2020.
03.
31
暖かくなってきたのでそろそろ野草を撮りに行かなくちゃと思って近所散策、まっ先に撮ったのがこのハナニラ

実はここは我が家の玄関前、前の住人が作った花壇の一部が残っていて色んな花を咲かせていましたが今残っているのはこのハナニラとヒメツルソバくらいでしょうか。ヒメツルソバの芽生えを撮ったのもここ、1枚目の右側に見えているのがその時の生き残り。

それなりに楽しめるので残しています、ほったらかしですが。

はっきり3枚づつの内花被片と外花被片に分かれる。

3本の雄しべが覗いている、奥の方にもう3本の雄しべがある、柱頭も見えているが3裂しているようです。

花被片の一部を取り除いてみました、雄しべが長短あるのが分かります、太い花柱が見えているが柱頭は隠れてしまった。

花被片裏側から花筒にかけて紫色の筋が入る。

ヒガンバナ科ハナニラ属
(3月21日撮影)

実はここは我が家の玄関前、前の住人が作った花壇の一部が残っていて色んな花を咲かせていましたが今残っているのはこのハナニラとヒメツルソバくらいでしょうか。ヒメツルソバの芽生えを撮ったのもここ、1枚目の右側に見えているのがその時の生き残り。

それなりに楽しめるので残しています、ほったらかしですが。

はっきり3枚づつの内花被片と外花被片に分かれる。

3本の雄しべが覗いている、奥の方にもう3本の雄しべがある、柱頭も見えているが3裂しているようです。

花被片の一部を取り除いてみました、雄しべが長短あるのが分かります、太い花柱が見えているが柱頭は隠れてしまった。

花被片裏側から花筒にかけて紫色の筋が入る。

ヒガンバナ科ハナニラ属
(3月21日撮影)
2020.
03.
30
もう随分咲いていたヤブニンジン

複散形花序をつける、一つの小花序の周囲に両性花、中央部に雄花をつける。

左の両性花には長い子房がありますが右側の雄花は小さく子房もありません。

雄しべは5本、雌しべは2本、花柱がV字状に突き出る。

雄花は5本の雄しべだけ。

そろそろ花が終わりの両性花、雄しべや花弁は脱落し雌しべが突き出ているのが分かる。

小花序基部に少総苞片があり反り返り縁に毛が生えている。

大花序基部にも総苞がありますが少総苞片に比べて細長い。

2回3出羽状複葉。

セリ科ヤブニンジン属
(3月21日撮影)

複散形花序をつける、一つの小花序の周囲に両性花、中央部に雄花をつける。

左の両性花には長い子房がありますが右側の雄花は小さく子房もありません。

雄しべは5本、雌しべは2本、花柱がV字状に突き出る。

雄花は5本の雄しべだけ。

そろそろ花が終わりの両性花、雄しべや花弁は脱落し雌しべが突き出ているのが分かる。

小花序基部に少総苞片があり反り返り縁に毛が生えている。

大花序基部にも総苞がありますが少総苞片に比べて細長い。

2回3出羽状複葉。

セリ科ヤブニンジン属
(3月21日撮影)
2020.
03.
29
散歩コースの神社にあるソメイヨシノ、先週25日に5輪程咲いていて私的に開花(当地の開花宣言は24日)、それから5日経って一気に咲いてきました、これで3分咲くらいでしょうか、次の週末辺りには満開になるかな。でも例年に比べて遅いような気がします。






バラ科サクラ属
(3月29日撮影)






バラ科サクラ属
(3月29日撮影)
2020.
03.
29
地中海沿岸原産のムスカリ、よく植栽されていますが逸出野生化しているのもよく見かけます、今まで見かけていたけど花を撮るのは初めてでした。

これは高さ5cm程度ですがもっと長くなるようです、ツリー状の総状花序をつけている。側のヤエムグラに花が咲いていたけど撮るのを忘れた(^^;)

長さ3mm程の壷形の花、先端が浅く裂け外側に反り返る。

外から見ても蕊があるのが分かる程度。

花被片を半分カットしてみました、雄しべは花被片に付いているので3本残っていますが多分全部で6本、緑色の子房から雌しべが伸びている、柱頭が僅かに膨らんでいるようだ、子房の基部に蜜が出ている。

キジカクシ科ムスカリ属
(3月21日撮影)

これは高さ5cm程度ですがもっと長くなるようです、ツリー状の総状花序をつけている。側のヤエムグラに花が咲いていたけど撮るのを忘れた(^^;)

長さ3mm程の壷形の花、先端が浅く裂け外側に反り返る。

外から見ても蕊があるのが分かる程度。

花被片を半分カットしてみました、雄しべは花被片に付いているので3本残っていますが多分全部で6本、緑色の子房から雌しべが伸びている、柱頭が僅かに膨らんでいるようだ、子房の基部に蜜が出ている。

