2019.
08.
31
これも家庭菜園のトウガラシ、花はまだ撮ってなかったしなんたって名前が分かりやすいので撮ってみました。果実は上向きになるんですね。

下向きに咲く花、花弁は白いんですね。

蕊を見るといかにもナス科。

葯が灰色とちと不気味。

葯の中から花柱が突き出ている、柱頭は僅かに膨らみ緑色。

花は雄しべを道連れに丸ごと落花、この方が撮りやすいのですが雌しべがついてないのが難点。

ナス科トウガラシ属
(8月22日撮影)

下向きに咲く花、花弁は白いんですね。

蕊を見るといかにもナス科。

葯が灰色とちと不気味。

葯の中から花柱が突き出ている、柱頭は僅かに膨らみ緑色。

花は雄しべを道連れに丸ごと落花、この方が撮りやすいのですが雌しべがついてないのが難点。

ナス科トウガラシ属
(8月22日撮影)
2019.
08.
31
家庭菜園に植えられていたオクラ、ニガウリを撮ったので序に撮影。

観賞用としても十分たえられる花、でも夜から早朝にかけて開花、昼ころには萎むそうだ、これは12時過ぎの撮影だがまだ十分綺麗だった。花弁は5枚で全体が5角形をしている。

雄しべと雌しべが一体化、5本の雄しべが合着し花糸由来の筒に多数の葯がつく、花柱は筒を貫通し柱頭だけが出てくる。

柱頭は5裂、なので果実も5室からなる。これは見たことがある人も多いだろ。花粉が一粒一粒見えるくらいだから結構大きい。

萼片は5枚だがこれも合着して1枚になっているそうだ、基部に線状に見えているのは副萼片。

副萼片に毛が生えている。

葉は3裂だが側裂片が切れ込んで5裂しているように見える。これは葉脈が随分赤いがアントシアニンの色だそうです。

裏側、葉脈がまるで血管のように浮き出ている。

同じ場所に葉も茎も赤くないのがありました。品種の違いか色素の量の違いか。

果実は上向きになる、これも赤い、こういう品種もあるようです。

果実表面に毛が密生、さすがに種子まで見るわけにはいかず(汗)。

アオイ科トロロアオイ属
(8月16日撮影)

観賞用としても十分たえられる花、でも夜から早朝にかけて開花、昼ころには萎むそうだ、これは12時過ぎの撮影だがまだ十分綺麗だった。花弁は5枚で全体が5角形をしている。

雄しべと雌しべが一体化、5本の雄しべが合着し花糸由来の筒に多数の葯がつく、花柱は筒を貫通し柱頭だけが出てくる。

柱頭は5裂、なので果実も5室からなる。これは見たことがある人も多いだろ。花粉が一粒一粒見えるくらいだから結構大きい。

萼片は5枚だがこれも合着して1枚になっているそうだ、基部に線状に見えているのは副萼片。

副萼片に毛が生えている。

葉は3裂だが側裂片が切れ込んで5裂しているように見える。これは葉脈が随分赤いがアントシアニンの色だそうです。

裏側、葉脈がまるで血管のように浮き出ている。

同じ場所に葉も茎も赤くないのがありました。品種の違いか色素の量の違いか。

果実は上向きになる、これも赤い、こういう品種もあるようです。

果実表面に毛が密生、さすがに種子まで見るわけにはいかず(汗)。

アオイ科トロロアオイ属
(8月16日撮影)
2019.
08.
31
擁壁を這い登って逃亡中のニガウリ(笑)、擁壁上から撮っています。

既に擁壁上にも大きく広がっていた。

雌雄異花でこれは雄花、雄花に比べて雌花は少なく10,20分の1くらいしかないとか。

白い花糸に黄色い葯、葯の形もちょっと変わっている。

雄花なので子房の膨らみはない、萼片の下部に見えているのは何でしょう、苞なのかな。果実に見られるようないぼ状の突起がある。

葉は対生し卵形~円形、5-7深裂する。

前のは葉先が丸かったですがこちらは尖っている。

雌花は見つかりませんでしたが既に果実がなっていた、これで15cmくらい。熟したのを見てみたい、種子が赤いそうだ。

ウリ科ニガウリ属
(8月16日撮影)

既に擁壁上にも大きく広がっていた。

雌雄異花でこれは雄花、雄花に比べて雌花は少なく10,20分の1くらいしかないとか。

白い花糸に黄色い葯、葯の形もちょっと変わっている。

雄花なので子房の膨らみはない、萼片の下部に見えているのは何でしょう、苞なのかな。果実に見られるようないぼ状の突起がある。

葉は対生し卵形~円形、5-7深裂する。

前のは葉先が丸かったですがこちらは尖っている。

雌花は見つかりませんでしたが既に果実がなっていた、これで15cmくらい。熟したのを見てみたい、種子が赤いそうだ。

ウリ科ニガウリ属
(8月16日撮影)
2019.
08.
30
急斜面に生えていたノシラン、秋吉台では初めてだけど当然逸出もの。

実は直ぐ側に植えられたノシランがあります、これは前から知っていたけど植栽なので無視、ここから種が飛んできたんでしょうけど自力で飛ばすわけでもなく鳥が実を食べて排泄物として運んだにしては近すぎる。

