2019.
11.
30
すっかり果実期になったチカラシバ、花期の頃と比べて色が黒褐色になった程度ですが。

まだ緑色が残っていますがさすがに蕊は見えない。

ゴワゴワした毛のように見えているのは小穂基部から出た総苞毛、花序軸に長毛が生えている。

ピンセットでつまみ出してみました、小さいものを扱うのに便利。第1小花は護穎だけで、結実するのは第2小花だそうで下側に見えているのが第一小花でしょうか。

苞穎を取り除いて果実を取り出してみました(だんだんしつこくなります(笑))、先端に花柱の跡が残っている、下部に溝状の窪みがありますがそこから根や芽が出てくるんでしょうか。

イネ科チカラシバ属
(11月15日撮影)

まだ緑色が残っていますがさすがに蕊は見えない。

ゴワゴワした毛のように見えているのは小穂基部から出た総苞毛、花序軸に長毛が生えている。

ピンセットでつまみ出してみました、小さいものを扱うのに便利。第1小花は護穎だけで、結実するのは第2小花だそうで下側に見えているのが第一小花でしょうか。

苞穎を取り除いて果実を取り出してみました(だんだんしつこくなります(笑))、先端に花柱の跡が残っている、下部に溝状の窪みがありますがそこから根や芽が出てくるんでしょうか。

イネ科チカラシバ属
(11月15日撮影)
2019.
11.
29
ブログからのホームページ「秋吉台の花々」の移植がほぼ終わりました。
(右上プロフィール内にも表示)
この後シダ植物の追加、果実・種子図鑑、芽生え図鑑、虫こぶ図鑑(リンクだけですが)等を予定しています。
ぜひご利用ください。
(追記)
果実・種子図鑑、芽生え図鑑、虫こぶ図鑑追加しました。
我ながら意外と便利かも。
シダは当分先かな。
(追記その2)
スマホで見てみるとトップページの表部分に字が大きい行と小さな行が混在
PCで見るとそのようなことはないからスマホだけの問題か、多分修正は無理(^^;)
(右上プロフィール内にも表示)
この後シダ植物の追加、果実・種子図鑑、芽生え図鑑、虫こぶ図鑑(リンクだけですが)等を予定しています。
ぜひご利用ください。
(追記)
果実・種子図鑑、芽生え図鑑、虫こぶ図鑑追加しました。
我ながら意外と便利かも。
シダは当分先かな。
(追記その2)
スマホで見てみるとトップページの表部分に字が大きい行と小さな行が混在
PCで見るとそのようなことはないからスマホだけの問題か、多分修正は無理(^^;)
2019.
11.
29
メガルカヤの果実を撮ったならオガルカヤのも撮らなくちゃ、メガルカヤほどではないですがこちらも普通に見られます。

苞葉の間から総状花を2こづつ出す、手前と背後に見えているのがそれでしょうか、小穂は両性花と雄性花があるそうで両性花には芒がある。

こちらは随分小穂が多い、同じイネ科のジュズダマに似ているような。

芒のある両性花、芒の長さは小穂と同じくらい。

小穂には随分毛が多い。

周りを取り除いて果実を見てみました、長さ3mm程。

イネ科オガルカヤ属
(11月10日撮影)

苞葉の間から総状花を2こづつ出す、手前と背後に見えているのがそれでしょうか、小穂は両性花と雄性花があるそうで両性花には芒がある。

こちらは随分小穂が多い、同じイネ科のジュズダマに似ているような。

芒のある両性花、芒の長さは小穂と同じくらい。

小穂には随分毛が多い。

周りを取り除いて果実を見てみました、長さ3mm程。

イネ科オガルカヤ属
(11月10日撮影)
2019.
11.
28
イネ科を果実として撮るのは初めて、これはメガルカヤ、どこにでもあるし区別もしやすいし果実も大きいので最初の一つとしては最適だった。

花序は6,7個の小穂からなり両性花は1個だけで後は雄性、両性花だけ長い芒が出ています。初め果皮を取ってみたら空ばかりだったので果実がもうばら撒かれたのかと思いましたが優勢だったようです、一番外側に見えているのが苞葉。

