2020.
06.
30
ごく普通に見られるアカメガシワ、なのでどこで撮ってもいいのですがたいていここ、雌雄が揃っているし高くないので撮りやすいし朝一番で来るから序でに撮影等々

雌雄異株でこれは雄株、円錐花序ですが必ずしも下から咲いていくわけではないようです。

まん丸い蕾、花弁はない。左側で萼片が反り返り多数の雄しべが出ています。

開ききった雄しべ、蕾の頃に比べてずいぶん大きい。

こちらは雌株

雌花序は雄花序より小太り状態。

雄花と違い雌花は一斉に開くようです。

柱頭は3裂、乳頭状突起が密生する。

4裂した柱頭もありました。

柱頭のすぐ下に子房、黄色く見えているのは突起で赤く見えているのは星状毛のようです、さすがに星状の様子は難しい。

萼の様子、6裂しているかな、花柄も星状毛が密生しているようだ。

花序軸も毛が密生、これも星状毛かな。

若葉が赤いので赤芽柏、これはもう時間が経っているので薄くなっている。赤い葉の頃星状毛が目立つそうなので撮らなくちゃ。

葉の基部に花外蜜腺、まるで睨まれているよう、片側が陰になったのが残念。

蟻が来て舐めています、只であげるほど自然は甘くない(笑)、多分蟻を花にこさせないようにしているんじゃないかなと思ってます。

トウダイグサ科アカメガシワ属
(6月21日撮影)

雌雄異株でこれは雄株、円錐花序ですが必ずしも下から咲いていくわけではないようです。

まん丸い蕾、花弁はない。左側で萼片が反り返り多数の雄しべが出ています。

開ききった雄しべ、蕾の頃に比べてずいぶん大きい。

こちらは雌株

雌花序は雄花序より小太り状態。

雄花と違い雌花は一斉に開くようです。

柱頭は3裂、乳頭状突起が密生する。

4裂した柱頭もありました。

柱頭のすぐ下に子房、黄色く見えているのは突起で赤く見えているのは星状毛のようです、さすがに星状の様子は難しい。

萼の様子、6裂しているかな、花柄も星状毛が密生しているようだ。

花序軸も毛が密生、これも星状毛かな。

若葉が赤いので赤芽柏、これはもう時間が経っているので薄くなっている。赤い葉の頃星状毛が目立つそうなので撮らなくちゃ。

葉の基部に花外蜜腺、まるで睨まれているよう、片側が陰になったのが残念。

蟻が来て舐めています、只であげるほど自然は甘くない(笑)、多分蟻を花にこさせないようにしているんじゃないかなと思ってます。

トウダイグサ科アカメガシワ属
(6月21日撮影)
2020.
06.
30
ミズキは少ないですがクマノミズキは割と見られます、高木で花を多くつけるから目立ちます。これは高さ10mくらいの高木ですが枝が垂れ下がっていて目の前で花を咲かせていた。

葉の上に散房花序を出す、花序ごとに咲き方が随分違う。

多数の花を咲かせた花序でもまだ蕾がある。

ほっそりした4枚の花弁に4本の雄しべ、花序はガマズミに似ていますが花弁がほっそりしたこちらの方が好み。

太い花柱に僅かに膨らんだ緑色の柱頭、葯は外向きのようです。

花柱基部に淡いピンク色の花盤、滲んだように見えていて蜜が出ているようです。

卵状長楕円形の葉、全縁だが縁が波状になっていて鋸歯があるように見える。

葉の裏はやや白っぽい、短い伏毛が生えているそうだが正面から撮るとわからない。

葉は枝先に集中、ミズキは互生だがこちらは対生、葉腋に見える黒いのは冬芽のようです。

ミズキ科ミズキ属
(6月21日撮影)

