2019.
07.
31
田んぼの代表的な雑草のオモダカ、周りにコナギやイボクサの葉が見えていますが花はまだ、長い葉は稲。

雌雄異花で上部に雄花、株に雌花を咲かせる。

これは雄花、真っ白な3弁花に黄色い雄しべ。

薄緑色の花糸に黄褐色の葯、ほぼ同じくらいの長さか。

下部の雌花は既に終わり、花弁は萎れている、雌花の方が先に咲くし寿命も短いので雄花は割と見かけるけど雌花を見る機会は少ない。

幸い、近くに雌花が咲いていた。

大体3つセットで咲いています、雌しべは球状になっている。

真っ白な花弁に緑色の雌しべが映えます。

雌しべドアップ、短い花柱、柱頭は特に膨らんではないようだが毛が生えているような。

既に膨らみ始めた子房、果実は扁平なようだ。熟するとすぐ落ちるそうでまだ見たことがない。

特徴的な葉とはよく言いますがこれ程特徴的な葉はないかなと思う。どんな利点があるんでしょうね。

オモダカ科オモダカ属
(7月23日撮影)

雌雄異花で上部に雄花、株に雌花を咲かせる。

これは雄花、真っ白な3弁花に黄色い雄しべ。

薄緑色の花糸に黄褐色の葯、ほぼ同じくらいの長さか。

下部の雌花は既に終わり、花弁は萎れている、雌花の方が先に咲くし寿命も短いので雄花は割と見かけるけど雌花を見る機会は少ない。

幸い、近くに雌花が咲いていた。

大体3つセットで咲いています、雌しべは球状になっている。

真っ白な花弁に緑色の雌しべが映えます。

雌しべドアップ、短い花柱、柱頭は特に膨らんではないようだが毛が生えているような。

既に膨らみ始めた子房、果実は扁平なようだ。熟するとすぐ落ちるそうでまだ見たことがない。

特徴的な葉とはよく言いますがこれ程特徴的な葉はないかなと思う。どんな利点があるんでしょうね。

オモダカ科オモダカ属
(7月23日撮影)
2019.
07.
31
湿地に生えているコケオトギリ、周りにまだ花をつけていない株が多く見えています。田んぼでも見かけますが畦に草が茂っている頃は目立ちません。

早朝の大雨で水が溜まっている、普段はここまで水はこないんですけどね。流石に水中から生えることはないけど後から増水してくるのはどうしようもない。

茎の先端に花をつける、大きさは5-8mmと小さい。

雄しべは5-10本、これは8本見えている。朝の雨粒が残っている。

子房の上に短い花柱が伸びている、3本あります。

こちらは雄しべが10本、ヒメオトギリは10-20本。ヒメオトギリはコケオトギリと比較する必要があるかな。

花序直下の葉は苞葉、葉と同型、ヒメオトギリは苞葉が線形。

少しの雨粒なら雰囲気がいいけどさすがにこれは溜まりすぎ。

広卵形の葉は無柄なので茎を抱いているように見える。

葉の縁に黒点はない、明点が見えているが真下から撮らなかったので明瞭ではない。

オトギリソウ科オトギリソウ属
(7月23日撮影)

早朝の大雨で水が溜まっている、普段はここまで水はこないんですけどね。流石に水中から生えることはないけど後から増水してくるのはどうしようもない。

茎の先端に花をつける、大きさは5-8mmと小さい。

雄しべは5-10本、これは8本見えている。朝の雨粒が残っている。

子房の上に短い花柱が伸びている、3本あります。

こちらは雄しべが10本、ヒメオトギリは10-20本。ヒメオトギリはコケオトギリと比較する必要があるかな。

花序直下の葉は苞葉、葉と同型、ヒメオトギリは苞葉が線形。

少しの雨粒なら雰囲気がいいけどさすがにこれは溜まりすぎ。

広卵形の葉は無柄なので茎を抱いているように見える。

葉の縁に黒点はない、明点が見えているが真下から撮らなかったので明瞭ではない。

オトギリソウ科オトギリソウ属
(7月23日撮影)
2019.
07.
30
もう咲いていたメハジキ、ここは去年咲かなかったので注意してなかったけど油断したな。

もうだいぶ前に咲いていたようです。

マルバハッカと同じく唇形花を輪生状につけますが花序下から葉を出しているのでイメージが大分違います。正確には葉腋に花序を付けているんですが。

シソ科らしい唇形花、上唇に沿って長短2組の雄しべ、下唇は3裂し中央裂片は先端が裂けている。

上唇外側突出部に長毛が生えている、坊主頭になる前の最後の抵抗(笑)