芒には捻れがあります、これが湿度によって伸び縮みして果実を地面に埋めていくようです。

芒には上向きの毛が密生している。

芒を摘めば簡単に果実を見ることが出来ます、まるで釣りの疑似餌、穎果と言う痩果の一種で果皮と種皮が密着しています、素人的には種子と思ってもいいかも。この時点ではまだ果皮をとることはしなかった。

イネ科メガルカヤ属
(11月10日撮影)

花序は6,7個の小穂からなり両性花は1個だけで後は雄性、両性花だけ長い芒が出ています。初め果皮を取ってみたら空ばかりだったので果実がもうばら撒かれたのかと思いましたが優勢だったようです、一番外側に見えているのが苞葉。

芒には捻れがあります、これが湿度によって伸び縮みして果実を地面に埋めていくようです。

芒には上向きの毛が密生している。

芒を摘めば簡単に果実を見ることが出来ます、まるで釣りの疑似餌、穎果と言う痩果の一種で果皮と種皮が密着しています、素人的には種子と思ってもいいかも。この時点ではまだ果皮をとることはしなかった。

イネ科メガルカヤ属
(11月10日撮影)
2019.
11.
27
イラクサ科の果実は殆ど撮ってなかったので撮ってみました、この仲間は区別が難しいので取り敢えず名前が分かるのをアップ、これは多分クサコアカソ。

この仲間は花序がそのまま茶色くなったようであまり果実期と認識しづらい。

拡大してみるとまだ花柱が残っていますが果実なのが分かります、表面に細かな突起があるようです。

一つ一つ見るのは無理なのでまとめて籾摺り状態にしてばらまいてみます。

左側のはまだ花被片に包まれている、花柱が残り毛が生えているのが分かる。

大きさは1mm程、これは2つくっついているのかな。

周りの白い粒々もクサコアカソのものですが正体不明。

イラクサ科ヤブマオ属
(11月17日撮影)

この仲間は花序がそのまま茶色くなったようであまり果実期と認識しづらい。

拡大してみるとまだ花柱が残っていますが果実なのが分かります、表面に細かな突起があるようです。

一つ一つ見るのは無理なのでまとめて籾摺り状態にしてばらまいてみます。

左側のはまだ花被片に包まれている、花柱が残り毛が生えているのが分かる。

大きさは1mm程、これは2つくっついているのかな。

周りの白い粒々もクサコアカソのものですが正体不明。

イラクサ科ヤブマオ属
(11月17日撮影)
2019.
11.
26
まずは前の記事から写真を引用

どう見ても虫こぶ、命名法の原則からしてイノコヅチミフクレフシ、初めてかと思ったら前に一度見ていた。でも検索しても殆ど情報は出てこない、珍しいのでしょうか。

左側の正常な果実と比べると随分大きくなっています、正常な花被片と比べるとそれも大きくなっていてまるで立体顕微鏡(笑)。

まだ緑色が残っているのを切断してみました、イノコヅチでなければ普通の果実にしか見えない。

実物を見ている時はこれはてっきり種子だと思っていた(汗)、写真で見てみるとはっきり幼虫だと分かります、タマムシの仲間のようです。

すっかり枯れ切っていたのも切断してみたら空洞がありました(実はこちらを先にカット)、もう虫は出ていったんでしょうか。

こちらは別の場所、赤くなった草があったので近寄ってみたらイノコヅチでした。

茎や葉が真っ赤になっています、葉の縁が波打ってないからこれもヒカゲイノコヅチでしょうか。

茎の節が膨れています、これは割とよく見かけます、ここまで赤くなっている。

カットしてみましたが空洞がありません、非常に固くて切るのに苦労しました。

更に抉ってみると空洞があって幼虫が1匹いました、多分一匹だけ。

イノコヅチウロコタマバエの幼虫、これが寄生することで茎が膨れてきます。

(11月17日撮影)

