2020.
04.
30
林縁などで割とよく見かけるナガバモミジイチゴ、比較的区別しやすい。
ぶら下げるように花を下向きに付ける、きれいに並んでいる様子を撮りたいからつい選んでしまって最近撮ってなかったな(^^;)
花弁はそれ程皺はない、バラ科らしい円筒形にまとまった雄しべ、中央に雌しべが見えている。
花弁が落ちた花、雄しべはあまり開かないようで雌しべが見えていない、隠すな隠すな(笑)
これは私がカットしたわけではありません、虫に食われたかな。緑色の子房から花柱が伸びている、結構短い。
卵形から狭卵形の葉、通常3-5裂しますがこれは裂け方が浅い。西日本にはナガバモミジイチゴ、東日本にモミジイチゴが分布しているそうですが中間型も多く区別は難しそう。
葉の裏、葉柄や葉脈にも棘がはえる、脈状に圧着した毛が生えているが見た目殆ど無毛に見えます。
バラ科キイチゴ属
(4月15日撮影)
ぶら下げるように花を下向きに付ける、きれいに並んでいる様子を撮りたいからつい選んでしまって最近撮ってなかったな(^^;)
花弁はそれ程皺はない、バラ科らしい円筒形にまとまった雄しべ、中央に雌しべが見えている。
花弁が落ちた花、雄しべはあまり開かないようで雌しべが見えていない、隠すな隠すな(笑)
これは私がカットしたわけではありません、虫に食われたかな。緑色の子房から花柱が伸びている、結構短い。
卵形から狭卵形の葉、通常3-5裂しますがこれは裂け方が浅い。西日本にはナガバモミジイチゴ、東日本にモミジイチゴが分布しているそうですが中間型も多く区別は難しそう。
葉の裏、葉柄や葉脈にも棘がはえる、脈状に圧着した毛が生えているが見た目殆ど無毛に見えます。
バラ科キイチゴ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
30
キイチゴの仲間も区別が難しい、これはビロードイチゴでしょうか。
これはまだ若いですが秋吉台では1月ころから咲き始めることもあるので4月ころには終わりかけといった感じ。
皺だらけの花弁、でも真っ白なとこが難を隠す(笑)、雄しべが円錐状にまとまっていて雌しべが見えていない。
萼片や花柄に短毛が生える、よく似たナガバモミジイチゴはほぼ花が下向きだけどこちらはそこまで律儀ではないような。
葉は五世で長卵形、時に浅く3裂することがあるそうで左の葉がそうですが裂け方はごく僅か。
葉柄にも棘、葉の裏の脈状に毛が生えている。
主脈だけでなく側脈にも棘や毛、触るとビロード状なのでこの名前が付いたそうですがビロードを感じたこと無いな。
横から見ると確かに短毛が密生。
鋭い棘、茎にもビロード状の毛が密生しているが成長するに従ってなくなるそうです。
バラ科キイチゴ属
(4月15日撮影)
これはまだ若いですが秋吉台では1月ころから咲き始めることもあるので4月ころには終わりかけといった感じ。
皺だらけの花弁、でも真っ白なとこが難を隠す(笑)、雄しべが円錐状にまとまっていて雌しべが見えていない。
萼片や花柄に短毛が生える、よく似たナガバモミジイチゴはほぼ花が下向きだけどこちらはそこまで律儀ではないような。
葉は五世で長卵形、時に浅く3裂することがあるそうで左の葉がそうですが裂け方はごく僅か。
葉柄にも棘、葉の裏の脈状に毛が生えている。
主脈だけでなく側脈にも棘や毛、触るとビロード状なのでこの名前が付いたそうですがビロードを感じたこと無いな。
横から見ると確かに短毛が密生。
鋭い棘、茎にもビロード状の毛が密生しているが成長するに従ってなくなるそうです。
バラ科キイチゴ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
29
雌雄異株のクロモジ、雄株は割と見かけますが雌株は少ない、これは2年前見つけてここなら果実が見られると思ったけど秋には山道が草茫々になっていて通れなかった(^^;)
葉が展開すると同時に花を咲かせる、これはもう大分展開しています。
