2020.
06.
27
海岸に生えているケカモノハシ、今年は調べる時間がないのでイネ科は全く撮ってないけどこれはイネ科としては割とお気に入りだし名前もすぐわかるので撮ってみました。

一つの穂のように見えますが実際は2本の枝からなっています、拡大しても分かりませんが。

ブラシのような柱頭、これも大きくて撮りやすい。

こちらは雄しべ、萎れた柱頭が見えているので雌性先熟のようです。

小穂に長毛が密生している。

葉鞘にも長毛が密生。

褐色になっている部分が葉舌でしょうか。

最後はすごくお気に入りの場所、晴れていればほんと良かったんですが。ここにはハマナデシコも咲いているけど背が低いのでこんな様子が撮れません。

イネ科カモノハシ属
(6月17日撮影)

一つの穂のように見えますが実際は2本の枝からなっています、拡大しても分かりませんが。

ブラシのような柱頭、これも大きくて撮りやすい。

こちらは雄しべ、萎れた柱頭が見えているので雌性先熟のようです。

小穂に長毛が密生している。

葉鞘にも長毛が密生。

褐色になっている部分が葉舌でしょうか。

最後はすごくお気に入りの場所、晴れていればほんと良かったんですが。ここにはハマナデシコも咲いているけど背が低いのでこんな様子が撮れません。

イネ科カモノハシ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
27
海岸の岩場に咲いていた多分オランダガラシ、ここは波打ち際から5mくらいの場所、いくら繁殖力が強いとは言え清流を好むオランダガラシが生えるわけはないけどここに水が滲み出てきていてそれで生えることが出来ているようです。

もう子房が伸び始めています。

扁平な柱頭は2裂、これに対応して果実も種子が2列に並んでいる。コバノオランダガラシは種子が1列だそうでそうすると柱頭は2裂していないんでしょうか、見てみたい。

羽状複葉で小葉は1-5対、ここのは殆が一対でした。

葉の基部が半ば茎を抱く、葉腋に見えている白いのは何でしょうと思いましたが

葉腋からひげ根が出ているのがありました、前の写真のは生え始めたばかりの根のようです、こうやって栄養繁殖もします、増えるはずだ。

アブラナ科オランダガラシ属
(6月17日撮影)

もう子房が伸び始めています。

扁平な柱頭は2裂、これに対応して果実も種子が2列に並んでいる。コバノオランダガラシは種子が1列だそうでそうすると柱頭は2裂していないんでしょうか、見てみたい。

羽状複葉で小葉は1-5対、ここのは殆が一対でした。

葉の基部が半ば茎を抱く、葉腋に見えている白いのは何でしょうと思いましたが

葉腋からひげ根が出ているのがありました、前の写真のは生え始めたばかりの根のようです、こうやって栄養繁殖もします、増えるはずだ。

アブラナ科オランダガラシ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
26
タイトゴメやツルナと同じ岩場に生えていたママコノシリヌグイ

花が咲いていたから撮ったけどこういう時に限ってよく撮れている。

イヌタデ属の中でも綺麗な花だと思う。御しべは外側に5本売り側に3本、花柱は3本かな。

ここにもいつもの蟻がいる、匂いを感じて来るんでしょうか、先日新聞記事で蚊は自らの羽ばたきによる気圧変化で周りの様子を感知できるそうですが昆虫のセンサーはまだまだ人間の作るセンサーより遥かに高機能なんでしょうね。

ママコノシリヌグイと言えばやはりこの棘、これが名前の由来ですがこれで肌を傷つける程度ならともかくお尻を拭うなんて考えるか。

葉は三角形または長三角形、この裏にも棘がある。

葉の基部に円形の托葉、鼠返しのようですが少なくとも蟻返しにはなってないようです(笑)

こちらは礫の海岸に生えているママコノシリヌグイ、かなり粗い礫だし海が荒れると波をかぶるような場所なので土壌はまずないでしょう、ずっと下の方にあるだろう土の層まで根を伸ばしているんでしょうか。

