2020. 06. 04  
ツボミオオバコの側に生えていた本家オオバコ、こんな時でもないとなかなか写す機会がありません。
オオバコ

これはすぐ近くの別の株、根生葉を広げて中心部から何本もの花茎を伸ばしている様子がわかります、すぐ右側にもありますが葉柄があまり長くないので根生葉の広がり方が随分違います。
オオバコ

やはり下から咲き上がっていく花穂、雌性先熟ですがヘラオオバコ程境界ははっきりしません。
オオバコ

雌性期の花、長い柱頭には毛が生えているのがはっきりわかる、萼片は4枚、その下に花を支えるように見えているのが苞で先端が赤みを帯びる。
オオバコ

雄性期の花、でもまだ柱頭も機能しているような気もする。
オオバコ

十字形に開いているのが花被片でしょうか、左の花では花糸が出ているのがわかる、一つの花に4本。
オオバコ

葉の形は割と変化がある、縁が波打ち3行脈が目立つ。僅かに毛が生えているが茎は無毛のようです。オオバコと言えば踏まれ強い丈夫な野草というイメージがありますが実際は競争力が弱く踏み荒らされて他の野草があまり生えないような場所じゃないと生えられないというのが現実だとか。そりゃどんな生物だって楽して生きたいよね。
オオバコ

オオバコ科オオバコ属

(5月29日撮影)
2020. 06. 04  
オオバコ(右)とツボミオオバコ(左)が同居していたので思わず撮影、葉や花穂の様子が違うので区別は容易です。
ツボミオオバコ

どちらも花穂が同じくらい伸びている、ツボミオオバコの方が群生する傾向があるような。
ツボミオオバコ

花が開かず蕾だけのように見えるので蕾大葉子。
ツボミオオバコ

でも実際にはわずかだけど開いています。もっとはっきり開く様子はこちらから、この日も探してみたけど見つからなかった。
ツボミオオバコ


糸のようなのが出ていますが雌しべのようです、御しべは出てこないようだ。ツボミオオバコ

褐色に見えているのが花弁、その下に緑色に見えているのが萼片、ともに4枚、更にその下に見えているのが苞のようです。
ツボミオオバコ

葉は根生葉だけで倒狭卵形、基部は狭まって柄となる。
ツボミオオバコ

葉の表面に毛が密生している。
ツボミオオバコ

茎にも毛が密生。
ツボミオオバコ

オオバコ科オオバコ属

(5月29日撮影)
2020. 06. 04  
広場に群生しているヘラオオバコ、台地上の遊歩道でも多く見かけます。
ヘラオオバコ

雄しべの様子がまるでアンテナを伸ばしているようで割と好み。
ヘラオオバコ

下から咲き上がっていく、雌性先熟で雄性期は短そうでその境目がくっきり。
ヘラオオバコ

雌性期の花、糸のような柱頭が伸びている、右側に見ているのが一番伸びた状態、毛が生えているのがわかる。一つの花は苞と萼があるそうですがこの状態では区別しづらい。
ヘラオオバコ

長く伸びた花糸に白い葯、一つの花に4本の雄しべがあるそうです。
ヘラオオバコ

花後の様子、御しべは落ちていますが雌しべはまだ残っているのがあります。
ヘラオオバコ

茎葉はなく根生葉だけ、これがヘラ型なのでヘラオオバコ、平行脈の特徴的な葉なので花が咲いてなくてもわかりやすい。
ヘラオオバコ

オオバコ科オオバコ属

(5月13日撮影)
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平家蟹

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