2019. 10. 01  
秋吉台では初めてのノカンゾウ、私自身10年ぶりくらいです。秋吉台でも少なく3年前初めて見つかったくらい、でもその後咲いてきてないようでした。
ノカンゾウ

6枚の花被片は内花被と外花被に別れ強く反る、古い分類ならこういうのは即ユリ科でしたがAPG分類ではツルボラン科と言うあまり聞き慣れない分類となっています。
ノカンゾウ

もう少し色の濃いのもありました。オレンジ色の花被片は中央に白い筋が入り基部が濃く斑紋となっている。右に花後の花が見えていますが雑巾のように絞られている。
ノカンゾウ

ヤブカンゾウよりは小型でやや湿った場所を好むそうですがそんな感じはしなかった。この時期ヤブカンゾウは全く見られなくなっています。
ノカンゾウ

花冠下部の太い部分が子房でしょうか、でもあまり結実しないそうです。
ノカンゾウ

雄しべの葯は外向きで盛んに花粉を出している。
ノカンゾウ

小さな小さな柱頭、それでも毛上突起があって花粉を捕まえやすくなっている、とは言え小さすぎるよな。
ノカンゾウ

ツルボラン科ワスレグサ属

(9月16日撮影)
2019. 10. 01  
盛大に花を咲かせていたヤマジノホトトギス、この日は他でも見かけましたが一株に一つ二つ程度でした。
ヤマジノホトトギス(白花)

しかもこれは白っぽい。
ヤマジノホトトギス(白花)

花被片の斑紋が少なくこれでもかなり白っぽいのですが
ヤマジノホトトギス(白花)

その中に更に白っぽいのもありました。
ヤマジノホトトギス(白花)

ほぼ白花
ヤマジノホトトギス(白花)

花被片の斑紋が基部以外は殆どありません。
ヤマジノホトトギス(白<br><br>花)

花糸に斑紋はないですが普通はある花柱の斑紋も全くありません。
ヤマジノホトトギス(白<br><br>花)

真横から
ヤマジノホトトギス(白花)

真上から、でもやはり斑紋があってこそのヤマジノホトトギスですね。
ヤマジノホトトギス(白花)

ユリ科ホトトギス属

(9月16日撮影)
2019. 10. 01  
3年ぶりに見かけたナガエフタバムグラ、この辺りに群生していたけど去年一昨年と見かけなかった、見つけられなかったのかな。
ナガエフタバムグラ

花は大きさ2.5mm程、多少注意はしていたけど草むらの中で我ながらよく見つけたかなと思う。
ナガエフタバムグラ

周りを探すと以前ほどではないけど幾つも花を咲かせていました、でもこの場所の方が先に目が通っていたのに気が付かなかったよ。
ナガエフタバムグラ

葉腋に花をつけますが片側だけ花をつけるようです。
ナガエフタバムグラ

花柄が長いから長柄だけど長さは連続的でフタバムグラと区別しない説もあるようです。フタバムグラはまだ見たことがない。萼筒は丸く4裂した萼裂片が伸びる。
ナガエフタバムグラ

花冠は4裂、雄しべは4本、柱頭は2裂しているかな。
ナガエフタバムグラ

それにしても細長い葉、対生で広線形~狭披針形。
ナガエフタバムグラ

アカネ科フタバムグラ属

(9月16日撮影)
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平家蟹

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