茎先端に総状花序をつける、本来の茎と花序の茎で色が違っている。

急斜面で登れないので腕を伸ばして撮影、普通僅かに紫色を帯びるけどこれは真っ白、内花被片と外花被片に別れているがそれ程違いはない。

緑色の葯というのも珍しいかな。

白く太い花柱が雄しべより少し長く突き出ている、柱頭はとくに膨れてはいないようだ。

100mくらい離れた場所にあったもう一株、実はこれを半月くらい前に見つけていた。でも全然花が開かず、取り敢えず開いた花を撮ろうと2枚目の場所に行って1枚目のを見つけました。

キジカクシ科ジャノヒゲ属
(8月16日撮影)

実は直ぐ側に植えられたノシランがあります、これは前から知っていたけど植栽なので無視、ここから種が飛んできたんでしょうけど自力で飛ばすわけでもなく鳥が実を食べて排泄物として運んだにしては近すぎる。

茎先端に総状花序をつける、本来の茎と花序の茎で色が違っている。

急斜面で登れないので腕を伸ばして撮影、普通僅かに紫色を帯びるけどこれは真っ白、内花被片と外花被片に別れているがそれ程違いはない。

緑色の葯というのも珍しいかな。

白く太い花柱が雄しべより少し長く突き出ている、柱頭はとくに膨れてはいないようだ。

100mくらい離れた場所にあったもう一株、実はこれを半月くらい前に見つけていた。でも全然花が開かず、取り敢えず開いた花を撮ろうと2枚目の場所に行って1枚目のを見つけました。

キジカクシ科ジャノヒゲ属
(8月16日撮影)
2019.
08.
30
ごく普通に見られるヤブラン

あまりにも普通すぎるので撮るのも気分次第、これは割と花が開いているようなので撮る気になりました。花序は穂状につくが下の方から規則正しく咲いてくるようでもなくこれもあまり撮らない理由の一つ。

淡紫色の花、幅の広い内花被片と細い外花被片があります、雄しべは6本、雌しべ1本。

花糸は結構太いし黄色い葯も大きい。

花柱の太さに比べて小さな柱頭、下部も淡紫色。

花序基部にあるのは苞でしょうか、小苞にあたるのかな、蕾の頃は目立つけど花の時は目立たないようです。

キジカクシ科ヤブラン属
おまけ、近くに咲いていたハグロソウ、この辺りに僅かに咲いていたのは知っていたけどこんなに群生しているのを見るのは初めて。

(8月16日撮影)

あまりにも普通すぎるので撮るのも気分次第、これは割と花が開いているようなので撮る気になりました。花序は穂状につくが下の方から規則正しく咲いてくるようでもなくこれもあまり撮らない理由の一つ。

淡紫色の花、幅の広い内花被片と細い外花被片があります、雄しべは6本、雌しべ1本。

花糸は結構太いし黄色い葯も大きい。

花柱の太さに比べて小さな柱頭、下部も淡紫色。

花序基部にあるのは苞でしょうか、小苞にあたるのかな、蕾の頃は目立つけど花の時は目立たないようです。

キジカクシ科ヤブラン属
おまけ、近くに咲いていたハグロソウ、この辺りに僅かに咲いていたのは知っていたけどこんなに群生しているのを見るのは初めて。

(8月16日撮影)
2019.
08.
30
人が殆ど通らない山道の途中を塞ぐように藪になっている辺りにはえているイガホオズキ

来るのが遅すぎて殆ど果実になっていたが僅かに咲いている花もあった。

花柄を伸ばして下向きに花を咲かせる。

長い花柱が伸びているが花冠からは出ない、基部に雄しべの葯が見えている。花冠基部に緑色の一対の斑紋がある。

これは別の花、茶色い葯が見えているが雌しべは見当たらない。花冠外側に短毛が密生している。

斜めから見ても雌しべが見当たらない、ナス科なので雌雄異花ということもなさそうで落ちたのかな。萼に長毛が生えている。

鬼の棍棒のような棘をはやした果実、棘をはやしているのは萼片で果実を包んでいる、果実は熟しても白いままのようです。

葉は互生で卵形~広卵形、基部は翼状になって葉柄に流れる。葉の下部が左右非対称になっているのが多い。

同じ山道の少し離れた場所にも生えていたけどこちらも花を殆ど終わっていた。去年はこの辺りは2株だけだったけど今年は少し増えていた。

ナス科イガホオズキ属
(8月16日撮影)

