2019. 06. 05  
ツツジの植え込みを覆うように咲いていたスイカズラ、ツル性なので時には高木に巻き付いてとんでもなく高い場所に咲いていたりします。
スイカズラ

逆に相手がいない時は地面に広がるように咲いている、なかなか融通無碍。
スイカズラ

花筒が細く先端が大きく裂けたお馴染みの花、普通2つ一組で咲く、見た目だけでも蕊は十分ながいが花筒部分を考えるとすごく長い。
スイカズラ

上唇は4裂、下唇は線形、花冠が5裂する花はよく見かけますがそういうのから進化してきたんでしょうか。
スイカズラ

花の終わりの頃には黄色くなる、もう蜜は出ないよという昆虫へのサイン。
スイカズラ

この花くらい雌しべをドアップしやすい花もない(笑)
スイカズラ

柱頭は4裂かな。
スイカズラ

花筒に腺毛が密生。
スイカズラ

花筒基部に2枚の葉状の苞葉がある。
スイカズラ

茎や葉柄、花柄に毛が多い、毛の量にはかなり違いがあるようです。
スイカズラ

葉は対生で長楕円形、全縁。
スイカズラ

スイカズラ科スイカズラ属

(5月23日撮影)
2019. 06. 05  
道端に咲いているハナウド、同じ株なのに2つは花盛りの花序なのに一つはもう果実期になっている。
ハナウド

複散形花序のモデルのような花。
ハナウド

これは一つの小花序、外側の花が大きい。
ハナウド

一つの花も外側の花弁が大きい、先端が2裂しているが内側の花弁は裂けていない。
ハナウド

花が開いていく様子。
ハナウド

雌性期の花、花盤から雌しべが突き出て雄しべは落ちている。
ハナウド

柱頭は僅かに膨らみ透明感がある、蟹の目玉だ。
ハナウド

横から見た様子。
ハナウド

総苞と少総包片がある、ともに線形。
ハナウド

昆虫がやってきていました、ミナミヒメヒラタアブでしょうか。この仲間はカメラを近づけても逃げることはなくモデルとしては最適。
ハナウド

花粉を食べているようです、目玉のように突き出ているのが触覚かな。胸の横になにかついていますが花粉塊それともダニ。
ハナウド

セリ科ハナウド属

(5月23日撮影)
2019. 06. 05  
樹高3m程度の低木のナツハゼ、樹木の花は高すぎると花に手が届かないし低すぎると探しにくい撮りにくい、のでこの程度が最適。
ナツハゼ

枝先から総状花序を水平に出す、先端はまだ小さな蕾、それがだんだん膨らんできて開いていく様子がわかります。
ナツハゼ

下向きに咲く花、真下から撮ってみると全く違った印象。
ナツハゼ

雄しべは10本、葯室2つ、先端に穴が開いている、下向きに咲く花だから花粉がこぼれないのかな。
ナツハゼ

花柱の背後に隙間が見えたので拡大してみたら花糸のようでした。
ナツハゼ

花冠は丸ごと落ちて花柱が残っている、萼片や花軸に毛が多い。
ナツハゼ

葉は互生で楕円形、広卵形。
ナツハゼ

裏の脈上に毛が生えている、縁にも毛が目立つ。
ナツハゼ

ツツジ科スノキ属

(5月23日撮影)
2019. 06. 05  
磯と名がついているが山の中に生えているイソノキ、海岸で生えることはなさそうで名前の磯の木はひょっとして間違った漢字が付けられたんじゃないかという気がしないでもない。
イソノキ

枝上部の葉腋に集散花序を出す、これは枝先で葉が花を取り囲んだ状態。
イソノキ

花の直径は5mm程、これでも精一杯開いた状態。
イソノキ

周りに見えているのは萼片、黒っぽく見えているのが葯でその外側に丸く見えているのが花弁。
イソノキ

緑色の柱頭、3裂だか4裂しているのがなんとか分かる。
イソノキ

クロウメモドキ科イソノキ属

(5月23日撮影)
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平家蟹

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