2019.
04.
30
木に見慣れぬ花がたくさん咲いていた。

近寄ってみたらムベでした、それにしてもたくさん咲いている。

雌雄異花で下の方が雄花序、上のが雌花序、雌花序は随分少ない。

雄花序は花の数が多い、見えているのは萼片で外側は淡黄色

内側は紅紫色、色の濃いのから薄いのまで随分幅がある。

萼片は内側の3枚は細長く外側の3枚は幅が広い。

6本の雄しべは合着していますがこれは開いている。約は花糸先端よりは下部の方についているような。

こちらは雌花序、花の数は少ないが花自体は雄花より大きい。

普通3個の雌しべがある。

萼片が取れて内部が見えているのがありました。

緑色の子房に短い花柱、やや透明感のある柱頭、基部に小さく見えているのは雄しべの痕跡でしょうか

柱頭は2裂というか窪みがあるように見えます。

掌状複葉で小葉は5-7枚、若葉のこの時期は下垂している。

こちらは別の場所、林道沿いに咲いていた。

蔓が上の方まで伸びて盛大に花を咲かせている。

アケビ科ムベ属
(4月17日撮影)

近寄ってみたらムベでした、それにしてもたくさん咲いている。

雌雄異花で下の方が雄花序、上のが雌花序、雌花序は随分少ない。

雄花序は花の数が多い、見えているのは萼片で外側は淡黄色

内側は紅紫色、色の濃いのから薄いのまで随分幅がある。

萼片は内側の3枚は細長く外側の3枚は幅が広い。

6本の雄しべは合着していますがこれは開いている。約は花糸先端よりは下部の方についているような。

こちらは雌花序、花の数は少ないが花自体は雄花より大きい。

普通3個の雌しべがある。

萼片が取れて内部が見えているのがありました。

緑色の子房に短い花柱、やや透明感のある柱頭、基部に小さく見えているのは雄しべの痕跡でしょうか

柱頭は2裂というか窪みがあるように見えます。

掌状複葉で小葉は5-7枚、若葉のこの時期は下垂している。

こちらは別の場所、林道沿いに咲いていた。

蔓が上の方まで伸びて盛大に花を咲かせている。

アケビ科ムベ属
(4月17日撮影)
2019.
04.
30
小葉が7枚のアケビがあるというので見に来てみました。この辺りに何株かあった、どれも大きく幹も太く老木と言った感じです。

小葉の数はアケビが5枚、ミツバアケビが3枚、両者の雑種のゴヨウアケビは4,5枚、これを見ると6枚のもありますが殆ど7枚です。交雑するにしても小葉が増えることはないよな。

アップで見ても7枚であること以外アケビと違和感なし。

花だけ見るとアケビそのもの、これは雄花。

普通なら花序枝基部に雌花がつくはずだがこれはありません、でもアケビでも雄花序だけのもあります。

でもかなり探してみましたが雌花は見つからず、あったとしても少ないようです。日本のアケビ科アケビ属は3種、属は違いますが他にムベがある。ひょっとしてムベとの交雑種かなと思いました。属を超えての交雑は滅多にありませんが無いわけでもありません。とは言えムベの要素は葉の数以外ないしな。

アケビ科アケビ属
(4月17日撮影)

小葉の数はアケビが5枚、ミツバアケビが3枚、両者の雑種のゴヨウアケビは4,5枚、これを見ると6枚のもありますが殆ど7枚です。交雑するにしても小葉が増えることはないよな。

アップで見ても7枚であること以外アケビと違和感なし。

花だけ見るとアケビそのもの、これは雄花。

普通なら花序枝基部に雌花がつくはずだがこれはありません、でもアケビでも雄花序だけのもあります。

でもかなり探してみましたが雌花は見つからず、あったとしても少ないようです。日本のアケビ科アケビ属は3種、属は違いますが他にムベがある。ひょっとしてムベとの交雑種かなと思いました。属を超えての交雑は滅多にありませんが無いわけでもありません。とは言えムベの要素は葉の数以外ないしな。

アケビ科アケビ属
(4月17日撮影)
2019.
04.
30
こちらも普通に見られるミツバアケビ

名前の通り3小葉、小葉に波状の鋸歯があるのがアケビとの大きな違い、これがあるので芽生えもよく見かけます。アケビだって沢山の芽生えがあるはずだけど見かけたことがない。