来るのが遅すぎて殆ど果実になっていたが僅かに咲いている花もあった。

花柄を伸ばして下向きに花を咲かせる。

長い花柱が伸びているが花冠からは出ない、基部に雄しべの葯が見えている。花冠基部に緑色の一対の斑紋がある。

これは別の花、茶色い葯が見えているが雌しべは見当たらない。花冠外側に短毛が密生している。

斜めから見ても雌しべが見当たらない、ナス科なので雌雄異花ということもなさそうで落ちたのかな。萼に長毛が生えている。

鬼の棍棒のような棘をはやした果実、棘をはやしているのは萼片で果実を包んでいる、果実は熟しても白いままのようです。

葉は互生で卵形~広卵形、基部は翼状になって葉柄に流れる。葉の下部が左右非対称になっているのが多い。

同じ山道の少し離れた場所にも生えていたけどこちらも花を殆ど終わっていた。去年はこの辺りは2株だけだったけど今年は少し増えていた。

ナス科イガホオズキ属
(8月16日撮影)
2019.
08.
29
田んぼでよく見かけるチョウジタデ、と言うか田んぼ以外ではあまり見たことないかな。

茎の頂部が切られたせいかどうかわからないが枝に花が咲いていた。

(8月16日撮影)
後日別の休耕田、ここは多く生えていただけでなく花を咲かせていた株も多かった。この日も他の場所ではまだあまり咲いておらず来年はここで観察することに決定(笑)。

葉腋に花をつける、花柄はなく赤く見えているのが子房。基部に2個の小苞があるそうだがだいぶ大きいようだ。

黄色いホッソリした4弁花、隙間があり萼片が見えている。

5弁花も割とあります。

手前のは4弁だが奥のは分かりにくいですが5弁です、花粉が随分飛び散っていますが昆虫が訪問したんでしょうか。

丸い柱頭、テカっている、葯から出た花粉の粒々が見ている。

花弁と雄しべが落ちて太い花柱が残っている、柱頭が褐色になっている、子房も赤みがかかってきて萼片基部もはっきり赤くなっている。

葉は互生で披針形~長楕円状披針形、タデ科ではないが確かにタデに似ている。

葉の裏、側脈は縁に達せず先端が繋がる。

(8月22日撮影)
アカバナ科チョウジタデ属

茎の頂部が切られたせいかどうかわからないが枝に花が咲いていた。

(8月16日撮影)
後日別の休耕田、ここは多く生えていただけでなく花を咲かせていた株も多かった。この日も他の場所ではまだあまり咲いておらず来年はここで観察することに決定(笑)。

葉腋に花をつける、花柄はなく赤く見えているのが子房。基部に2個の小苞があるそうだがだいぶ大きいようだ。

黄色いホッソリした4弁花、隙間があり萼片が見えている。

5弁花も割とあります。

手前のは4弁だが奥のは分かりにくいですが5弁です、花粉が随分飛び散っていますが昆虫が訪問したんでしょうか。

丸い柱頭、テカっている、葯から出た花粉の粒々が見ている。

花弁と雄しべが落ちて太い花柱が残っている、柱頭が褐色になっている、子房も赤みがかかってきて萼片基部もはっきり赤くなっている。

葉は互生で披針形~長楕円状披針形、タデ科ではないが確かにタデに似ている。

葉の裏、側脈は縁に達せず先端が繋がる。

(8月22日撮影)
アカバナ科チョウジタデ属
2019.
08.
29
田んぼ一面に生えていたコナギ、これでも現役の田んぼ、写真の範囲だけでなくこの田んぼ一面に生えていた。

花は葉の上にあまり出てこないのでこんなに生えすぎていると却って探しにくい。何とか見つかったけどこの後幾らでも咲いていた。

腕を伸ばして撮影、太い花柱を持った雌しべ、柱頭に棘状の毛が生えている、黄色い葯を持った雄しべは5本、右側に見えているのももう一つの葯。

水田雑草なので引き抜いて撮っても問題なし、葉鞘から総状花序をつける、花茎は短い。

青紫色の花はとても綺麗、でも午前中しか開いていません。

花弁をとってみました、黄色い葯を持った雄しべと青紫色の葯を持った雄しべ、これは葯も長さも大きい、右側に雌しべ。

葯を拡大、いかにも葯の形をしている、すっかり開いて花粉を放出。

花弁に付いているのは青紫色の葯から出たものでしょうか、黄色いのと花粉の性質が違うんでしょうか。子房から花柱を伸ばして柱頭を持った雌しべ。

葉は倒披針形、卵形、卵唇形と変化に富む。

ミズアオイ科ミズアオイ属
(8月16日撮影)