花糸に斑紋があるようです、柱頭も赤くなっている。

横から見ると長短2組の雄しべに2裂した柱頭がよく分かる。

萼の基部に小苞、分かりにくいですがV字状に伸びているのが萼でその下に見えているのが小苞でしょうか、白く点状に見えているのが腺点のようです。

茎は四角い、と言うより溝があるような、毛が生えているが下向きだそうです。

葉は3深裂~全裂

シソ科メハジキ属
(7月23日撮影)

もうだいぶ前に咲いていたようです。

マルバハッカと同じく唇形花を輪生状につけますが花序下から葉を出しているのでイメージが大分違います。正確には葉腋に花序を付けているんですが。

シソ科らしい唇形花、上唇に沿って長短2組の雄しべ、下唇は3裂し中央裂片は先端が裂けている。

上唇外側突出部に長毛が生えている、坊主頭になる前の最後の抵抗(笑)

花糸に斑紋があるようです、柱頭も赤くなっている。

横から見ると長短2組の雄しべに2裂した柱頭がよく分かる。

萼の基部に小苞、分かりにくいですがV字状に伸びているのが萼でその下に見えているのが小苞でしょうか、白く点状に見えているのが腺点のようです。

茎は四角い、と言うより溝があるような、毛が生えているが下向きだそうです。

葉は3深裂~全裂

シソ科メハジキ属
(7月23日撮影)
2019.
07.
30
去年はここに群生していたマルバハッカ、今年は土砂の搬入があって僅かに生えただけ、花を咲かせただけでもまだいいか、ハッカは結構野生化していますがマルバハッカが一番雑草力が強いような気がする。

茎の頂部に白い唇形花を輪生状につけて穂状になっている、只今ベニシジミがお食事中。

4本の雄しべが突き出ている、長短があるそうだがそれ程感じない、赤紫の葯がワンポイントお洒落。右側の花では花柱が見えている。

シソ科らしい2裂した柱頭。

花序の下に伸びているのは小苞でしょうか、蕾の頃目立ちます。

葉は対生し楕円形~円形、縮緬状の皺が目立つ。茎や葉柄に毛が多い。

ベニシジミは撮影中全く逃げることはなかった、警戒心が弱いと言うか、撮影時には気が付かなかったけど蜘蛛が狙っています。

でも相手が大きすぎたのか諦めて逃げていきました。

シソ科ハッカ属
(7月23日撮影)

茎の頂部に白い唇形花を輪生状につけて穂状になっている、只今ベニシジミがお食事中。

4本の雄しべが突き出ている、長短があるそうだがそれ程感じない、赤紫の葯がワンポイントお洒落。右側の花では花柱が見えている。

シソ科らしい2裂した柱頭。

花序の下に伸びているのは小苞でしょうか、蕾の頃目立ちます。

葉は対生し楕円形~円形、縮緬状の皺が目立つ。茎や葉柄に毛が多い。

ベニシジミは撮影中全く逃げることはなかった、警戒心が弱いと言うか、撮影時には気が付かなかったけど蜘蛛が狙っています。

でも相手が大きすぎたのか諦めて逃げていきました。

シソ科ハッカ属
(7月23日撮影)
2019.
07.
29
そうだ、ここにも咲いていたんだと思いだしたオオキツネノカミソリ、他の花を探しに来たんですがそちらは咲いておらず。

時に密集して花を咲かせます。

蕊が花被片より長く突き出てくるのがオオキツネノカミソリ、キツネノカミソリはまだ見たことがありません。

花糸も花柱も長さも形も色も同じ、先端に葯がつくか柱頭がつくかの違い。

この時雨はもう上がっていましたが水滴がたっぷりついていた、もっと大きければよかったんですが。

アブの仲間が訪問中、まず蕊に接触することはないだろうな。

花の奥に蜜があるようで頭を突っ込んでいます。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属
(7月23日撮影)