どの雌雄異株では大抵そうですが雌花の数が少ないことが多いけどこれは結構多い。
子房から緑色の花柱が突き出て扁平な柱頭がある、子房の周りのは腺体、腺体を持たない雄しべもあるようです。
普通花被片は6枚だがこれは8枚ある、腺体も一つ多く4個あるようだ。雄花と比べると花被片が反っているようです。
花柄に長毛が密生。
新枝の先に葉を展開させる、倒卵状長楕円形~狭長楕円形、鋸歯はない。
互生だそうですが付け根辺りを見ると僅かにずれているかなと思う程度、葉柄に毛が生えている。
葉の縁や裏にも毛が生えている、表側にもあるが成長するにつれて無毛になるそうです。
こちらは別の場所
これも雌株でした、ここなら場所も覚えられるし来やすいから果実を見なくては。
雌株を見た後で雄株を探します、どこにでもあるけどいざ安易に見つけようとすると意外と見つからない。
やはり新葉葉腋からぶら下げるように花序を付ける、これも葉は大分展開している。
雄しべは外側に9本、内側に3本で腺体がある。花被片は反っていません。
クスノキ科らしい蟹の目玉のような葯。
クスノキ科クロモジ属
(4月15日撮影)
葉が展開すると同時に花を咲かせる、これはもう大分展開しています。
どの雌雄異株では大抵そうですが雌花の数が少ないことが多いけどこれは結構多い。
子房から緑色の花柱が突き出て扁平な柱頭がある、子房の周りのは腺体、腺体を持たない雄しべもあるようです。
普通花被片は6枚だがこれは8枚ある、腺体も一つ多く4個あるようだ。雄花と比べると花被片が反っているようです。
花柄に長毛が密生。
新枝の先に葉を展開させる、倒卵状長楕円形~狭長楕円形、鋸歯はない。
互生だそうですが付け根辺りを見ると僅かにずれているかなと思う程度、葉柄に毛が生えている。
葉の縁や裏にも毛が生えている、表側にもあるが成長するにつれて無毛になるそうです。
こちらは別の場所
これも雌株でした、ここなら場所も覚えられるし来やすいから果実を見なくては。
雌株を見た後で雄株を探します、どこにでもあるけどいざ安易に見つけようとすると意外と見つからない。
やはり新葉葉腋からぶら下げるように花序を付ける、これも葉は大分展開している。
雄しべは外側に9本、内側に3本で腺体がある。花被片は反っていません。
クスノキ科らしい蟹の目玉のような葯。
クスノキ科クロモジ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
29
林道脇に生えているヤマコウバシ、2年前ここで見つけましたが他の2ヶ所も行きやすい場所だけどここのほうが序でがあるしな、でも他でも見つけなくちゃ。
葉の展開と同時に葉腋に花を咲かせる。
クロモジとよく似ていますがクロモジは花が咲いている頃はもう大分葉が展開しています。
葉には毛が密生、これは裏側でしょうか。
雌雄異株でこれは雌株、日本には雌株しか無いそうです、でも果実はなる。
花被片6枚、緑色の子房から花柱が突き出ている、仮雄しべが9本だそうですが黄色いのは腺体でしょうか、6個しかないような。
腺体が付いていない花糸だけのもあるようです、これが3本あるのかな、柱頭は2裂しているようです。
花柄にも毛が密生、淡褐色なのは苞葉でしょうか、これも毛が生えている。
クスノキ科クロモジ属
(4月15日撮影)
葉の展開と同時に葉腋に花を咲かせる。
クロモジとよく似ていますがクロモジは花が咲いている頃はもう大分葉が展開しています。
葉には毛が密生、これは裏側でしょうか。
雌雄異株でこれは雌株、日本には雌株しか無いそうです、でも果実はなる。
花被片6枚、緑色の子房から花柱が突き出ている、仮雄しべが9本だそうですが黄色いのは腺体でしょうか、6個しかないような。
腺体が付いていない花糸だけのもあるようです、これが3本あるのかな、柱頭は2裂しているようです。
花柄にも毛が密生、淡褐色なのは苞葉でしょうか、これも毛が生えている。