キジカクシ科ムスカリ属
(3月21日撮影)
2020.
03.
28
公園の草地で白い花が咲いていた、去年まではなかったように思う。

初めはハタケニラかと思いましたがなんか違う、調べてみるとミツカドネギのようです、地中海沿岸原産ですが世界中に帰化しているようです。

全体像が分かるように一株だけのも撮影。

鐘形の花、大きさは1.5cm程度でしょうか、花被片中央に緑色の筋が入るのが特徴。

6本の雄しべがバラけて雌しべが見えています、3本の花柱の先端に小さく膨らんだ柱頭が見えている。

花被片を取り除いてみました、ネギ属らしい丸い子房、雄しべの半分ほどの長さの雌しべが見えている。蜜が結構出ているようです。

茎の断面が三角形をしているのが和名の由来のようです。

ヒガンバナ科ネギ属
(3月21日撮影)

初めはハタケニラかと思いましたがなんか違う、調べてみるとミツカドネギのようです、地中海沿岸原産ですが世界中に帰化しているようです。

全体像が分かるように一株だけのも撮影。

鐘形の花、大きさは1.5cm程度でしょうか、花被片中央に緑色の筋が入るのが特徴。

6本の雄しべがバラけて雌しべが見えています、3本の花柱の先端に小さく膨らんだ柱頭が見えている。

花被片を取り除いてみました、ネギ属らしい丸い子房、雄しべの半分ほどの長さの雌しべが見えている。蜜が結構出ているようです。

茎の断面が三角形をしているのが和名の由来のようです。

ヒガンバナ科ネギ属
(3月21日撮影)
2020.
03.
27
舗装と石垣の隙間に生えているホザキキケマン、上に見えているのはツタバウンラン、以前は上の方までホザキキケマンが生えていたのですが数年前大雨で石垣が崩れ修復の後は上はすっかりツタバウンランに占拠されています、ホザキキケマンが復活しただけでも良かったですけどね。

ツタバウンランと同居、と言うより押しかけ状態だろうな。分布は九州四国沖縄と南方系、ここは本州だけどこれも温暖化で北上しているんでしょうか。

花期は3,4月とキケマン属の中では早い。

花の大きさは1cm程度と仲間の中でも小さい。

花の終わりの頃でしょうか、上唇と下唇がバラけ始め先端に雌しべが出ているようです、花の付け根に見えているのが萼片、花柄の付け根に見えているのが線形の苞葉。

下唇をとってみました、膨らんだ子房、白いのが柱頭でしょうか、雄しべは花弁と一緒にとれたようだ。

既に未熟な果実ができていた、くびれがあるようです。

2回羽状複葉、細かく裂ける。

ケシ科キケマン属
(3月21日撮影)

ツタバウンランと同居、と言うより押しかけ状態だろうな。分布は九州四国沖縄と南方系、ここは本州だけどこれも温暖化で北上しているんでしょうか。

花期は3,4月とキケマン属の中では早い。

花の大きさは1cm程度と仲間の中でも小さい。

花の終わりの頃でしょうか、上唇と下唇がバラけ始め先端に雌しべが出ているようです、花の付け根に見えているのが萼片、花柄の付け根に見えているのが線形の苞葉。

下唇をとってみました、膨らんだ子房、白いのが柱頭でしょうか、雄しべは花弁と一緒にとれたようだ。

既に未熟な果実ができていた、くびれがあるようです。

2回羽状複葉、細かく裂ける。

ケシ科キケマン属
(3月21日撮影)
2020.
03.
26
もう咲いていたコバノタツナミ、ここは日当たりの良い斜面なので時には2月に咲くこともあります。

タツナミソウの仲間は花序を一方向に向ける、野草によっては全方向に向けるのも有り戦略様々、どれも絶対的優位はないだろうから色んなタイプがあるんでしょうね。

上唇の間で黒く見えているのが雄しべの葯のようです。

曲がった花糸も見えています。

下唇に斑紋がありますが左右の出っ張り部分にも斑紋がある、タツナミソウにはここに斑紋がないそうです、過去の写真を見ると確かに無いように見える。

鋸歯は粗く3-7対、タツナミソウは7-14対、これは7対に見えてこれだけで区別するのは難しそう。

シソ科タツナミソウ属
(3月21日撮影)

