2018. 07. 31  
日当たりの良い湿地に生えるというモウセンゴケ、ここは人間の目には全く湿地に見えませんが斜面なので地中に水が染み込んでいるかもです。
モウセンゴケ

細い茎に似合わず高く伸びる、これで30cmはあったでしょうか。昆虫にとって危険な葉と花を少しでも離している工夫かも。
モウセンゴケ

クネクネしている茎もありました、伸びる際何か邪魔があったのかな。
モウセンゴケ

ワラビのように巻いた巻散花序、サソリ型花序と言ったほうが分かりやすいかな。下から咲いていきますが同時に咲くのは一つ程度のようです。
モウセンゴケ

真っ白な5弁花、薄暗い場所で白飛びするので-2.0の露出補正、なかなかいい雰囲気になりました。
モウセンゴケ

緑色の子房から3本の雌しべが出ている、先端が2本に裂けて6本に見えている。雄しべは5本のはずだがこれは4本しか見えていない。
モウセンゴケ

2つの花が合わさったのか子房が2つ見えています、花弁は8枚、雄しべも多数見えている。
モウセンゴケ

モウセンゴケと言えばやはり粘球を持つ葉ですよね。
モウセンゴケ

でも花期には粘球がなくなっているようです。受粉を優先させるためもう昆虫は捕まえないのでしょうか。仲間のイシモチソウは花期でも粘球をもっているからモウセンゴケの方が昆虫に優しい(笑)
モウセンゴケ

モウセンゴケ科モウセンゴケ属

(7月21日撮影)
2018. 07. 31  
フェンスに絡んでいるハスノハカズラ、右に見えているのは同じくツル性のボタンヅル、場所取り競争も大変だ。
ハスノハカズラ

葉柄が葉の端でなく内側につく、これは蓮の葉に似ているので蓮の葉葛
ハスノハカズラ

葉腋から淡緑色の花を多数つける、雌雄異株
ハスノハカズラ

花序ごと落ちているのがあったが撮るには丁度良かった。
ハスノハカズラ

一見雌しべの柱頭のように見えますがこれは雄しべ、初めて見つけた時は完全に騙された(^^;)、秋吉台では2ヶ所で確認していますがどちらも雄株、雌株も何処かにあるんだろうけどね。雌花はこちらから。
ハスノハカズラ

タコの吸盤のような雄しべ、花糸は合着して柱状になり葯も合着して円盤状になっている。
ハスノハカズラ

雄しべが落ちています、周りに見えているのは萼片でしょうか、6-8枚あるそうです。
ハスノハカズラ

萼の内側でやや色濃く見えているのが花弁でしょうか、3,4枚あり萼片より短いそうです。
ハスノハカズラ

ツヅラフジ科ハスノハカズラ属

(7月21日撮影)
2018. 07. 30  
湿っぽい杉林に群生しているボタンクサギ、観賞用として導入されましたが各地で野生化しています。
ボタンクサギ

半球形の花序、スポットライトが当たったように輝いている。
ボタンクサギ

上から見ると真ん丸な花序
ボタンクサギ

下から見ると花筒が随分細く長いのが分かる。
ボタンクサギ

まず雄しべが出てくる、数は4本
ボタンクサギ

雄しべの後から雌しべが出てくる、柱頭は2裂、この時雄しべは花糸が丸まっている。花はあまりシソ科らしくありませんがこの柱頭だけはシソ科ですね。
ボタンクサギ

花冠は5裂、初めは左の花のように内側に軽く曲がる程度ですが時間が経つと右の花のように強く曲がって円筒状になります。雄しべの変化の様子もよくわかります。
ボタンクサギ

花冠は丸ごと落ちる、普通は花柱が残ることが多いがこれはそれも落ちている。右側の花は先端に花柱が出ていますが花筒基部にも花柱基部が見えている、どれだけ長いんだか。
ボタンクサギ