葉の上に散房花序を出す、花序ごとに咲き方が随分違う。

多数の花を咲かせた花序でもまだ蕾がある。

ほっそりした4枚の花弁に4本の雄しべ、花序はガマズミに似ていますが花弁がほっそりしたこちらの方が好み。

太い花柱に僅かに膨らんだ緑色の柱頭、葯は外向きのようです。

花柱基部に淡いピンク色の花盤、滲んだように見えていて蜜が出ているようです。

卵状長楕円形の葉、全縁だが縁が波状になっていて鋸歯があるように見える。

葉の裏はやや白っぽい、短い伏毛が生えているそうだが正面から撮るとわからない。

葉は枝先に集中、ミズキは互生だがこちらは対生、葉腋に見える黒いのは冬芽のようです。

ミズキ科ミズキ属
(6月21日撮影)
2020.
06.
30
今更ですがウツギ

もうすっかり果実になっている中できれいな花を咲かせていました、咲き残ったのではなく新しく咲いてきたようです。

すぐ近くの木でもやはり果実がなっている中で花を咲かせていた。

昆虫が来ているから蜜も出しているもよう、蟻のようだけどすごくでかい。

花粉を出している黄色い葯、右側の花は葯が茶色くなっている。

花柱は3本、普通2-4本。

花糸に翼がある、以前はこの尖り具合を撮影していたが今はそれ程でもなく。

花弁が落ちて長い花柱が残っている、萼筒にはまだ尖った萼片が残っている。

花柱が残った未熟な果実、萼筒が膨れているのがわかります、萼片は落ちている。

萼筒に微細な突起、星状毛が生えているそうなのでそれが変化したものでしょうか、花柱にも突起があるようです。

楕円形~卵状披針形の葉、鋸歯は棘のようになっている。

葉の表面に星状毛が密生、触るとザラザラですがもう葉が固くなっていてゴワゴワした感じでした。

アジサイ科ウツギ属
(6月21日撮影)

もうすっかり果実になっている中できれいな花を咲かせていました、咲き残ったのではなく新しく咲いてきたようです。

すぐ近くの木でもやはり果実がなっている中で花を咲かせていた。

昆虫が来ているから蜜も出しているもよう、蟻のようだけどすごくでかい。

花粉を出している黄色い葯、右側の花は葯が茶色くなっている。

花柱は3本、普通2-4本。

花糸に翼がある、以前はこの尖り具合を撮影していたが今はそれ程でもなく。

花弁が落ちて長い花柱が残っている、萼筒にはまだ尖った萼片が残っている。

花柱が残った未熟な果実、萼筒が膨れているのがわかります、萼片は落ちている。

萼筒に微細な突起、星状毛が生えているそうなのでそれが変化したものでしょうか、花柱にも突起があるようです。

楕円形~卵状披針形の葉、鋸歯は棘のようになっている。

葉の表面に星状毛が密生、触るとザラザラですがもう葉が固くなっていてゴワゴワした感じでした。

アジサイ科ウツギ属
(6月21日撮影)
2020.
06.
29
この時期台地上で割と見られるカキラン、根本の根生葉はノギラン、花茎が伸び始めていますが花はまだ、これはラン科ではありません。

大分笹が伸びてきて小さな花はわかりづらくなってきている、カキランは笹原から高く飛び出ることはないですが黄色い花が目立ちます。

柿色をしているから柿蘭、そのまんま。でも上側のは背萼片、左右のは側萼片でやや緑色がかっている、その間のが側花弁でこちらが柿色。

ラン科の唇弁は派手な色のことが多いですがこれは特にド派手。

唇弁は二重になっていて関節で繋がっているとか、前と後ろで色が違う。

緑色のは葯帽

その下に塊のようなのがありますがさすがにこれは花粉塊じゃなさそう、これが蕊柱でしょうか。

横から見ると赤い舌を出したお化けにしか見えない(汗)、捻れた花柄子房。

最後は青空バック、したかったけど薄雲が広がってきていた、残念。

ラン科カキラン属
(6月21日撮影)

大分笹が伸びてきて小さな花はわかりづらくなってきている、カキランは笹原から高く飛び出ることはないですが黄色い花が目立ちます。

柿色をしているから柿蘭、そのまんま。でも上側のは背萼片、左右のは側萼片でやや緑色がかっている、その間のが側花弁でこちらが柿色。

ラン科の唇弁は派手な色のことが多いですがこれは特にド派手。

唇弁は二重になっていて関節で繋がっているとか、前と後ろで色が違う。

緑色のは葯帽

その下に塊のようなのがありますがさすがにこれは花粉塊じゃなさそう、これが蕊柱でしょうか。

横から見ると赤い舌を出したお化けにしか見えない(汗)、捻れた花柄子房。

最後は青空バック、したかったけど薄雲が広がってきていた、残念。

ラン科カキラン属
(6月21日撮影)
2020.
06.
29
遊歩道沿いに咲いていたネジバナ、台地上では意外と少なく会えればラッキーな状態です。これは途中から捻れ方が反転しているような。

こちらは捻れず片側だけ、でも下側は反対側に出ている。

全体の姿はラン科と感じにくいけどアップで撮るとたしかにラン科。

中央のやや色の濃いのが背萼片、その左右のが側花弁、ガラス細工のような唇弁、その左右のが側萼片。

花の背後、河童の甲羅のようなのが苞のようです。

花軸には毛が密生、腺毛が混じっているようです。

背萼片にも毛が生えている、これも腺毛のようだ。

線形の葉、茎の左右に伸びている。

例の働き者がやってきています、花粉は花粉塊という塊になっているから蟻では運ぶことが出来ずこれは完全に蜜泥棒でしょうね。

一つの花に一匹の蟻、中がいいんだか悪いんだか(笑)