ここに来始めた10年以上も前からこの場所で生え続けているからこんな場所に対応しているんでしょうね。

タデ科イヌタデ属
(6月17日撮影)

花が咲いていたから撮ったけどこういう時に限ってよく撮れている。

イヌタデ属の中でも綺麗な花だと思う。御しべは外側に5本売り側に3本、花柱は3本かな。

ここにもいつもの蟻がいる、匂いを感じて来るんでしょうか、先日新聞記事で蚊は自らの羽ばたきによる気圧変化で周りの様子を感知できるそうですが昆虫のセンサーはまだまだ人間の作るセンサーより遥かに高機能なんでしょうね。

ママコノシリヌグイと言えばやはりこの棘、これが名前の由来ですがこれで肌を傷つける程度ならともかくお尻を拭うなんて考えるか。

葉は三角形または長三角形、この裏にも棘がある。

葉の基部に円形の托葉、鼠返しのようですが少なくとも蟻返しにはなってないようです(笑)

こちらは礫の海岸に生えているママコノシリヌグイ、かなり粗い礫だし海が荒れると波をかぶるような場所なので土壌はまずないでしょう、ずっと下の方にあるだろう土の層まで根を伸ばしているんでしょうか。

ここに来始めた10年以上も前からこの場所で生え続けているからこんな場所に対応しているんでしょうね。

タデ科イヌタデ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
26
これもこの海岸に多いツルナ、砂浜を好むようです。

茎の下部は地を這いますが先端は立ち上がっている。

葉腋に数個の花をつける、多分1年中咲いている。

黄色いのは萼片、普通4裂、花柱は4-6、これは5本かな。御しべは9-16、これは16本あるように見えます、4本一組のような。

雄しべが落ちて5本の花柱がよく分かる、子房には微突起があるようだ。

花の終わりの頃萼片は内側に閉じるようです、果実は萼筒の中なので萼片は先端に残る程度。

葉は互生で卵状三角形、多肉質で柔らかい。

葉の裏側は葉脈が浮き出ている、葉が厚いのがわかります。

粒状突起があるがはっきり見えているのは砂粒です。

ハマミズナ科ツルナ属
(6月17日撮影)

茎の下部は地を這いますが先端は立ち上がっている。

葉腋に数個の花をつける、多分1年中咲いている。

黄色いのは萼片、普通4裂、花柱は4-6、これは5本かな。御しべは9-16、これは16本あるように見えます、4本一組のような。

雄しべが落ちて5本の花柱がよく分かる、子房には微突起があるようだ。

花の終わりの頃萼片は内側に閉じるようです、果実は萼筒の中なので萼片は先端に残る程度。

葉は互生で卵状三角形、多肉質で柔らかい。

葉の裏側は葉脈が浮き出ている、葉が厚いのがわかります。

粒状突起があるがはっきり見えているのは砂粒です。

ハマミズナ科ツルナ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
26
この砂浜に多く生えているオカヒジキ、背景をちょっとぼかしたら霧がかかったようになってしまった。

若い葉や茎は食用になるそうですがこの小さいのでも十分固い、漢字で書くと陸鹿尾菜、読めません(笑)

葉腋に花を咲かせる、5本のお蕊ははっきり分かる、左右にあるのは小苞で先端が棘状になる。

花が咲いているのは少なかったが花期は7-10月だそうでこれからのようです。

丸く見えているのが雌しべでしょうか、2裂しているそうです。

葉は肉質円柱形、先端が棘状になる。

葉に微細な凹凸がある。

ヒユ科オカヒジキ属
(6月17日撮影)

若い葉や茎は食用になるそうですがこの小さいのでも十分固い、漢字で書くと陸鹿尾菜、読めません(笑)

葉腋に花を咲かせる、5本のお蕊ははっきり分かる、左右にあるのは小苞で先端が棘状になる。

花が咲いているのは少なかったが花期は7-10月だそうでこれからのようです。

丸く見えているのが雌しべでしょうか、2裂しているそうです。

葉は肉質円柱形、先端が棘状になる。

葉に微細な凹凸がある。

ヒユ科オカヒジキ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
25
砂浜に咲いていたハマヒルガオ、もっと咲いているかと思いましたがここだけでした。

