柄を持った雌花序、花被片に毛が生えている、赤っぽく見えているのが柱頭なんでしょうか。
カテンソウ

菱形状卵形の葉、鈍い鋸歯がある。これは葉だけでも分かりやすい。
カテンソウ

イラクサ科カテンソウ属

(4月27日撮影)
2018. 05. 16  
この辺りに群生しているチョウジソウ、生命力そのものは強そうですが湿地が減っているので全国的に減少し国の絶滅危惧種II類、県の絶滅危惧種IA類に指定されています。本県でも生えているのは多分ここだけ。
チョウジソウ

林の中に群生、春は日もさして明るくいい雰囲気です。他のスプリングエフェメラルも生えないかなと思っているんですがこれだけですね。
チョウジソウ

頂部に多くの花を咲かせる。日本では同属はこれだけなので間違えることはないのですが北米原産のホソバチョウジソウがチョウジソウとして売られているそうなので厄介です。
チョウジソウ

細い花筒に水平に広がった花冠を漢字の丁の字に見立てて丁字草、同じような咲き方をする花は幾らでもありそうですが早い者勝ち(笑)
チョウジソウ

花冠は細長く5裂
チョウジソウ

花筒入口に毛が密生、ここを突破出来る力のある昆虫だけ中の蜜を吸うことが出来ます、でもそんなに苦労しなくても他に花は幾らでもありそうですけどね。
チョウジソウ

花筒を切断してみました、密生した毛は入口辺りだけのようです。
チョウジソウ

すぐ下に雄しべ、その下に柱頭があります。
チョウジソウ

葉は楕円形または狭楕円形、やはりキョウチクトウに似ています。
チョウジソウ

キョウチクトウ科チョウジソウ属

(4月27日撮影)
2018. 05. 16  
花壇に群生していたヒメスイバ、ユーラシア原産で明治初期には入ってきたそうですがあまり見かけませんね、見かけはスイバと似ているから見逃しているのかな。
ヒメスイバ

隙間にも生えていました。根生葉の広がりや茎が立ち上がる姿などが分かります。
ヒメスイバ

スイバとは葉の形が全く違います、古代の武器である鉾に似ています。
ヒメスイバ

雌雄異株でこれは雌株、ここでは雄株は見当たらなかった。
ヒメスイバ

糸状に突き出た花柱、スイバと違い花被片は反り返っていないようだ。
ヒメスイバ

糸状の数もスイバより少ないかな、細かな凹凸があり花粉を捕まえやすくしているのかな。
ヒメスイバ

タデ科ギシギシ属

(4月27日撮影)
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平家蟹

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