ラン科ネジバナ属
(6月21日撮影)

こちらは捻れず片側だけ、でも下側は反対側に出ている。

全体の姿はラン科と感じにくいけどアップで撮るとたしかにラン科。

中央のやや色の濃いのが背萼片、その左右のが側花弁、ガラス細工のような唇弁、その左右のが側萼片。

花の背後、河童の甲羅のようなのが苞のようです。

花軸には毛が密生、腺毛が混じっているようです。

背萼片にも毛が生えている、これも腺毛のようだ。

線形の葉、茎の左右に伸びている。

例の働き者がやってきています、花粉は花粉塊という塊になっているから蟻では運ぶことが出来ずこれは完全に蜜泥棒でしょうね。

一つの花に一匹の蟻、中がいいんだか悪いんだか(笑)

ラン科ネジバナ属
(6月21日撮影)
2020.
06.
29
秋吉台に戻ります。
まだ咲いていたムラサキ、これは多分去年見ていた株、見つける気がない時に限って見つかったりします。

まだ綺麗だし蕾もあるのでもう暫く咲いているかな。

花を撮っている内に果実に気がつきました、秋に熟すると白くなりますがこんなに早くから果実が出来ているんですね。

3個のもありました、花柱がまだ残っています、結構長い。

こちらも花柱が残っている、小さな果実も見えているが多分成長しない、基本4個のようですが全部成長しないことも多そうです。

周りのは萼片でしょうか、長毛が生え突起も多い。

ムラサキ科ムラサキ属
(6月21日撮影)
まだ咲いていたムラサキ、これは多分去年見ていた株、見つける気がない時に限って見つかったりします。

まだ綺麗だし蕾もあるのでもう暫く咲いているかな。

花を撮っている内に果実に気がつきました、秋に熟すると白くなりますがこんなに早くから果実が出来ているんですね。

3個のもありました、花柱がまだ残っています、結構長い。

こちらも花柱が残っている、小さな果実も見えているが多分成長しない、基本4個のようですが全部成長しないことも多そうです。

周りのは萼片でしょうか、長毛が生え突起も多い。

ムラサキ科ムラサキ属
(6月21日撮影)
2020.
06.
28
砂浜一面に下が見えない程多肉植物が広がっていました、赤い花も咲かせていました。調べてみるとバクヤギク、南アフリカ原産で園芸種として導入されたのが海岸などで野生化しているようです。

葉を広げている割には花の数は少なかった。

マツバギクに似た花、それに比べて中央部が広い。

花弁基部に雄しべが生えているようですがもう落ちかかっています。

こちらは殆ど落ちている、雄しべを落とす花はよくありますが自分自身の中に落とすのは珍しいかな。

中央部にモヤモヤしているのが雌しべでしょうか。

萼筒はカップ型、萼裂片先端が尖っている。

輪生状に生えている葉、肉厚なのがよく分かる、これは茎が横になっていますがどれも上向きに伸びています。

断面が三角形、縁が赤くなっているのも多い、表面に微細な突起があるようです。

ハマミズナ科カルポブロツス属
(6月17日撮影)

葉を広げている割には花の数は少なかった。

マツバギクに似た花、それに比べて中央部が広い。

花弁基部に雄しべが生えているようですがもう落ちかかっています。

こちらは殆ど落ちている、雄しべを落とす花はよくありますが自分自身の中に落とすのは珍しいかな。

中央部にモヤモヤしているのが雌しべでしょうか。

萼筒はカップ型、萼裂片先端が尖っている。

輪生状に生えている葉、肉厚なのがよく分かる、これは茎が横になっていますがどれも上向きに伸びています。

断面が三角形、縁が赤くなっているのも多い、表面に微細な突起があるようです。

ハマミズナ科カルポブロツス属
(6月17日撮影)
2020.
06.
28
海岸の砂浜に咲いていたランタナ、人家の近くで逸出しているのをよく見かけますがこんな所にも生えるんだ。

半蔓性だそうですが小低木のように見えます。

それにしても派手な色、既に果実もなっていますが熟すと黒くなります。

一つの花が薄い燈黄色から燈色、朱色、赤紫に変わっていくそうで別名七変化、コバノランタナは色が変わらないそうです。

花をアップで見ると確かにクマツヅラ科、クマツヅラは花筒に毛が密生していますがこちらは僅かに生える程度。

蕊らしきものが見えています、雄しべでしょうか。

長い花筒、微毛が生えている。

花柄にも毛が生えている。

粗い鋸歯がある卵形の葉、表面に毛が生えている。

茎や葉柄にも毛、上向きのようです。

クマツヅラ科ランタナ属
(6月17日撮影)