3時頃の撮影、まだ萎むこともなく元気に咲いていました。

1本の雌しべに5本の雄しべ、雌しべの方が長い。

柱頭は2裂、随分凸凹している。

葯は2室で外向き、花糸に毛が生えているが毛というより微突起のような。

花冠基部に1対の苞と5枚の萼片、ヒルガオに比べて大分短いがヒルガオは苞が萼片より長いがこちらは短い。

葉は腎円形で基部は深い心形、巻き込んだような形になっていることも多い。

ヒルガオ科ヒルガオ属
(6月17日撮影)

3時頃の撮影、まだ萎むこともなく元気に咲いていました。

1本の雌しべに5本の雄しべ、雌しべの方が長い。

柱頭は2裂、随分凸凹している。

葯は2室で外向き、花糸に毛が生えているが毛というより微突起のような。

花冠基部に1対の苞と5枚の萼片、ヒルガオに比べて大分短いがヒルガオは苞が萼片より長いがこちらは短い。

葉は腎円形で基部は深い心形、巻き込んだような形になっていることも多い。

ヒルガオ科ヒルガオ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
25
文字通り砂浜に咲いていたハマダイコン、そろそろ終わりの頃ですがあちこちにポツポツ咲いていました。

アブラナ科らしい十字花、淡紅紫色のか弁に葉脈のような筋が入っている。

こちらはやや色が濃い、白い斑点は斑が入ったのか傷んだのか。

扁平な柱頭、御しべは4本。

名前の通り筒状の花筒、萼片が割と大きい。

茎に棘がある、これは初めて知って驚いた。

未熟な果実もなっています、数珠状にくびれるのが特徴。

2個のもあり

1個のもありました、数は一定してないようです。

割ってみたら中に未熟な種子が入っていました、微細な凹凸があるようです。

熟しても裂開しない、コルク質で海に浮かんで運ばれるようです。幾つかで割ってみましたが種子が入ったのがなかった、残念。

アブラナ科ダイコン属
(6月17日撮影)

アブラナ科らしい十字花、淡紅紫色のか弁に葉脈のような筋が入っている。

こちらはやや色が濃い、白い斑点は斑が入ったのか傷んだのか。

扁平な柱頭、御しべは4本。

名前の通り筒状の花筒、萼片が割と大きい。

茎に棘がある、これは初めて知って驚いた。

未熟な果実もなっています、数珠状にくびれるのが特徴。

2個のもあり

1個のもありました、数は一定してないようです。

割ってみたら中に未熟な種子が入っていました、微細な凹凸があるようです。

熟しても裂開しない、コルク質で海に浮かんで運ばれるようです。幾つかで割ってみましたが種子が入ったのがなかった、残念。

アブラナ科ダイコン属
(6月17日撮影)
2020.
06.
25
ここの砂浜にはたくさんのハマボウフウが生えていますがもう殆ど果実になっていました、その中で花を咲かせているのがありました、ほんとこれだけ。画面下に見えているのは果実、周りに見えている黄色い花はタイトゴメ。

複散形花序、これで高さ15cm程。

雄性先熟でこれは雄しべが出て花弁も残っています、ほんと遅れて咲いてきたようです。

蟻が来ているのは蜜が出ている証拠でしょうか。

一つの花の大きさは4mm程、セリ科らしく花弁は二つ折りになり内側に曲がっている、2裂した花盤が見えているがまだ花柱は伸びてないようだ。

花弁の裏側に結構毛が生えている。

花柄には軟毛が密生。

茎にも毛が生えていますが下部に向かって急激に少なくなっている。

根本から茎を多数分岐させている、これは多分2株。

1-2回3出羽状複葉、やや厚めで光沢がある。

未熟な果実は赤くなりこれも綺麗、完熟果実と種子も撮りましたがこれは冬ネタ。

セリ科ハマボウフウ属
(6月17日撮影)