どう見ても虫こぶ、命名法の原則からしてイノコヅチミフクレフシ、初めてかと思ったら前に一度見ていた。でも検索しても殆ど情報は出てこない、珍しいのでしょうか。

左側の正常な果実と比べると随分大きくなっています、正常な花被片と比べるとそれも大きくなっていてまるで立体顕微鏡(笑)。

まだ緑色が残っているのを切断してみました、イノコヅチでなければ普通の果実にしか見えない。

実物を見ている時はこれはてっきり種子だと思っていた(汗)、写真で見てみるとはっきり幼虫だと分かります、タマムシの仲間のようです。

すっかり枯れ切っていたのも切断してみたら空洞がありました(実はこちらを先にカット)、もう虫は出ていったんでしょうか。

こちらは別の場所、赤くなった草があったので近寄ってみたらイノコヅチでした。

茎や葉が真っ赤になっています、葉の縁が波打ってないからこれもヒカゲイノコヅチでしょうか。

茎の節が膨れています、これは割とよく見かけます、ここまで赤くなっている。

カットしてみましたが空洞がありません、非常に固くて切るのに苦労しました。

更に抉ってみると空洞があって幼虫が1匹いました、多分一匹だけ。

イノコヅチウロコタマバエの幼虫、これが寄生することで茎が膨れてきます。

(11月17日撮影)
2019.
11.
26
イノコヅチの果実が丸くなっていたので虫こぶだなと思って撮ってみました。

でもその前に果実も撮っておこ、イノコヅチは花が咲いてすぐ果実になるから花期の頃とあまり変わりません、色が茶色くなっている程度でしょうか。

果実の基部から出ている棘状のものが小苞、これでくっつき虫になります、基部に丸く見えているのが付属体、割と大きく見えるからこれはヒカゲイノコヅチかな。

花被片を取り除いてみました、種子が1個入っています。

大きさ3mm程度、やや膨らんだ円筒形、先端に花柱の跡が突起となって残っています。

ヒユ科イノコヅチ属
(11月17日撮影)

でもその前に果実も撮っておこ、イノコヅチは花が咲いてすぐ果実になるから花期の頃とあまり変わりません、色が茶色くなっている程度でしょうか。

果実の基部から出ている棘状のものが小苞、これでくっつき虫になります、基部に丸く見えているのが付属体、割と大きく見えるからこれはヒカゲイノコヅチかな。

花被片を取り除いてみました、種子が1個入っています。

大きさ3mm程度、やや膨らんだ円筒形、先端に花柱の跡が突起となって残っています。

ヒユ科イノコヅチ属
(11月17日撮影)
2019.
11.
25
秋吉台で見つけているカエデ属はイロハカエデ、ウリハダカエデ、チドリノキの3種、これは新たに見つけたコハウチワカエデ、今まで2ヶ所で見つけていたけど花を咲かせてなかったり手が届かなかったりで花を撮ることが出来ませんでした、これも8月末なので花は終わっています、来年のお楽しみ。

