2019.
06.
27
ホタルブクロは植えられていることも多いのでなるべく野山らしい野山で見てみたい、ここなら大丈夫かな。

花自体には変わりはないけどね。

蕾の頃から伸びてきて先端がパッと開きます、蕾の頃は随分稜が目立つ。

蕾を正面から撮ると星形と言うかヒトデ形と言うか、先端に毛が生えている。こんなの撮る人もそんなにいないと思う(笑)

萼と萼の間の副萼片が反り返る、ヤマホトトギスは反り返らない。

花冠の縁が結構複雑に折れ曲がる、内部に長毛が生える。

柱頭は開いていない、雄しべが花柱に寄り添っているようで雄性期の花。

こちらは柱頭が3裂した雌性期

ピントを奥にずらしてみると萎れた雄しべが見えています。

開口部から覗くだけでは詳細が分からないので花冠カット、内側の斑紋がよく分かります。

野球バットのような花柱、上半分が膨らんでいます。

膨らんだ部分は毛状突起が生えている、先端に3裂した柱頭があるがこの膨らんだ部分は花柱なのか、それとも柱頭の一部なのか。

基部に白い子房、これも毛が生えている、萎れた雄しべがある。果実はまだ撮ってなかったから見てみなくては。

花冠内側の長毛をドアップ、切り取った花冠もしっかり利用しなくては(笑)

三角状卵形または披針形の葉。

葉柄に翼があり毛が生えている、茎にも毛が密生。

葉の裏の脈上にも毛が生えている。

キキョウ科ホタルブクロ属
(19年6月撮影)

花自体には変わりはないけどね。

蕾の頃から伸びてきて先端がパッと開きます、蕾の頃は随分稜が目立つ。

蕾を正面から撮ると星形と言うかヒトデ形と言うか、先端に毛が生えている。こんなの撮る人もそんなにいないと思う(笑)

萼と萼の間の副萼片が反り返る、ヤマホトトギスは反り返らない。

花冠の縁が結構複雑に折れ曲がる、内部に長毛が生える。

柱頭は開いていない、雄しべが花柱に寄り添っているようで雄性期の花。

こちらは柱頭が3裂した雌性期

ピントを奥にずらしてみると萎れた雄しべが見えています。

開口部から覗くだけでは詳細が分からないので花冠カット、内側の斑紋がよく分かります。

野球バットのような花柱、上半分が膨らんでいます。

膨らんだ部分は毛状突起が生えている、先端に3裂した柱頭があるがこの膨らんだ部分は花柱なのか、それとも柱頭の一部なのか。

基部に白い子房、これも毛が生えている、萎れた雄しべがある。果実はまだ撮ってなかったから見てみなくては。

花冠内側の長毛をドアップ、切り取った花冠もしっかり利用しなくては(笑)

三角状卵形または披針形の葉。

葉柄に翼があり毛が生えている、茎にも毛が密生。

葉の裏の脈上にも毛が生えている。

キキョウ科ホタルブクロ属
(19年6月撮影)
2019.
06.
27
コナスビは普通に見られるので何か目を引くことがないと撮る気になれません、これはまっ先に6弁花が目に入りました、普通は5弁花です。

5弁花と書きましたが正確には花冠が深裂するそうです。

もう一つありました、これはまだ十分開いていない。

普通の5弁花と一緒に咲いています。

後は普通に撮る、地面に広がるように葉や茎を広げます。

やはり6弁よりは5弁の方が好み。

花弁下部に微毛が生えているように見えます、花糸は基部が広がって合着しているのかな、リング状になっているようにも見えます。

細い花柱に僅かに膨らんだ柱頭、正面から見ると分かりにくい。

未熟な果実が出来ています。これがナスに似ているところから小茄子、ナスと言ってもいろんな形があるけどこれは丸茄子か。萼片に毛が生えている。

広卵形の葉、毛が生えている、縁で目立ちます。

茎にも毛が密生。

サクラソウ科オカトラノオ属
(6月17日撮影)