クスノキ科クロモジ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
28
この辺りに群生していたツルカノコソウ、カノコソウよりひと足早く咲いてきます。
これで高さ5,60cm,背景の擁壁を見て分かるとおり、ここは下は舗装で枯れ葉が積もった僅かな土しか無いけどこんなに高く成長しています、余程根を張っているんでしょうか。花後に走出枝を伸ばすそうでそれでツルと名がついたんでしょうか。
擁壁に溜まった僅かな土にも生えています。
これは高さ5cm程、こんな低くても一人前に花を咲かせています。
茎上部で枝を広げて散房花序をつける。
花冠は5裂、雄しべは3本、花粉を持った葯が分かる、まだ雌しべは伸びていない。
葯が落ちて雌しべが伸びてきている、柱頭3裂だがちょっと分かりにくい。しかし何もかも白なのでコントラストが弱く撮りにくい。
対生する葉は羽裂し裂片に鈍い鋸歯がある。
スイカズラ科カノコソウ属
(4月15日撮影)
これで高さ5,60cm,背景の擁壁を見て分かるとおり、ここは下は舗装で枯れ葉が積もった僅かな土しか無いけどこんなに高く成長しています、余程根を張っているんでしょうか。花後に走出枝を伸ばすそうでそれでツルと名がついたんでしょうか。
擁壁に溜まった僅かな土にも生えています。
これは高さ5cm程、こんな低くても一人前に花を咲かせています。
茎上部で枝を広げて散房花序をつける。
花冠は5裂、雄しべは3本、花粉を持った葯が分かる、まだ雌しべは伸びていない。
葯が落ちて雌しべが伸びてきている、柱頭3裂だがちょっと分かりにくい。しかし何もかも白なのでコントラストが弱く撮りにくい。
対生する葉は羽裂し裂片に鈍い鋸歯がある。
スイカズラ科カノコソウ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
28
この辺りに群生しているユリワサビ・・・のはずだが今年は全然咲いてなかった。
探し回ってやっと僅かに咲いていました、葉に砂が積もっているからひょっとしてこの辺りは一度水没したかもしれない、その後から咲いてきたかな。
茎を伸ばして先端辺りに総状花序をつける。
典型的な十字花、雄しべは6本。
花冠は平開、だんだん反っていくようです。
茎葉は互生で長卵形、これは三角形かな、基部の葉は円形で随分違う。
アブラナ科ワサビ属
(4月15日撮影)
探し回ってやっと僅かに咲いていました、葉に砂が積もっているからひょっとしてこの辺りは一度水没したかもしれない、その後から咲いてきたかな。
茎を伸ばして先端辺りに総状花序をつける。
典型的な十字花、雄しべは6本。
花冠は平開、だんだん反っていくようです。
茎葉は互生で長卵形、これは三角形かな、基部の葉は円形で随分違う。
アブラナ科ワサビ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
28
群生していることが多いセントウソウ、これは一株の様子が分かるので撮ってみました。
四方八方に茎を伸ばしています、葉をつける茎と花をつける茎は別のようです。
こちらは茎を広げている様子が更に良く分かります。
複散形花序、これは花序も花の数も少なくてモデルとしてはちと悪かった。
大きさ3mm程、中央の雄しべはまだ葯が白くて未熟ですが左右のは葯が落ちている。
花弁と葯が落ちて花盤から2本の雌しべが突き出ている、柱頭が小さく丸い。
1-3回羽状複葉。
セリ科セントウソウ属
(4月15日撮影)
四方八方に茎を伸ばしています、葉をつける茎と花をつける茎は別のようです。
こちらは茎を広げている様子が更に良く分かります。
複散形花序、これは花序も花の数も少なくてモデルとしてはちと悪かった。
大きさ3mm程、中央の雄しべはまだ葯が白くて未熟ですが左右のは葯が落ちている。
花弁と葯が落ちて花盤から2本の雌しべが突き出ている、柱頭が小さく丸い。
1-3回羽状複葉。
