2020. 06. 19  
薄暗い林内に咲いていたイチヤクソウ、ちょうど木漏れ日のスポットライトがあたっていた。
イチヤクソウ

雰囲気はいいけどさすがに白飛び気味。
イチヤクソウ

逆光気味に撮るとちょうどよかった、2本の茎が出ているようです。
イチヤクソウ

下向きに開いた花を咲かせるので下から仰ぎ見るように撮るのが好み。
イチヤクソウ

総状花序ですがてっぺんはきっかり終了、小さな蕾がダラダラ続くよりこの方が花序を一層美しくしている。
イチヤクソウ

花序は割と好みですが一つの花のドアップは割と不気味。
イチヤクソウ

雄しべは花弁に反って伸び、雌しべは下向きに突き出て先端が曲がる。
イチヤクソウ

割と太い花糸を持った雄しべ
イチヤクソウ

雄しべは10本、葯は2室で先端に穴が開いている。
イチヤクソウ

花柱は太く柱頭も同じ大きさ、黄褐色になり凹凸があるようだ。
イチヤクソウ

側に小さな株、一つしか花を付けておらずまるでろくろ首。
イチヤクソウ

初めてここを見つけた時はもっと多く咲いていたのですが年々少なくなっているような。1枚目のような多くの花を付けていたのはあれだけでした。
イチヤクソウ

去年の果実が残っている、果実が全て次のシーズンまで残るのなら結実率は悪いのかな。
イチヤクソウ

円形または広楕円形の葉、植物の中で円形の葉というのも意外と珍しいかも。
イチヤクソウ

近くにすっかり花が終わっているのがありました、秋吉台では何ヶ所かで見ていますがここが一番早く咲くみたい。
イチヤクソウ

花弁が落ち雌しべだけ残った花。
イチヤクソウ

ツツジ科イチヤクソウ属

(6月9日撮影)
2020. 06. 19  
林道脇に咲いていたオオルリソウ、車を走らせながらでも気が付きましたがもっと上に多く生える場所があるはずなのでここはパス、でもそちらは全く生えておらず一緒に生えているはずのオオルリソウもなかった。オニルリソウはあちこちで見られるけどオオルリソウは少ないので痛い。
オニルリソウ

近くに2株、左のは花を咲かせ初めたばかり、右のはまだ花がなかった。
オニルリソウ

更に下った行くともう一株、枝を長く横に伸ばしてオニルリソウらしい姿でした。
オニルリソウ

枝の先端がムラサキ科らしい巻散花序になっていますがこれはすぐ目立たなくなります。
オニルリソウ

青紫色の花、大きさ4,5mm、花弁基部に膨らみがある。
オニルリソウ

雄しべは5本、褐色の両側から黄色い花粉が出ている。
オニルリソウ

1,2枚目のはまだ果実が出来ていませんでしたが3枚目のは果実が出来ていた、すぐ果実になります。これはまだ萼片が反ってないが熟すと反ってきます、オオルリソウは反らないし果柄も短い。
オニルリソウ

果実は4分果、突起状の毛が生えている、先端が膨らんでいるが腺毛ではなく面ファスナーと同じ仕組みでくっつく。
オニルリソウ

葉は互生し長楕円状披針形~広披針形、ムラサキ科らしい凹んだ葉脈がくっきり。
オニルリソウ

裏側には疎らに毛が生えているようです。
オニルリソウ

茎に開出毛が密生、オオルリソウは伏毛、葉柄にも毛が生えている。
オニルリソウ

それにしても凄い毛の生えっぷり、これが鬼のイメージなんでしょうか。でも昔話に出てくる鬼には毛むくじゃらのイメージはないですけどね。
オニルリソウ

ムラサキ科オオルリソウ属

(6月9日撮影)
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平家蟹

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