2019. 10. 23  
この辺りに群生しているコシオガマ、他の場所で2ヶ所ほど細々と生えているのを見たことがありますが後が続かず安定して咲いているのはここだけ。
コシオガマ

上部の葉腋に一つだけ花をつける、今年も数は多かったが大きな株がなかった。
コシオガマ

淡紅紫色の鮮やかな花、やはりこれは晴れた日に訪問したい。上下2唇の筒型、下唇は浅く3裂、2条の白い膨らみがありそこに長毛が生える。
コシオガマ

上唇窪みに沿って雄しべが見えている、4本あるはずだが2本しか見えてないかな。
コシオガマ

花冠はきれいな状態のまままるごと落花、基部が白く筒状になっている。
コシオガマ

表面に腺毛が混じった毛が生えている。
コシオガマ

花が落ちた後は長い花柱が残っている。毛が疎らに生えていて上部が紫色を帯びる。
コシオガマ

膨らみ始めた子房がありました、表面に腺毛が密生。これは熟したのを見てみたいけどこれだけでここに行くのもつらい。
コシオガマ

萼片は5裂、裂片も裂ける、これも腺毛が密生、触るとベタベタします。
コシオガマ

茎や葉にも腺毛が密生。
コシオガマ

腺毛が密生しすぎて却ってドアップしづらい。
コシオガマ

最後は逆光気味に青空バック。
コシオガマ

ハマウツボ科コシオガマ属

(10月11日撮影)
2019. 10. 23  
遊歩道脇に咲いていたリンドウ、まだ数は少なかったがこれからどんどん咲いてきます。
リンドウ

花冠は5裂、その間に副片がある、これが無い方がスッキリしていると思うんだけどリンドウにはリンドウの都合がある。
リンドウ

花はほぼ真っすぐ上向き、花冠は開いているし雨が貯まるんじゃないかとちと心配、排水はどうしているんでしょうね。
リンドウ

柱頭がパックリ2裂した雌性期の花、雄しべの葯は外向き、自家受粉を避ける工夫でしょうか。
リンドウ

茎頂部に幾つもの花をつける、蕾も見えています。
リンドウ

隣り合った花、右側は雌性期
リンドウ

2裂した柱頭、花糸の基部は意外と幅広。
リンドウ

隣の花は雄性期、葯が見事に雌しべを覆い隠しています。
リンドウ

秋吉台の草原をバックに撮影、背が高い植物が標高の高い斜面に生えていないとなかなかこんな場面は撮れません。なのでこういうのが撮れるのは非常に限られています。
リンドウ

リンドウ科リンドウ属

(10月11日撮影)
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平家蟹

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