雌雄異花で総状花序が下垂、先端に雄花序、基部に雌花をつけるのも同じ、雌花はついていないのも多い。

雄花序はブドウの房のようでアケビとは随分違います。

葯もあまり球状にならない。

萼片は小さく薄緑色、ただこれは一般的な特徴からは大分ずれているような。

雌花は濃紫色だけどこれはアケビに似ている。

太い花柱に艷やかな柱頭

普通雌花は横方向に伸びているけどこれは真っすぐ立っているし色も薄い、雄花と言い雌花と言いこれは標準的な姿からずれているかな。

アケビ科アケビ属
(4月17日撮影)

名前の通り3小葉、小葉に波状の鋸歯があるのがアケビとの大きな違い、これがあるので芽生えもよく見かけます。アケビだって沢山の芽生えがあるはずだけど見かけたことがない。

雌雄異花で総状花序が下垂、先端に雄花序、基部に雌花をつけるのも同じ、雌花はついていないのも多い。

雄花序はブドウの房のようでアケビとは随分違います。

葯もあまり球状にならない。

萼片は小さく薄緑色、ただこれは一般的な特徴からは大分ずれているような。

雌花は濃紫色だけどこれはアケビに似ている。

太い花柱に艷やかな柱頭

普通雌花は横方向に伸びているけどこれは真っすぐ立っているし色も薄い、雄花と言い雌花と言いこれは標準的な姿からずれているかな。

アケビ科アケビ属
(4月17日撮影)
2019.
04.
30
普通に見られるアケビ、これはフェンスに絡んでいた、こういうのも時折見かけますが撮るのが楽でいい。

結構派手な紅紫色の花、色は白から紅紫色まで結構幅がある。

ぶら下がるように総状花序をつける、雌雄異花で先端に雄花序、基部から長い花柄を伸ばして雌花をつける、雌花は普通1,2個、雌花を付けないのも結構ある。

雄花は小さいが数は多い。

花弁はなく反り返っているのは萼片で普通3枚、雄しべは花糸がないようで葯が全体で球状になっている。

ピントがあってませんが雄花だけど雌しべの痕跡が残っている。

こちらは雌花、左の雄花に比べて随分大きいのが分かる。

太い花柱を持った雌しべ、数は3-6本と一定しない。柱頭はまるで濡れたように艷やか、基部に雄しべの痕跡がある。

掌状複葉で小葉は5枚。

アケビ科アケビ属
(4月17日撮影)

結構派手な紅紫色の花、色は白から紅紫色まで結構幅がある。

ぶら下がるように総状花序をつける、雌雄異花で先端に雄花序、基部から長い花柄を伸ばして雌花をつける、雌花は普通1,2個、雌花を付けないのも結構ある。

雄花は小さいが数は多い。

花弁はなく反り返っているのは萼片で普通3枚、雄しべは花糸がないようで葯が全体で球状になっている。

ピントがあってませんが雄花だけど雌しべの痕跡が残っている。

こちらは雌花、左の雄花に比べて随分大きいのが分かる。

太い花柱を持った雌しべ、数は3-6本と一定しない。柱頭はまるで濡れたように艷やか、基部に雄しべの痕跡がある。

掌状複葉で小葉は5枚。

アケビ科アケビ属
(4月17日撮影)
2019.
04.
29
ムラサキケマンと一緒に咲いていたフウロケマン(矢印)、肉眼だとすぐ分かったのですが写真だと自分でもどこだったかよく分からず探し回った(^^;)

まとまって咲いている場所もありました。去年は大分広い範囲に広がっていたけど今年はそれ以前の状態に戻っていた。

茎の先に総状花序をつける、日が当たる時間帯に来てよかった。

この仲間はどれもよく似ていて区別が難しいグループの一つ。

ヤマエンゴサク等と比べると下唇が下に垂れ下がります。

距が強く下側に膨らんでいる、ここのは特にその傾向が強いようだ、苞は強い欠刻があるようだ。

痕跡のような萼片が1対ある。

上唇と下唇を開いてみました。

上唇側についた雄しべ、花糸基部が幅広い。

雌しべは細長い子房がある、こちらも雄しべがついているようで柱頭がハッキリしない。変種のミヤマキケマンは果実が数珠状にくびれるがこちらはそうならないそうで今年こそ見てみなくては。

1-2回羽状複葉、小葉は深裂し更に切れ込む。

ケシ科キケマン属
(4月17日撮影)