半蔓性だそうですが小低木のように見えます。

それにしても派手な色、既に果実もなっていますが熟すと黒くなります。

一つの花が薄い燈黄色から燈色、朱色、赤紫に変わっていくそうで別名七変化、コバノランタナは色が変わらないそうです。

花をアップで見ると確かにクマツヅラ科、クマツヅラは花筒に毛が密生していますがこちらは僅かに生える程度。

蕊らしきものが見えています、雄しべでしょうか。

長い花筒、微毛が生えている。

花柄にも毛が生えている。

粗い鋸歯がある卵形の葉、表面に毛が生えている。

茎や葉柄にも毛、上向きのようです。

クマツヅラ科ランタナ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
28
海岸の砂地に群生していたノアサガオ、本来は紀伊半島以南の海岸に生える野生種ですが園芸種として改良されたのが逸出野生化してあちこちで見かけます、背後に見えているのはダンチク。

野生種は6cm程度だそうですがこれは10cmくらいと大きい。ヒトデのような5本の腕の間に膜、と先日アップしたジャガイモと似ている、同じナス科ですからね。

撮影は3時頃ですがアサガオというのにまだ開いているのが多かった、いつ頃萎むんでしょうか、左側には円錐を捻ったような蕾。

こういうのは遠慮会釈なくカット(笑)

5本の雄しべは長中短揃っています、自家受粉や他家受粉ように分けているんでしょうか。

柱頭は花粉まみれ、これは自分自身の花粉かな、でも果実は出来ないそうです。コンデジで花粉の粒々が写るくらいだから相当大きそう。

花糸の基部には毛が生えている。

こちらは萼片じゃなく苞でしょうね、これも毛が生えている。

茎にも伏毛が密生。

心形の葉、これは浅く3裂しているが裂け方は様々。

ヒルガオ科サツマイモ属
(6月17日撮影)

野生種は6cm程度だそうですがこれは10cmくらいと大きい。ヒトデのような5本の腕の間に膜、と先日アップしたジャガイモと似ている、

撮影は3時頃ですがアサガオというのにまだ開いているのが多かった、いつ頃萎むんでしょうか、左側には円錐を捻ったような蕾。

こういうのは遠慮会釈なくカット(笑)

5本の雄しべは長中短揃っています、自家受粉や他家受粉ように分けているんでしょうか。

柱頭は花粉まみれ、これは自分自身の花粉かな、でも果実は出来ないそうです。コンデジで花粉の粒々が写るくらいだから相当大きそう。

花糸の基部には毛が生えている。

こちらは萼片じゃなく苞でしょうね、これも毛が生えている。

茎にも伏毛が密生。

心形の葉、これは浅く3裂しているが裂け方は様々。

ヒルガオ科サツマイモ属
(6月17日撮影)
2020.
06.
27
海岸に生えているアメリカノウゼンカズラ、下は砂浜なのにそれを覆い隠すほど繁茂しています。

ノウゼンカズラと比べて色が濃く朱赤色で花筒部分が長い。

花冠も小さいそうですがこれでも十分大きいから比較しないと分かりづらい、花冠は浅く5裂。

上唇に沿って長短2組の雄しべ、シソ科でよく見られる特徴ですがこれは別の科、科を超えて同じ特徴が見られるのは優位な点があるんでしょうね。

花をカットしてみました、長い花糸がよくわかります。

大きな2室の葯を持つ、花粉が出ているようです。

柱頭は2裂だがこれはまだ開いていません。

蕾の様子、既に5裂する切れ目が出来ている。

奇数羽状複葉、小葉は3-7対。

大分離れた別の場所、ここも砂浜です。

ここも寄りかかる相手がいないからブロック塀を登っています。

寄りかかっているわけではなくしっかりくっついているようで剥がす時は抵抗がありました。

付着根を出して登っていくようです、白い突起のように見えているのが付着根のようです。

ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
(6月17日撮影)

ノウゼンカズラと比べて色が濃く朱赤色で花筒部分が長い。

花冠も小さいそうですがこれでも十分大きいから比較しないと分かりづらい、花冠は浅く5裂。

上唇に沿って長短2組の雄しべ、シソ科でよく見られる特徴ですがこれは別の科、科を超えて同じ特徴が見られるのは優位な点があるんでしょうね。

花をカットしてみました、長い花糸がよくわかります。

大きな2室の葯を持つ、花粉が出ているようです。

柱頭は2裂だがこれはまだ開いていません。

蕾の様子、既に5裂する切れ目が出来ている。

奇数羽状複葉、小葉は3-7対。

大分離れた別の場所、ここも砂浜です。

ここも寄りかかる相手がいないからブロック塀を登っています。

寄りかかっているわけではなくしっかりくっついているようで剥がす時は抵抗がありました。

付着根を出して登っていくようです、白い突起のように見えているのが付着根のようです。

ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
(6月17日撮影)