5弁花と書きましたが正確には花冠が深裂するそうです。

もう一つありました、これはまだ十分開いていない。

普通の5弁花と一緒に咲いています。

後は普通に撮る、地面に広がるように葉や茎を広げます。

やはり6弁よりは5弁の方が好み。

花弁下部に微毛が生えているように見えます、花糸は基部が広がって合着しているのかな、リング状になっているようにも見えます。

細い花柱に僅かに膨らんだ柱頭、正面から見ると分かりにくい。

未熟な果実が出来ています。これがナスに似ているところから小茄子、ナスと言ってもいろんな形があるけどこれは丸茄子か。萼片に毛が生えている。

広卵形の葉、毛が生えている、縁で目立ちます。

茎にも毛が密生。

サクラソウ科オカトラノオ属
(6月17日撮影)
2019.
06.
26
岩の上に生えていたクモキリソウ、今年も無事に見つけることが出来ました。とは言えこれは去年既に見つけていたのでいわば予約済み(と言っても次の年に生えてくる保証はないけど、実際次の年に同じ場所で見たことない)、偶然見つけた喜びはなかった。他の場所でも探したけど今年は見つからず、これだけで終わりそう。

一週間前来た時はまだ蕾だったのでもう一度来てみました、まだ咲いていないと思ったら僅かに咲いていた。この仲間はラン科の中でも葉が美しいと思う。

花は僅かに2つだけ、蕾もあるけど咲くかな。

これはあまりクモキリソウらしくなく

これはぶれてしまった、花の写真は尽く失敗。

ここに何株も生えています、去年は一株だけだったような、蜘蛛がとまっている褐色の茎が去年出た茎。

反対側から見ると去年の茎の根元に偽球茎が見えます。冬は地上部が枯れ死し春側方の芽を展開するそうです、左右に見えているのがそれでしょうか。今年花を咲かせていたのは左端のだけ、右のは花を咲かせそうにもない。来年も咲いてくれるか要観察。

ラン科クモキリソウ属
(6月17日撮影)

一週間前来た時はまだ蕾だったのでもう一度来てみました、まだ咲いていないと思ったら僅かに咲いていた。この仲間はラン科の中でも葉が美しいと思う。

花は僅かに2つだけ、蕾もあるけど咲くかな。

これはあまりクモキリソウらしくなく

これはぶれてしまった、花の写真は尽く失敗。

ここに何株も生えています、去年は一株だけだったような、蜘蛛がとまっている褐色の茎が去年出た茎。

反対側から見ると去年の茎の根元に偽球茎が見えます。冬は地上部が枯れ死し春側方の芽を展開するそうです、左右に見えているのがそれでしょうか。今年花を咲かせていたのは左端のだけ、右のは花を咲かせそうにもない。来年も咲いてくれるか要観察。

ラン科クモキリソウ属
(6月17日撮影)
2019.
06.
26
時に水没するような場所に生えているハイハマボッス、もう一ヶ所の方は今年は見られなかった。そこは他の草が生えてきて環境が悪化したのでしょうか、ここは時折水没するので他の草があまり生えてきません。

これで高さ10cm程、細い茎に多数の花をつけている、既に果実になっているのも多い。

5弁の花なので星を散りばめたよう、と言うには花が小さすぎますが。

5弁花で花は2,3mmと小さく更に特徴的な構造があるとなればもうひたすらドアップ(笑)、花弁の間に突起のように見えているのは仮雄しべ、中央にまるい柱頭が見えている。

子房に毛が生えているのかな。

仮雄しべと言っても葯のとれた花糸なんでしょうね、本物の花糸より幅広のようだ。

4弁花もありました。

長い花柄の途中に苞がある、白く点のように光っているのがありますが強拡大してみると微突起のようにも見えました。

倒卵形または楕円形の葉、脈はあまり目立たない。

サクラソウ科ハイハマボッス属
(6月17日撮影)

これで高さ10cm程、細い茎に多数の花をつけている、既に果実になっているのも多い。

5弁の花なので星を散りばめたよう、と言うには花が小さすぎますが。

5弁花で花は2,3mmと小さく更に特徴的な構造があるとなればもうひたすらドアップ(笑)、花弁の間に突起のように見えているのは仮雄しべ、中央にまるい柱頭が見えている。

子房に毛が生えているのかな。

仮雄しべと言っても葯のとれた花糸なんでしょうね、本物の花糸より幅広のようだ。

4弁花もありました。

長い花柄の途中に苞がある、白く点のように光っているのがありますが強拡大してみると微突起のようにも見えました。

倒卵形または楕円形の葉、脈はあまり目立たない。

サクラソウ科ハイハマボッス属
(6月17日撮影)
2019.
06.
26
今年は少なかったオオハンゲ、写真に写っている範囲にしかなかった、何時も生えている側の岩の上は全く見られず。斑紋のある葉はミズヒキ。