カエデらしい葉だけどやはり他の3種とは形が違います、葉柄が長いのが分かります、ハウチワカエデは葉柄が葉身の1/2以下だとか。

緑色の実がなっています、翼も緑色。

(8月31日撮影)
10月中旬、翼が赤くなってきていますがイロハカエデ程ではない、これ1枚しか見ていないからもっと赤くなるかどうか分かりませんが。

(10月17日撮影)
1枚めと同じ株、紅葉してきていますがそれ程綺麗ではない。

上の方は綺麗に色づいている、日の当たり具合の違いなんでしょうか。

翼果もすっかり茶色くなっていました、種子そのものはまだ緑色が残っている。

2つでワンセット、種子はくっついています。

でも触れるだけで簡単に離れる、回転しながら飛んでいくから離れないと駄目でしょうね。

翼には筋が入っています、強度と薄さを兼ね備えた構造。

掌状に裂けた葉、単鋸歯だが一部に重鋸歯が混じる。

ムクロジ科カエデ属

カエデらしい葉だけどやはり他の3種とは形が違います、葉柄が長いのが分かります、ハウチワカエデは葉柄が葉身の1/2以下だとか。

緑色の実がなっています、翼も緑色。

(8月31日撮影)
10月中旬、翼が赤くなってきていますがイロハカエデ程ではない、これ1枚しか見ていないからもっと赤くなるかどうか分かりませんが。

(10月17日撮影)
1枚めと同じ株、紅葉してきていますがそれ程綺麗ではない。

上の方は綺麗に色づいている、日の当たり具合の違いなんでしょうか。

翼果もすっかり茶色くなっていました、種子そのものはまだ緑色が残っている。

2つでワンセット、種子はくっついています。

でも触れるだけで簡単に離れる、回転しながら飛んでいくから離れないと駄目でしょうね。

翼には筋が入っています、強度と薄さを兼ね備えた構造。

掌状に裂けた葉、単鋸歯だが一部に重鋸歯が混じる。

ムクロジ科カエデ属
2019.
11.
24
花を見たのと同じ株、紅葉しているので分かりやすくなっていました。後方に紅葉したハゼノキが見えていますがやはり紅さは劣る。

葉は冬の間でも残るそうですが次の開花時までには落葉します。

雌株しかないが結実します、でも花の数に比べてずいぶん少ないような。既に来シーズンの冬芽が出来ている。

長い果柄の先に球形の黒い果実、果柄上部が膨れている、マスカラに似てるな

果実は果肉が少なくほぼ種子で占められています、地面に落ちていたのを使ったので水分が抜けていたが液果です。

種子の大きさは5mm程でほぼ球形ですが隆起線があります。

一部が淡緑色になって僅かに突き出ています、ここから芽や根が出てくるんでしょうか。

クスノキ科クロモジ属
(11月17日撮影)

葉は冬の間でも残るそうですが次の開花時までには落葉します。

雌株しかないが結実します、でも花の数に比べてずいぶん少ないような。既に来シーズンの冬芽が出来ている。

長い果柄の先に球形の黒い果実、果柄上部が膨れている、マスカラに似てるな

果実は果肉が少なくほぼ種子で占められています、地面に落ちていたのを使ったので水分が抜けていたが液果です。

種子の大きさは5mm程でほぼ球形ですが隆起線があります。

一部が淡緑色になって僅かに突き出ています、ここから芽や根が出てくるんでしょうか。

クスノキ科クロモジ属
(11月17日撮影)
2019.
11.
23
すっかり花の終わったキツネノマゴ(まだ咲いている花も多いですが)、これは果実が見えるかなと思って撮ってみました。

一番下に見えているのが果実、上の方はまだ萼片に包まれて見えていないようです。

大きく2裂して種子は飛び出ていた、萼片に白っぽく見えているのは腺毛なんでしょうか。

開いている果実は多いけど種子は見当たらず。

果実の片割れを撮ってみました(近頃小さいものを摘むためピンセット常備(笑))、2室からなっているのが分かります、種子は4個入るそうです、内部に突起のように見えているのが弾糸でこれで種子を弾き飛ばすとか。

やっと種子が入っているのを見つけました。

これもピンセットで慎重に取り出す、肉眼では1個しか気が付かなかったけど写真を見ると4個とも入っていたみたい。

大きさ1mm程、細かな凹凸がある、単純な形ではなく突起状の肋があるような。

キツネノマゴ科キツネノマゴ属
(11月17日撮影)

一番下に見えているのが果実、上の方はまだ萼片に包まれて見えていないようです。

大きく2裂して種子は飛び出ていた、萼片に白っぽく見えているのは腺毛なんでしょうか。

開いている果実は多いけど種子は見当たらず。

果実の片割れを撮ってみました(近頃小さいものを摘むためピンセット常備(笑))、2室からなっているのが分かります、種子は4個入るそうです、内部に突起のように見えているのが弾糸でこれで種子を弾き飛ばすとか。

やっと種子が入っているのを見つけました。

これもピンセットで慎重に取り出す、肉眼では1個しか気が付かなかったけど写真を見ると4個とも入っていたみたい。

大きさ1mm程、細かな凹凸がある、単純な形ではなく突起状の肋があるような。

キツネノマゴ科キツネノマゴ属
(11月17日撮影)