まとまって咲いている場所もありました。去年は大分広い範囲に広がっていたけど今年はそれ以前の状態に戻っていた。

茎の先に総状花序をつける、日が当たる時間帯に来てよかった。

この仲間はどれもよく似ていて区別が難しいグループの一つ。

ヤマエンゴサク等と比べると下唇が下に垂れ下がります。

距が強く下側に膨らんでいる、ここのは特にその傾向が強いようだ、苞は強い欠刻があるようだ。

痕跡のような萼片が1対ある。

上唇と下唇を開いてみました。

上唇側についた雄しべ、花糸基部が幅広い。

雌しべは細長い子房がある、こちらも雄しべがついているようで柱頭がハッキリしない。変種のミヤマキケマンは果実が数珠状にくびれるがこちらはそうならないそうで今年こそ見てみなくては。

1-2回羽状複葉、小葉は深裂し更に切れ込む。

ケシ科キケマン属
(4月17日撮影)
2019.
04.
29
この辺りにたくさん咲いていたシロヤブケマン

ムラサキケマンの内、花先端以外が白くなるタイプ

でも白くなる程度は連続的で迷うのも多いですがここまで白ければ大丈夫でしょう。

花筒部分真っ白、全体が白くなるとユキヤブケマンと呼ばれます。

普通のムラサキケマンも咲いていたのでツーショット。

ケシ科キケマン属
(4月17日撮影)

ムラサキケマンの内、花先端以外が白くなるタイプ

でも白くなる程度は連続的で迷うのも多いですがここまで白ければ大丈夫でしょう。

花筒部分真っ白、全体が白くなるとユキヤブケマンと呼ばれます。

普通のムラサキケマンも咲いていたのでツーショット。

ケシ科キケマン属
(4月17日撮影)
2019.
04.
29
湿っぽい場所に群生しているヤマエンゴサク、他にヤマアイ、ヤマネコノメソウ、ラショウモンカズラ、カテンソウ等が見えていてどれも湿っぽい場所を好む植物です。

ここも花が直立している。去年まではここでは青っぽい花が多かったが今年は赤っぽいのばかりでした。

2つの花が隣り合って凄く変わったイメージを受けます、白い部分が仮面のよう。

淡青色のもありました。

これも萼片はないかな。

距が齧られて穴が開いています、蜜泥棒がいたようです。

苞は深い切れ込みがある。

2-3回3出複葉、小葉は切れ込まないのから深く切れ込むのまで色々。

背景をボカシて浮き立たせてみました、意図したわけではないですが。両手を広げてダイビングしているよう。

ケシ科キケマン属
(4月11日撮影)

ここも花が直立している。去年まではここでは青っぽい花が多かったが今年は赤っぽいのばかりでした。

2つの花が隣り合って凄く変わったイメージを受けます、白い部分が仮面のよう。

淡青色のもありました。

これも萼片はないかな。

距が齧られて穴が開いています、蜜泥棒がいたようです。

苞は深い切れ込みがある。

2-3回3出複葉、小葉は切れ込まないのから深く切れ込むのまで色々。

背景をボカシて浮き立たせてみました、意図したわけではないですが。両手を広げてダイビングしているよう。

ケシ科キケマン属
(4月11日撮影)
2019.
04.
29
今のとこここでしか確認していないジロボウエンゴサク、狭い範囲で咲いています。

今年は来るのがちょっと遅く茶褐色になり始めているのもありました。

逆立ちした花(笑)

上の距に蜜があるはずだけど流れ落ちないんでしょうか。

お顔じゃないけど正面ドアップ。下向きの花じゃ昆虫が停まりにくそう。

この仲間は萼片は痕跡程度しか残ってないのが多いですがこれは全く無いのかな、見当たりません。

苞は全縁で切れ込まない。この形がこの仲間の重要な区別点。

2-3回3出複葉、小葉は2-3個に深裂する。

仲間のムラサキケマンとツーショット、ジロボウエンゴサクの方が少し大きいでしょうか。ここもムラサキケマンが増えてきています、ガンバレ次郎坊。

ケシ科キケマン属
(4月11日撮影)

今年は来るのがちょっと遅く茶褐色になり始めているのもありました。

逆立ちした花(笑)