セリ科セントウソウ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
27
遊歩道階段脇に生えていたカナビキソウ、半寄生だそうですがビャクダン科に属する植物は半寄生の性質を持つそうです。でもこの場所ではお相手がいそうにもない。
花は小さく密集して咲くこともないのですが結構目に付きます。
白い花被片は5裂することが多い。
大きさ3mm程度、雄しべは5本、花粉がたっぷり出ている、果実はまだなので見てみたい。
4裂しているのも割とあります、当然雄しべも4本、3裂するのを探したが見つからず。
4裂、5裂が同じ場所で咲いている。
腋生する花、長く伸びているのは苞
2本短く伸びているのは小苞です。
ビャクダン科カナビキソウ属
(4月15日撮影)
花は小さく密集して咲くこともないのですが結構目に付きます。
白い花被片は5裂することが多い。
大きさ3mm程度、雄しべは5本、花粉がたっぷり出ている、果実はまだなので見てみたい。
4裂しているのも割とあります、当然雄しべも4本、3裂するのを探したが見つからず。
4裂、5裂が同じ場所で咲いている。
腋生する花、長く伸びているのは苞
2本短く伸びているのは小苞です。
ビャクダン科カナビキソウ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
27
ヒメナズナを撮っていて近くに咲いていたこれに気が付きました。
これは高さ3cmとちょっと低いけどどう見てもタチイヌノフグリ
問題はこちら、高さ1cm程度
花はどうみてもタチイヌノフグリ
でも葉が線形でまるで違う、これから広がっていくのかな、まさか別種。他の野草に混じって咲いていたようでもないし。
これは2枚めの写真の花、こういう時に限って鮮明に写る。
オオバコ科クワガタソウ属
(4月15日撮影)
これは高さ3cmとちょっと低いけどどう見てもタチイヌノフグリ
問題はこちら、高さ1cm程度
花はどうみてもタチイヌノフグリ
でも葉が線形でまるで違う、これから広がっていくのかな、まさか別種。他の野草に混じって咲いていたようでもないし。
これは2枚めの写真の花、こういう時に限って鮮明に写る。
オオバコ科クワガタソウ属
(4月15日撮影)
2020.
04.
27
麓の畑の側などでよく見かけるヒメナズナ、これは台地上の遊歩道に生えていました、数年前からここで見かけていますがそれ程増えてはいないような。
基部から枝分かれして多くの花を咲かせています、麓で見るのはこんなには枝分かれしてないんですけどね。
これはほぼ一株、根生葉から何本もの茎を出しているのがわかります。
小さな根生葉、茎葉はないからこれで全ての栄養をまかなっているんでしょうね、こんな状態だから台地上の笹原などでは成長できないのかな。
花自体も根生葉から茎を伸ばす様子もお気に入りなんですけどね、やはり台地上では増えてほしくない。
深裂した花弁はハコベのようですがハコベが5枚なのに対してこちらは4枚、蕊の様子も全く違いこれはアブラナ科、こういう変わった特徴もお気に入りの一つ。
果実があったけど果皮の片側がとれてもう空っぽでした。
アブラナ科ヒメナズナ属
(4月15日撮影)
基部から枝分かれして多くの花を咲かせています、麓で見るのはこんなには枝分かれしてないんですけどね。
これはほぼ一株、根生葉から何本もの茎を出しているのがわかります。
小さな根生葉、茎葉はないからこれで全ての栄養をまかなっているんでしょうね、こんな状態だから台地上の笹原などでは成長できないのかな。
花自体も根生葉から茎を伸ばす様子もお気に入りなんですけどね、やはり台地上では増えてほしくない。
深裂した花弁はハコベのようですがハコベが5枚なのに対してこちらは4枚、蕊の様子も全く違いこれはアブラナ科、こういう変わった特徴もお気に入りの一つ。
果実があったけど果皮の片側がとれてもう空っぽでした。
アブラナ科ヒメナズナ属
(4月15日撮影)