時に密集して花を咲かせます。

蕊が花被片より長く突き出てくるのがオオキツネノカミソリ、キツネノカミソリはまだ見たことがありません。

花糸も花柱も長さも形も色も同じ、先端に葯がつくか柱頭がつくかの違い。

この時雨はもう上がっていましたが水滴がたっぷりついていた、もっと大きければよかったんですが。

アブの仲間が訪問中、まず蕊に接触することはないだろうな。

花の奥に蜜があるようで頭を突っ込んでいます。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属
(7月23日撮影)
2019.
07.
29
雨が降り続いたので10日以上秋吉台に行けず(天気予報が当たらなかったせいもあるけど、と八つ当たり(笑))、この日は朝方は雨の予報だったけど小雨くらいならいいなと思って出かけたらまさかの大雨(T◇T)、傘をさしても歩けないような状態だった。
多少小ぶりになったので傘をさして散策(一応長靴も用意w)、最初に出会ったのがこのナツズイセンでした。流石にこれなら歩きながらでもすぐ分かる。

葉がスイセンに似ているから夏水仙、花はスイセンとは似ても似つかない。横向きの咲くせいか6枚の花被片に上下ができているように見える。

雨の中傘をさしての撮影、それでも蕊ドアップ。あんまりアングル取りづらかったし。

雌しべもドアップ、柱頭が僅かに膨らむ、ここに水滴が乗っかかっていればよかったんですが。

花期には葉が枯れてない、見事にないですね。秋に出てきて春に伸びるそうです。

近くにも咲いていた。手前の水路はコンクリート製で何時もなら流れが見えない程なんですが大雨の直後で増水、コンクリの壁自体が見えなくなっています。これでは向こうに渡れないわ。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属
(7月23日撮影)
多少小ぶりになったので傘をさして散策(一応長靴も用意w)、最初に出会ったのがこのナツズイセンでした。流石にこれなら歩きながらでもすぐ分かる。

葉がスイセンに似ているから夏水仙、花はスイセンとは似ても似つかない。横向きの咲くせいか6枚の花被片に上下ができているように見える。

雨の中傘をさしての撮影、それでも蕊ドアップ。あんまりアングル取りづらかったし。

雌しべもドアップ、柱頭が僅かに膨らむ、ここに水滴が乗っかかっていればよかったんですが。

花期には葉が枯れてない、見事にないですね。秋に出てきて春に伸びるそうです。

近くにも咲いていた。手前の水路はコンクリート製で何時もなら流れが見えない程なんですが大雨の直後で増水、コンクリの壁自体が見えなくなっています。これでは向こうに渡れないわ。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属
(7月23日撮影)
2019.
07.
28
探すのも非常に難しいけど目の前にあっても見るのも難しいホンゴウソウ、ここで3株見えています、一番高いので3cm程。

一応花は開いているようですがまだあまり花らしくない。

(7月12日撮影)
10日後、もう一度来てみました、それ程変わらず。

水滴が付いたのか駄目になっているかな。

これが一番花らしかったけどまだ花柱が伸びていないような。

去年のがまだ残っていました、付いているのは当然果実でしょうね、ドアップすればよかったな。それにしても1年経っているのでまだ残っているけどいいのかね。

(7月23日撮影)
ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属

一応花は開いているようですがまだあまり花らしくない。

(7月12日撮影)
10日後、もう一度来てみました、それ程変わらず。

水滴が付いたのか駄目になっているかな。

これが一番花らしかったけどまだ花柱が伸びていないような。

去年のがまだ残っていました、付いているのは当然果実でしょうね、ドアップすればよかったな。それにしても1年経っているのでまだ残っているけどいいのかね。

(7月23日撮影)
ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属
2019.
07.
28
何時もの場所その1のヒナノシャクジョウ、藪をかき分けること5度6度、まだ早かったかなと思ったけど最後の最後で一株だけ咲いていた。

正しくはまだ蕾の状態でしょうがこれに限り頭を出せば開花(笑)、花が開いた様子はこちらから。

同じ日、何時もの場所その2、ここもまだ開いていないが茎に鱗片葉が見えています。

これはまさしく芽生えと言ってもいい状態、結局ここで見つけたのはこの2株だけ。

(7月12日撮影)
10日後もう一度来てみました、それでもあまり出ていなかった。これはヒナノシャクジョウにしては随分伸びているけど先端の花の部分は小さく開いていない。後方に見えているのはホンゴウソウ。

これも開いていない。

蕾の状態だが小さい。

ヒナノシャクジョウらしくなっているが開いていない。結局この日も見つけたのは10株にも満たず。

(7月23日撮影)
ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属
ヒナノシャクジョウも少ないけどオオバノトンボソウも少ない、去年も少なかったけど今年は更に少なく見つけているのは3株だけ。これもあまり背が高くなく一番下の葉も虫に食われてボロボロ。