花が咲いているのも一つだけだった、右下にまだ展開前の葉が見えています。

サトイモ科の仏炎苞、まさしく柄杓、カラスビシャクの漢方名がハンゲ、それより大きいのでオオハンゲ。カラスビシャクは今年も見つけられなかった。

仏炎苞の縁は波打っている、先端が付属体を抱え込んでいる。

蕾もありました、既に長い付属体が伸びている。この役割はなんでしょうね。

これでも1枚の葉、3小葉に見えますが基部が分離しておらず深裂というのが正解。側脈が葉の縁に達しておらず縁取りされているように見えます。

葉の上に落ちていた黄色い花はハマクサギ、ここに咲いているのは知らなかったけど上を見上げても見当たらず。

サトイモ科ハンゲ属
(6月17日撮影)

花が咲いているのも一つだけだった、右下にまだ展開前の葉が見えています。

サトイモ科の仏炎苞、まさしく柄杓、カラスビシャクの漢方名がハンゲ、それより大きいのでオオハンゲ。カラスビシャクは今年も見つけられなかった。

仏炎苞の縁は波打っている、先端が付属体を抱え込んでいる。

蕾もありました、既に長い付属体が伸びている。この役割はなんでしょうね。

これでも1枚の葉、3小葉に見えますが基部が分離しておらず深裂というのが正解。側脈が葉の縁に達しておらず縁取りされているように見えます。

葉の上に落ちていた黄色い花はハマクサギ、ここに咲いているのは知らなかったけど上を見上げても見当たらず。

サトイモ科ハンゲ属
(6月17日撮影)
2019.
06.
25
ヤブの中に咲いていたシソ科の花、アキノタムラソウだ、早~。

アキと名がついていても夏頃から咲き始めるが過去の記録を見るとだいたい7月上旬、それより一月近く早いじゃないか。

輪生する花はまるでミーアキャット。

左右で雄しべの様子が随分違う。

咲き始めは上唇に沿って雄しべが伸びる、シソ科は4本のことが多いがこれは2本のようだ。

後に雄しべは下に折れ曲がる、まるで座禅をして韻を踏んでいるようだ。上唇に沿って雌しべの花柱が見えている。

ピントがあっていませんが葯の背後に2裂した中等が見えている。

上の方の葉は単葉、これは少し裂けている。

裏側は脈が浮き出ている、側脈に僅かに毛が生えている。


シソ科アキギリ属
(6月17日撮影)

アキと名がついていても夏頃から咲き始めるが過去の記録を見るとだいたい7月上旬、それより一月近く早いじゃないか。

輪生する花はまるでミーアキャット。

左右で雄しべの様子が随分違う。

咲き始めは上唇に沿って雄しべが伸びる、シソ科は4本のことが多いがこれは2本のようだ。

後に雄しべは下に折れ曲がる、まるで座禅をして韻を踏んでいるようだ。上唇に沿って雌しべの花柱が見えている。

ピントがあっていませんが葯の背後に2裂した中等が見えている。

上の方の葉は単葉、これは少し裂けている。

裏側は脈が浮き出ている、側脈に僅かに毛が生えている。


シソ科アキギリ属
(6月17日撮影)
2019.
06.
25
林道脇の斜面に咲いていたヤマジノホトトギス、この日は探す予定だったがここは予定外。

花被片が閉会したお馴染みの姿、見慣れているからそれ程感じないけど花としてはかなり変わった構造。

幅の広い外花被片と狭い内花被片はユリ科の特徴、APG分類でユリ科はかなり解体されましたがこれは残りました。

柱頭先端は更に2裂、腺状の突起がある、もう所謂柱頭とはかけ離れたイメージ。

花糸の基部は合わさり筒状になっている、斑紋はない。

花糸基部に短毛が生えている、今回初めて気がついたけどどんな花にもある特徴でもなさそう。

外花被片の基部の大きな距がある、何かに似ているが言わないでおこ(笑)。花柄とともに毛が生えている。

蕾にも毛、腺毛が混じっているようです。

長楕円形の葉、茎を抱く。

ユリ科ホトトギス属
(6月17日撮影)

