2019. 04. 26  
2年前初めて見たリュウキュウコザクラ、その時も既に花は少なく昨年は花を咲かせずもう駄目かと思いましたが今年は多く花を咲かせていました。
リュウキュウコザクラ

これで多分一株、多くの花を付けています。これが一番多かったですけどね、株自体は数株程度とそれ程多くはなかった。
リュウキュウコザクラ

多数の花茎を伸ばしています。
リュウキュウコザクラ

花茎の先が更に分かれて散形花序をつける。毛が多い。
リュウキュウコザクラ

花の大きさは4,5mm程度、花冠は5深裂し真っ白ですが基部が黄色くなっている。
リュウキュウコザクラ

5つの雄しべの葯、その中央に丸い柱頭が見えている。
リュウキュウコザクラ

ほんのりピンク色に染まっているのもありました。
リュウキュウコザクラ

花冠と萼の間に見えている丸いのが子房でしょうね。
リュウキュウコザクラ

萼片や花柄にも毛が多い。
リュウキュウコザクラ

葉は根生葉状に広がりますがそれ程長く伸びません。
リュウキュウコザクラ

卵円形の葉ではっきりした鋸歯がある、ここも毛が多く花以外はほんと毛だらけ。
リュウキュウコザクラ

全く別の場所でも見つけました、初めはノミノツヅリかと思ったけどどう見てもリュウキュウコザクラ、でもなんでこんな場所にと、頭がなかなか受け付けず(笑)
リュウキュウコザクラ

葉が広がる様子を見て間違いないと思いました、なんたって見てきたばかりだし。
リュウキュウコザクラ

前の場所より多く生えていました。リュウキュウと名がついていますが琉球から中国地方まで分布しているようです。こちらの方が本来の生息環境に近いかもしれません。
リュウキュウコザクラ

サクラソウ科トチナイソウ属

(4月11日撮影)
2019. 04. 26  
湿っぽい林内に生えているサンヨウアオイ、よく似たミヤコアオイと比べると数は少ない。
サンヨウアオイ

まるで隠すように下向きに咲いている花、見えている部分は萼筒です。
サンヨウアオイ

萼片部分は横向き、ミヤコアオイとサンヨウアオイは同じ場所に生えることはなくここはミヤコアオイの場所だと思っていたのですがこれはサンヨウアオイでした、萼筒の形が違います。
サンヨウアオイ

お顔を拝見、地面際に開くけどどんな生き物がポリネーターになっているんでしょうね、ナメクジだと言う説もあるけど流石に効率悪いだろ。
サンヨウアオイ

カットしてみました、萼筒内部は格子状になっている、中央に棒状に突き出ているのが雌しべ、その周りのが雄しべの葯。
サンヨウアオイ

雌しべの基部に子房があり未熟な種子が見えています。果実を探しているんですが未だ見つからず。こんな構造だから果実もなかなかならないかも。
サンヨウアオイ

ウマノスズクサ科カンアオイ属

(4月11日撮影)
2019. 04. 26  
リンドウの斜面に生えていたショウジョウバカマ、これは根生葉が赤っぽい。ここは北向きの殆日が当たらない斜面、周りにヤマジノホトトギス、ツクシタツナミソウ、フユイチゴ、キッコウハグマが見えていますがどれも湿っぽい環境を好む植物です。
ショウジョウバカマ

花茎はまだあまり伸びていなかったがそれでも花が開いている。
ショウジョウバカマ

側には普通に緑色の根生葉のもありました。
ショウジョウバカマ

こちらは花茎が大分伸びてきている。
ショウジョウバカマ

総状の花は一方に偏ってつく、花茎には鱗片葉がある。
ショウジョウバカマ

花被片6枚、雄しべ6本、と言っても個別の花は撮りにくい、葯から花粉がタップリ、柱頭が3裂しているのが分かる。
ショウジョウバカマ

花柱基部に3つの子房。
ショウジョウバカマ

シュロソウ科ショウジョウバカマ属

(4月11日撮影)
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平家蟹

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