花の状態も悪いけど蕊が見えるなど何とか開花と言える状態でした。

(7月23日撮影)
ラン科ツレサギソウ属

正しくはまだ蕾の状態でしょうがこれに限り頭を出せば開花(笑)、花が開いた様子はこちらから。

同じ日、何時もの場所その2、ここもまだ開いていないが茎に鱗片葉が見えています。

これはまさしく芽生えと言ってもいい状態、結局ここで見つけたのはこの2株だけ。

(7月12日撮影)
10日後もう一度来てみました、それでもあまり出ていなかった。これはヒナノシャクジョウにしては随分伸びているけど先端の花の部分は小さく開いていない。後方に見えているのはホンゴウソウ。

これも開いていない。

蕾の状態だが小さい。

ヒナノシャクジョウらしくなっているが開いていない。結局この日も見つけたのは10株にも満たず。

(7月23日撮影)
ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属
ヒナノシャクジョウも少ないけどオオバノトンボソウも少ない、去年も少なかったけど今年は更に少なく見つけているのは3株だけ。これもあまり背が高くなく一番下の葉も虫に食われてボロボロ。

花の状態も悪いけど蕊が見えるなど何とか開花と言える状態でした。

(7月23日撮影)
ラン科ツレサギソウ属
2019.
07.
27
一週間前はまだ蕾だったけどそろそろ咲くかなと思ってきてみたら大分開いていました。

本年枝に花を付けるようです、葉は枝先に集まるそうでこれでも互生、葉腋に花を咲かせるそうですが少し下部のように見える。

樹高はそれ程高くなく下向きに咲くので割と撮りやすい。

球状になった葯から緑色の雌しべが覗いている。両性花だけを付ける株と雄花だけの株があるそうです。過去の記録を見てみると初心者の頃撮ったのが雄花だけのようです。でも初心者の頃だったからそのことに全く触れていない(^^;)

横から見ると雌しべだけちょこんと突き出ている。花弁は時間が経つともっと反っていくようです。萼片は小さいだけで色は花弁と変わらないから目立たない。

柱頭は平べったく多少裂けているようだ。

葉は楕円状卵形~狭倒卵形、これはもう倒卵形ですね。

サカキ科モッコク属
(7月12日撮影)

本年枝に花を付けるようです、葉は枝先に集まるそうでこれでも互生、葉腋に花を咲かせるそうですが少し下部のように見える。

樹高はそれ程高くなく下向きに咲くので割と撮りやすい。

球状になった葯から緑色の雌しべが覗いている。両性花だけを付ける株と雄花だけの株があるそうです。過去の記録を見てみると初心者の頃撮ったのが雄花だけのようです。でも初心者の頃だったからそのことに全く触れていない(^^;)

横から見ると雌しべだけちょこんと突き出ている。花弁は時間が経つともっと反っていくようです。萼片は小さいだけで色は花弁と変わらないから目立たない。

柱頭は平べったく多少裂けているようだ。

葉は楕円状卵形~狭倒卵形、これはもう倒卵形ですね。

サカキ科モッコク属
(7月12日撮影)
2019.
07.
27
もうタマスダレが咲いていた、花期は7-9月だそうで咲いていてもおかしくないか。

もう一輪咲いていた、ブラジル原産の栽培種ですがあちこちで野生化しています、まだ人家近くが多いですが。

6本の雄しべから黄色い花粉が出ている、雌しべは雄しべの輪から外れて仲間はずれになっているような。確かに同じ蕊だけど仲間じゃないわな。

外花被片と内花被片に分かれているがそれ程明確な違いはないような。

こちらもやはり雌しべが仲間はずれ、もう根本から外れているような。こちらの葯はまだ花粉を出していないような。取り敢えず咲いていたので撮っては見たけれどイマイチ力が入らず。雨が続いて秋吉台に行けずネタ不足でアップする羽目になった(^^;)

ヒガンバナ科タマスダレ属
(7月12日撮影)

もう一輪咲いていた、ブラジル原産の栽培種ですがあちこちで野生化しています、まだ人家近くが多いですが。

6本の雄しべから黄色い花粉が出ている、雌しべは雄しべの輪から外れて仲間はずれになっているような。確かに同じ蕊だけど仲間じゃないわな。

外花被片と内花被片に分かれているがそれ程明確な違いはないような。

こちらもやはり雌しべが仲間はずれ、もう根本から外れているような。こちらの葯はまだ花粉を出していないような。取り敢えず咲いていたので撮っては見たけれどイマイチ力が入らず。雨が続いて秋吉台に行けずネタ不足でアップする羽目になった(^^;)

ヒガンバナ科タマスダレ属
(7月12日撮影)