複散形花序、これで高さ15cm程。

雄性先熟でこれは雄しべが出て花弁も残っています、ほんと遅れて咲いてきたようです。

蟻が来ているのは蜜が出ている証拠でしょうか。

一つの花の大きさは4mm程、セリ科らしく花弁は二つ折りになり内側に曲がっている、2裂した花盤が見えているがまだ花柱は伸びてないようだ。

花弁の裏側に結構毛が生えている。

花柄には軟毛が密生。

茎にも毛が生えていますが下部に向かって急激に少なくなっている。

根本から茎を多数分岐させている、これは多分2株。

1-2回3出羽状複葉、やや厚めで光沢がある。

未熟な果実は赤くなりこれも綺麗、完熟果実と種子も撮りましたがこれは冬ネタ。

セリ科ハマボウフウ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
24
これも岩の割れ目に生えていたハマナデシコ

こんな場所、この日は曇り空で海が青く見えなかったのが残念。

岩場のあちこちで咲いていた、画面上の根生葉はホソバワダン。

人が近づけないようなこんな岩場にも。

5弁の花は特に斑紋はないが中央部が白っぽくなっている、花弁の縁はノコギリのようなギザギザ。

白味が強い花もあれば

赤みの強い花もあり色々。

花弁基部に毛が生えている、雄しべが出ているが結局雌しべが出ているのは見つからず。

強引に頭を突っ込んで食事中、花筒が長いけど蜜まで届くか。

葉は対生し基部が筒状になって茎を抱く、やや厚みがある。

ハマボッスとのツーショット、ハマボッスはそろそろ終わりでハマナデシコはこれから。

ナデシコ科ナデシコ属
(6月17日撮影)

こんな場所、この日は曇り空で海が青く見えなかったのが残念。

岩場のあちこちで咲いていた、画面上の根生葉はホソバワダン。

人が近づけないようなこんな岩場にも。

5弁の花は特に斑紋はないが中央部が白っぽくなっている、花弁の縁はノコギリのようなギザギザ。

白味が強い花もあれば

赤みの強い花もあり色々。

花弁基部に毛が生えている、雄しべが出ているが結局雌しべが出ているのは見つからず。

強引に頭を突っ込んで食事中、花筒が長いけど蜜まで届くか。

葉は対生し基部が筒状になって茎を抱く、やや厚みがある。

ハマボッスとのツーショット、ハマボッスはそろそろ終わりでハマナデシコはこれから。

ナデシコ科ナデシコ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
24
岩の割れ目に咲いていたハマボッス、これも咲いているのは少なくそろそろ終わりの頃のようでした。しかし割れ目とは言え垂直の壁、よく生えているもんだ、波しぶきがかかるような場所なのでその時種が運ばれてきたんでしょうか。

短い総状花序

花冠は5深裂、花弁に筋が入っている、全般にこういう細い5弁花が好み、黒く見えているのは蟻のお尻。

花粉をたっぷり出した雄しべの葯、内向きです、自家受粉することもあるんでしょうか、結実率はいいです。

柱頭はとくに膨らみはない、僅かに透明感があるような。

蜜がたまっているわけではなさそう、さすがにこれが蜜では多すぎる。

花冠が落ち雌しべだけが残っている、子房は萼片に包まれている。

子房が膨らみ始めた未熟な果実、これは萎れた花冠が残っている。

葉は無柄で互生、倒卵形または倒披針形、やや厚みがある。

サクラソウ科オカトラノオ属
(6月17日撮影)

短い総状花序

花冠は5深裂、花弁に筋が入っている、全般にこういう細い5弁花が好み、黒く見えているのは蟻のお尻。

花粉をたっぷり出した雄しべの葯、内向きです、自家受粉することもあるんでしょうか、結実率はいいです。

柱頭はとくに膨らみはない、僅かに透明感があるような。

蜜がたまっているわけではなさそう、さすがにこれが蜜では多すぎる。

花冠が落ち雌しべだけが残っている、子房は萼片に包まれている。

子房が膨らみ始めた未熟な果実、これは萎れた花冠が残っている。

葉は無柄で互生、倒卵形または倒披針形、やや厚みがある。

サクラソウ科オカトラノオ属
(6月17日撮影)