葉は対生で広卵形、はっきりした鋸歯がある。
ボタンクサギ

シソ科クサギ属

(7月21日撮影)
2018. 07. 30  
水路脇に咲いていたナツズイセン、この時期あちこち(と言うほど多くないけど)で咲いているのを見かけます。
ナツズイセン

ヒガンバナの仲間なので花の時期には葉がありません、こういう草むらでは分かりにくいですが。
ナツズイセン

花はスイセンとは似ても似つかず、葉が似ているから名付けられたそうですがこれも迷惑な命名。
ナツズイセン

雄しべより雌しべの方が長く突き出る、横向きの花は蕊が先端で上向きに曲がっていますが
ナツズイセン

上向きの花はそれ程曲がらない、重力でも感じているんでしょうか。
ナツズイセン

雌しべ柱頭ドアップ、小さな小さな柱頭ですが微細な突起があるようだ、我ながら好きだな(笑)
ナツズイセン

ヒガンバナ科ヒガンバナ属

(7月21日撮影)
2018. 07. 29  
林縁に咲いていたオトギリソウ、数は多く台地上から林道、麓まであちこちで見かけます、背も高くこれで5,60cmくらい。
オトギリソウ

あまり分岐せず直立、頂部に数個の花をつける、これは花弁に黒点が目立ちませんが
オトギリソウ

裏を見ると黒点や黒線が多数、萼片にも同様のがあります。
オトギリソウ

多数の雄しべ、雌しべは3本で柱頭が赤くなる、雄しべにも黒点が見えている。葉を撮るのに意識がいって花をあまり撮ってなかった(^^;)
オトギリソウ

葉は対生で茎を抱く。
オトギリソウ

葉の裏に黒点が多数、特に縁に多く見られる、明点もあるそうだが見えていないな。黒点とは黒い色素が入った腺点のことだそうです。
オトギリソウ

オトギリソウ科オトギリソウ属

(7月21日撮影)
2018. 07. 29  
麓で群生していたホソバオグルマ、台地上で多く見られるカセンソウと比べて湿っぽい場所を好むので麓に多いですが台地上でも所々で見られます。
ホソバオグルマ

花はカセンソウとよく似ています。
ホソバオグルマ

でもカセンソウに比べて舌状花がやや短く幅広で全体も整っている、カセンソウ舌状花は乱れている感じがする。
ホソバオグルマ

2裂した柱頭、下の方は舌状花のですが区別が困難。
ホソバオグルマ

総苞は浅い皿型でこれでカセンソウと区別、エダウチオグルマというのがあって総苞片で区別できるそうだ。
ホソバオグルマ

名前の通り葉が細い、と言ってもオグルマも十分細い葉ですけどね、それより更に細いようだ。
ホソバオグルマ

葉縁が下面側に巻き込むそうで確かにそのように見えます。
ホソバオグルマ

キク科オグルマ属

(7月21日撮影)
2018. 07. 28  
休耕田周囲に生えているシロバナサクラタデ、休耕田と言ってもここで稲作が行われているのは見たことなくアレチ状態、それでも田んぼ内部より周辺部の方に多く生えている。
シロバナサクラタデ

これで高さ1.2mくらい、上の方で分岐するそうですがこれはあまり分かれていない。
シロバナサクラタデ

サクラタデの白花ではなく全く別の種です、花の大きさもこちらの方が少し小さいようだ。
シロバナサクラタデ

短花柱花と長花柱花がありこれは短花柱花、花被片より長く突き出た雄しべ、雌しべは出ていない。この辺りはこのタイプばかり、でも果実が出来ているのを確認しているのでこれは雄花ではなく両性花です。
シロバナサクラタデ

花の奥に2岐した柱頭が見えている。あちこちで見ていますが短花柱花の方が多いような気がする、この日別の場所で長花柱花の株を見ましたがまだ小さな蕾程度でした。
シロバナサクラタデ