タツナミソウの仲間は花序を一方向に向ける、野草によっては全方向に向けるのも有り戦略様々、どれも絶対的優位はないだろうから色んなタイプがあるんでしょうね。

上唇の間で黒く見えているのが雄しべの葯のようです。

曲がった花糸も見えています。

下唇に斑紋がありますが左右の出っ張り部分にも斑紋がある、タツナミソウにはここに斑紋がないそうです、過去の写真を見ると確かに無いように見える。

鋸歯は粗く3-7対、タツナミソウは7-14対、これは7対に見えてこれだけで区別するのは難しそう。

シソ科タツナミソウ属
(3月21日撮影)
2020.
03.
25
日当たりの良い空き地にナガミヒナゲシが咲いていた、他でももっと咲いているかと思いましたがこの日はここだけでした。

大きさ4cm程、花としては悪くないけどなんたって繁殖力が強すぎる。

花弁は4枚だけど幅広く重なっているので4枚には見えません。

子房の周りを多数の雄しべが取り囲む、花柱はなく柱頭が放射状に広がる、これは10見えていますが数は一定してないようだ。

蕾はうなだれるように下向きになる、葉は細かく切れ込む。

茎には開出毛が密生。

直ぐ側には小さな花が多数咲いていた、環境によって花の大きさは随分変化させるそうです、大きい花と同じ場所なんですけどね。

これで大きさは1cm程、雄しべの数も少なく柱頭は5。

大きい花と比較してみました、とても同じ花とは思えない。

ケシ科ケシ属
(3月21日撮影)

大きさ4cm程、花としては悪くないけどなんたって繁殖力が強すぎる。

花弁は4枚だけど幅広く重なっているので4枚には見えません。

子房の周りを多数の雄しべが取り囲む、花柱はなく柱頭が放射状に広がる、これは10見えていますが数は一定してないようだ。

蕾はうなだれるように下向きになる、葉は細かく切れ込む。

茎には開出毛が密生。

直ぐ側には小さな花が多数咲いていた、環境によって花の大きさは随分変化させるそうです、大きい花と同じ場所なんですけどね。

これで大きさは1cm程、雄しべの数も少なく柱頭は5。

大きい花と比較してみました、とても同じ花とは思えない。

ケシ科ケシ属
(3月21日撮影)
2020.
03.
24
舗装と石垣の隙間に生えていたイヌノフグリ、ここは我が家から10m程の距離。

まだ花が咲いていた、群生していた場所ではとっくに終わっていたから今年はもう見られないかと思っていたよ。

大きさ2mm程の小さな花、でも可愛い。

中央のが扁平な柱頭で左右の葯は柱頭の方を向いている、自家受粉するためでしょうか。

意外と花柄が長い、茎に伏毛が密生。

すぐ近く、やはり隙間に生えていた。右側は殆どマメカミツレでイヌノフグリは左の矢印辺りに一つだけ。この辺りはもっと生えていたんだけどスミレなど他の野草に隙間をとられているようです。

午後1時頃の撮影、雄しべが雌しべに近寄ってきているようでもう自家受粉の準備でしょうか。

オオバコ科クワガタソウ属
(3月21日撮影)

まだ花が咲いていた、群生していた場所ではとっくに終わっていたから今年はもう見られないかと思っていたよ。

大きさ2mm程の小さな花、でも可愛い。

中央のが扁平な柱頭で左右の葯は柱頭の方を向いている、自家受粉するためでしょうか。

意外と花柄が長い、茎に伏毛が密生。

すぐ近く、やはり隙間に生えていた。右側は殆どマメカミツレでイヌノフグリは左の矢印辺りに一つだけ。この辺りはもっと生えていたんだけどスミレなど他の野草に隙間をとられているようです。

午後1時頃の撮影、雄しべが雌しべに近寄ってきているようでもう自家受粉の準備でしょうか。

オオバコ科クワガタソウ属
(3月21日撮影)
2020.
03.
23
花も咲いていたがもう殆ど果実になっていたセリバオウレン

これから本格的に野草の季節ですがもう果実になっているんだからどんだけ花が咲くのが早いのか。

風車のような独特な形、花の姿からは想像できません。

横から

下から見上げてみる、これで高さ15cm程度ですが。

上部が平、未熟なうちから先端が開いていて寝袋に似ている。

縦に裂いてみました、種子が4個入っていた、意外と少ない。

まだ親離れしない未熟な種子、長さ3mm程。

キンポウゲ科オウレン属
(3月18日撮影)

これから本格的に野草の季節ですがもう果実になっているんだからどんだけ花が咲くのが早いのか。

風車のような独特な形、花の姿からは想像できません。

横から

下から見上げてみる、これで高さ15cm程度ですが。

上部が平、未熟なうちから先端が開いていて寝袋に似ている。

縦に裂いてみました、種子が4個入っていた、意外と少ない。

まだ親離れしない未熟な種子、長さ3mm程。

キンポウゲ科オウレン属
(3月18日撮影)