上の距に蜜があるはずだけど流れ落ちないんでしょうか。

お顔じゃないけど正面ドアップ。下向きの花じゃ昆虫が停まりにくそう。

この仲間は萼片は痕跡程度しか残ってないのが多いですがこれは全く無いのかな、見当たりません。

苞は全縁で切れ込まない。この形がこの仲間の重要な区別点。

2-3回3出複葉、小葉は2-3個に深裂する。

仲間のムラサキケマンとツーショット、ジロボウエンゴサクの方が少し大きいでしょうか。ここもムラサキケマンが増えてきています、ガンバレ次郎坊。

ケシ科キケマン属
(4月11日撮影)
2019.
04.
28
この辺りに大群生しているサツマイナモリ

ベタッと一面に咲くのではなくブロックのように一まとまりになったのが幾つも咲いています。

前年11月下旬頃から咲き始めますがやはり今頃が一番の盛期でしょうか。

茎の先の集散花序をつける、漏斗形で横向き、一つ上向きのがありますがあれは花冠が丸ごと落ちたためです。

真っ白な花で花冠は5裂、雄しべが見えている短花柱花。

花冠に毛が生えていますが腺毛のようです。

雄しべをドアップしても雌しべらしいのは見えず。

花をカットしてみました。

横から見ると2裂した柱頭が見えています。

花冠を取り除くとその様子がハッキリ、長花柱花の雌しべより柱頭が長く色は白のままかな。基部には子房も見えています。

こちらは長花柱花。

2裂した柱頭がうっすらピンク色で真っ白な花弁に映えています、色が薄いこの程度がどぎつくなくていい。

奥を覗くと雄しべの黒い葯が見えています。

こちらもカット、確かに短い雄しべがあります。

(4月11日撮影)
こちらは後日別の場所、ここで見るのは初めてかな。

ここも前の場所と似たような環境、見た限りでは短花柱花ばかりでした。

(4月17日撮影)
アカネ科サツマイナモリ属

ベタッと一面に咲くのではなくブロックのように一まとまりになったのが幾つも咲いています。

前年11月下旬頃から咲き始めますがやはり今頃が一番の盛期でしょうか。

茎の先の集散花序をつける、漏斗形で横向き、一つ上向きのがありますがあれは花冠が丸ごと落ちたためです。

真っ白な花で花冠は5裂、雄しべが見えている短花柱花。

花冠に毛が生えていますが腺毛のようです。

雄しべをドアップしても雌しべらしいのは見えず。

花をカットしてみました。

横から見ると2裂した柱頭が見えています。

花冠を取り除くとその様子がハッキリ、長花柱花の雌しべより柱頭が長く色は白のままかな。基部には子房も見えています。

こちらは長花柱花。

2裂した柱頭がうっすらピンク色で真っ白な花弁に映えています、色が薄いこの程度がどぎつくなくていい。

奥を覗くと雄しべの黒い葯が見えています。

こちらもカット、確かに短い雄しべがあります。

(4月11日撮影)
こちらは後日別の場所、ここで見るのは初めてかな。

ここも前の場所と似たような環境、見た限りでは短花柱花ばかりでした。

(4月17日撮影)
アカネ科サツマイナモリ属
2019.
04.
28
湿地に咲くサワオグルマ、池や湿地に咲く花は水が冷たいせいか花が咲くのが遅い傾向にあるとおもうのですがここのは早く時には3月下旬頃から咲き始めます。

4月上旬既に元気よく咲いている、周囲にももっと多く咲いていました。

周りを見ると水が流れているのが分かると思います。頭花を散房状につける、まず茎頂にある中央の花から咲き始めます。

こちらは随分咲いている、これを車輪に見立てて沢小車、小はなんでしょうね、そんな小さな花でもないんだが。

舌状花と筒状花からなる、バランスもよくまー標準的キク科の花。

筒状花から2裂した柱頭が出ている、柱頭の幅がやや広くてリボン状と言うかあまりクルリンのイメージはありません。

総苞は洋杯形、他のサイトからのコピペだけどイメージは分かる(笑)

茎葉は卵状披針形、クモ毛が生えているようです。

根生葉は長い葉柄があるそうだがこれはもう茎葉になるのかな、クモ毛が目立ちます。

キク科オグルマ属
(4月11日撮影)

4月上旬既に元気よく咲いている、周囲にももっと多く咲いていました。

周りを見ると水が流れているのが分かると思います。頭花を散房状につける、まず茎頂にある中央の花から咲き始めます。

こちらは随分咲いている、これを車輪に見立てて沢小車、小はなんでしょうね、そんな小さな花でもないんだが。

舌状花と筒状花からなる、バランスもよくまー標準的キク科の花。

筒状花から2裂した柱頭が出ている、柱頭の幅がやや広くてリボン状と言うかあまりクルリンのイメージはありません。

総苞は洋杯形、他のサイトからのコピペだけどイメージは分かる(笑)

茎葉は卵状披針形、クモ毛が生えているようです。

根生葉は長い葉柄があるそうだがこれはもう茎葉になるのかな、クモ毛が目立ちます。

キク科オグルマ属
(4月11日撮影)