蕾なのにもう雄しべが出ていると思ったけど蕾ではなく閉じた花のようです。
シロバナサクラタデ

托葉鞘縁には長い毛が生える、表面にも伏毛がある。
シロバナサクラタデ

葉は披針形で黒斑はない。縁に毛が生えているようだ。
シロバナサクラタデ
(7月21日撮影)

後日別の場所で長花柱花を撮ってきました。
シロバナサクラタデ

この辺りは全て長花柱花、長短が混在しているのは見たことないな。
シロバナサクラタデ

何本もの雄しべが突き出た短花柱花に比べて雌しべ2本しか出ていない長花柱花は地味に見えます。
シロバナサクラタデ

横から見ると雄しべは全く見えません。小さな柱頭、透明感があるな。
シロバナサクラタデ

花冠の中に収まった雄しべ、左に見えているのは蜜かな、他の花には小さな虫がたくさん来ていました。
シロバナサクラタデ
(7月27日撮影)

タデ科イヌタデ属
2018. 07. 28  
休耕田に生えているシロバナイヌタデ、今の所見ているのはここだけ、今年は休耕しているけど稲を植えたり麦を植えたり大豆を植えたりと毎年のように変わっているけどそれに関わりなくこれは毎年生えてくる。
シロバナイヌタデ

イヌタデのシロバナ品種、違いは色だけ。
シロバナイヌタデ

普通のイヌタデと一緒に生えています。
シロバナイヌタデ

托葉鞘に長毛が生える、これもイヌタデと一緒。
シロバナイヌタデ

開いている花は少なかったけど最後に花のドアップ、丸っぽく見えているのが柱頭かな。
シロバナイヌタデ

タデ科イヌタデ属

(7月21日撮影)
2018. 07. 27  
休耕田に生えていたクサネム、湛水した田んぼでも見られますがあまり多くなくこのような休耕田や水を抜いた田んぼで多く見かけます。
クサネム

名前も花も可愛いんですが繁殖力が強く稲作の強害草になっている、既に果実が出来ています。
クサネム

黄色い花ですが旗弁基部に橙赤色の斑紋がある、大きさ1cm程。
クサネム

翼弁も大きく竜骨弁が隠れている。
クサネム

旗弁背後に橙赤色の筋が目立つ、上部萼片がまるで旗弁を支えているようだ。葉柄基部に苞、その下に見えているのが小苞のようです。
クサネム

細かな小葉を多数持つ偶数羽状複葉、偶数とは言え先端の小葉は小さくハッキリとは分かりません。
クサネム

葉柄付け根に大きな托葉がある、葉軸に棘状の突起があるようだ。
クサネム

マメ科クサネム属

(7月21日撮影)
2018. 07. 27  
休耕田に生えているコガマ、でもここで稲作しているのは見たことないな。ガマに比べて抽水状態好まないそうでその分接近しやすい。
コガマ

雌雄異花で上に雄花序、下に雌花序、ガマと言うと茶色いソーセージを思い浮かべますがその頃は既に果実期のようでこれもそうなりつつあります。
コガマ

雌花序が緑色の頃が花の時期でしょうね、花序の間に見えているのは苞葉、花の頃には落ちるようです。
コガマ

雌花ドアップ、粒粒の用に見えているのは柱頭でしょうか。
コガマ

雌雄花序の境目、風媒花で黄色い花粉が雌花序に降りかかっている、自家受粉するのかそれとも拒否する機能があるのか。
コガマ

雄花序は多数の雄花、もう殆ど蕊ばかり。ガマやヒメガマの花粉が4集粒なのにたいしてこちらは単粒だそうだけど顕微鏡でもないと無理。
コガマ

更にドアップ、花糸は稜があり捻れているように見えます、葯は3室だそうですが流石に分からない。
コガマ

茎の下部から細長い葉を叢生させる、幅が5-8mmとガマより細い。
コガマ

ガマ科ガマ属

(7月21日撮影)
プロフィール

平家蟹

  • Author:平家蟹
  • 花盗人の花日記
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    ホームページ秋吉台の花々を開設しました。
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