花は葉の上にあまり出てこないのでこんなに生えすぎていると却って探しにくい。何とか見つかったけどこの後幾らでも咲いていた。

腕を伸ばして撮影、太い花柱を持った雌しべ、柱頭に棘状の毛が生えている、黄色い葯を持った雄しべは5本、右側に見えているのももう一つの葯。

水田雑草なので引き抜いて撮っても問題なし、葉鞘から総状花序をつける、花茎は短い。

青紫色の花はとても綺麗、でも午前中しか開いていません。

花弁をとってみました、黄色い葯を持った雄しべと青紫色の葯を持った雄しべ、これは葯も長さも大きい、右側に雌しべ。

葯を拡大、いかにも葯の形をしている、すっかり開いて花粉を放出。

花弁に付いているのは青紫色の葯から出たものでしょうか、黄色いのと花粉の性質が違うんでしょうか。子房から花柱を伸ばして柱頭を持った雌しべ。

葉は倒披針形、卵形、卵唇形と変化に富む。

ミズアオイ科ミズアオイ属
(8月16日撮影)
2019.
08.
29
林道脇に群生してたミズタマソウ、日当たりの悪い湿っぽい場所でよく見かけます。最近は何時も一番早く咲く場所で撮っていたので他で撮るのは久しぶり。

茎の先や上部葉腋から枝分かれした茎に花序をつける。下の方は果実になっているが先端はまだ蕾で割と夏季は長い。

長い花柄を伸ばして花をつける、花の下に大きな子房、既にくっつき虫となる毛が生えている。

萼片花弁雄しべ柱頭とすべて2の花、念がいったことに花弁先端まで2裂。

雄しべから花粉が出ている、この時点で柱頭は白色。

葯が落ち柱頭がうっすら色づいている、雄性先熟なんでしょうか。柱頭に突起があるような。

花柄や茎に腺毛が生えている。

花が落ち果実期になっている。

毛の先端が鈎状に曲がる、透明感があるな。そんなに強力なくっつき虫でもない。

水滴が付いて文字通り水玉草。

葉は対生し長卵形~卵状長楕円形。微かな鋸歯がある。

アカバナ科ミズタマソウ属
(8月16日撮影)

茎の先や上部葉腋から枝分かれした茎に花序をつける。下の方は果実になっているが先端はまだ蕾で割と夏季は長い。

長い花柄を伸ばして花をつける、花の下に大きな子房、既にくっつき虫となる毛が生えている。

萼片花弁雄しべ柱頭とすべて2の花、念がいったことに花弁先端まで2裂。

雄しべから花粉が出ている、この時点で柱頭は白色。

葯が落ち柱頭がうっすら色づいている、雄性先熟なんでしょうか。柱頭に突起があるような。

花柄や茎に腺毛が生えている。

花が落ち果実期になっている。

毛の先端が鈎状に曲がる、透明感があるな。そんなに強力なくっつき虫でもない。

水滴が付いて文字通り水玉草。

葉は対生し長卵形~卵状長楕円形。微かな鋸歯がある。

アカバナ科ミズタマソウ属
(8月16日撮影)
2019.
08.
28
秋吉台の希少種の中でも更に希少なマツバニンジン、今年は雨が少なく心配していましたが例年より少ないけどなんとか咲いてくれました。でもいつもの場所は一株だけ、その下の方に数株、もう一ヶ所は全く生えていなかった。

この時に限って風が強く指で抑えて撮影、それはいいけど指が写ってしまう。背景が写ると場所が推測されるので花のアップのみ。

淡青紫色、と書いているがなんとも表現しづらい色、こんな色合いの花もあまりないかな。

花弁は平開、蕊はつき出てこないけどこれは微妙に出ている。

雄しべは5本で葯は黒く雌しべも5本で柱頭が僅かに膨らむ。花柱は上部が淡紫色になっているようだ。

こちらは雌しべが4本しか見えていない、白くなった葯もあるけど花粉を放出した後なのかな。

アマ科アマ属
(8月16日撮影)

この時に限って風が強く指で抑えて撮影、それはいいけど指が写ってしまう。背景が写ると場所が推測されるので花のアップのみ。

淡青紫色、と書いているがなんとも表現しづらい色、こんな色合いの花もあまりないかな。

花弁は平開、蕊はつき出てこないけどこれは微妙に出ている。

雄しべは5本で葯は黒く雌しべも5本で柱頭が僅かに膨らむ。花柱は上部が淡紫色になっているようだ。

こちらは雌しべが4本しか見えていない、白くなった葯もあるけど花粉を放出した後なのかな。

アマ科アマ属
(8月16日撮影)