花被片が閉会したお馴染みの姿、見慣れているからそれ程感じないけど花としてはかなり変わった構造。

幅の広い外花被片と狭い内花被片はユリ科の特徴、APG分類でユリ科はかなり解体されましたがこれは残りました。

柱頭先端は更に2裂、腺状の突起がある、もう所謂柱頭とはかけ離れたイメージ。

花糸の基部は合わさり筒状になっている、斑紋はない。

花糸基部に短毛が生えている、今回初めて気がついたけどどんな花にもある特徴でもなさそう。

外花被片の基部の大きな距がある、何かに似ているが言わないでおこ(笑)。花柄とともに毛が生えている。

蕾にも毛、腺毛が混じっているようです。

長楕円形の葉、茎を抱く。

ユリ科ホトトギス属
(6月17日撮影)
2019.
06.
25
藪の中にツユクサが咲いていた、これが咲き始めると夏の始まりですね、まだ梅雨入りもしてないけど。

一つだけ咲いていると撮るアングルも限られ

別の場所、周りに多くの株があるがここも咲いていたのは一つだけ。

蕊をアップ、長く突き出た2本の雄しべとその間に雌しべ、装飾的葯を持つ3つの仮雄しべとその中間に形も機能も中間的な雄しべが一つ

雄しべは開いているがまだ花粉は出ていないようだ、割れ目が2重の楕円をしている、花粉が出るのは多分中央じゃなくその間の部分かな。中間の雄しべの葯も面白い形をしている。

苞を取ってみました、蕾がありますが咲くのかな。

中央に白っぽく見えているのが3枚目の花弁、その左側に半透明に見えているのが萼片、背後の花弁の付け根の間に見えているのが3枚目の萼片。

仮雄しべの花糸は細く青色をしている、中間の花糸はそれより太く、本物の花糸は更にやや太い。

ツユクサ科ツユクサ属
(6月17日撮影)

一つだけ咲いていると撮るアングルも限られ

別の場所、周りに多くの株があるがここも咲いていたのは一つだけ。

蕊をアップ、長く突き出た2本の雄しべとその間に雌しべ、装飾的葯を持つ3つの仮雄しべとその中間に形も機能も中間的な雄しべが一つ

雄しべは開いているがまだ花粉は出ていないようだ、割れ目が2重の楕円をしている、花粉が出るのは多分中央じゃなくその間の部分かな。中間の雄しべの葯も面白い形をしている。

苞を取ってみました、蕾がありますが咲くのかな。

中央に白っぽく見えているのが3枚目の花弁、その左側に半透明に見えているのが萼片、背後の花弁の付け根の間に見えているのが3枚目の萼片。

仮雄しべの花糸は細く青色をしている、中間の花糸はそれより太く、本物の花糸は更にやや太い。

ツユクサ科ツユクサ属
(6月17日撮影)
2019.
06.
24
田植えの終わった田んぼの脇に咲いていたノギク、春のイメージがある田植えと秋の花の野菊とのミスマッチ、でも野菊はたいていこの頃からポチポチ咲き始めます。

ヨメナかどうか迷ったけどオオユウガギクでしょうか、冠毛を見るわけにもいかないし殆どイメージで判断。

葯筒から出始めた花粉が三角帽子で鉛筆のよう、周囲の舌状花のは2裂した柱頭が出ているがクルリンしていない。

舌状花の雌しべは柱頭が開いている。

総苞は浅い鐘形、総苞片の端が赤っぽくなっている。

キク科シオン属
(6月17日撮影)

ヨメナかどうか迷ったけどオオユウガギクでしょうか、冠毛を見るわけにもいかないし殆どイメージで判断。

葯筒から出始めた花粉が三角帽子で鉛筆のよう、周囲の舌状花のは2裂した柱頭が出ているがクルリンしていない。

舌状花の雌しべは柱頭が開いている。

総苞は浅い鐘形、総苞片の端が赤っぽくなっている。

キク科シオン属
(6月17日撮影)
2019.
06.
24
荒れ地に生えていたイネ科の植物、蕊が出ているのでとりあえず撮影

小穂が両側に出ていて以前撮ったネズミムギに似ていますが

小穂に芒がありません、どうやらホソムギのようです。

膜状に見えているのが苞穎でしょうか、第1苞穎は頂部の小穂だけにつくそうでこれは第2苞穎のようです。

蕊を撮っても区別点にはなりそうもないけどこれを撮らないと面白くない(笑)

葉舌は1-3mmと短い、狭い葉耳もある。

イネ科ドクムギ属
(6月17日撮影)

小穂が両側に出ていて以前撮ったネズミムギに似ていますが

小穂に芒がありません、どうやらホソムギのようです。

膜状に見えているのが苞穎でしょうか、第1苞穎は頂部の小穂だけにつくそうでこれは第2苞穎のようです。

蕊を撮っても区別点にはなりそうもないけどこれを撮らないと面白くない(笑)

葉舌は1-3mmと短い、狭い葉耳もある。

イネ科ドクムギ属
(6月17日撮影)