2018. 05. 26  
秋吉台ではこれ1本しかないというアサガラ、十数mもある高木ですが何十年も一人ぼっちで過ごしてきたんでしょうか。
アサガラ

一週間前来た時はまだ蕾でしたが大分開いてきていました。
アサガラ

複総状花序というちょっと変わった花序、下向きにぶら下げます。
アサガラ

エゴノキの仲間ですが花はそれ程開かず下向きの白い花という以外あまり似てないかな。
アサガラ

雄しべ10本、花糸基部は合着している、花糸に長短があるようです。
アサガラ

花糸の内側に長い毛が生えている。
アサガラ

花糸下側まで生えているようです、柱頭は小さく緑色になっているので分かります。
アサガラ

葉は互生で広楕円形または倒卵形、小さな芒状の鋸歯がある。
アサガラ

エゴノキ科アサガラ属

(5月11日撮影)
2018. 05. 26  
林道を歩いていると時々見かけるエゴノキ、高木になることも多く花に手が届かないこともしばしばです。
エゴノキ

それでも下向きに咲くので望遠で撮れば花の内部は写せる。
エゴノキ

幸いここのは下の方にも咲いていた、新枝の先に長い花柄を伸ばして数個の花をつける。
エゴノキ

白い5弁花、葯が黄色いので下から見上げた時アクセントになります。
エゴノキ

雄しべは10本でまとまっている、その中から花柱が突き出ています。下の葉に花粉が降り掛かっている。
エゴノキ

小さな小さな柱頭、小さな柱頭だと花柱と区別がつかないことも多いですがこれは先端部がくびれて柱頭がハッキリ分かります。
エゴノキ

花糸は基部が曲がっている。
エゴノキ

葉は互生で卵形、浅い鋸歯があるが全縁のもあるそうです。
エゴノキ
(5月11日撮影)

後日別の場所、花が大量に落ちて気がつくこともよくあります。花冠が丸ごと落ちるのでほぼ真下に落花。
エゴノキ

見上げると沢山の花を咲かせていた、ここは石垣の上の更に高木なので全く手が届かない。
エゴノキ

更に別の場所、上から下まで満開状態だったので思わず撮影、青空だったら良かったんですけどね。高さの割に幹が細いのが分かります。
エゴノキ
(5月17日撮影)

エゴノキ科エゴノキ属
2018. 05. 26  
倒木に絡んで這い上がっているイワウメヅル、最初に見つけのはこの近く、それは見られなくなっているが別株が育っていた。
イワウメヅル

葉腋に数個の花を付ける。
イワウメヅル

雌雄異株でこれは雄花、雌株は未だ見たことがない。見つけたいけど県の準絶滅危惧種だし少ないからな。
イワウメヅル

薄緑色の花弁、雄しべは5本
イワウメヅル

萼片は花弁より少し色が濃い。
イワウメヅル

葉は互生で広楕円形または卵形、芒状の鋸歯がある。
イワウメヅル

葉柄基部に見えている茶色いのが托葉でしょうか、側に刺もある。この属で刺があるのは本種だけだそうです。
イワウメヅル

ニシキギ科ツルウメモドキ属

(5月11日撮影)
2018. 05. 26  
林道沿いなどでよく見かけるサンショウ
サンショウ

雌雄異株でこれは雄株、過去の記録を見てみると雌株は撮ってない、今度見つけなくては、というかサンショウ自体あまり撮ってなかった。円錐花序だそうだけどとても円錐には見えないな。
サンショウ

雄しべは4-8本、大分突き出ている。
サンショウ

棘は対生、イヌザンショウは互生
サンショウ

奇数羽状複葉、鋸歯の切れ込みが目立つ、イヌザンショウは目立たない。
サンショウ

縁が波状になっている。
サンショウ

ミカン科サンショウ属

(5月11日撮影)
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平家蟹

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